【名探偵コナン】ウォッカの性格や裏切り者説の真相は?ジンとの関係も調査
『名探偵コナン』に登場する黒ずくめの男・ウォッカについて調査しました。ウォッカは、『名探偵コナン』の第1話から登場し、黒の組織が関わるエピソードには毎回登場するキャラです。本記事では、そんなウォッカの性格やジンとの関係、裏切り者説について紹介します。
目次
【名探偵コナン】ウォッカとは?
ウォッカは、『名探偵コナン』に登場する黒ずくめの男の1人で、相棒のジンと行動を共にするキャラです。漫画、アニメ共に第1話から登場し、黒の組織が関係するエピソードではほぼ毎回登場しています。まずは、ウォッカのプロフィールや『名探偵コナン』の作品概要と大まかなあらすじを見ていきましょう。
ウォッカのプロフィール
- コードネーム:ウォッカ
- 本名:不明(作中で「魚塚三郎」と記名したことがある)
- 年齢:不明
- 誕生日:不明
- 血液型:不明
- 所属:黒の組織(幹部)
『名探偵コナン』に登場するウォッカは、黒の組織の一員で、真っ黒な帽子と分厚いサングラスをかけた恰幅の良い男性です。ジンと行動を共にしていて、ジンのことを「兄貴」と呼んで慕っています。標的に対して銃口を向けるなど、冷酷な性格をしていますが、その一方で、仲間の無慈悲な言動にうろたえたりフォローを入れたりと、人間味のある一面を覗かせる場面もあります。
ウォッカの名前の元ネタ
ウォッカが所属する黒の組織は、ボスの下に幹部クラスのメンバーがいて、幹部メンバーにはそれぞれお酒の名前がコードネームついています。ウォッカとは、小麦などの穀物から作られるスピリッツ(蒸留酒)で、ロシアや北欧の国でよく飲まれるアルコール度数の強いお酒です。色は無色透明ですが味と香りは強めで、北欧の方では冷やしてそのまま一気に飲む飲み方が一般的とされています。その他、ジュースなどで割ってカクテルとして飲むのも人気です。
ジンと共に世界四大スピリッツとして名を連ねていることもあり、『名探偵コナン』の中でもジンとウォッカはセットで登場することが多くなっています。
名探偵コナンの概要
ウォッカが登場する『名探偵コナン』は、『週刊少年サンデー』にて1994年から連載されている少年漫画です。とある事件で小学生の体にされてしまった高校生探偵の工藤新一が、行く先々で起こる難事件に挑む推理漫画で、『週刊少年サンデー』では連載期間が1番長い作品となっています。1996年にテレビアニメ化がされ、1997年からは毎年映画も上映されている程人気です。
名探偵コナンのあらすじ
主人公は、いくつもの難事件を解決に導いてきた高校生探偵・工藤新一です。ある日、幼馴染みで同級生の毛利蘭と遊園地へ遊びにいきますが、そこで黒ずくめの男達の怪しい取引現場を目撃し追跡します。追跡に夢中になり過ぎてしまった工藤新一は、背後から組織の男に襲われ怪しげな薬を飲まされて昏睡状態となってしまいます。気付いた時には体が縮み、小学生となっていました。以降は「江戸川コナン」と名乗り、毛利蘭の自宅で居候として暮らすことになり、黒の組織を追うことになります。
【名探偵コナン】ウォッカの性格やジンとの関係
『名探偵コナン』で、悪役である黒の組織の一員として登場するウォッカの素顔とは、一体どのようなものなのでしょうか。ここからは、ウォッカの組織内での立場や相棒であるジンとの関係性、さらにウォッカの性格について詳しく解説していきます。
ウォッカとジンの関係
ウォッカはジンと行動を共にしていて、セットで登場することがほとんどです。作中では、ジンが指示を出し、ウォッカがそれに従い行動するという描写が多く、上下関係があるように見えます。しかし、2人とも蒸留酒のコードネームが付けられている為、黒の組織の幹部クラスであり、立場としては同格です。
実行中の作戦において、ジンが作戦のリーダーを務め、ウォッカはその補佐役を担っていると原作漫画で明かされています。元々、ウォッカはジン以外のメンバーを信用してないようで、ジンを「兄貴」と呼んで慕っています。
ウォッカの黒の組織内での立場
黒の組織では、ボスが認めたメンバーにお酒やカクテルの名前をコードネームとして付けるルールがあるようです。その為、蒸留酒のコードネームを持つウォッカは、ボスに認められた幹部クラスの人間であることが判ります。作中では、銃の扱いやヘリの操縦など、一般人では持ち得ない技能を披露していて、有能な人物として描かれています。信頼を寄せているジン以外の幹部メンバーにはタメ口で接している為、組織内では相当高い立場であることは明らかです。
ウォッカの性格
ウォッカは、黒の組織の一員らしく作戦の邪魔になる者には容赦なく銃口を向ける冷酷な性格です。ジンの指示にも忠実で、信頼を寄せる相手に対しては従順な性格でもあります。しかし、頭脳派で何事もスマートに片づけようとするジンに対して、ウォッカは考えが甘かったり小さなミスを犯してしまうなど少々ドジな一面もあるようです。冷酷で怖い人物が多い黒の組織において、ウォッカは相手に同情したり残酷なやり方に躊躇したりと人間味のある性格をしています。
