エヴァンゲリオンの名言をキャラ別に紹介!有名なセリフからマイナーなものまで
『エヴァンゲリオン』は作中において数多くの名言が登場しています。そこで本記事では「TVアニメ版エヴァンゲリオン」を中心にキャラクター別で名言を紹介し、そのセリフが登場するかっこいい名シーンなども同時に振り返っていきましょう。
目次
【エヴァンゲリオン】とは?
エヴァンゲリオンの監督
『エヴァンゲリオン』の監督は脚本家、映画監督、カラー代表取締役社長など数々の肩書きを持つ「庵野秀明(あんのひであき)」です。山口県宇部市の出身であり、幼少期からアニメや特撮を好んでいました。大学から大阪芸術大学映像計画学科に進学し、在学中に「風の谷のナウシカ」への参加が決定し上京を果たします。そこから数々の大ヒット作を世に生み出し、現在もシンシリーズとして「ゴジラ」や「ウルトラマン」2023年3月には「シン・仮面ライダー」の上映が決定しています。
エヴァンゲリオンの概要
『エヴァンゲリオン』とは1995年10月より全26話で構成された大人気アニメとなっています。第3次アニメブームの火付け役となった作品であり、業界全体に激震を走らせたエヴァンゲリオンは「エヴァ以前、エヴァ以降」と揶揄されるほどの衝撃作品でした。深い人間心理の描写や人間関係の難しさがリアル過ぎるほどエグく表現され、当時の視聴者の間で大きな話題となります。映像やキャラクターデザインも評判であり、信者のようなファンも少なくありません。
エヴァンゲリオンのあらすじ
『エヴァンゲリオン』の舞台は西暦2015年です。主人公である14歳の少年「碇シンジ」は別居中であった父「碇ゲンドウ」から突然、第3新東京市へ呼び出されます。言われるがままに向かった先は、国連直属の非公開組織「特務機関NERV(ネルフ)」でした。ゲンドウはそこで総司令を務めており、初めて知った父の仕事にシンジは同様を隠しきれません。そこではシンジはゲンドウから、思いもよらなかった命令を下されるのでした。
【エヴァンゲリオン】シンジの名言や名セリフ・名シーン
碇シンジの名言①「僕は、エヴァンゲリオン…」
僕は、エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!!
出典: eva-fan.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第19話「男の戦い」にて登場します。エヴァには乗らないと決めたシンジの前に「第14使徒ゼルエル」が現れ、これまで一緒に戦ってきた「アスカ」や「綾波レイ」の瀕死状態を目の当たりにしてしまいます。心が揺れ動く中「加地リョウジ」に呼び出され背中を押されたシンジの足は、気付けばNERVへと向かっていました。「なぜここにいる?」とのゲンドウからの質問に対し、このセリフを叫びます。シンジの決意が固まったかっこいい名シーンでした。
碇シンジの名言②「逃げちゃダメだ…」
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第1話「使徒、襲来」にて登場します。突然父ゲンドウから呼び出され、エヴァンゲリオンに乗り、謎の敵「使徒」と戦うよう命じられたシンジでした。さらにシンジが乗らなければ、すでに包帯だらけで瀕死状態の「綾波」が乗るという状況に迫られます。自身の命がかかった選択を数秒で決断しなくてはいけない心理描写がリアルに表現された名セリフであり、エヴァンゲリオン代名詞のような名言となっています。
碇シンジの名言③「笑えば…」
笑えばいいと思うよ
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第6話「決戦、第3新東京市」にて登場します。「第5使徒ラミエル」はシンジと綾波の協力により殲滅します。しかし綾波は自らの命を厭わない捨て身の策でシンジを庇いました。戦闘後、シンジは綾波の安否を確認するため、急いでコックピットを開けると、無傷の綾波を確認しましす。安心のあまり目を潤ませるシンジに対し、綾波はこういう時自分はどんな顔をすればいいかわからないと質問します。2人のキャラが際立った名シーンでした。
碇シンジの名言④「動け、動け、動け…」
動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動いてよ!今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ。もうそんなのやなんだよ!だから、動いてよ!
