【エヴァンゲリオン】綾波レイの名言集!謎の発言が多いヒロインのセリフとは?
エヴァンゲリオンに登場するメインヒロインの1人・綾波レイは感情表現が下手で不器用な性格をしていますが、ミステリアスな彼女から発せられたセリフには名言が多いです。本記事では綾波レイの名言について人気があるものやかわいいものを紹介していきます。
綾波レイはかわいいヒロイン
エヴァンゲリオンは人型兵器エヴァンゲリオンに乗って使徒と戦う少年少女たちの物語が描かれており、その中でヒロインとして登場する綾波レイは世の男を虜にしてしまうような人柄が魅力的で高い人気を誇っています。ここでは綾波レイの人物像からかわいい魅力を解説していき、エヴァンゲリオンの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。なお、本記事ではレイの正体や出生に関するネタバレが含まれているため、閲覧する際はご注意ください。
綾波レイのプロフィール
- 本名:綾波(あやなみ)レイ
- 生年月日:不明
- 血液型:不明
- 年齢:14歳
- 所属:NERV/EVA零号機専属操縦者、第3新東京市立第壱中学校2年A組
綾波レイはEVA零号機のパイロットに選ばれたファーストチルドレンです。寡黙で無表情な少女でアルビノの髪色と赤い虹彩を持った瞳が特徴的です。第壱話ではEVA初号機に乗ることを拒絶しているシンジの前に血のにじんだ包帯姿で登場し、シンジや視聴者らに強烈なインパクトを与えました。感情表現が苦手で不器用な言動が目立っていますが、物語の進行と共にシンジに心を開いていくと様々な感情を見せるようになります。
なお、彼女の正体は碇ユイの肉体にリリスの魂を注入して作られた人造人間です。人造であることから肉体のバックアップが多数存在しており、作中で2人目のレイが死亡した後に3人目が登場するといったシーンが実際に描かれています。バックアップを起動した時、つまりレイが新しく入れ替わる時は記憶は受け継ぐものの感情は受け継がないとされていましたが、その部分が生みの親であるゲンドウにとって誤算となりました。
エヴァンゲリオンの概要
エヴァンゲリオンは庵野秀明監督の下、GAINAXによって制作されたオリジナルアニメ作品です。2015年の世界を舞台に突如襲来した謎の生命体・使徒に少年少女たちが対抗していく物語が描かれており、第3次アニメブームを起こすほどの人気を博しました。2006年からは設定やストーリーを再構築したエヴァンゲリオン新劇場版の公開が始まり、2021年にかけて完結までを描いた全4シリーズが公開されました。
エヴァンゲリオンのあらすじ
西暦2015年の日本に使徒という謎の生命体が襲来すると、主人公の碇シンジは国連直属の特務機関ネルフの総司令である父親の命令で人型決戦兵器エヴァンゲリオンのパイロットになります。当初は父との関係修復や傷だらけになった綾波レイのために搭乗していたシンジでしたが、その日から様々な人と交流を深めていくと自らの意志を持つように成長していきます。そして最後には、自らが求める世界を創るために巨悪と戦うことを決意するのでした。
綾波レイの名言や謎のセリフ
初登場時からしばらくはヒロインでありながら寡黙な性格で謎多き少女を演じていた綾波レイでしたが、パイロットとしての日々を過ごしシンジたちと交流を深めていくにつれて感情を出すようになり、作中で様々な名言を残すようになりました。ファンからはその人柄の移り変わりにかわいいと人気が集まっています。ここではメインヒロイン綾波レイの名言や謎のセリフを紹介していきます。
綾波レイの名言①「あなたは死なないわ…」
あなたは死なないわ、私が守るもの
出典: bibi-star.jp
第六話にて、シンジは第5使徒ラミエルに負けたことで使徒と戦うことに軽いトラウマを抱えるようになります。元々戦うことを好まず、パイロットになった理由も理不尽を押し付けられていたシンジにとってその恐怖心は簡単に拭いきれるものではなく、EVA初号機を前にすると思わず身がすくんでしまいます。
