【エヴァンゲリオン】赤木リツコの人物像や人間関係を徹底解説!名言も紹介
『エヴァンゲリオン』に登場する赤木リツコは、エヴァンゲリオンの開発責任者です。クールで知的な大人の女性で、物語の序盤から登場していますが謎の多い人物です。本記事では、赤木リツコの人物像や人間関係に加えて、名言や死亡したかについてを徹底解説していきます。
目次
【エヴァンゲリオン】赤木リツコとは?
『エヴァンゲリオン』に登場する赤木リツコは、特務機関NERV(ネルフ)本部に所属する科学者です。NERVの総司令である碇ゲンドウからも信頼を寄せられる程優秀で、使徒殲滅に関わる解析や作戦の立案などを主な仕事としています。赤木リツコの作中での活躍や人間関係を紹介する前に、まずは赤木リツコのプロフィールや『エヴァンゲリオン』という作品の概要とあらすじをおさらいしましょう。
赤木リツコのプロフィール
- 名前:赤木リツコ(アカギ リツコ)
- 誕生日:1985年11月21日
- 年齢:30歳
- 性別:女
- 血液型:B型
- 身長:161㎝
- 所属:特務機関NERV本部(技術開発部技術局第一課)
赤木リツコは、NERV本部でエヴァの開発に携わる科学者で総責任者という立場の女性です。エヴァ開発の総責任者という立場で、NERVが所有するスーパーコンピュータ「MAGI(マギ)」の管理も行っています。仕事の際には、コーヒーとタバコが相棒で、灰皿が常に吸い殻でいっぱいになる程のヘビースモーカーです。また、猫好きらしく、猫の小物を集めるのが好きという一面があります。科学者らしく常に白衣を羽織り、知的で落ち着いた口調で人と接します。
エヴァンゲリオンの概要
赤木リツコが活躍する『エヴァンゲリオン』は、1995年に放送されていたテレビアニメです。GAINAXとタツノコプロという2つのアニメ制作会社が共同で制作した作品で、1990年代を代表するSFロボットアニメとして有名です。国内外に熱狂的なファンが多く存在し、劇場版やアナザーストーリーを含む漫画化、ゲーム化など幅広いメディアで人気を博しています。
エヴァンゲリオンのあらすじ
両親の愛情を一切受けずに育った主人公・碇シンジは、ある日突然、特務機関NERVの総司令であり実の父親である碇ゲンドウから呼び出されて架空の都市「第3新東京市」にやってきます。そこで、謎の敵「使徒」との戦闘に巻き込まれ、NERVに所属する女性・葛城ミサトや赤木リツコと出会います。碇ゲンドウの指示で、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンの初号機パイロットとして任命された碇シンジは、世界を救う為の戦いに巻き込まれていくのでした。
【エヴァンゲリオン】赤木リツコの人物像や活躍
『エヴァンゲリオン』に登場する赤木リツコは、エヴァの開発責任者として、物語の核となる部分に多く登場するキャラです。その為、派手な活躍はあまりないものの、登場回数は非常に多くなっています。ここからは、『エヴァンゲリオン』本編での赤木リツコの活躍と、そこから見えてくる人物像を解説していきます。最終的に死亡したのかやネットで騒がれた太鼓を叩くシーンの真相についても併せて紹介します。
赤木リツコの性格
赤木リツコは、セミロングの金髪でミニのタイトスカートにピンヒールのパンプスを履いたセクシーな出で立ちの女性です。科学者の為、論理的に物事を考え、常に冷静な態度で人と接しています。クールな性格ではありますが、人に対して冷たい態度をとることは少なく、優しい口調で話すので部下達からも慕われています。その一方で、仕事に対して一切の妥協を認めたくない完璧主義者でもあります。
赤木リツコは死亡した?
