【エヴァンゲリオン】渚カヲルは作品内で一番かっこいいキャラ?人気の理由は?
エヴァンゲリオンに登場する渚カヲルが、作品内で一番かっこいいキャラと言われているのは一体何故でしょう。ミステリアスな渚カヲルの正体、作中で語られた名言や、エヴァ屈指の名シーンを細かく解説し、かっこいい渚カヲルの人気の理由について考察していきます。
目次
渚カヲルとは?
渚カヲルのプロフィール
- 名前:渚カヲル
- 生年月日:2009年9月13日
- 年齢:15歳
- 身長:162cm
- 血液型:不明
エヴァンゲリオンに登場する渚カヲルは、エヴァ弐号機のパイロットである惣流・アスカ・ラングレーの代理として送り込まれたフィフスチルドレンです。エヴァ零号機のパイロット、綾波レイと同じく過去を抹消されています。エヴァンゲリオンに初めてテスト搭乗した際、弐号機とシンクロするという非凡な才能を見せつけており、イケメンな容姿とミステリアスな雰囲気を持つ人物です。
渚カヲルの搭乗機体
渚カヲルは、TVアニメ版のエヴァンゲリオンでは、弐号機に搭乗しています。元々、弐号機に搭乗していた惣流・アスカ・ラングレーが精神崩壊を起こしてしまったため、代わりにフィフスチルドレンとして渚カヲルが搭乗しました。さらに、エヴァンゲリオン新劇場版:破ではMark.06、新劇場版:Qでは第13号機に搭乗しています。
エヴァンゲリオンの概要
新世紀エヴァンゲリオンは、庵野秀明さんによるSF・ロボットなどがテーマのオリジナルアニメーションで第3次アニメブームのきっかけを作った作品です。1995年からTVアニメとして放送開始され、1996年に全26話で完結しています。斬新な設定と人気の高さから1997年にはTVアニメ版とは違った結末を描いた劇場版も公開されました。1995年から2013年までヤングエースに19年間連載されており、完結後も国内外問わず根強い人気を得ている作品です。
エヴァンゲリオンのあらすじ
エヴァンゲリオンは、西暦2000年に起きたセカンドインパクト(大災害)によって人口が半減した15年後の世界を描いています。14歳の主人公・碇シンジは別居していた父親・碇ゲンドウに呼び出され、第3東京市に向かいます。父親は国連の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令官を務めており、シンジはエヴァンゲリオン(汎用人型決戦兵器)の初号機パイロットとして使徒と戦うことを命じられます。零号機パイロット・綾波レイが負傷しているのを見て渋々初号機に乗り込みますが、様々な苦難が訪れます。
渚カヲルは作品内で一番かっこいい?魅力や人気の理由を考察
かっこいい魅力①美形すぎる容姿
渚カヲルのかっこいい魅力①美形すぎる容姿について解説していきます。渚カヲルは、エヴァンゲリオンに登場するキャラクターの中で1番イケメンと言われています。アッシュグレイの髪に色白な肌、赤い瞳という王子様ルックスで女性ファンを虜にしました。
かっこいい魅力②知性的
渚カヲルのかっこいい魅力②知性的について解説していきます。渚カヲルのセリフは、抽象的で難解な言い回しが多く真意を汲み取ることが難しいものばかりです。しかし、難解で含みのある言い回しは、エヴァファンの間では物語の伏線になっているのではないかと、様々な考察を生んでおりイケメンで知性的な渚カヲルにファンたちは翻弄されているようです。
かっこいい魅力③ミステリアスな雰囲気
渚カヲルのかっこいい魅力③ミステリアスな雰囲気について解説していきます。渚カヲルは、ぞっとするほどの美しさと表現されるほど整った容姿を持ち、常に笑顔を絶やさないミステリアスな雰囲気を纏っています。経歴を全て抹消されており素性が明かされておらず、謎の多いキャラクターです。イケメンですが謎の多い渚カヲルは、敵か味方か分からずエヴァファンを悩ませているようです。
渚カヲルのかっこいいイケメンな名言や名シーン
渚カヲルの名言①「歌はいいね…」
歌はいいね、歌は心を潤してくれる。リリンが生みだした 文化の極みだよ。
出典: anitype.jp
名言①「歌はいいね…」は、エヴァンゲリオンで主人公・碇シンジと渚カヲルが初めて出会ったシーンで渚カヲルが言ったセリフです。エヴァファンなら知らない人はいないのではないか、と言われるほど有名な名言です。リリンとは人間を示しており、使徒である渚カヲルにとって心を潤してくれる歌を人間文化の極みとまで表現しています。神秘的でかっこいい渚カヲルの初登場は、まさにエヴァ屈指の名シーンでしょう。
渚カヲルの名言②「他人を知らなければ…」
他人を知らなければ裏切られることも、互いに傷つくこともない。でも 寂しさを忘れることもないよ。
出典: anitype.jp
名言②「他人を知らなければ…」は、作中で人との関わりを拒絶する発言をするシンジに対して渚カヲルが言ったセリフです。大浴場で人との関わり方について語り合う2人ですが、傷つくことを恐れて他人を拒否しがちなシンジに対して、そのままの状態でいても、寂しさは癒えないと渚カヲルは諭しています。
