【名探偵コナン】赤井秀一の年齢が判明した？プロフィールや死亡説の真相まで

『名探偵コナン』に登場する「赤井秀一」は、FBIに所属する頭の切れる捜査官です。また、スナイパーとしても優秀な人物で、作中でも人気の高いキャラクターの一人となっています。しかし赤井秀一の年齢や過去などは、本編でもなかなか明らかにされませんでした。ここでは、名探偵コナンに登場する赤井秀一について詳しく紹介していきましょう。

『名探偵コナン』に登場する赤井秀一は、黒いジャケットに黒いニット帽をかぶっているクールでハンサムなキャラクターです。作中でもイケメンと称されており、常にクールでポーカーフェイスです。また、名探偵コナンの作中ではコナンの正体を知っている数少ないキャラクターでもあります。赤井秀一は、FBI捜査官の中でも頭が切れる優秀な人物で、スパイとして黒の組織に潜入しており、ベルモットを追いかける形で来日しました。

赤井秀一はクールで落ち着いた性格をしており、作中では「礼儀正しくダンディな人物である」と称されています。普段の一人称は「俺」ですが、敬語で話す際には「私」を使用することがあります。また、あまり表情を表に出さず、落ち着いた喋り方をします。

赤井秀一の身長は、作中でも正確な数字は明らかにされていません。あまりプロフィールが明らかにされていないキャラクターであるため、年齢や身長などは判明していませんでした。しかし160センチの毛利蘭と並ぶと頭一つ大きいことから、180センチ前後あるのではないかと考察されています。

赤井秀一がもともと乗っていた愛車は、黒のシボレーC-1500です。しかし赤井秀一の愛車であるシボレーC-1500は、来葉峠での死亡事件の偽装を行った際に水無玲奈によって爆破されてしまいました。そのため、それ後に公開された劇場版名探偵コナン『純黒の悪夢』では、赤のシェルビー・マスタングGT-500に乗っている様子が描かれています。

赤井秀一はコーヒーやバーボンを好んでおり、ヘビースモーカーでもあります。もともとはバーボンと同様にスコッチも好んでいたと思われますが、現在ではバーボンしか飲んでいないとされています。また、煙草に火をつける際にはライターではなくマッチを使用しています。

『名探偵コナン』シリーズは、漫画家の「青山剛昌」先生による推理漫画作品です。1994年から『週刊少年サンデー』で連載されている作品で、アニメ化、テレビドラマ化、映画化など、多方面でメディアミックスが展開されている人気作です。謎の組織に薬を飲まされ、子供の姿になってしまった高校生探偵工藤新一が、江戸川コナンとして数々の難事件を解決していく物語となっています。現在では、週刊少年サンデー史上、最も連載期間の長い作品となっています。

主人公である「工藤新一」は、小説家の父と名女優を母に持つ高校生探偵です。ある日、新一は幼馴染の毛利蘭と遊園地を訪れますが、ジェットコースターでの殺人事件に遭遇します。事件は新一の推理によって解決しますが、現場で目撃した黒ずくめの男のことが気になった新一は、蘭を先に帰らせて男を尾行します。新一は男達の怪しげな取引現場を目撃するものの、仲間の男によって昏倒させられ、毒薬を飲まされて意識を失います。目を覚ました新一は、なぜか子供の姿になっていたのでした。

赤井秀一の年齢は、作中でもはっきりと明言されていなかったため、これまで判明していませんでした。実の弟などの年齢から、30歳は越えているであろうということが予想されていたに留まります。しかし、連載から25年が経過した頃、ようやく赤井秀一の年齢が判明することになります。

赤井秀一の年齢は、これまではっきりと明言されていませんでしたが、2019年6月29日発売の『週刊少年サンデー30号』に掲載された過去のエピソードで15歳の赤井秀一が登場したため、現在の年齢が33歳であることが判明しました。本編で沖矢昴こと赤井秀一が18年前に起こった「羽田浩司殺人事件」を回想するシーンがあり、その際に15歳の赤井秀一が家族と共に日本を訪れているため、現在は33歳であることが判明した形になります。

前述のとおり、 『週刊少年サンデー30号』 に掲載された過去のエピソードにより、赤井秀一の現在の年齢は33歳であると判明しています。しかし、作者である青山剛昌先生が「スーパーダイジェストブック90＋」で赤井秀一の年齢を31歳～32歳としていたため、33歳だった場合は矛盾が生じてしまいます。また、92巻のエピソードでは10年前の赤井秀一は大学生となっており、さらにメアリー・世良が当該の事件を17年前と言っているため、これらの点とも矛盾しています。