『エヴァンゲリオン』は、物語の終盤に入ると、碇ゲンドウが押し進めている人類補完計画の権限を巡って、NERVの親組織「ゼーレ」からNERV本部に攻撃を仕掛けられます。そしてNERV職員のほとんどが死亡し、壊滅状態となってしまいます。そんな中、赤木リツコは人類補完計画を実行に移そうとする碇ゲンドウの前に立ちはだかりました。
碇ゲンドウを止める為、赤木リツコはMAGIのシステムを書き換えて自爆する道を選びます。しかし、MAGIの女としての人格が自爆装置を拒否した為に自害は失敗に終わりました。動揺する赤木リツコに対し、碇ゲンドウは銃口を向け、冷たく撃ち放ちます。銃弾を受けた赤木リツコはそのまま後ろに倒れ込み死亡します。
赤木リツコのテレビ放送版での活躍
エヴァンゲリオンの開発責任者として、常にNERV本部からパイロットに指示を出したり技術的な面でサポートしています。また、使徒の解析や対策を立案するといった裏の作業を一手に引き受けています。碇ゲンドウが押し進める人類補完計画にも携わっていて、人道的でない研究と批判する葛城ミサトとは対立もしていました。
物語の終盤では、ゼーレの圧力がかかりNERVに壊滅的な被害が発生する中、人類補完計画を実行しようとした碇ゲンドウと対峙しMAGIの自爆装置を使って自害を計ります。しかし、MAGIシステムに組み込まれていた赤木ナオコの女としての人格が自爆を拒否したことでシステムは作動しませんでした。計画が失敗に終わり動揺する赤木リツコに向けて、碇ゲンドウは銃を発砲します。銃弾は赤木リツコの体に命中し、そのまま死亡しました。
赤木リツコの新劇場版での活躍
テレビアニメ版同様に、エヴァンゲリオンの開発責任者として登場します。しかし、葛城ミサトと加持リョウジの2人と大学時代からの友人という過去以外は特に明かされていません。さらに、碇ゲンドウと愛人関係ではないという設定になっていた為、冷静に仕事をこなす科学者という立場になっています。パイロット達の心身をサポートするキャラとして活躍していました。
赤木リツコのシン・エヴァでの活躍
『エン・エヴァ』では、NERVに反旗を翻した旧NERV職員達から成る「ヴィレ」という組織で空中戦艦「AAA ヴンダー」の副艦長として登場します。ボブカットだった髪はベリーショートになり、すっきりとしたかっこいい見た目に変わりました。技術者であり艦長を務める葛城ミサトの最大の理解者として活躍しています。
太鼓を叩く赤木リツコとは?
冷静沈着でクールな印象が強い赤木リツコですが、太鼓を叩く姿がネットで話題になったことがありました。その真相は、公式から出されているタイピングゲーム『新世紀エヴァンゲリオン タイピング-E計画』の1枚絵が元となっています。ゲーム内のおまけステージをクリアすると見ることができる1枚絵で、ねじり鉢巻きにサラシを巻いた姿で太鼓を叩くという勇ましいイラストです。普段の落ち着きのある雰囲気とは正反対の姿に、ネットで話題になりました。
【エヴァンゲリオン】赤木リツコの人間関係
エヴァの開発やNERVの立ち上げに大きく携わった赤木リツコは、『エヴァンゲリオン』に登場する主要キャラ達と深い関係にあります。ここからは、『エヴァンゲリオン』本編から見る赤木リツコの人間関係について詳しく解説していきます。
人間関係①赤木リツコと赤木ナオコ
赤木ナオコは、赤木リツコの実の母親です。赤木ナオコも科学者であり、NERVのマザーコンピュータであるMAGIを開発し、その中に自身の人格プログラムを投入した人物とされています。仕事が忙しく、親子として接する時間はほとんどなかったようで、親子としての関係は冷めきったものとなっています。さらに、赤木ナオコは碇ゲンドウと不倫関係にありました。赤木リツコは、赤木ナオコを科学者としては尊敬する一方で、女性としては嫉妬や恨みの目で見ているようです。
人間関係②赤木リツコと碇シンジ
碇シンジは、エヴァンゲリオン初号機の専属パイロットです。赤木リツコとは、上司と部下といった関係で、エヴァンゲリオンについて何も知らなかった碇シンジに様々な情報を伝えています。また、使徒との戦闘でも作戦を伝えたり、技術面でサポートしていました。
人間関係③赤木リツコと葛城ミサト