渚カヲルの名言③「人間は寂しさを永遠に…」
人間は寂しさを永遠になくすことは出来ない。人は一人だからね。ただ、忘れることが出来るから、人は生きていけるのさ。
出典: anitype.jp
名言③「人間は寂しさを永遠に…」は、人との関係を拒絶し、他人を避け距離をとろうとするシンジに対し渚カヲルが言ったセリフです。シンジの気持ちに寄り添いながらも核心をついてくる渚カヲルのセリフは、研究においても忘れることで寂しさや悲しい記憶を減らし、楽しい記憶を残すメカニズムが明らかになってきているそうです。
渚カヲルの名言④「生きていくためには…」
生きていくためには、新しいことを始める変化も大切だ。
出典: anitype.jp
名言④「生きていくためには…」は、ピアノの連弾を躊躇うシンジに対して渚カヲルが言ったセリフです。ネガティブ思考が身についてしまい、人間関係だけでなく新たな挑戦に対しても消極的なシンジに、行動するきっかけになるよう含みのある表現で誘っています。容姿だけでなく言動もイケメンな渚カヲルの名シーンです。
渚カヲルの名言⑤「償えない罪はない…」
償えない罪はない。希望は残っているよ、どんな時にもね
出典: anitype.jp
名言⑤「償えない罪はない…」は、エヴァンゲリオン新劇場版:Qでサードインパクトを起こしたシンジに対して渚カヲルが言ったセリフです。世界を半壊状態したサードインパクトは、自分の行動が原因で起きてしまったことを知り絶望するシンジに、どんな時でもやり直せる可能性があると諭している名シーンの1つです。
渚カヲルの名言⑥「反復練習さ…」
反復練習さ。同じことを何度も繰り返す、自分が"いいな"って感じられるまでね
出典: anitype.jp
名言⑥「反復練習さ…」は、エヴァンゲリオン新劇場版:Qに登場した渚カヲルがピアノを弾くシーンで、どうしたらもっとうまく弾けるようになるのか尋ねてきたシンジに対して渚カヲルが言ったセリフです。新しいことを習得するためには何度も繰り返すことが上達する秘訣であり、抽象的ながらも自分を納得させるためにも反復練習が必要であることを伝えている名シーンの1つです。
渚カヲルの名言⑦「常に人間は心に痛みを…」
常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる。ガラスのように繊細だね。特に君の心は。
出典: anitype.jp
名言⑦「常に人間は心に痛みを…」は、名シーンの多い第弐十四話「最後のシ者」でのストーリーで渚カヲルがシンジに対して言ったセリフです。人間関係が複雑な社会において、最も心に痛みを感じるのが他人からの拒絶と人との留別が挙げられます。特にシンジは人と関わることに対してネガティブで、他者に対して壁を作っています。しかし完全に人と関わることを諦めたわけではなく、心の底では他人との繋がりを求めており、このアンバランスさをガラスのように繊細と表現しています。
渚カヲルの名言⑧「人は無から何も作れない…」
人は無から何も作れない 人は何かにすがらなければ生きて行けない
出典: anitype.jp
名言⑧「人は無から何も作れない…」も、エヴァンゲリオン本編「最後のシ者」のストーリー中に渚カヲルが言ったセリフです。何かにすがらなければというのは、人間は心の支えになる何かがあることで生きていけると渚カヲルは伝えているのではないかと考察されます。心の拠り所があると人は安心して進むことが出来るのでしょう。
渚カヲルの名言⑨「今度こそ君だけは幸せに…」
碇シンジ君今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ
出典: anitype.jp
名言⑨「今度こそ君だけは幸せに…」は、エヴァンゲリオンの新劇場版:破で渚カヲルが言ったセリフです。覚醒してしまった初号機に対して、エンドロール後渚カヲルがロンギヌスの槍を刺し、初号機の鎮静化に成功します。今度こそという意味深なフレーズは、エヴァンゲリオンの作中では明らかになっていない、渚カヲルのループ説などをより感じさせファンの間でも人気のある名言です。
渚カヲルの名言⑩「僕は君に会うために…」
僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない。
出典: anitype.jp
名言⑩「僕は君に会うために…」は、名シーンが多いとされる「最後のシ者」で渚カヲルとシンジが語り合っている時の一言です。人間との関わりを億劫に感じるシンジに、渚カヲルは人間が嫌いなのかと問うと、NERVの司令官である父・碇ゲンドウは嫌いだったと答えています。渚カヲルがダイレクトに感情を表現している名シーンで、その後シンジも心を開いていきます。さらに新劇場版:Qでは「君に会うために生まれてきたんだね。」と断言した表現になっています。
渚カヲルの正体やシンジとの関係
渚カヲルの正体は使徒?
