【名探偵コナン】キールの正体はCIAの諜報員?死亡説や黒の組織との関係も
『名探偵コナン』に登場する、黒の組織の一員キールの正体がCIAの諜報員なのか、彼女の過去や家族について解説していきます。また一時期、読者の間で流れたキールの「死亡説」や黒の組織との関係についても『名探偵コナン』の作品を振り返りながら紹介します。
目次
【名探偵コナン】キールとは?
キール(水無怜奈)のプロフィール
- スパイ名:水無怜奈(みずなし れな)
- コードネーム:キール
- 年齢:27歳
- 職業:アナウンサー、CIA
キールこと水無怜奈は、劇場版『名探偵コナン純黒の悪夢(じゅんこくのナイトメア)』に初登場したキャラクターです。職業・CIAのキールですが、表向きは日売テレビの人気アナウンサーをしています。登場時、黒の組織構成員の一員として「キール」というコードネームがあることから、悪役キャラと思われていました。しかし、ある事件をきっかけに、FBIに追い詰められたキールがバイク事故を起こし入院します。ケガから回復後、コナンや赤井秀一達と手を組み再び黒の組織へ潜入します。
キールの名前の元ネタ
『名探偵コナン』に登場する水無怜奈のコードネーム・キールは、お酒が元ネタになります。白ワインにカシスを合わせた甘口のカクテル名です。黒の組織組員のコードネームの元ネタは、ほとんどがお酒の名前に関係しています。特に女性のコードネームは、キールの他にベルモット(フレーバーワイン)など甘口のお酒が元ネタです。
名探偵コナンの概要
『名探偵コナン』は、漫画家・青山剛昌(あおやま ごうしょう)によって描かれた推理漫画です。1994年から「週刊少年サンデー」への連載開始後、20年以上連載されサンデー史上長期連載となっています。また子供から大人まで年齢問わず、楽しめる漫画として人気となりました。1996年からアニメの放送が開始1997年からは毎年4月に劇場版が公開されています。2023年4月時点で、コミックス既刊103巻世界発行部数は2億7000万部を突破する人気漫画です。
名探偵コナンのあらすじ
『名探偵コナン』の主人公・工藤新一(くどう しんいち)は、幼馴染の毛利蘭(もうり らん)と遊園地へ行きました。新一が、そこで偶然目撃したのは謎の組織の取引現場です。取引の様子に夢中になっていた新一は、組織の組員であるジンに背後から襲われ口封じのためにAPTX4869(毒薬)を飲まされます。組員ですら知らない毒薬の副作用で、新一の身体は小学1年生まで後退しました。謎の組織にバレないよう毛利蘭の自宅へ居候しながら、黒の組織について調べていきます。
【名探偵コナン】キールの正体や黒の組織との関係
キールの正体はCIAの本堂瑛海
『名探偵コナン』の黒の組織に所属するキールの正体は、CIAの本堂瑛海(ほんどう ひでみ)です。諜報員である彼女は、黒の組織に潜入して捜査を行っています。工藤新一が黒の組織から毒薬を飲まされる4年前は、新人扱いをされていました。ある日、キールがCIAの父であるイーサン・本堂と会っていたことが黒の組織にバレてしまいました。しかし、イーサンの機転でキールは父親の口封じをしたことで、信用を取り戻し、コードネームのキールをあたえられ現在も組織の一員として在籍しています。
キールは死亡した?