葛城ミサトは、NERV本部の戦術作戦部に所属する女性です。2人は、大学時代からの同級生で親友という関係です。冷静沈着な赤木リツコと直情的な葛城ミサトは、性格は正反対ですが、公私共に仲の良い様子が描かれています。物語が進行するにつれ、考え方の違いから対立することも増えていきますが、互いに心配し合っていました。
人間関係④赤木リツコと加持リョウジ
加持リョウジは、NERV本部の特殊監査部に所属する男性です。葛城ミサトと同様に、加持リョウジとは大学時代からの同級生で、性別は違いますが親友に近い関係です。葛城ミサトと加持リョウジが恋仲にあった時も温かく見守っていました。NERVに入ってからは、仕事の同僚であり気軽に話せる友人といった関係になっています。
人間関係⑤赤木リツコと碇ゲンドウ
碇ゲンドウは、NERV本部の総司令です。エヴァンゲリオンの開発やNERVの立ち上げから一緒に仕事をするビジネスパートナーという関係です。また、プライベートでも親密な関係にあり、2人は愛人同士でもあります。しかし、赤木リツコの母・赤木ナオコも碇ゲンドウの愛人だったこともあり、親密な関係を持ちながらどこかで恨みにも似た感情を持っています。
人間関係⑥赤木リツコと伊吹マヤ
伊吹マヤは、NERV本部でオペレーターを務める女性です。赤木リツコとは、直属の上司と部下の関係であり、仕事に対して真面目な為、赤木リツコから最も厚い信頼を寄せられて指導を受けています。技術面でのサポートだけでなく、プライベートでも話をする程の仲です。
人間関係⑦赤木リツコと綾波レイ
綾波レイは、エヴァンゲリオン零号機の専属パイロットです。表面上は、上司と部下という関係で技術的なサポートを行っています。しかし、綾波レイがビジネスパートナーであり愛人でもある碇ゲンドウの妻・碇ユイの遺伝子をコピーして造られた人間であることを知っている為、嫉妬に近い感情を持っています。テレビアニメ版では、碇ゲンドウが綾波レイの代わりに赤木リツコをゼーレに差し出した為、無数の綾波レイのクローンを一気に破壊する暴挙に出ました。
【エヴァンゲリオン】赤木リツコの名言
『エヴァンゲリオン』の本編には、数多くの名言や名シーンが登場します。赤木リツコの名言は、どれも冷静に物事を見極めた上で発しているセリフが多く、考えさせられる内容となっています。ここからは、赤木リツコが『エヴァンゲリオン』の作中で発した名言の中から、赤木リツコの人間性が判る5つ紹介します。
赤木リツコの名言①「今を維持しようとする…」
今を維持しようとする力と変えようとする力、その矛盾するふたつの性質を共有しているのが生き物なのよ
出典: animemanga33.com
仲の良い葛城ミサトと加持リョウジの3人でバーで語り合う際に、赤木リツコが発した名言です。葛城ミサトが席を立っている間に、加持リョウジは赤木リツコにアプローチをかけます。しかし、赤木リツコはそれを軽く受け流し、上記の名言を2人に発します。人間は常に現状に満足しない生物であり、それは誰も同じであると2人に説いています。
赤木リツコの名言②「男と女は分からないわ…」
男と女は分からないわ、ロジックじゃないもの
出典: animemanga33.com
赤木リツコが、母親・赤木ナオコに発した名言です。赤木リツコは、生前の母・赤木ナオコと会話をした際に、葛城ミサトと加持リョウジの破局を伝えます。「お似合いだったのに」と残念がる母に対して、赤木リツコは、男女の仲はロジック(論理的)ではないと語ります。これは、親子揃って碇ゲンドウの愛人だったことにも当てはまる為、赤木リツコならではの名言です。
赤木リツコの名言③「奇跡を待つより…」
奇跡を待つより地道な努力よ
出典: animemanga33.com
使徒の殲滅を勢いで乗り切ろうとする葛城ミサトに対して、赤木リツコが発した名言です。新劇場版にて、現時点での使徒との勝率がほぼ0に近い状態になった赤木リツコ達。葛城ミサトは、それでも奇跡を信じて作戦を実行しようとします。そこで、赤木リツコは葛城ミサトを諭すように名言を発します。慎重で論理的な発想ができる赤木リツコらしい名言です。
赤木リツコの名言④「潔癖症はね…」
潔癖症はね、辛いわよ。人の間で生きていくのが。汚れたと感じた時わかるわ、それが
出典: animemanga33.com
