【進撃の巨人】巨人化になる条件はある?種類や正体は?なれる人についても
『進撃の巨人』の巨人について、本記事では巨人化の条件を詳しく解説します。『進撃の巨人』に登場する巨人はいろいろな種類がいますが、巨人になれる人は限られています。そこで、巨人化の条件を徹底的に考察し、あわせて巨人や巨人継承者も紹介します。
目次
【進撃の巨人】巨人とは?
『進撃の巨人』は、人間を捕食する巨人とそれに対抗する人類との戦いを描いた物語です。当初は人間を捕食する知性のない人型生物と思われていた巨人も様々な種類のあることが分かってきました。そこで、本記事では、巨人になれる人や巨人化の条件を考察し、巨人の特徴や正体も紹介します。
巨人とは?
巨人とは『進撃の巨人』で出現する人類の敵です。サイズこそ様々ですが、知性がなく人間を捕食するという特徴があります。ただし、行動は昼間に限られています。その後、知性のある巨人も存在することが明らかになりました。
進撃の巨人の概要
様々な種類の巨人が登場する『進撃の巨人』は、諫山創(いさやまはじめ)が『別冊少年マガジン』誌上で連載した漫画作品です。連載は2009年に始まりましたが、様々なメディアミックス展開が行われています。特に第4シリーズまで続いているテレビアニメは大きな反響を呼んでいます。連載は2021年で完結しました。全世界のコミックスの発行部数は2022年秋で1億1000万部を超えていて、日本だけでなく韓国やアメリカでもブームを巻き起こしました。
進撃の巨人のあらすじ
巨人の脅威にさらされていた人類は、3つの巨大な壁を築き、その中で平和に暮らしていました。しかし、その平和は超大型巨人の出現によって終わりを告げます。目の前で母親を捕食されたエレンは巨人殲滅を誓い、訓練兵団に入団しました。3年の訓練課程を終えた翌日、再び超大型巨人が現れます。訓練兵団はいきなり巨人との戦うことになり、多くの仲間が捕食され、エレンもアルミンを助けるために捕食されました。しかし、巨人と戦う巨人が出現するという新たな事態が起こりました。
【進撃の巨人】巨人化の条件はある?正体を解説
『進撃の巨人』には様々な種類の巨人が登場し、当初から巨人の存在については多くの考察が行われています。後に巨人の正体が人間であることが分かると、次に巨人になれる人の条件について意見が飛び交いました。その後、『進撃の巨人』は終結し、伏線の多くは回収されました。そこで、明らかになった事実を元に、巨人になれる人の条件や正体を解説します。
巨人の正体は人間?
『進撃の巨人』に登場する巨人は、当初、人間を捕食する大型の人型生物であると思われていました。知性がなく、生殖器官も存在しないことから人間とは思えなかったからです。しかし、エレンやアニが実は巨人でした。さらに、ラガコ村の事件から巨人の正体は人間であることが判明しました。
巨人化の条件はある?
巨人の正体は人間ですが、巨人になれる人には条件がありました。巨人になれる人は、ユミルの民であるエルディア人です。エルディア人に巨人化薬を注射することで巨人化します。また、ジークの脊髄液を摂取させた上でジークが叫ぶと巨人化します。
巨人が生まれた経緯
巨人は約2000年前に誕生しました。始祖ユミルは初代フリッツ王の奴隷でしたが、家畜の豚を逃がした嫌疑をかけられ、自由という名の死刑を科せられてしまいます。ハンターや猟犬から逃れるために大木の洞に入った始祖ユミルは、そこでムカデのような未知の生物と接触し、巨人化能力が生まれました。始祖ユミルの死後は、初代フリッツ王が3人の娘にユミルの死体を食させ、巨人化能力を継承させたのです。
巨人が人間を捕食する理由
巨人が人間を捕食する理由ははっきりとは分かっていません。そのため、いくつか考察がありますが、初代フリッツ王由来か初代レイス王由来かの2つに意見が分かれています。前者は、始祖ユミルが死亡した際に巨人化能力を継承するため、娘にユミルの死体を食させたことに由来するというものです。それに対して、後者は、無垢の巨人の存在で他国が容易に攻め込まないようにして「不戦の契り」を確実にするというものです。
巨人化した人間に個性が出る理由
『進撃の巨人』の無垢の巨人には2種類存在し、通常種と奇行種がいます。奇行種は行動パターンが不明確な個体ですが、奇行種が発生する理由ははっきりしていません。エレンやジークが始祖の力で操作した奇行種もいましたが、すべての奇行種に当てはまるかは議論が分かれています。
【進撃の巨人】巨人の種類一覧
『進撃の巨人』に登場する巨人は、知性のある九つの巨人と知性のない無垢の巨人がいて、種類がとても多いです。これだけ種類が多いと、名前を覚えるだけで大変という声もSNS上でよく見かけます。そこで、ここからは巨人の種類を一覧で紹介します。
巨人の種類①無垢の巨人
無垢の巨人の正体は、エルディア人です。巨人化薬を注射するか、ジークの脊髄液を体内に摂取した者がジークの叫びにより巨人化します。無垢の巨人は人間を捕食しますが、それ以外の動物には関心はありません。また消化器官や生殖器官はなく、食べた人間はたまるとそのまま吐き出してしまいます。寿命はなく再生能力もあるため何年も生きられますが、唯一の弱点であるうなじを切られるとすぐに風化してしまいます。
巨人の種類②九つの巨人
知性を持つ巨人は9種類あり、九つの巨人と呼ばれています。巨人化の条件は自傷行為だけでなく強い目的意識が必要です。また、巨人は強い回復力を持っていますが、ひどい損傷を受けると回復中は巨人化できません。九つの巨人の継承するためには前任者を捕食する必要があり、ひとたび継承すると寿命はそこから13年です。これは、始祖ユミルが巨人化能力を得てから死亡するまでが13年だったためです。