【名探偵コナン】ウォッカの裏切り者説や死亡説
『名探偵コナン』に登場するキャラの中には、様々な組織が登場します。中には、黒の組織に潜入捜査を行うCIAやFBIの捜査官もいて、物語を盛り上げています。黒の組織の幹部として所属しているウォッカも、実は潜入捜査で組織内に潜り込んでいる裏切り者ではないかという説があるのです。ここからは、ウォッカの裏切り者説や死亡説が浮上した理由について解説していきます。
ウォッカの裏切り者説の理由
読者の間では、「ウォッカは情報を探る為のスパイで、黒の組織の裏切り者ではないか」という考察がされています。ウォッカが裏切り者だと考察される理由には様々ありますが、作中で見せた言動が基となっている様です。ここからは、ウォッカの裏切り者説の理由について解説していきます。
理由①怪しい取引を新一に目撃される
ウォッカが工藤新一と初めて接触したのは、『名探偵コナン』の記念すべき第1話です。ウォッカは、遊園地内で行われる取引の下見として、ジンと共にジェットコースターに乗って殺人事件に巻き込まれてしまいます。殺人事件の容疑者の一人とされてしまうジンとウォッカですが、工藤新一の推理により事件は解決し解放されました。
その後、遊園地の一角で取引相手と会って予定通り取引を開始しますが、ウォッカは工藤新一に後をつけられ、取引の一部を見せてしまうという失態を犯します。ウォッカのこの一連の行動が、工藤新一の存在を知り、黒の組織の存在を気付かせようとわざと取引現場を目撃させたのではないかとファンに考察されています。
理由②コナンに指紋を採取されそうになる
黒の組織が、とあるデータを手に入れる為に取引を行うという情報を得た江戸川コナンは、黒の組織と接触を試みようと取引相手のふりをします。江戸川コナンは、取引場所に現れたウォッカから指紋などを採取しようと罠を張りますが、途中でジンが邪魔に入ったことで作戦は失敗に終わってしまいました。データを手に入れることに夢中になり、指紋などの個人が特定されてしまう証拠を取られそうになるという初歩的なミスをウォッカは犯してしまいます。
理由③新一の生存に気づいている?
とある作戦でベルモット主催のハロウィンパーティーに変装して参加したウォッカは、そこで工藤新一の姿を目撃して驚きました。この時の工藤新一は服部平次の変装でしたが、ウォッカはその姿を見て、遊園地で取引現場を見られ、APTX4869を飲ませて始末した高校生探偵だと気付きます。慌ててジンに報告するウォッカですが、始末した相手の顔を覚えない主義のジンは「覚えていない」と答えるだけでした。
ウォッカの死亡説
『名探偵コナン』の第一話に登場し、工藤新一を子供の姿に変えてしまった元凶となったウォッカは、物語の重要人物として読者に認識されていました。しかし、その後しばらく本編に登場しなかったことで、読者の間では死亡説が浮上します。あまりにも出番がなかった為、組織に始末されて死亡したと思われていたようです。実際には、黒の組織に関わるエピソードがなかっただけで、ウォッカは本編に登場していない間もジンと共に組織の仕事をこなしていました。
【名探偵コナン】ウォッカの登場回
ウォッカは、通常の事件回にはほとんど登場しませんが、黒の組織が関わってくるエピソードでは毎回登場する準レギュラーキャラです。登場回数は少ないものの、物語のカギを握る重要人物であり、映画などにも時々登場します。ここからは、『名探偵コナン』の本編でウォッカが登場する回や映画での活躍について紹介していきます。
ウォッカの原作とアニメの登場回
『名探偵コナン』の作中で、黒の組織が関わるエピソードには、必ずと言っていい程ジンとウォッカが登場します。工藤新一を子供の姿に変えた元凶であり、工藤新一にとっては姿や声を知る数少ない組織の人間であることから、ジンとウォッカは登場回数が多いです。ウォッカには組織の裏切り者説もある為、漫画やアニメで今後どのように活躍するのか期待もされています。
ウォッカの登場する映画
『名探偵コナン』は、1997年から毎年映画が制作され、大人気となっています。原作にはないオリジナルストーリーが描かれる『名探偵コナン』の映画にも、ジンやウォッカなど黒の組織のキャラが登場する回が存在します。ここからは、『名探偵コナン』の映画でウォッカが登場した映画について紹介していきます。
映画①天国へのカウントダウン
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』は、『名探偵コナン』の映画第5作品目です。ウォッカは、ジンと共に物語の舞台となるツインタワービルで組織の裏切り者であるシェリーを捜索する為に登場します。また、元黒の組織のプログラマーである人物がツインタワービルを建てた会社にいることを突き止め、始末するという目的もありました。
映画②漆黒の追跡者