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第19話にて登場します。「第14使徒ゼルエル」との激戦を繰り広げ、初号機は片腕を失いつつもあと一歩のところで活動限界をむかえます。途端に劣勢となった初号機はコアを剥き出しにされました。ここでのシンジの名セリフです。このセリフ後、呼応するかのように動き出す初号機がかっこいいシーンで、使徒の腕を引きちぎり失った片腕に取り込んで同化させます。この時のエヴァとシンジのシンクロ率は400%を超えていました。
碇シンジの名言⑤「殴られなきゃいけないのは…」
殴られなきゃいけないのは僕だ!僕は卑怯で、臆病で!…ずるくて、弱虫で…
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第4話「雨、逃げ出した後」に登場します。シンジはエヴァに乗ることについて、ずっと葛藤していました。NERVを離れ駅のホームまで来たシンジを見送りに現れたのは、クラスメイトの「鈴原トウジ」と「相田ケンスケ」でした。トウジは以前、学校でシンジを殴っており、その借りを返して欲しく自分を殴るよう頼みました。そんなトウジの態度に自分の現状を照らし合わせ、自分の本当の気持ちに気づき始める名シーンとなっています。
碇シンジの名言⑥「僕だって乗りたくて…」
僕だって乗りたくて乗ってるわけじゃないのに…
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第3話「鳴らない、電話」に登場します。先日のエヴァの戦いで被害を受けたトウジの妹は、入院してしまっていました。トウジはエヴァのパイロットに怒りを募らせており、すぐにパイロットがシンジであったことを突き止めます。トウジの怒りは収まらず放課後、校舎裏にシンジを呼び出し殴りつけました。この時のシンジのセリフです。このセリフは当然トウジの怒りを逆撫でしてしまい、もう一発殴られることになりました。
碇シンジの名言⑦「裏切ったな…」
裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったな!父さんと同じに裏切ったんだ!
出典: eva-fan.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第24話「最後のシ者」にて登場します。「渚カヲル」の登場回となっており、カヲルは最初から何故かシンジに好意をもって近づいてくるのです。シンジは動揺するも少しずつ打ち解け、カヲルの好意を受け自分からもカヲルに近づこうとしていきます。しかしその後、カヲルが怪しい行動を取るようになり「使徒」だったと判明します。それを知ったシンジの気持ちがこのセリフに集約されており、キャラ崩壊寸前まで追い込まれました。
碇シンジの名言⑧「ミサトさん…出ないんだ…」
ミサトさん…出ないんだ、涙。悲しいと思ってるのに、出ないんだよ。涙が。
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第23話「涙」にて登場します。精神攻撃を仕掛けてくる「第16使徒アルミサエル」との戦闘にて、零号機は自爆するような形で使徒を殲滅しました。目の前で綾波を失ったシンジは、後日空っぽの部屋で天井を見上げています。そんなシンジの元へ現れた「葛城ミサト」に対し、このセリフで打ち明けました。心から他人と触れ合うことを恐れ、避けているシンジのキャラクターが連想されるシーンとなっています。
碇シンジの名言⑨「目標をセンターに入れてスイッチ…」
目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ…
『エヴァンゲリオン』のこちらのセリフは、名言とは言いませんが印象的なシーンとして第3話に登場します。この時のシンジは無心でエヴァに乗っており、射撃訓練のシュミレーション中、このセリフを呟きながら仮想敵を銃でひたすら撃っていました。もはや自分の意思はそこになく、他人に言われたことだけをこなしています。そちらの方が人生は楽であるという描写がリアルな名シーンです。
碇シンジの名言⑩「知らない…」
知らない天井だ。
『エヴァンゲリオン』に登場するこちらのセリフは、作中随所に登場しています。目が覚めた時に見えた天井が、知らない場所である時にシンジが呟くセリフであり「病院の天井」や「ミサトの部屋の天井」を見た時に登場します。多くの場所を転々とする生活を強いられており「自分の居場所はない」というメッセージの込められた演出であることが、想像されるセリフとなっていました。
【エヴァンゲリオン】綾波レイの名言や名セリフ・名シーン
綾波レイの名言①「私には他に…」
私には他に何もないもの
出典: wordsforest.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第6話にて登場しています。「第5使徒ラミエル」との決戦間近、作戦開始の合図を待つシンジと綾波は静かにその時を待っていました。そこでシンジは兼ねてから気になっていた質問を綾波に投げ掛けます。それは綾波が「エヴァに乗る理由」でした。綾波それに対し「絆」と答え続けてこのセリフが飛び出しました。謎めいた綾波のキャラクターがより引き立った名シーンとなっています。
