【チェンソーマン】ラスボスを徹底調査!第1部はマキマ?第2部も考察
『チェンソーマン』は第1部公安編が終わり第2部学園編が始まり、それぞれのラスボスに関する議論や考察が盛んです。本記事では『チェンソーマン』第1部のラスボスだったマキマの正体や目的、話題の生姜焼きに関して解説し、第2部についてはラスボス候補を考察していきます。
目次
【チェンソーマン】とは?
チェンソーマンの作者
『チェンソーマン』の作者である藤本タツキさんは、1992年10月10日生まれの漫画家です。出身校は、東北芸術工科大学美術科洋画コースです。2013年に読切作品で新人賞佳作を受賞しデビューし、2016年から『少年ジャンプ+』で『ファイアパンチ』が連載されました。その後2018年、『ファイアパンチ』の連載が終了すると、『週刊少年ジャンプ』で『チェンソーマン』の連載が始まりました。
チェンソーマンの概要
『チェンソーマン』は藤本タツキさんによる漫画です。第1部公安編が2018年から2020年まで『週刊少年ジャンプ』で連載され、第2部学園編が2022年から『少年ジャンプ+』で連載されています。コミックスは2023年4月の時点で累計発行部数が2400万部を超えています。2022年にはテレビアニメ版が放送されました。
チェンソーマンのあらすじ
『チェンソーマン』の舞台は、人間の恐怖が源である悪魔が日常的な脅威として存在する世界です。第1部公安編は、チェンソーの悪魔ポチタと一緒になんとか日々の生活を送る主人公デンジが、あるときゾンビの悪魔に殺されたもののポチタと一体化して難を逃れ、そこを公安のデビルハンターマキマに拾われるところから始まります。第2部学園編は、両親を悪魔に殺され、悪魔でありながら英雄視されるチェンソーマンを嫌う少女三鷹アサの学園生活から物語がスタートします。
【チェンソーマン】第1部のラスボスはマキマ
マキマのプロフィール
マキマは内閣官房長官直属のデビルハンターであり、デンジが所属する公安対魔特異4課のトップでもあります。赤味がかったチェリーピンクの髪を三つ編みでひとつに纏めた髪型と、同心円状の瞳がトレードマークになっています。性格は優しさと冷酷さを兼ね備えており、心を見通しづらいミステリアスな雰囲気もあって、周囲からは憧れか怖れを抱かれています。デンジにとっては、直属の上司であると同時に想い人です。
マキマの正体や能力
マキマの正体は支配の悪魔です。日本の内閣総理大臣と契約しており、その代償として、マキマへの攻撃は日本国民の誰かに無作為で肩代わりされることになっています。そして彼女の能力は対象を支配・掌握するという万能なものです。この能力によってマキマは、自分より格下とみなした存在を支配下に置くことができます。さらに多様な仕方で能力は行使されており、対象を圧死させたり流血させたりするなど条件不明の攻撃手段を保持しています。このようにマキマは集団としても個としても圧倒的な戦闘能力を誇ります。
マキマの本当の目的
マキマの本当の目的は、チェンソーマンの能力によって、世界をより良い世界にすることです。チェンソーマンが悪魔を食べると、その名前に該当する存在や概念がこの世界から消え去ります。過去に〈ナチス〉や〈第二世界大戦〉などの悪魔がこの能力によってこの世界から消えています。そしてマキマは、〈戦争〉や〈飢餓〉〈死〉などをこの世から消し去ろうとしているのです。そのためマキマはデンジにはまるで興味がなく、チェンソーマンを目覚めさせるためにデンジを陥れていました。
マキマはデンジに食べられて死亡
ほぼ不死身と言えるマキマを倒すために、デンジが考えた方法が食べてひとつになることでした。デンジは一度マキマに敗北しましたが、ポチタとパワーのおかげで助かります。そしてポチタをチェンソーマンに偽装するという奇策によって、デンジはマキマを倒します。そして完全に再生する前に、マキマを料理してデンジが食べたことで、マキマは死亡しました。この食べて一つになるという方法は、マキマの契約による半不死性をすり抜けるものだったのです。
マキマの生姜焼きはおいしい?
『チェンソーマン』第1部のラストで特に読者に大きなインパクトを与えたのが生姜焼きです。不死身に近いマキマを、食べて一つになることで殺すことを選んだデンジは、マキマを素材にして生姜焼きを作り食べたのです。マキマのことを想い、彼女の罪も背負うことを選んだデンジがマキマの生姜焼きを食べる姿とこの結末は、大きな話題となりました。そのためSNS上ではマキマと生姜焼きというワードがセットにされることが多くなったりもしています。
【チェンソーマン】第2部のラスボスは誰?
