【進撃の巨人】ユミルの呪いを徹底考察!寿命が13年?継承者の残り寿命は?
進撃の巨人作中で九つの巨人の力を持つキャラは、ユミルの呪いによって、自身の寿命と引き換えに強大な力を得ています。この記事ではユミルの呪いとは一体どういったものか、呪いが嘘である可能性、進撃の巨人で登場した九つの巨人の継承者の残り寿命について考察します。
目次
ユミル・フリッツとは?
「ユミルの呪い」には、進撃の巨人作中で登場した『ユミル・フリッツ』というキャラが関わっています。エレンの同期である訓練兵団104期生の中にも『ユミル』というキャラは存在しますが、ユミル・フリッツとは別人でありユミルの呪いとは全く関わりがありません。まずは、ユミル・フリッツというキャラについて簡単に紹介します。
ユミル・フリッツのプロフィール
『始祖ユミル』と呼ばれる事が多い『ユミル・フリッツ』は、エルディア人の始祖とされているキャラです。1820年前に「有機生命の起源」や「大地の悪魔」と呼ばれる「光るムカデ」と接触した事でユミルは巨人の力を得ました。巨人の力を得た事で初代フリッツ王の奴隷でありながら妻とされ、娘も3人存在しています。肉体はフリッツ王を庇った際に死亡しましたが、ユミル自身は「道」や「死さえ存在しない世界」と言われる場所に逃げ込んで存在し続けています。
進撃の巨人の漫画やアニメの概要
「進撃の巨人」は別冊少年マガジンに『諫山創』さんが2009年から連載されていた作品で、全139話で単行本34巻が刊行されています。アニメ化もされていてアニメ第1期は2013年に放映され、その後2017年にアニメ第2期、2018年と2019年にアニメ第3期が放映されました。2020年と2022年にアニメ第4期が放映され、2022年時点では2023年にアニメ第4期の完結編が放映予定です。映画化もされていて、アニメだけでなく実写の映画も放映されています。
進撃の巨人のあらすじ
ある日突然現れた「巨人」に滅亡寸前までに追い込まれた人類は、建設した巨大な3重の壁の中で暮らす事で何とか生きながらえていました。『エレン・イェーガー』は壁の1つである「ウォール・マリア」内で家族と幼馴染の『ミカサ・アッカーマン』と暮らしていました。しかしある日突然、壁の高さを超える巨体の「超大型巨人」によって扉が破られ、壁内へと巨人の群れが侵入します。巨人によって故郷と眼の前で母を失ったエレンは、巨人を駆逐する事を誓い物語が始まります。
ユミルの呪いを徹底考察
まずは、ユミルの呪いについて考察していきます。しかし、進撃の巨人作中のあるセリフが判明しているユミルの呪いの寿命と矛盾していて、嘘の可能性も浮上しています。本当に呪いが存在しているのかや呪いの寿命が嘘かどうかについて解説していきます。
ユミルの呪いは九つの巨人の継承者がかかる呪い
「ユミルの呪い」については進撃の巨人作中で、マーレ政府の「巨人化学研究会」から見解が発表されています。ユミルの呪いにかかってしまうタイミングは、九つの巨人の力を継承した時です。また、九つの巨人の力を継承せずに力の持ち主が死亡してしまった場合は、「道」や「座標」「死さえ存在しない世界」等と呼ばれる場所を通ってユミルの民の生まれた赤子へと九つの巨人の力が呪いと共に継承されます。
九つの巨人の継承者の寿命は13年?
ユミルの呪いとは九つの巨人の力を継承してから13年しか生きられなくなるというものです。誰かに力を継承しないで寿命が近づいてくると、徐々に体が衰えてきてしまいます。寿命が13年である理由は、継承者にとって始祖となるユミルの力を超えて持てないからであり、巨人の力を得てからユミルが死亡したのが13年目であるためだからです。
ユミルの呪いによる寿命は嘘だった?