『名探偵コナン 漆黒の追跡者』は、『名探偵コナン』の映画第13作品目です。黒の組織との対決を描いたストーリーとなっていて、ジンやウォッカの他、数多くの黒の組織メンバーが登場します。作中で、ウォッカは戦闘ヘリを操縦するという意外な技能を披露しています。
映画③純黒の悪夢
『名探偵コナン 純黒の悪夢』は、『名探偵コナン』の映画第20作品目です。黒の組織とFBIの対決を描いた本作でも、いつも通りジンとウォッカはコンビで活動しています。ウォッカは、組織内の裏切り者を炙り出して始末しようと奔走します。冷酷な性格のウォッカですが、ジンが証拠不十分の中で仲間のバーボンとキールを裏切り者と決めつけて始末しようとした際には慌てるという人間味のある一面を見せています。
映画④黒鉄の魚影
『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、『名探偵コナン』の映画第26作品目です。本作は、元黒の組織の一員・シェリーこと灰原哀にスポットを当てたストーリーで、黒の組織との戦いを描いています。灰原哀の正体がシェリーではないかと疑い、灰原哀の拉致作戦を実行します。黒の組織の幹部らしく、冷酷な性格を全面に出した活躍が見所です。
【名探偵コナン】ウォッカの声優
『名探偵コナン』に登場するウォッカは、黒の組織の幹部ですが、ジンに付き従う舎弟のようなキャラです。組織の方針にも従順で冷酷な性格をしていますが、どこか憎み切れない不思議な魅力で人気のキャラとなっています。ここからは、『名探偵コナン』のアニメ版でウォッカの声を演じた声優について紹介していきます。
ウォッカの声優は「立木文彦」
『名探偵コナン』のアニメで、ウォッカの声を演じた声優は、立木文彦さんです。低く渋めの声が特徴の立木文彦さんは、実力のある猛者や悪役を演じることが多い男性声優です。落ち着いた雰囲気を出す演技が上手い為、ウォッカのような冷酷な性格のキャラを得意としています。
立木文彦のプロフィール
- 名前:立木 文彦(たちき ふみひこ)
- 生年月日:1961年4月29日
- 血液型:A型
- 所属事務所:大沢事務所
立木文彦さんは、高校生の頃に自分の声の良さに気付き、その後演技の勉強を始めて声優としてデビューしました。かすれ気味の渋い声が特徴的で、物語の重要人物を演じることが多く、アニメやゲームだけでなく洋画の吹き替えやテレビ番組のナレーションとしても活躍しています。また、声優の森川智之さんと共にユニットを組んで歌手としても活動しています。
立木文彦の主な出演作品
- 『新世紀エヴァンゲリオン』碇ゲンドウ
- 『BLEACH』更木剣八
- 『銀魂』長谷川泰三
- 『逆境無頼カイジ』ナレーション
低く落ち着いた声をしている立木文彦さんは、演じるキャラのほとんどが中年の男性であり、物語の重要人物であることが多いです。また、聴き取りやすい声質から、アニメやテレビ番組のナレーションとして起用されることも多く、アニメや声優に詳しくない人でも立木文彦さんの声は聞き馴染みがあるという人が大勢います。
【名探偵コナン】ウォッカに対する世間での評判や人気
ウォッカは、黒の組織の幹部らしく、武器の扱いや乗り物の操縦など様々なスキルを持っている有能なキャラです。しかし、クールで目的の為なら手段を選ばないというキャラが多い黒の組織の中では、残酷な計画に躊躇したり、初歩的なミスを犯してしまったりと人間味のある一面もあります。ウォッカの悪役なのにどこか憎み切れない性格は、ファンの間で人気となっていました。
完璧主義者で常にクールなジンのサポート役として登場するウォッカは、作中で様々な表情を見せています。映画に登場する際は、冷酷な性格が全面に出ていることが多いですが、仲間同士の言い争いに慌てたりするなど、人間味のあるシーンがあって悪に染まり切ってないように見えることもあります。そういった一面を見て、ファンはウォッカをかわいいと感じているようです。
ウォッカといえば、必ずと言っていい程ジンと一緒に登場し、ジンの言うことには忠実な印象があります。組織内の立場としては同格ではありますが、ウォッカがジンに対して厚い信頼を寄せていることが判ります。ジンもウォッカを信頼している為、重要な役回りを頼むことが多いです。ジンとウォッカのコンビが好きというファンが大勢いました。
ポジティブな意見とネガティブな意見まとめ
ポジティブな意見
ネガティブな意見
【名探偵コナン】ウォッカは親しみすい性格だった
『名探偵コナン』に登場する悪の組織の一員・ウォッカは、冷酷ですが、人間味のある親しみやすい性格で、裏切り者説のあるキャラであることが判りました。凡ミスを犯してしまったり、予期せぬトラブルに慌てたりと、クールで表情の乏しいジンや他の組織メンバーに比べて表情豊かであることが人気の理由のようです。ウォッカは、黒の組織に関わるエピソードにはほぼ毎回登場しています。是非、本編や映画でウォッカの活躍を堪能してみてください。
この記事のライター
ルキナ
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