ラスボス候補①過去にチェンソーマンに食べられた悪魔
チェンソーマンが食べた悪魔は、その名が指す存在や概念がこの世界から消滅します。その過去に消滅した悪魔のどれかが、第2部のラスボスの候補ではないかという説もあります。とりわけ、戦争の悪魔ヨルの目的が、かつてチェンソーマンに食べられた核兵器の悪魔や第二次世界大戦の悪魔を吐き出させ復活させることのため、それらの悪魔が第2部のラスボスになる可能性はあります。
ラスボス候補②四騎士
四騎士とは支配の悪魔、戦争の悪魔、飢餓の悪魔、死の悪魔を指し、この元ネタは〈ヨハネの黙示録の四騎士〉とされています。そしてこの4体の悪魔はかつてチェンソーマンと戦っていた4姉妹であることが判明しています。四女が支配の悪魔マキマ、三女が戦争の悪魔ヨル、次女が飢餓の悪魔キガであり、死の悪魔はまだ登場していません。第1部のラスボスがマキマだったからこそ、続く第2部のラスボスもこの四騎士の悪魔の可能性は高いとされています。
ラスボス候補③超越者
超越者とは、かつて一度も死んだことがない悪魔であり、人間の根源的恐怖を名に持っています。そのため他の悪魔に比べても圧倒的な強さを誇っており、第1部に登場した闇の悪魔がその一例です。この超越者が新たに登場し、第2部のラスボスとなる可能性があります。また、四騎士の一角である死の悪魔がこの超越者ではないかとも考察されています。
ラスボス候補④デンジ
第2部の主人公である三鷹アサと、彼女と共生している戦争の悪魔ヨルは共にチェンソーマンを狙っています。そのためこの構図からすると、第1部の主人公デンジが第2部ではラスボスになるとも推測できます。
ラスボス候補⑤戦争の悪魔
戦争の悪魔も第2部のラスボス候補です。戦争の悪魔ヨルの今の目的はチェンソーマンを殺すことです。かつてヨルはチェンソーマンと戦ったことで、ひどく弱体化しています。その際に核兵器の悪魔などが食べられ、この世から消え去っています。ヨルはそれらの悪魔を取り戻し力を戻そうとしているわけです。そのためデンジ=チェンソーマンとの戦いが起きるのはほぼ間違いなく、戦争の悪魔ヨルがラスボスになる可能性は高いと考えられています。ただし、そこに第2部の主人公アサがどう関わるかが問題になります。
【チェンソーマン】第1部のラスボス・マキマは復活した?
マキマはその後ナユタとして復活
第1部のラスボスであるマキマは、デンジに食べられたことで死亡しました。その結果支配の悪魔は地獄に戻ることになります。さらにその後何らかの形で地獄で死んだことで再び現世に転生した支配の悪魔、それがナユタです。
マキマとナユタは別個体?
支配の悪魔マキマが生まれ変わった存在がナユタですが、マキマとナユタは別個体です。まず、ナユタにはマキマの人格や記憶が引き継がれていません。ただし、いくつか共通点は見つかっています。同心円状の瞳、犬やパンが好きということ、指を噛むこと、かつてマキマにデンジが見せたピースサインなどが挙げられます。また、他者との対等な関係性を築きたいという望みも、マキマとナユタは共有しているようです。
ナユタはデンジが育てている?
ナユタは現在デンジと一緒に暮らしています。マキマから転生したナユタは中国で発見されましたが、彼女を岸辺が連れ去り、デンジに預けたのです。支配の悪魔が国に預けられ育てられると、再びマキマのような存在になると危惧したからです。また、ポチタによれば支配の悪魔は、対等な関係性というものを探し求めていたそうです。そのためポチタはデンジに支配の悪魔であるナユタのことを抱きしめてあげてほしいと伝え、デンジはその通りナユタをたくさん抱きしめながら育てています。
【チェンソーマン】ラスボスに対する世間での評判や人気
第1部のラスボスであるマキマは、ヒロインとしてだけでなく、その圧倒的な強さゆえにも人気なキャラですが、ラスボスとしての在り方にも注目されていました。マキマの願い自体は間違ってはいないものの、方法を間違えてしまったゆえにラスボスとなったと認識されており、そのためデンジに倒された今でも魅力的なキャラと見なされています。ちなみに生姜焼きという最期はインパクトが大きく、ファンの間でもいまだに語り継がれています。
『チェンソーマン』第2部、あるいは作品全体におけるラスボスに関する考察はファンの間で絶えず議論されている話題です。その際、四騎士などすでに名前が判明している悪魔だけでなく、ありえそうな悪魔の名前が数多く挙げられてもいます。特に今後強敵として現れそうだと考えられているのが、人間の悪魔や悪魔の悪魔などでした。ただしそれ以外の候補に関しては、もやはファンの間での大喜利大会の様相を呈しています。
第1部はすでに支配の悪魔マキマがラスボスだった物語としてすでに成立しているので、続く第2部の考察ではこの第1部の構図やそこに隠された様々な伏線を利用して推理されているようです。たとえば第1部を踏まえると、第2部のラスボスは戦争の悪魔だとまずは容易に思いつきますが、そう簡単には結論を下せない様々な要因が注目されたりしています。
『チェンソーマン』第2部のラスボス候補として最も議論されているのが死の悪魔でした。死の悪魔は四騎士の一角であり、超越者候補でもある以上、この予想が根強くなるわけです。また、死の悪魔に関しては、その正体について頻繁に語られています。特に吉田ヒロフミやコベニなどが怪しいと考えられているようです。
【チェンソーマン】第1部のラスボスはマキマだった
『チェンソーマン』第1部のラスボスはマキマでした。物語冒頭から登場したヒロイン的キャラでありながら、主人公のデンジを利用していたラスボスだったことでファンに大きな驚きを与え、さらにその最期は生姜焼きというワードと共に印象に残りました。そして新たに始まった第2部では、ラスボス候補筆頭だった戦争の悪魔や飢餓の悪魔など四騎士が早々に登場したこともあり、ラスボス考察は錯綜しています。第1部でマキマがラスボスだったような衝撃が、第2部でもまた起きることが期待されます。
この記事のライター
Otokita Toma
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。