『名探偵コナン』黒の組織に潜入しているキール(水無怜奈)が、一時読者の間で死亡しているのではないかと噂が流れました。キール自身は、現在も生きています。死亡説が流れたのは、コミックス65巻以降にキールが登場していなかった関係です。しかし『名探偵コナン』コミックス100巻において、キールが黒の組織の一員として登場していることから死亡していないことが判明しています。
キールの過去と父親の死亡理由
『名探偵コナン』コミックス58巻FILE7姉弟にて、キール(水無怜奈)の過去や父親との関係、死亡理由が本人から語られています。父・イーサン本堂もキールと同じCIA潜入捜査官でした。キールが黒の組織へ潜入して間もない頃は、組織との信頼関係はできていません。そこで怪しい動きをしていないか、彼女の服の襟に通信機がつけられていたのです。そのことを知らないキールは、父・イーサン本堂と密会をします。
通信機に気付いた父は、娘水無怜奈を庇うためにキールが口封じをしたように見せかけ自らアゴの下から拳銃を発砲し死亡してしまったのです。この一件で、キールは黒の組織から怪しまれることなくコードネーム・キールと名付けられています。
キールが黒の組織にい続ける理由
水無怜奈こと、キールが黒の組織にい続ける理由の一つは、組織内の機密情報をCIAへ流すためになります。二つ目は、父・イーサン本堂のCIAに対する責任感や父としての想いを受け継いだからです。
キールの弟は本堂瑛祐
『名探偵コナン』に登場する、キール(水無怜奈)の弟は本堂瑛祐です。ドジで穏やかな性格の一方で、ずば抜けた推理力の持ち主になります。彼自身、実の姉が水無怜奈でありCIAとは知りませんでした。しかし『名探偵コナン』コミックス58巻で、病床に横たわる水無怜奈をハサミで刺そうとするなど凶暴な一面もあります。
しかし、水無怜奈との関係が姉と弟であると分かると落ち着きを取り戻し過去の出来事を知らされることになりました。本堂瑛祐の年齢は、毛利蘭や工藤新一と同じ17歳です。鋭い推理力で、蘭と共に行動をするコナンが工藤新一であると気付いています。
キールは赤井秀一を射殺した?
『名探偵コナン』に登場するキール(水無怜奈)は、ある事故を起こしFBIに保護されていました。意識を取り戻し、黒い組織へ再潜入したキールを、黒の組織ががFBIではないかと疑い始めます。キールがFBIではないことを証明するために、赤井秀一を消すよう命じられたのです。黒の組織に命じられたように、キールは赤井秀一を呼び出します。そこで赤井秀一を、至近距離で発砲し車を爆破させました。
赤井秀一を消したとして、キール(水無怜奈)は黒い組織の信用を取り戻すことができたのです。しかし、キールと赤井秀一は協力関係にあるため消すことはできません。実は、赤井秀一は死亡しておらず計画はコナンが立てたものでした。
キールの今後はどうなる?
キール(水無怜奈)の今後について、読者の間で2通りの推測が噂されています。一つ目は「黒の組織に正体がバレ途中で脱退する」、二つ目は「黒の組織のボスが分かりCIAに連絡後、黒の組織に正体がバレて消息を絶つ」と推測されています。キールは、『名探偵コナン』の作中で黒の組織として潜入捜査を行っていますがこれまでに2回失態をしています。
失態の度に、口封じを行うことで信用を取り戻してきました。しかし、完全に信用を取り戻している関係ではないため、読者の間では前述2つのどちらではないかと噂されています。
【名探偵コナン】キールの登場回
キールの初登場回
キール(水無怜奈)の初登場は、『名探偵コナン』コミックス49巻の回想シーンです。コナンが落とした盗聴器を、キールが踏んで靴底についてしまいます。盗聴器の場所を探す中で、黒の組織の誰かが持っていることが判明しました。
すでにキール(水無怜奈)は、暗殺される危険にありコナンは偶然遭遇したFBIジョディと共に行動し、キールに辿り着きます。人ごみの仲、キールの靴が脱げた瞬間にコナンが彼女の靴を本人と同時に掴み鉢合わせとなりました。
キールのその他の登場回
『名探偵コナン』に登場するキール(水無怜奈)のその他の登場回は、コミックス53巻~100巻まで毎回ではないものの、幾度も登場してます。
キールの登場する映画