赤井秀一の年齢はコミック版で訂正されています。赤井秀一の年齢が33歳だった場合は、前述のような矛盾が発生するため、『週刊少年サンデー』を読んでいた読者の中には「32歳の間違いではないか」と考える人もいました。その後、発売されたコミック98巻での沖矢昴のセリフでは、「18年前」が「17年前」に訂正されています。そのため、赤井秀一の年齢も32歳に訂正されたことになります。

赤井秀一にとって、自身と同じようにスパイとして黒の組織に潜入していた元同僚であり、因縁の相手として「安室透」こと「降谷零」がいます。赤井秀一と共に名探偵コナンの登場キャラクターの中でも屈指の人気を誇るキャラクターですが、降谷零の年齢は29歳です。そのため、赤井秀一との年齢差は3～4歳差ということになります。

FBIと黒の組織の対決を描いた『赤と黒のクラッシュ』にて、赤井秀一はキールこと水無怜奈に頭と肺を撃ち抜かれて死亡します。黒の組織に潜入していた水無怜奈は組織から赤井秀一の殺害を命じられたため、来葉峠に呼び出し、赤井秀一を殺害するのでした。この事件を知った赤井秀一の元恋人であるFBIのジョディは、大きなショックを受けることになります。

赤井秀一はコナンと協力し、CIAの諜報員である水無怜奈を黒の組織に送り込みます。しかし、組織から赤井秀一の殺害を命じられた水無怜奈は、赤井秀一を来葉峠に呼び出して、赤井秀一の頭や肺を撃ち抜きます。さらにその際には、赤井秀一の愛車の黒のシボレーも爆破しており、赤井秀一は死亡したかに思われていました。

来葉峠で死亡したと思われていた赤井秀一ですが、実は赤井秀一の死亡は偽装工作でした。すべてはコナンと水無玲奈の偽装工作であり、赤井秀一を殺害した功績によって、水無玲奈は無事に黒の組織に再び潜入することに成功しています。赤井秀一死亡説が偽装工作であったことは、赤井秀一自身がその後の『緋色シリーズ』で仲間のFBI捜査官に解説しています。

来葉峠で死亡したことになっている赤井秀一は、その後は「沖矢昴」として生活しています。沖矢昴は東都大学大学院工学部の大学院生で、首元を隠すように襟の詰まった服を身に付けています。沖矢昴となった赤井秀一は、偽装工作に関わっていたコナンこと工藤新一の家に居候していました。作中では、沖矢昴の正体が赤井秀一であることはコナンと工藤有希子だけが知っており、『緋色シリーズ』までその詳細は明らかにされませんでした。

死亡説のあった赤井秀一が、まだ沖矢昴として生存していることを知っている人物として、現在は8人のキャラクターが挙げられます。そのキャラクターとは、コナン、水無玲奈、阿笠博士、工藤優作、工藤有希子、ジェイムズ、ジョディ、キャメルの8人です。

年齢や詳しいプロフィールなどが謎となっていた沖矢昴こと赤井秀一ですが、赤井秀一にも家族がいます。本編での物語が進むにつれて、赤井秀一は三人兄弟の長男であることも明らかになっています。ここでは赤井秀一の家族や、その他のキャラクターとの関係性について解説していきましょう。

赤井秀一は日本人の父親、日系イギリス人の母親がおり、さらに弟と妹がいます。そのため、三兄弟の長男であったことが判明しています。ここでは、まずは赤井秀一の家族について紹介していきます。

赤井秀一の父親は赤井務武という人物です。17年前に発生した羽田浩司とアマンダ・ヒューズが殺害された「羽田浩司殺人事件」の調査を依頼され、家族を連れて渡米しました。しかし、事件に関与した相手に危険を感じ、家族を日本に帰らせるものの、その後の消息は不明となっています。

赤井秀一の母親はメアリー・世良という人物です。日本人とイギリス人のハーフの日系イギリス人女性で、実年齢は53歳ですが、APTX4869の影響によって少女の姿になっています。赤井秀一の妹である世良真純と共に行動しています。過去には赤井秀一がFBIに入ることを反対していましたが、赤井秀一の強い決意を知り、最終的にはFBIに入ることを認めました。

羽田秀吉は赤井秀一の弟です。羽田秀吉は出生時の姓は赤井、高校を卒業するまでは世良の姓を名乗っていましたが、高校卒業後に羽田家の養子になったため、名字が変わっています。現在ではプロの将棋棋士として活躍しており、過去には七冠を達成したこともあります。赤井秀一の生存を知っている数少ない人物の一人であり、「沖矢昴」と連絡を取るための携帯を所持しています。

赤井秀一には世良真純という妹がいます。世良真純は毛利蘭達のクラスにやってきた転校生で、容姿や服装がボーイッシュであるため、男性に間違えられることが多いです。赤井秀一のことは「秀兄（しゅうにい）」と呼んでおり、赤井秀一の影響で「截拳道（ジークンドー）」を始め、現在では空手の達人である毛利蘭と同レベルの実力を持っています。