13年という寿命は嘘ではないかという説もありました。その理由は『キース・シャーディス』が850年に、「グリシャ・イェーガーと出会ったのが20年ほど前」と述べているためです。グリシャはキースと出会った時点で既に九つの巨人の力を継承していたため、843年には死亡する計算になりますが、実際に死亡したのは845年だったことから寿命は嘘だと言われていたのです。しかし、後にグリシャが巨人の力を継承した年が832年という事が分かり、キースが述べた年数には誤差があり寿命は嘘ではない事が判明しています。
ユミルの呪いを解く方法
ユミルの呪いを解く方法は進撃の巨人本編では長い間不明であり、一時期は『ミカサ・アッカーマン』に流れる東洋の一族の力が関係してるのではないかと言われてきました。しかし、進撃の巨人終盤に起こった「天と地の戦い」で巨人の力をユミルに与えた「光るムカデ」が消滅した事で全ての無垢の巨人は人に戻り、始祖ユミルや9つの巨人の力も消えた事でユミルの呪いは解けました。呪いを解く方法は、巨人能力を消失させる事だったのです。
ユミルの呪いが影響する九つの巨人の継承者の残り寿命
九つの巨人の力を継承したキャラは全員進撃の巨人作中に登場しています。中にはストーリーの途中で継承したキャラもいます。しかし、進撃の巨人の物語が始まる前に力を継承したキャラも存在していて、寿命の残りが分かりにくいキャラも存在しています。次は進撃の巨人のマーレ編が始まった854年からの、九つの巨人の力を継承したキャラの残り寿命を解説していきます。
継承者の寿命①エレン・イェーガー
『エレン・イェーガー』は元々2つ、最終的に3つの九つの巨人の力を持っています。進撃の巨人作中でエレンが巨人の力を継承したのは845年で、「始祖の巨人」と「進撃の巨人」の力を『グリシャ・イェーガー』から継承しました。さらにエレンは、854年に『ラーラ・タイバー』を喰らって「戦槌の巨人」の力を喰らっています。この事からエレンは858年までが寿命だと推測され、残りの寿命は4年です。
継承者の寿命②アルミン・アルレルト
『アルミン・アルレルト』は850年に起こったウォール・マリア奪還作戦の時に、「超大型巨人」の能力を持つ『ベルベルト・フーバー』を喰らってアルミンが能力を継承しました。アルミンの寿命は9年後の863年となります。
継承者の寿命③アニ・レオンハート
『アニ・レオンハート』は「女型の巨人」の力を843年に継承しています。進撃の巨人のマーレ編が始まった854年の時点でのアニの寿命は残り2年だと思われます。しかし、アニは4年間結晶の中で眠り続けていた時期があるため、この眠っていた期間が寿命にどう影響するかは不明です。
継承者の寿命④ライナー・ブラウン
作者に進撃の巨人のもう一人の主人公と言われた『ライナー・ブラウン』も843年に「鎧の巨人」の能力を継承しています。そのため、4年後のマーレ編では寿命は残り2年までに近づいています。また、ストレスや寿命が近づいているためなのかか、ライナーの体重は95kgから83kgまで落ちています。
継承者の寿命⑤ピーク
マーレ編から登場したキャラの、『ピーク・フィンガー』は「車力の巨人」の力を継承しています。ピークはアニやライナーと同時期の843年に巨人化の能力を継承しているため、残りの寿命は後2年となっています。
継承者の寿命⑥ポルコ・ガリアード
マーレ編で「顎の巨人」の力を持っているのは『ポルコ・ガリアード』です。元々顎の巨人の力を持っていたのはライナーやアニの仲間だった『マルセル・ガリアード』でした。845年に後に104期生となる『ユミル』に喰われた事でユミルに巨人の力が継承され、ユミルがポルコに喰われた事でポルコが力を継承しました。ポルコに継承した詳しい時期は分かっていませんが、850年~854年の間です。そのため寿命は最低でも9年、最長だと13年となります。
継承者の寿命⑦ジーク・イェーガー