キール(水無怜奈)は、映画『純黒の悪夢』と『黒鉄の魚影』に登場しています。『純黒の悪夢』では、黒の組織のメンバーからスパイであることがバレそうになります。しかし、コナンの機転で何とか処刑を逃れ、再び黒の組織へ戻ることができるというストーリーです。『黒鉄の魚影』では事件に巻き込まれ、捕らわれた灰原哀(はいばら あい)と直美・アルジェントの脱出に関わる重要な役割として登場し、多くのファンが涙した映画でもあります。
【名探偵コナン】キールの声優
キールの声優は「三石琴乃」
『名探偵コナン』キール(水無怜奈)の声優を務めるのは、三石琴乃です。1989年に声優の活動を開始し、これまでに数多くの作品に出演しています。特にファンの間で有名なのは『美少女戦士セーラームーン』シリーズの主人公月野うさぎ役です。2023年に『美少女戦士セーラームーン』が劇場版で登場した際に多くのファンが歓喜しました。
三石琴乃のプロフィール
- 本名:三石琴乃(みついし ことの)
- 愛称:琴ちゃん、琴ちゃわん
- 生年月日:1976年12月8日
- 出身地:東京都
- 職業:声優、ナレーター、女優
『名探偵コナン』に登場するキール(水無怜奈)を演じる三石琴乃は、過去に保育士を目指した時期がありました。しかし少子化影響で、資格を取得しても就職できるか分からないと感じ保育士を断念します。三石琴乃が声優になったキッカケは、小学生の頃に入っていた放送委員会でマイクで喋ることに慣れていたためと語っています。また最終的に、声優になると決めたのは、声優養成所主催のサマースクールに参加して楽しかったことでした。
三石琴乃の主な出演作品
- ジャンケンマン/チョッキン
- 剣勇伝説YAIBA/峰さやか
- エルフを狩るモノたち/セルシア
- GTO/神崎麗美
- スイートプリキュア/ハミイ
三石琴乃は、1989年北海道の電力会社安全PRビデオレポーターでデビューします。その後、声優の同期と「劇団あかぺら倶楽部」を結成し舞台活動を始めました。1991年にはアニメ声優のレギュラーを務め、その後はアニメのヒロイン役など現在までに数多くの作品に出演する人気声優です。
【名探偵コナン】キールに対する世間での評判や人気
『名探偵コナン』500話では、キール(水無怜奈)と水無瑛祐の関係や彼女の過去が判明します。表向きはアナウンサーとして登場したキール(水無怜奈)ですが、CIAとしての任務を全うしようとする姿に胸を打たれたファンも多くいました。アニメが記念すべき500話に、キール中心のストーリーとなったことを喜ぶファンが多くいました。また彼女が黒の組織にい続けるのも、悲しい過去に深く関係があることもファンにとっては感慨深いようです。
キール(水無怜奈)の容姿は黒髪で切長の目が特徴的で、美人であるというのもコナンならではと感じる読者もいるようです。特にCIAでありながら、幾度も黒の組織に潜入しジンの命令に従うなど一見冷酷なように見えますが、本当は心優しいキール(水無怜奈)をかっこいいと推している読者がいました。
黒の組織の一員として潜入している以上は、ジンの命令に坦々と応える姿にキール(水無怜奈)の覚悟が見えます。赤井秀一に発砲して消したと見せかけ、実は楠田陸男が身代わりとして消されていたストーリーに対しての呟きです。過去に辛い経験を乗り越えてきたキール(水無怜奈)だからこそ、敵であるキャラに対してかけられる言葉と彼女の魅力を再確認したファンが多くいました。
ポジティブな意見とネガティブな意見まとめ
ポジティブな意見
ネガティブな意見
【名探偵コナン】キールの正体はCIAの諜報員だった
『名探偵コナン』に登場するキール(水無怜奈)は、CIAの諜報員でした。彼女は、CIAとしての任務で黒の組織に潜入し、何度も身バレする危機を迎えています。そのたびに、父親やコナンから救われてきました。彼女は自分の身を危険にさらしてまで黒の組織に潜入し続けるのは、責任感だけではなく父・イーサン本堂の意思を継いだ覚悟の表れでした。キールの活躍を『名探偵コナン』で、是非チェックしてみて下さい。
この記事のライター
ONIYOME
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