綾波レイの名言②「あなたは死なないわ…」
あなたは死なないわ、私が守るもの
出典: wordsforest.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言も第6話にて登場します。綾波は第5使徒を倒す作戦を伝えに、病室で寝ているシンジの元へ向かいました。そこで今回の作戦とスケジュールを伝えたのですが、あまりにも大掛かりな作戦にシンジは怖気づいてしまいます。そんなシンジに対して言い放ったセリフがこちらの名言でした。淡白な口調で重厚な内容を話すギャップ感が、非常にかっこいいシーンです。
綾波レイの名言③「私 にんにくラーメン…」
私、にんにくラーメン、チャーシュー抜き。
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第12話「奇跡の価値は」にて登場します。奇跡的な確率で無事使徒の殲滅に成功した子どもたちに、ミサトがラーメンを奢るのですが、ここで綾波がこの注文をしました。綾波が自分の意思を細かく伝え、キャラからは想像も出来なかったまさかのチョイスに、視聴者の間で話題となりました。さらにこのラーメンは後に、実際のカップ麺として商品化を果たします。
綾波レイの名言④「ごめんなさい…」
ごめんなさい。こういう時どんな顔すればいいか分からないの。
出典: animemanga33.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第6話に登場しており、シンジの名言で取り上げた「笑えばいいと思うよ」に続く、この綾波の質問がありました。駆けつけたシンジの心配した顔に動揺してしまい、初めての感情に戸惑う綾波が描かれており、ここのセリフの掛け合いはエヴァンゲリオン史上に残る名シーンとなっています。
綾波レイの名言⑤「ありがとう…」
ありがとう……感謝の言葉、初めての言葉。あの人にも言ったことなかったのに
出典: animemanga33.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第17話「四人目の適格者」に登場します。学校を休んでいた綾波の家へ、プリントを届けに向かったシンジとトウジでしたが、あまりの部屋の散らかりように、片付けを始めました。そこへ帰宅した綾波が、シンジを見つけ「あ……ありがとう」と伝えます。そして夜、その時のことを思い出し、自身の中で湧き起こる感情に驚いている綾波の名シーンです。これまでゲンドウしか知らなかった綾波の心は、確実に変化を見せているのでした。
綾波レイの名言⑥「これが涙?…」
これが、涙……泣いてるのは、私?
出典: animemanga33.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第23話に登場します。第16使徒アルミサエルから精神攻撃を受けた綾波は、精神世界へと潜っていきました。その世界では、使徒扮するもう1人の綾波との対話が始まり、綾波自身が1人で寂しいと思っていることを自覚させようとしてきました。ふと現実に戻ってきた綾波は自分の目から涙が溢れていることに驚きます。綾波のキャラクター性は確実に変化してきており、とうとう「寂しさ」を覚えてしまう名シーンでした。
綾波レイの名言⑦「たぶん私は3人目…」
たぶん私は3人目だと思うから
出典: animemanga33.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は前項のシーンから続いて登場します。「第16使徒アルミサエル」と同時に綾波も失ってしまい、意気消沈していたシンジとミサトでしたが、後日ミサトに一本の電話が入り2人は急いで病院へ向かいました。そこで再びシンジは綾波と対面します。喜びを伝えるシンジでしたが、これまでの綾波とはキャラが一変しており、続いてこのセリフが告げられます。シンジはこの綾波に対して明らかな違和感を覚えるのでした。
綾波レイの名言⑧「碇君と一緒にいると…」
碇くんと一緒にいると、ポカポカする。
出典: animemanga33.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」に登場します。絆創膏だらけの手になりながらも料理の練習を続ける綾波を知ったアスカは、シンジのことについてどう思っているのか問いただしました。そこで綾波は「わからない…」と言うも、続けてこのセリフを呟きます。それを聞いたアスカは綾波の元を離れ「それが好きってことだ」と1人呟く名シーンです。また綾波のキャラクターは、TV版と劇場版で大きく変化しているころが、見どころのひとつとなっています。
【エヴァンゲリオン】アスカの名言や名セリフ・名シーン
アスカの名言①「あんたバカ…」
あんたバカァ?