そんな彼の心情を察したレイは安心させてあげようと上記のセリフを言ってあげました。女性ながら使徒との戦いに恐れを抱かないレイのそのセリフは、それまであまり感情的なことやレイが珍しく心に思ったことを口にした瞬間で、その一言がシンジにとって心の支えになりました。
綾波レイの名言②「この子たちはこの中でしか…」
この子たちは、この中でしか生きられないもの。私と同じ
出典: bibi-star.jp
エヴァンゲリオン新劇場版:破にて、狭い水槽の中を泳いでいる魚を見ていたシンジは、自分の存在価値が分からないことからもっと広いところで泳げばいいと言い放ちます。その返事にレイは上記のセリフを口にしました。レイにとって自分の居場所とはエヴァに乗ることだけと思っていたレイの心情を表したセリフであり、過酷な世界に身を置く少年少女たちの葛藤が巧みに表現されています。
綾波レイの名言③「こういう時…」
こういう時、どんな顔をすればいいのか、分からないの
出典: ticketjam.jp
第六話にて使徒ラミエルのレーザーから身を挺してシンジを守ったレイでしたが、その後零号機が大破してしまいます。シンジは血相を変えて零号機へ走り寄ると、そこで無事な姿のレイを見つけ涙を流すほど喜びました。それと同時に「自分には他に何もないって、そんなこと言うなよ。別れ際にサヨナラなんてそんな悲しいこと言うなよ」と、レイが放っていた言葉を嗚咽を洩らしながら否定します。
それだけ号泣していたシンジにレイは困惑していると、「なに泣いてるの?」と思っていたことを正直に訊き、なおもシンジが泣き続けると上記のセリフを口にしました。それに対してシンジはたった一言「笑えばいいと思うよ」と返します。その後レイが作中で初めて見せた笑顔はとてもかわいいもので、この瞬間は作中屈指の名場面となりました。
綾波レイの名言④「碇君がもう…」
碇君がもう、エヴァに乗らなくていいようにする
出典: ticketjam.jp
エヴァンゲリオン新劇場版:破にて、レイはシンジを守るために爆弾を抱えて使徒に特攻することを決意します。それまでエヴァに乗って戦うことだけが自分の存在理由と考えていたレイでしたが、シンジと積み重ねてきた日常から彼との間に絆を感じるようになり上記のセリフを言うようにまでなりました。それまで誰かのために戦ったことがなかったレイがシンジによって成長したのが分かるセリフであると同時に、彼女が自分の意志で生きることを意識し始めた瞬間でもありました。
綾波レイの名言⑤「ありがとう…」
ありがとう。感謝の言葉。初めての言葉。あの人にも言った事なかったのに。
出典: bibi-star.jp
第拾七話にて、具合が悪くて学校を休んだレイをシンジは心配して彼女の家を訪れました。シンジと一緒にトウジもついてくると、彼は何もない殺風景な内装に驚くものの、一度訪れたことがあったシンジはそれを気にすることなく家の掃除を始めていきます。
しばらくしてレイが学校から帰宅してくると、彼女は上記のように素直に感謝の気持ちを伝えました。この時、レイにとっては唯一心を開いていたゲンドウにさえも感謝の言葉を言ったことがないことに気付き、彼女自身がそのセリフを謎に思い驚いてしまうというかわいいシーンになりました。
綾波レイの名言⑥「私 にんにくラーメン…」
私、にんにくラーメン、チャーシュー抜き
出典: bibi-star.jp
第拾弐話にて、レイは使徒を倒したご褒美として上司のミサトにラーメン屋へ連れられます。そこでラーメンの注文が始まると、レイは肉が苦手だったことから上記のように店主に言いました。無感情に見えるレイが自我を出して苦手なものを省いたかわいいシーンですが、セリフのインパクトが強かったせいか謎の人気を集め、後日にんにくラーメンチャーシュー抜きのカップラーメンがコラボ商品として発売され話題となりました。また、このセリフはアドリブだったと明かされています。
綾波レイの名言⑦「碇君の臭いが…」
碇くんの臭いがする
出典: bibi-star.jp