ミステリアスで謎の多い渚カヲルの正体について解説していきます。エヴァのキャラクターの中でも最もイケメンとして人気のある渚カヲルの正体は、実は人類最大の敵「使徒」でした。渚カヲルの肉体は、セカンドインパクトの際にアダムによって作られたもので、自由意思を司る天使とされる第十七使徒「タブリス」だったのです。いつも笑顔を絶やさないイケメンな渚カヲルは、魂はアダムという使徒、身体は人間という衝撃的な秘密を持っている存在でした。
渚カヲルは綾波レイと同じ?
正体が使徒であることが明らかになった渚カヲルは、エヴァンゲリオン零号機に搭乗する綾波レイとの初対面で、僕と同じだというセリフを言っている描写があります。実は綾波レイは、碇シンジの母親であり碇ゲンドウの妻である、碇ユイのクローンであることが作中でも描かれています。さらに、レイは第二使徒リリスの魂であり、人間の肉体を持つという渚カヲルを同じような存在でした。
渚カヲルと碇シンジの出会い
エヴァンゲリオンの主人公・碇シンジとミステリアスなイケメン渚カヲルとの出会いについて解説していきます。幾度となく訪れる使徒の襲来と戦いで、友人の鈴原トウジが大怪我をしてしまいます。責任を感じるシンジは、綾波レイの正体を知り衝撃を受け、さらに徐々に精神を壊していくアスカを目の当たりにし、シンジは心に傷を負います。そこへ突然現れた自分のことを知っている渚カヲルに対し、シンジは不信感を抱きます。しかし渚カヲルがフィフスチルドレンであることを知り、2人の距離は急接近します。
渚カヲルは弐号機を起動させ地下のリリスへと向かう
仲を急速に深めていたシンジと渚カヲルですが、十七使徒である渚カヲルは自身の務めを果たすため弐号機を起動させ、地下のにあるリリスへと向かいます。起動と同時にアラームが鳴り響き、現状を知ったシンジは渚カヲルに裏切られたと思い、咆哮し初号機で追撃します。地下にいるアダムへの接触を図ろうとした渚カヲルは、セントラルドグマに着いてそこにいたのがリリスだと知り、目的を中止しました。
渚カヲルのシンジへの遺言
セントラルドグマに着いて、そこに幽閉されていたのがアダムではなくリリスだったことを知った渚カヲルは、自身が騙されていたことに気付きます。そして追撃してきた初号機に補完された弐号機、搭乗している渚カヲルは自身を殺すように頼みます。問いかけるシンジに遺言だと言い、自分を殺さなければ人類が滅びてしまうこと、自分にとって生と死は同価値だということを伝えます。渚カヲルは君に会えてうれしかったとシンジに伝え、望み通り初号機によって握り潰されました。
渚カヲルのエヴァ新劇場版:序と破での活躍
エヴァンゲリオン新劇場版:序と破に登場した渚カヲルはかっこいい容姿と圧倒的な存在感で、ファンを魅了していました。新劇場版:序では、たった一言のセリフとほんの数分間しかない渚カヲルの登場シーンですが、インパクトの残る名シーンでした。さらに、漫画やTVアニメ版では弐号機に搭乗していた渚カヲルですが、新劇場版:破ではMark.06に搭乗しており初号機のサードインパクトを食い止めるかっこいい活躍を見せていました。
渚カヲルのエヴァ新劇場版:Qでの活躍
エヴァンゲリオンの終幕に向けてストーリーが進み始めた新劇場版:Qでは、14年の月日が流れた世界で、サードインパクトの原因はシンジが綾波レイのためにとった行動だったと渚カヲルが伝えます。シンジは現実逃避に陥りかけましたが、渚カヲルの寄り添いによって世界の修正するために、シンジは初号機、渚カヲルはエヴァ13号機に搭乗します。しかし碇ゲンドウによって阻止され、渚カヲルは自身の首につけたDSSチョーカーが発動したことで頭部が飛散しました。
渚カヲルとアスカは絡んだことがない?