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は、アスカの代名詞と言っても過言ではありません。いわゆるアスカの口癖となっています。エヴァパイロットのエリートであり、プライド高いアスカは作中の随所において綾波やシンジをこのセリフで小馬鹿にしています。アスカのキャラクター性が集落されたかっこいい名言です。
アスカの名言②「傷つけられたプライドは…」
傷つけられたプライドは…10倍にして返してやるのよ
『エヴァゲリオン』のこちらの名言は第9話「瞬間、心、重ねて」にて登場します。「第7使徒イスラファエル」の殲滅には2人の動きをシンクロさせることが重要となり、2人で共同生活をし特訓を開始しました。しかしなかなか2人の息はうまく合わずに苦労します。そこで様子を見にきた綾波が、即興でシンジと動きを合わすことに成功するのでした。この出来事がアスカのプライドに火を付けます。アスカのキャラクター性がわかりやすく表現された名言でした。
アスカの名言③「誰かと話すって心地いいのね…」
誰かと話すって心地いいのね、知らなかった
『エヴァゲリオン』のこちらの名言は「エヴァンゲリオン新劇場版:破」に登場します。エヴァ3号機起動実験の搭乗者に自ら手をあげたアスカが、実験前にミサトと無線で会話を始めました。そこでアスカは最近思っていた自分の本心をミサトに打ち明けます。これまで隠していたアスカを見ることができる名シーンであり、ありのままの自分で生きて行けば良いことを示唆してくれる名言でした。
アスカの名言④「自分で自分を褒めて…」
自分で自分を褒めてあげたいからよ!
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第16話「死にいたる病、そして」に登場します。アスカがエヴァに乗っている理由を聞いた綾波に対して、その返答がこちらのセリフでした。「自分を認めれるのは自分だけである」というプライドの高さと、誉めてもらえる相手が他に居なかった寂しい過去を彷彿とさせつつも、力強さが窺えるかっこいい名言となっていました。
アスカの名言⑤「殺してやる…」
殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は「エヴァンゲリオン劇場版Air /まごこころを、君に」にて登場します。エヴァ量産機と戦う弐号機アスカでしたが、何度倒しても蘇る量産機に、瀕死の状態まで追い込まれてしまいました。しかしこんなところで負けるわけにはいかない、アスカの執念にも似た強い意思がこのセリフから伝わります。かっこいいと同時に恐怖をも感じる名シーンでした。
アスカの名言⑥「シンジなんかいなくったって…」
シンジなんかいなくったって、あんなの、あたし一人でお茶の子さいさいよ
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第19話に登場します。エヴァに乗ることを止めたシンジが、再び戦場に帰ってきた際に言い放ったセリフです。自分の能力に自信を持っているアスカだからこそのセリフであり、シンジが帰って来てくれた安心感を誤魔化しているようにも聞こえるアスカらしい名言でした。
アスカの名言⑦「女だからって…」
女だからってなんでこんな目にあわなきゃいけないのよ。子どもなんて、絶対いらないのに
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第22話「せめて人間らしく」に登場します。この時のアスカは精神的に不安定で、エヴァとのシンクロ率も低下してしまい、何をやっても上手くいかずにイライラしていました。そんな中、追い打ちをかけるかのように身体的な面からも負担がかかってきます。イライラの連鎖が止まらないアスカのワンシーンでした。
アスカの名言⑧「だから私を見て…」
だから私を見て!ママ!お願いだからママを辞めないで!