第拾四話にて、レイはそれまでシンジが乗っていたEVA初号機に初めて搭乗することになりました。実際に初号機に乗る際に放った言葉が上記のセリフで、無感情で謎まみれだった彼女がシンジに心を許しているのが分かったかわいい名言です。また、このセリフがきっかけしたのか、後日シンジの香りがするフレグランスミストが発売されファンの間で話題になりました。
綾波レイの名言⑧「碇君と一緒にいると…」
碇くんと一緒にいると、ぽかぽかする
出典: bibi-star.jp
エヴァンゲリオン新劇場版:破にて、シンジは誰も傷つけないような接し方や心優しい性格によって作中メインヒロインの2人、アスカとレイから好意を向けられるようになります。そのことに薄々勘付いていたアスカはレイに対してシンジをどのように思っているのか直接訊くことにしました。その解答としてレイが放ったセリフが上記のものです。
実際に答えている時にレイの頬は赤く火照っており、間違えようのないその正直な気持ちにアスカは苛立ちを抑えきれず暴言を吐いてその場から去っていきました。他人に素っ気ないレイでも心を開いたシンジに対しては正直でヒロインらしい一面が垣間見えた名場面です。
綾波レイの名言⑨「これが涙?…」
これが涙。初めて見たはずなのに、初めてじゃないような気がする。私、泣いてるの? なぜ、泣いてるの?
出典: bibi-star.jp
第弐拾参話にて、使徒アルミサエルと戦っていた2人目のレイは精神を侵略してくる攻撃に魂がすり減る思いで食らいついていました。ミサトからは危険になったら零号機を捨てて逃げるように言われていましたが、レイはA.T.フィールドが消えてしまうとシンジに被害が及ぶことを危惧し自爆することを選びます。
その後3人目のレイが登場すると、彼女は全てがリセットされたはずでしたが自然と涙が流れ出しました。初めて涙を流したこと、そして自分が泣いている理由を素直に理解できなかった彼女の口からは上記のセリフが出てきました。全てがリセットされて絶望感が強かった場面でしたが、その涙によって心打たれた視聴者が続出した作中屈指の名シーンです。
綾波レイの名言⑩「生は、死の始まり…」
生は、死の始まり。死は、現実の続き。そして再生は、夢の終わり。私のこと、好き?微笑は、偽り。真実は、痛み。溶け合う心が私を壊す
出典: bibi-star.jp
シンジと交流を深めていくことで様々な感情を表現できるようになったレイは、それまで抱いていた思考にも変化が表れていました。上記のセリフはその変化を語ったもので、初登場した時から彼女の中で様々な感情が芽生えていったことが明らかになったかわいい名言です。
綾波レイの声優
エヴァンゲリオンは社会現象を巻き起こすほどの人気を集めましたが、その理由としてキャラクターの繊細な心理描写や壮大なストーリーの他に、声優による感情のこもった演技も含まれていることでしょう。その証拠にエヴァンゲリオンで主演を担当した声優は他の作品でも主役級のキャラクターを演じていることが多いです。ここでは綾波レイを演じた声優のプロフィールと代表作についてまとめていきます。
綾波レイの声優は「林原めぐみ」
エヴァンゲリオンにて綾波レイを演じた声優は林原めぐみさんです。本作品に出演したことをきっかけに爆発的に知名度を上げた女性声優であり、第3次声優ブームを引き起こした発起人的存在としても有名です。声優業以外にも音楽活動を積極的に行っており、声優と音楽両方を兼業していく、いわゆる声優アーティストの礎を築いた人でもあります。アニメージュで開催されているアニメグランプリ声優部門では、通算12回のグランプリを受賞しています。
林原めぐみのプロフィール
- 性別:女性
- 出生地:東京都北区
- 生年月日:1967年3月30日
- 身長:156cm
- 血液型:O型
- 事務所:ウッドパークオフィス
- 声優デビュー時期:1986年(出演作『めぞん一刻』)
- アーティストデビュー時期:1989年
林原めぐみの主な出演作品
- 早乙女らんま(らんま1/2)
- 灰原哀(名探偵コナン)