『ジーク・イェーガー』は「獣の巨人」の能力を継承しているキャラです。進撃の巨人本編で自らの寿命を明かしていて、マーレ編で「任期は残り1年足らず」という発言をしています。この事から841年頃に獣の巨人の力を継承したと思われ、854年か遅くても855年内に寿命を迎えると推測されます。
ユミルは最終的に解放された?地鳴らしも考察
進撃の巨人終盤でエレンは「地鳴らし」を発動し、「天と地の戦い」と呼ばれる戦いが起こりました。この時エレンは、「座標」や「死さえ存在しない世界」と呼ばれる場所でフリッツ王家の命令に2000年間従い続けていた『始祖ユミル』を味方へとつけています。エレンに協力した始祖ユミルの行く末や、地鳴らしについて解説していきます。
始祖ユミルの過去や葛藤
始祖ユミルは、巨人の力を手に入れた後は奴隷でありながら初代フリッツ王の妻として扱われてきました。始祖ユミルはフリッツ王に愛されるために命令に従ってきましたが、フリッツ王を庇った際に奴隷としか見られてない事に気づきます。その事に気づいたユミルは生きる気力を無くして肉体は死亡し、「道」へと逃げましたがフリッツ王の命令の「巨人を作り続ける」には従い続けていました。優しい性格をしている始祖ユミルは、自分が作り出した巨人が人々を苦しめる事に2000年間苦しんでいました。
始祖ユミルを解放したのはミカサだった?
ユミルの未練や真意はエレンにも理解できていない部分があり、謎に包まれていました。ただ、エレンを愛しエレンの奴隷のようになっているミカサに対しユミルは自身の境遇を重ね関心を寄せていました。「天と地の戦い」でミカサがエレンを殺害して落としたエレンの首にキスをする姿を見た始祖ユミルは、微笑みを浮かべながら成仏しています。この事から、ミカサの行動がユミルを開放したと考察されています。
地鳴らしが起きた理由
地鳴らしとは、パラディ島の壁の中にいる「50m級の無垢の超大型巨人」を始祖の巨人の力で操って行進させるものです。地鳴らしを実行するとパラディ島以外の世界が壊滅させるような被害がでるため、長い間パラディ島に手出しする国はありませんでした。エレンは地鳴らしでパラディ島以外に大きな被害を与えて他の国が島に手を出せる余裕を無くし、パラディ島に住む人間によって地鳴らしを起こしたエレンを倒させる事でエルディア人を悪とする風潮を払拭するために地鳴らしを起こしました。
ユミルの呪いに対する世間での評判や人気
エルディア人は巨人になる事ができたため、進撃の巨人作中では長い間差別を受けてきました。中には悪魔と呼んでいる者もいます。進撃の巨人本編の最後には巨人化能力を失いユミルの呪いも解けていますが、例え巨人化能力を失っても差別は無くならないと主張する意見もありました。
巨人化能力が消滅したことに対し読者の間では賛否両論がありました。Twitterでは、巨人化能力の消滅を個性の喪失と捉える意見がある一方で、長い間ユミルの呪いに苦しめられてきたエルディア人が解放された事を素直に喜ぶ意見も多数見られました。
進撃の巨人は、ユミルの呪いと関係ある13と九つの巨人の9という数字が合わせてできる139話で終わりました。これだけではなく、139という数字を分解して足すと1+3+9=13となります。さらに、進撃の巨人の最終話が掲載された日付は4月9日で足すと13になり、進撃の巨人最終巻が出た日付は6月9日で「無垢の日」と読めます。進撃の巨人の作者である諫山創さんが狙ったかどうかは不明ですが語呂合わせになってる事が多く、想像力を掻き立てられているファンは少なくありません。
ユミルの呪いは九つの巨人の継承者がかかる呪いだった
この記事ではユミルの呪いについてや嘘である可能性、継承者達の残り寿命について解説してきました。ユミルの呪いは九つの巨人の継承者にしかかからない呪いであり、本編に登場する継承者達は寿命が迫っている者も多かったです。エレンの犠牲や巨人の力を失い差別に苦労する可能性があるとは言え、最終的に呪いから解放される展開に多くのファンが安堵していました。
この記事のライター
kaewru
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