『エヴァンゲリオン』のこの名言は前項の流れから登場します。イライラしていたアスカでしたが、ここで新たに「第15使徒アラエル」が出現します。早く自分への評価が欲しいアスカは命令を無視して1人で戦闘を開始します。しかしこのアラエルも精神攻撃を仕掛けてくる使徒であり、アスカの精神に入り込んでくるのでした。アスカにとって母という存在が、いかに大きいものであるかが伝わり、アスカのキャラクターの根源となるエピソードが描かれた名シーンです。
【エヴァンゲリオン】渚カヲルの名言や名セリフ・名シーン
渚カヲルの名言①「歌はいいね…」
歌はいいね、歌は心を潤してくれる。リリンが生みだした 文化の極みだよ。
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第24話「渚カヲル」の登場シーンでのセリフです。カヲルは作中でも音楽を楽しんでいるシーンが多数描かれており、このセリフはカヲルの本心であることが想像できます。「人間」のことをあえて「リリン」呼びするあたりから、すでに登場時点でカヲルは人間でないキャラクターの可能性が示唆されていました。
渚カヲルの名言②「他人を知らなければ…」
他人を知らなければ裏切られることも、互いに傷つくこともない。でも寂しさを忘れることもないよ。
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』に登場するこちらの名言も第24話です。他人を拒絶して生きるシンジに対して、そのままでもメリットはあるが、しかしその選択した場合、それ以上のリスクを背負う可能性はあると、カヲルなりの優しい言葉でシンジに伝える名言でした。他人との関わりでしか、寂しさは埋められないということなのです。
渚カヲルの名言③「人間は寂しさを…」
人間は寂しさを永遠になくすことは出来ない。人は一人だからね。ただ、忘れることが出来るから、人は生きていけるのさ。
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言も第24話で、前項のセリフから続きます。寂しさをなくすことは出来ないと言いうのです。しかし人間には「忘れること」が出来るからシンジも大丈夫だ、と背中を押すセリフであり、人間を客観視するカヲルだからこそ言える、人間の真理をつくような深くかっこいい名言でした。
渚カヲルの名言④「生きていくためには…」
生きていくためには、新しいことを始める変化も大切だ。
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」にて登場します。シンジをピアノの連弾に誘う際にこのセリフで声をかけます。新しいことを始めるのはそれなりの労力が必要です。しかしそれをすることで新しい発見や学びを見つけることが出来るものです。現状維持は一番楽ですが、生きていくにはそれだけではいけないことを教えてくれる、カヲルのかっこいい名言でした。
渚カヲルの名言⑤「反復練習さ…」
反復練習さ。同じことを何度も繰り返す、自分が“いいな”って感じられるまでね
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言も「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のピアノのシーンにて登場します。どうしたらうまく弾けるようになるのか、とのシンジからの質問に対しこのセリフで返答します。自分が良いと思えば大丈夫という寛容で優しい返答には、カヲルのキャラクター性が非常に良く現れていました。
渚カヲルの名言⑥「償えない罪はない…」
償えない罪はない。希望は残っているよ、どんな時にもね
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言も「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」です。ニアサードインパクトを引き起こした原因が、自分の行動にあることを知ったシンジは、その光景を目の当たりにして絶望します。しかし、そんなシンジに対して言ったのがこちらのセリフでした。これは多くの人に希望を与える名言であり、もし何かあった時には思い出したいセリフです。
渚カヲルの名言⑦「常に人間は心に痛みを感じている…」
常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる。ガラスのように繊細だね。特に君の心は。
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第24話に登場します。シンジだけではなくみんな同じように感じていることを伝え、シンジのせいではなく「心はそういうものである」ということをカヲルは教えてくれました。他人と関わりたいが、傷つくのは怖い。人間はみんなそうなのです。そして「弱い」のではなく「繊細」という言葉選びができる、カヲルのかっこいい名言でした。
渚カヲルの名言⑧「人は無から何も作れない…」
人は無から何も作れない 人は何かにすがらなければ生きて行けない
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言も第24話に登場します。これも人間の本質を突いたセリフですが、カヲルなりの言葉でシンジに希望を与えているように聞こえます。シンジだけではなく、人は誰しも強くないことを伝えようとしていました。こういった名言の数々は、やはり人間ではないカヲルのキャラクターだからこそより深く刺さるのでしょう。
渚カヲルの名言⑨「碇シンジ君。今度こそ…」
碇シンジ君。今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のエンドロール後に登場します。サードインパクトが起こってしまったところで終了したかに思えましたが、最後に月から舞い降りてきたカヲルが初号機にカシウスの槍を突き刺し、サードインパクトを中断させるかっこいい名シーンです。そこでこのセリフが飛び出しました。ちなみに、エヴァンゲリオンの世界はTV版と劇場版で「ループ説」が噂されていますが、それを裏付けるかのようなセリフとなっています。
渚カヲルの名言⑩「僕は君に会うために…」
僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない。
出典: anitype.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第24話に登場します。父が嫌いであることを告白したシンジに対して、返答したセリフです。シンジを支えることが出来るのは自分しかいないと気づいた瞬間であり、またこんなかっこいいセリフを言われたシンジも嬉しくないわけが無く、カヲルに対して少しずつ心を開いていくのでした。
【エヴァンゲリオン】その他キャラの名言や名セリフ・名シーン
ミサトの名言「サービス…」
サービスサービス!