ここまで赤井秀一の家族について紹介しましたが、名探偵コナンでは他にも赤井秀一と深い関わりを持つさまざまなキャラクターが登場します。ここでは、赤井秀一と他のキャラクターとの関係について解説していきましょう。

バーボンとは、黒の組織にスパイとして潜入していた降谷零のコードネームです。黒の組織に赤井秀一の正体が知られる以前から、その正体を把握していました。赤井秀一とは元同僚の関係ですが、公安のスパイであったスコッチが死亡したのは赤井秀一のせいであると考えており、憎しみを抱いています。

赤井秀一の正体がわからなかった時期はコナンから警戒されていましたが、『赤と黒のクラッシュ』からは赤井秀一と協力関係になります。水無玲奈と共に、赤井秀一の死亡も偽装しています。そのため、赤井秀一にとっては協力者の一人だと考えられています。

ジョディ・スターリングは赤井秀一の元恋人です。FBIの捜査官であるため、同僚でもあります。過去の恋人であるものの、ジョディは現在も赤井秀一のことを愛しているため、赤井秀一の死亡を知って深く悲しみました。

宮野明美は黒の組織に所属していた構成員であり、赤井秀一の元恋人です。赤井秀一は黒の組織に潜入するために宮野明美に近づき、組織とのコネクションを持つことで、組織への潜入に成功しました。組織への潜入時に宮野明美と恋人関係になったため、それまで交際していたジョディとは別れることになりました。 

赤井秀一は謎の多いキャラクターとなっており、過去についてもまだ明らかにされていない部分が多いです。赤井秀一がFBIに入局することになったのには、どのようなわけがあるのでしょうか。ここでは赤井秀一の過去や、FBIに加入した理由について解説していきます。

赤井秀一はFBI捜査官として黒の組織に潜入していましたが、過去にグリーンカードを取得していたことも明らかになっています。グリーンカードとは、アメリカの永住権および資格証明書のことです。赤井秀一はFBI捜査官として活動するために、グリーンカードとアメリカ国籍を取得しています。

赤井秀一は、消息不明となった父親の死の真相を知るためにFBIに加入しました。死んだ父親からのメールを受け取った赤井秀一は、表向きは留学という形で単身渡米しています。また、その後は自身の実力でグリーンカードやアメリカ国籍を取得し、FBIに入局しました。

アニメでの赤井秀一は、落ち着いた渋みのある声が人気の一つとされています。アニメの名探偵コナンを見ているファンの中には、赤井秀一の声を担当している声優に興味を持っている人も多いです。ここでは赤井秀一の声優について紹介していきましょう。

赤井秀一の声優を担当しているのは「池田秀一」さんです。作者の青山剛昌先生が『機動戦士ガンダム』のファンであることから、赤井秀一というキャラクター自体が「赤い彗星」のシャアやその声優である池田秀一さんを由来としており、赤井秀一の声優も池田秀一が担当しています。

池田秀一さんの主な出演作品としては、『機動戦士ガンダム（シャア・アズナブル）』、『ONE PIECE（シャンクス）』、『機動戦士ガンダムUC（フル・フロンタル）』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY（ギルバート・デュランダル）』、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-（比古清十郎）』、『彩雲国物語（紅邵可）』などが挙げられます。

名探偵コナンは人気の高い漫画、アニメ作品ですが、その中でも赤井秀一は多くのファンが居るキャラクターの一人です。ツイッター上でも赤井秀一に関するさまざまな声が見つかりました。ここでは赤井秀一に対する世間での評判や人気を紹介していきましょう。

赤井秀一の年齢が判明した際には、ツイッターのトレンドワードに入るほどの反響がありました。また、自分よりも年下であることにショックを受けるファンや、赤井秀一よりも年上になってしまったことにショックを受けているファンもいました。

連載時に赤井秀一の年齢が33歳であることがわかったものの、「本当は32歳なのではないか」という声は当時からありました。そのため、コミックス発売時に年齢が訂正されている点に注目しているファンも多くいました。

赤井秀一の年齢が訂正された件に関して、名探偵コナンではこれまでさまざまな事件で「17年前」が強調されてきたことを訂正した理由として挙げているファンもいました。このように、赤井秀一の年齢を訂正した理由は、年齢をはっきりさせるためではなく、「事件が起こったのが17年前であることを強調したかった」という説もあります。

沖矢昴こと赤井秀一の年齢は、一度33歳であることが判明しましたが、コミックスでは32歳に訂正されました。赤井秀一は人気の高いキャラクターであるため、年齢が明らかになった際には大きな話題になっていました。そのため、矛盾を解消するためにコミックスでは正しい年齢に訂正されたと言われています。赤井秀一の年齢は、訂正後の32歳が正確な年齢であると考えましょう。