エヴァンゲリオンの起動にダミーシステムを使用することに反対した伊吹マヤに対して、赤木リツコが応えた名言です。伊吹マヤは、少々潔癖症であり、不純と感じたものに対して嫌悪感に似た感情を抱いてしまう癖がありました。伊吹マヤのその性質を知った上で、赤木リツコは大事を成す為には汚れ仕事もしなくてはならないと優しい口調で厳しく諭します。
赤木リツコの名言⑤「母としての母さんは…」
母としての母さんは分からないわ。だけど、科学者としてのあの人は尊敬もしていた。でもね、女としては憎んでさえいたの
出典: animemanga33.com
葛城ミサトに対して、赤木リツコが発した名言です。NERVのスーパーコンピュータであるMAGIシステムについて話をする葛城ミサトと赤木リツコ。赤木リツコは、MAGIの中に開発者である赤木ナオコの持つ3つの人格が投影されていることを明かします。そこで赤木リツコは、母親のことを科学者としては尊敬にしつつも、家庭を顧みなかったことを理由に母や女の赤木ナオコを憎むように名言を吐き捨てました。
【エヴァンゲリオン】赤木リツコの声優
『エヴァンゲリオン』は、多くの実力派声優が声を担当していることで有名なアニメ作品です。その中に登場する赤木リツコは、知的で落ち着いた声が特徴のキャラです。ここからは、『エヴァンゲリオン』のアニメ版で赤木リツコの声を演じた声優について紹介していきます。
赤木リツコの声優は「山口由里子」
『エヴァンゲリオン』のアニメ版で、赤木リツコの声を演じた声優は、山口由里子さんです。山口由里子さんにとって、アニメで初めて演じた主要キャラが赤木リツコでしたが、この役がきっかけで一躍有名になります。赤木リツコは科学者の為、難しいセリフが多かったようですが、必死に頑張っていたと山口由里子さん本人が語る程、非常に思い入れの強いキャラとなっているようです。
山口由里子のプロフィール
- 名前:山口 由里子(やまぐち ゆりこ)
- 生年月日:1965年11月21日
- 血液型:B型
- 所属事務所:青二プロダクション
山口由里子さんは、円・演劇研究所の専攻科を卒業して声優になりました。声優になる前は、女優として主に舞台を中心に活躍していました。赤木リツコ役が決まると、落ち着きのある声が評判となり、声優として様々なアニメやゲームで活躍するようになります。水泳やウォーキング、料理など、多趣味な声優としても有名です。
山口由里子の主な出演作品
- 『ワンピース』ニコ・ロビン、ニコ・オルビア
- 『ポケットモンスターシリーズ』ジョーイ(2代目)
- 『キラキラ☆プリキュアアラモード』宇佐美さとみ
- 『テイルズ オブ ザ レイズ』ゲフィオン
穏やかで優しい声色の声優・山口由里子さんは、落ち着いた大人の女性役を多く演じています。中でも、『ワンピース』のニコ・ロビン役は、アニメ制作側からオファーがかかり決まった役であり、赤木リツコと並ぶ山口由里子さんの代表役ともなっています。
【エヴァンゲリオン】赤木リツコに対する世間での評判や人気
『エヴァンゲリオン』に登場する女性キャラは美人揃いです。その中でも、知的な科学者という設定の赤木リツコは、クール系美人としてファンから人気でした。
また、仕事中はタバコとコーヒーが手放せないクールな理系女子といった印象の持ち主ではありますが、趣味は意外にも猫の小物集めです。猫好きらしく、自宅で猫を飼っていたこともありました。かわいいものが好きというギャップも人気の一因となっているようです。
作中では、物語の終盤で碇ゲンドウと対峙し死亡してしまう赤木リツコ。親子で碇ゲンドウに振り回される様子は、視聴者にも辛い印象を与えたようです。さらに、ここで女としての母親に碇ゲンドウの殺害を阻止され、逆に殺されてしまうという展開は衝撃的でした。多くのファンが、赤木リツコの死亡を嘆いていました。
【エヴァンゲリオン】赤木リツコはかわいい一面のあるキャラだった
『エヴァンゲリオン』に登場する赤木リツコは、後ろめたい過去を持ちながらもクールで仕事のできる美人科学者でした。初見では冷たい女性に見えますが、作実際には、冗談を言ったり仲間や部下に対して優しい声をかけたりと、柔らかい印象を与えるキャラです。また、猫好きで猫の小物を集めるのが好きという意外な一面もギャップがあって人気でした。『エヴァンゲリオン』を視聴する際は、是非赤木リツコにも注目して楽しんで見てください。
この記事のライター
ルキナ
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