【進撃の巨人】サシャの死亡原因は?悲しい最期やスパイ疑惑についても
『サシャ』とは進撃の巨人において、主人公エレンたちの同期として登場するキャラクターですが、その死亡原因があまりにも悲しいと話題です。本記事では、その実力やスパイ疑惑についても触れ、サシャの最期となる死亡シーンを詳しく考察していきます。
サシャとは?
サシャのプロフィール
- 本名:サシャ・ブラウス
- 身長:168㎝
- 体重:55kg
- 血液型:O型
- 誕生日:7月26日
- 所属:調査兵団
『サシャ』とは進撃の巨人に登場する非常に特徴ある人物で、まず目立つのは人並外れた「食い意地」です。決して裕福ではない狩猟民族の環境で育ったサシャは、食べることへの執着が凄まじく、序盤ではそういったシーンがコミカルに描かれています。調査兵団入団時には、厳しい教官にひとり立ち向かい、真正面から「蒸した芋」を食べるという荒業を成し遂げ、以降あだ名が「芋娘」に決定しました。基本的には仲間からの評価は「バカ」で通っている、進撃の巨人において唯一無二の存在です。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』とは漫画家諫山創(いさやまはじめ)によって描かれる大人気ダークファンタジー漫画です。なんと自身初の連載作品であり、その実力を世に知らしめています。巻数にして全34巻、世界累計発行部数は1億1000万部を突破しており、これは講談社漫画の歴史的な記録として残っています。作者の地元である大分県日田市は大いに盛り上がっており、キャラクターの銅像や「道の駅•水辺の郷おおやま」には進撃の巨人ミュージアムも開館するなど、町おこしへの貢献も担っていました。
進撃の巨人のあらすじ
『進撃の巨人』の舞台はパラディ島と呼ばれる孤島で、そこには巨人が生息しているのです。人々は巨人の脅威から生活を守るため、3枚の城壁を造りあげ、その内側でひっそりと暮らしていました。あまりにも謎の多い存在である巨人を調べるべく、城壁の外へ調査することを許された調査兵団は人類の唯一の希望です。しかしもちろん危険な仕事であり、巨人に襲われ死亡する団員も少なくありません。そんな調査兵団に憧れを抱く主人公エレンの物語です。
サシャの死亡原因や悲しい最期
サシャの死亡シーンは何話?
『サシャ』の死亡シーンはコミック26巻の第105話、アニメにして4期8話である「凶弾」にて確認することが出来ます。あまりにも突然の出来事であり、目の前で起きたことに理解が追いつかず、何度も見返してしまうシーンとなっています。このような最期を迎えることになるとは、誰も予想しておらず、まさに衝撃の展開となりました。
サシャはガビに撃たれて死亡
『サシャ』の死亡原因は「ガビ」からの射殺です。調査兵団はレベリオを襲撃し、壮大な計画は無事成功したかに思われました。飛行船に乗って帰還しようとしていたところへ、マーレ兵ガビとファルコが奪った立体機動装置を使って乗り込んできます。一瞬空気が凍りつき、次の瞬間ガビが持っていたライフルから1発の銃弾が放たれました。その銃弾はなんとサシャの左胸に着弾し、飛行船内は騒然となります。惜しくもこれがサシャの最期となりました。
サシャの死亡の伏線はあった?
『サシャ』死亡の伏線は第102話「後の祭り」から徐々に描かれており、狙撃班として配備されたサシャが、門兵2人を射殺することが原因の始まりでした。この時門兵はガビを庇って死亡しており、ガビは銃弾の飛んできた方向を確認すると、そこでサシャと一瞬目が合います。ガビがサシャをロックオンした様にも見えるシーンでした。ちなみにこの時逆にサシャが「ガビを見逃した」という考察もあります。
またその後、ジャンの「生き残らねぇと」というセリフのタイミングにサシャのカットが描かれたり、コニーがサシャとジャンに肩を組み「俺たちはまた生き残った」というセリフが登場します。これらの演出は全て、この後サシャが死亡する衝撃を増幅させるための伏線であったと、捉えることができるでしょう。
サシャの性格やスパイ説
サシャの性格
『サシャ』の性格は基本的に「明るい天然」であるように描かれますが、物怖じせず強気に振る舞う姿も見られ「破天荒」という表現が相応しいと言えます。また狩猟民族出身であることも理由から、野生的な一面も見られます。誰にでも敬語で話すという特徴もあるのですが、これは決して礼儀正しいからという訳ではなく、生まれ故郷の方言を聞かれるのが恥ずかしい、という理由からでした。
サシャのスパイ説の理由
『サシャ』のスパイ説が浮上した理由は、原作第21話「開門」の冒頭シーンです。調査のために捕獲していた巨人が何者かに殺された事件について、憲兵団長が犯人探しをしていた時でした。ここでサシャは何故か額に汗をかいており、さらにわざとらしく2カットに渡って描かれます。いかにも何かを隠していそうな様子で、この頃からサシャスパイ説が囁かれ始めました。しかし実際のところ、サシャはスパイでないことが明らかになり、これは作者のミスリードだったのです。