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は、ストーリー本編の最後「次回予告」にて登場します。次回予告を伝えるのはミサトの担当となっており、締めの決めゼリフとして使われていました。このセリフがあることで、より次回への話に期待を膨らませることができ、エヴァにおいてミサトの代名詞とも言える名言となっています。
加持リョウジの名言「大人はさ…」
大人はさ、ズルいぐらいがちょうどいいんだ。
出典: www.bingo616.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」にて登場します。シンジに缶コーヒーを奢りデートをしようと誘い出した加持が、連れて来たところはスイカ畑でした。そして連れてきたシンジに対し「給料分は働いてもらう」と冗談混じりに伝えるのです。先ほどのコーヒーが給料分だったということでした。しかしシンジを連れ出した加持の本当の目的は、ミサトのことを託したかったことであり、非常にかっこいい名シーンとなっています。
碇ゲンドウの名言「時計の針は元には戻らない…」
時計の針は元に戻らない。だが、自らの手で進めることはできる。
出典: blog.livedoor.jp
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は第22話に登場します。「第15使徒アラエル」を撃退するための作戦は、ターミナルドグマに幽閉されている第1使徒に刺さった「ロンギヌスの槍」を使用することでした。これに対し周りから「まだ早いのでは」と懸念を抱かれますが、このセリフを返答します。現実でも全くその通りに置き換えて聞くことができ「後悔するくらいなら早くやった方がいい」と言われているようにも聞こえる名言です。
赤木リツコの名言「ロジックじゃないものね…」
ロジックじゃないものね、男と女は
出典: animemanga33.com
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は「エヴァンゲリオン旧劇場版」にて登場します。天才技術者であっても、男女関係については頭で考えて理解できるものでは無い、というリツコのかっこいい名セリフでした。ゲンドウと愛人関係にあるリツコですが、ゲンドウは元々母と愛人関係にありました。少し常識を逸脱した関係性を築いてしまっているリツコらしからぬ、しかしいかにも人間味あるセリフとなっていました。
マリの名言「モード反転…」
モード反転!裏コード!ザ・ビースト!!
『エヴァンゲリオン』のこちらの名言は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」にて登場します。アスカの代役としてエヴァ弐号機に搭乗したマリがこのセリフで、弐号機をビースト化させました。リミッターが全て解除され、四足歩行になったそのエヴァの姿はまさに獣で、狂ったように戦闘を継続します。エヴァの本当の恐ろしさを見せられると同時に、マリもエヴァも非常にかっこいい名シーンとなっています。
【エヴァンゲリオン】名言に対する世間での評判や人気
『エヴァンゲリオン』に登場するかっこいい名言を、その名シーンと共に振り返って紹介してきました。ここではそんなエヴァンゲリオンに登場する名言について、世間でどのような評判があるのでしょうか。そのリアルな声を見ていきます。
『エヴァンゲリオン』の名言について、本記事でもひとつ取り上げましたが「葛城ミサト」のセリフに名言が多いことも話題となっていました。こちらは第3話に登場します。人間関係の本質を説いたセリフであり、考えさせられる深い内容となっていました。
『エヴァンゲリオン』という作品には、名言が少ないと思われている意見も一部見られました。そんな中でもNRVE副司令官「冬月コウゾウ」のセリフを取り上げていますが、本質を突いた、現代社会を生きる視聴者にも自分ごとに置き換えることが出来る深いセリフがあるようでした。
『エヴァンゲリオン』の名言について、圧倒的に多かったのが「名言が多すぎる」という意見でした。視聴者各々に「かっこいい」「深い」と感じているお気に入りの名言があり、エヴァ以外で聞いたことのあったセリフが、実はエヴァからのオマージュだったと知るケースは少なくないようです。
【エヴァンゲリオン】名言はかっこいいものばかりだった
『エヴァンゲリオン』に登場する数々の名言は、かっこいいものが多く、深く心に刺さるセリフが非常に多いことがわかりました。今自身の置かれている状況によって、昔とは違った印象を受けるセリフもあり、これこそエヴァンゲリオンが幅広い世代から愛される理由のひとつなのでしょう。ぜひこの記事をきっかけに本編をご覧ください。再度見直す方であっても、きっと新な発見があるでしょう。
この記事のライター
うら
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