エヴァンゲリオンに登場するキャラクターの中で、渚カヲルと惣流・アスカ・ラングレーは直接絡んだことはありません。渚カヲルが初登場した際、すでにアスカは精神崩壊を起こしており、入院していました。劇場版でも2人が直接対話をするシーンはなく、一度も絡んだことがないまま終わりを迎えていました。
渚カヲルの声優
渚カヲルの声優は「石田彰」
エヴァンゲリオンに登場する中で最もイケメンと言われているキャラクター「渚カヲル」の声を演じているのは、声優の石田彰さんです。石田さんは、ファンの間で石田ボイスと言われる独自の魅力を持っており、徹底した役作りに定評のあるベテラン声優です。ミステリアスな渚カヲルの世界観を壊さず、数々の名シーンを演じることが出来たのは、石田さんの声質や努力があってこそでしょう。
石田彰のプロフィール
- 名前:石田 彰(いしだ あきら)
- 生年月日:1967年11月2日
- 出身地:愛知県
- 血液型:O型
- 身長:163cm
- 体重:52㎏
あーさんの愛称で人気の声優石田彰さんは、幼い頃TVで見た『機動戦士ガンダム』がきっかけで声優業に興味を持ち始めました。日本大学藝術学部在学中に江崎プロダクション付属養成所に所属し、1988年から声優として活動を始めています。独特な声質の持ち主で、ファンからは石田ボイスと呼ばれており、少年から青年まで幅広い年代のキャラクターの声を演じています。キャラクターを演じる際の役作りを徹底しており、業界にもファンが多数いるベテラン声優です。
石田彰の主な出演作品
声優の石田彰さんは、『鬼滅の刃』の十二鬼月・猗窩座(あかざ)や『銀魂』の桂小太郎、『NARUTO -ナルト-』の我愛羅(があら)、『学園アリス』では鳴海先生、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のアスラン・ザラ、『夏目友人帳』の名取周一など人気のキャラクターの声優を担当しています。かっこいいイケメンキャラを演じていることが多いイメージですが、『深夜!天才バカボン』ではレレレのおじさんなどの声優としても活躍しています。
渚カヲルに対する世間での評判や人気
エヴァンゲリオンに登場するキャラクターの中で最もイケメンと言われ、多くの女性ファンを虜にした渚カヲルに、エヴァファンはどのように感じているのでしょうか。世間からの評判や人気をまとめていきます。
渚カヲルのかっこいい名言に自分も言われてみたい。と思いを叫ぶファンもいました。渚カヲルの登場しているシーンは全てが名シーンと感じられるほど、魅力的でエヴァファンからも非常に人気が高く、各シーンに対してかっこいいとつぶやく人が多く見られました。
渚カヲルについて、エヴァファンから「かっこいいけどどんな時も笑顔を絶やさないところが怪しく見える」という声も多く見られました。謎の多いキャラクターなため、敵なのか味方なのか…と疑惑を抱くファンもいました。
渚カヲルのかっこよさは、石田彰さんが声優を担当しているからだというエヴァファンも多くいました。容姿や言動だけでなく、渚カヲルのキャラクターにマッチした声の良さに惚れ込むファンも見られました。
渚カヲルは作品内で一番かっこいいキャラだった
エヴァンゲリオンに登場する渚カヲルは、ミステリアスな雰囲気を持ちエヴァの作中において最もかっこいいと言われるキャラクターでした。美しすぎる容姿と、知性的な渚カヲルが登場した場面は名シーンと言われるものばかりで、難解な名言を多く残しています。作中では、エヴァ弐号機とMark.06、第13号機に搭乗していますが、実はその正体は第17使徒タブリスでした。TVアニメ版だけでなく、新劇場版:序と破、Qでも登場シーンが少ないながらもインパクトを与える渚カヲルから今後も目が離せません。
この記事のライター
しばっち
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