サシャの能力や実力
『サシャ』の実力は侮れません。狩猟生活の経験は彼女の基礎能力を自然と鍛え上げており、104期訓練兵卒業時は地味に9位という成績を残しています。さらに狙撃の実力に関しては作中トップクラスを誇り、弓矢や銃の扱いに長けていることから、狙撃班として活躍していきました。また天性の勘や、異常な聴覚の持ち主でもあり、かなり先の情報まで読み取るシーンも見られます。こういった以外な実力の高さが、スパイ説浮上の原因にもなっていました。
サシャの死亡でエレンが笑った理由
理由①サシャらしい最後の言葉だった
『サシャ』が最期に残した言葉は「肉...」でした。それをコビーから聞いたエレンは突然笑い出します。サシャといえばその食い意地であり、特に肉に関しては食糧庫からくすねるシーンや、食事の際に肉が出て来ようものなら、一心不乱にむさぼるなど、肉には人一倍思い入れがある印象を与えていました。実にサシャらしい最期の言葉であると、過去の思い出が蘇ってきたのが原因であると考えられます。
理由②自分のせいで死なせてしまった
『サシャ』の死亡は、自分が巻き込んでしまったと考え、自分への苛立ちを隠しきれなかったのが原因で、もう笑うことしか出来なかったとも考えられます。エレンは過去、原作第50話「叫び」にて少年時代に面倒を見てもらった「ハンネス」が目の前で殺された際、自分の無力さに苛立ちを見せ、最期には笑いながら涙を流すシーンが窺えます。サシャの死亡を聞いて笑った理由は、この時の感情に非常に近かった可能性があるでしょう。
理由③悪役を演じた
『サシャ』の死亡後から、エレンはこれまでの仲間を裏切るような行動ばかり取る様になります。これはエレンの壮大な計画を実行するために、全員を納得させるには、自分は完全に悪役になったと思い込ませ、突き放す必要があると考えたからでした。サシャの最期にすらも動揺せず、むしろ笑うことで完全に狂ったことをアピールしたかったのが原因とも考えられます。
しかし後にエレンの真の目的とは「パラディ島の人間だけを救えばいい」ということが分かったため、この可能性は低く、やはりこれまで同期で仲良くやって来たサシャの死は、非常に辛かったと想像されます。
理由④未来を知っていた
『サシャ』の死亡についてエレンはすでに知っており、未来がその通りになったことに思わず笑ってしまった可能性を考えます。エレンはヒストリアの手の甲に口づけをした際、つまり王家の血に近づいた瞬間、進撃の巨人の力が発動しグリシャの記憶を見ます。進撃の巨人は特殊で「未来の継承者の記憶」も見ることができるため、その時エレンは、グリシャが見たエレンの記憶を見ることになるのです。
しかしこれも可能性は低く、理由は前項同様でパラディ島の人々の命を守るのが目的であったエレンからすれば、サシャの死亡は単純に目的の失敗になります。もしエレンがこの未来を知っていたのであれば、避けようと考えるのが一般的でしょう。
サシャの死亡に対する世間での評判や人気
これまでサシャの死亡シーンについて数々の考察をして来ましたが、サシャの死亡について世間では、一体どのような評判となっているのでしょうか。実際にあったリアルな声を紹介していきます。
『サシャ』の死亡について、やはり一番多く見られた意見は「悲しい」や「ショック」という悲痛な声でした。これまでの多方面での活躍ぶりから、サシャの人気は非常に高いことがわかりました。
『サシャ』の死亡については、あまりにも衝撃的なニュースとなりSNSやネット上で爆発的に拡散され、まだその結末を知らなかった読者や視聴者に情報が届いてしまい、ネタバレしてまう事例が相次いでいました。その中にはサシャの死亡を知ったことがショックで、もうそのシーンを読みたくないと感じるファンもいたようです。
『サシャ』の死亡シーンに関しては、これまでずっと人気キャラクターだったサシャが、突然現れたよくわからない「ガビ」に殺されてしまうことに、憤りの声も見られました。しかしここはガビにも仇を打つという目的があります。つまりお互いに抱えているものが違い、お互いを守るために命を奪い合う、ある意味「戦争」の縮図ともいえるこのシーンは、様々なメッセージを与えていました。
サシャの死亡は衝撃的だった
『サシャ』は進撃の巨人に登場する人物の中でも、キャラクター性が強く、それでいて実力も確かなものを持っている、非常に人気の高い人物であることがわかりました。そんなサシャに訪れた、突然の死亡という結末はファンに衝撃を与えています。またサシャの死亡が多く語られる理由には「人間から殺されてしまう」といった悲惨さもポイントとなるでしょう。TVアニメ「進撃の巨人The Final Season完結編」は2023年に放送が決定しています。ぜひこの機会にチェックしてみてください。
この記事のライター
うら
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