- ムサシ(ポケットモンスターシリーズ)
- こむすびまん(それいけ!アンパンマン)
- 如月アキ(宇宙の騎士テッカマンブレード)
- パプリカ/千葉敦子(パプリカ)
綾波レイとシンジやアスカの関係
エヴァンゲリオンは主要キャラクターそれぞれが抱く葛藤や願望への心理描写が奥深い作品であり、綾波レイの場合、シンジやアスカといった周囲の人との交流が彼女の成長するきっかけに繋がっています。ここでは綾波レイとシンジ、アスカ、ゲンドウ、渚カヲルとの関係についてそれぞれまとめていきます。
綾波レイとの関係①シンジ
碇シンジはエヴァンゲリオンの主人公であり、EVA初号機に搭乗するサードチルドレンです。ネルフの総司令であるゲンドウを父に持ち、綾波レイのオリジナルであるユイが母親に当たります。シンジとは初めて出会った時から良好な関係を築いていきますが、実はユイの遺伝子を半分受け継いでいたことからシンジとゲンドウには特別な思いを抱いていたのでした。
綾波レイとの関係②アスカ
アスカは作中メインヒロインの1人であり、EVA弐号機に搭乗するセカンドパイロットです。レイとは対照的な性格をしており、またアスカはレイに対して一方的なライバル心を向けていて、ゲンドウがレイのことを特別扱いしていることに「えこひいき」と揶揄したり、シンジに特別な思いを抱いていると知った時はその場で怒鳴ったりしています。
綾波レイとの関係③ゲンドウ
碇ゲンドウはネルフの総司令であり、シンジの実の父親です。レイを生み出した張本人であり、その目的は失ったユイを取り戻すためでした。作中ではレイにのみ不自然なほど気にかけている様子を見せており、EVA零号機が暴走した時は機外に放り出されたレイを自ら救出に向かい、負傷を顧みずに彼女を助けていました。
綾波レイとの関係④渚カヲル
渚カヲルはシンジの前に姿を現した謎の少年で、その正体は第17の使徒タブリスです。謎が多くレイと似たような人柄をしているカヲルは、初めてレイと会った時に「君は僕と同じだね」というセリフを残していました。これはカヲルが使徒であること、レイが人造人間であることをそれぞれ隠していることを表した伏線だったと考えられます。
綾波レイに対する世間での評判や人気
メインヒロインの1人である綾波レイの名言や人間関係についてまとめてきましたが、かわいいだけでなく謎も多い彼女のことをファンはどのように思っているのでしょうか?ここでは綾波レイに対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
エヴァンゲリオンファンの間で綾波レイは見た目や人柄すべて含めてかわいいと言われ、ヒロインの風格を表すほどの人気を博していました。無表情であまり口数が多くなかったレイがシンジとの交流で次第に変化していく様子は、見ている人に多大な愛おしさを感じさせたことでしょう。
綾波レイと言えばシンジから「笑えばいいよ」と言われて初めて笑顔を作るシーンを思い浮かべる人が多いそうです。このシーンは作中屈指の名シーンとしてファンの間で語り継がれており、そのシーンをきっかけにレイを好きになったという人も多くいました。
綾波レイの魅力の1つとして声優の林原めぐみの演技も欠かせないと語るコメントも見受けられました。林原さんはこの作品をきっかけに数多の作品に出演するようになっており、本人やファンにとって綾波レイというキャラクターが特別なものになっていることでしょう。
綾波レイの名言はかわいいだけでなく謎も多かった
綾波レイの名言はその時の彼女の心情を読み取れるような素直で正直なものが多く、その純粋な人柄を見ればファンから人気が高いヒロインであることも納得できます。もしも原作を見たことがないという人は、ぜひエヴァンゲリオン原作で綾波レイの活躍や名言をチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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