始祖の巨人
始祖の巨人は、九つの巨人の頂点に立ち、すべての巨人を統率できます。また「座標」とは始祖の巨人を指します。しかし、始祖の巨人の能力を発揮するための条件は、継承者が王家の血筋に限られています。また、初代レイス王から後は、王家の血筋という条件があれば「不戦の契り」に縛られることになりました。
進撃の巨人
進撃の巨人は、漫画『進撃の巨人』のタイトルにもなっている重要な巨人です。進撃の巨人の能力で、継承者の過去や未来に介入できます。また、硬質化の能力も有しています。また、「いつの時代でも自由を求めて戦った巨人」でエレンの行動原理を考慮しても重要な巨人です。
超大型巨人
超大型巨人は『進撃の巨人』で最初に登場した巨人であり、壁から超大型巨人が顔を覗かせた図柄が『進撃の巨人』を世間に印象づけたという点で重要な巨人です。身長は60mあり、多くのものを吹き飛ばすことができます。また、身体から熱風を放ちます。その反面、動作が遅く、小回りもききません。
鎧の巨人
鎧の巨人は、身体の表面が硬いのが最大の特徴です。鎧の表面は砲撃でも貫くことはできません。そのため、敵の攻撃に対する盾の役割を持っています。ただし、15m級巨人の規格内なので、同程度の進撃の巨人に完全に有利というわけでもなく、対等な勝負となっています。
女型の巨人
女型の巨人は高い戦闘能力があり、持久力やスピードはずば抜けています。そのため、かなりの力量を持つ調査兵団でも苦戦していました。また、狭い範囲にはなりますが無垢の巨人を引きつける能力もあります。
獣の巨人
獣の巨人本来の能力は不明ですが、ジークの獣の巨人は投てきによる攻撃ができます。また、骨髄液でエルディア人を無垢の巨人にでき、操ることができます。ただ、どちらの能力もそれまでの獣の巨人には備わっていなかったと明記されています。
戦槌の巨人
戦鎚(せんつい)の巨人の「鎚(つち)」とはハンマーのことです。そして「戦鎚」は中世のヨーロッパで使われていた攻撃用のハンマーで、その名前を冠している巨人らしく、硬質化で武器を生成できます。また、巨人化した際に本体はうなじではなく、人間体を包んでいる結晶から操っているため、うなじを攻撃しても倒すことはできません。
顎の巨人
顎(あぎと)の巨人は、強力な顎(あご)や爪で多くのものを破壊することができます。また、顎の巨人は体長が5mほどと比較的小型のため、素早い行動も得意です。さらにファルコ・グラウスの顎の巨人は背中に5~6人乗せて飛べる能力があります。
車力の巨人
車力(しゃりき)の巨人は、ポルコ・ガリアードの顎の巨人よりさらに小型で体長は4mほどです。優れた持続力で長期間巨人の状態でいることができます。また、四足歩行なので兵装がしやすく、輸送、救出、偵察などの任務に適しています。
【進撃の巨人】巨人になれる人の巨人化後と前を比較~九つの巨人の継承者~
ここからは、巨人になれる人の巨人化後とその前の比較を考察します。現在の九つの巨人の継承者から紹介します。九つの巨人の継承者は7人いて、全員巨人になれる人の条件をクリアしています。
九つの巨人の継承者①エレン・イェーガー
エレン・イェーガーは『進撃の巨人』の主人公で、ウォール・マリアにあるシガンシナ区で暮らしていました。幼馴染みのアルミンやミカサと一緒に行動し、壁の外の世界に興味を持っていました。しかし、父親のグリシャが外出中にウォール・マリアが陥落し、母親が無垢の巨人に捕食されたことから巨人に対して強い憎しみを持ちます。その後、父親と再会しますが、その間の記憶は曖昧でした。実は、巨人化薬を注射されて巨人化し、父親を捕食することで始祖と進撃の巨人を継承していました。
九つの巨人の継承者②アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルトは、エレンやミカサの幼馴染みで、3人一緒に訓練兵団から調査兵団に参加しています。ウォール・マリア奪還作戦では超大型巨人に苦しめられますが、勝利したものの瀕死の重傷を負います。その時、リヴァイが持っていた巨人化注射で巨人化し、ベルトルトを捕食することで一命を取り留めました。アルミンの超大型巨人は、ベルトルトと比べると痩せ型ですが、アルミンが頭脳派のキャラであることが影響していると考えられています。
九つの巨人の継承者③ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウンは、マーレ人の父親とエルディア人の母親のハーフとして生まれ、名誉マーレ人となって家族3人で暮らすのが目的で戦士を目指します。格段優れたところはなく、マーレへの忠誠心とマルセル・ガリアードの印象操作の結果、鎧の巨人の継承者となりました。巨人化後、ベルトルトら4人で始祖奪還作戦を行うため、パラディ島へ上陸しましたが、失敗に終わりライナーの精神を蝕みました。その後、マーレ帰国後も、レベリオ侵攻やパラディ島反攻、最終決戦でエレンと対決しています。
九つの巨人の継承者④ファルコ・グライス
ファルコ・グライスは、次世代のマーレ戦士候補生です。想いを寄せる同期のガビを巨人にさせたくないために「鎧の巨人」の継承者を目指していました。パラディ島勢力によるレベリオ侵攻後、パラディ島に乗り込んだガビに同行しましたが、ジークの脊髄液の入ったワインを口にしてしまいます。そして、ジークの叫びで無垢の巨人になりますが、ポルコ・ガリアードがボロボロの状態で現れ、ポル子を捕食することで顎の巨人を継承しました。巨人化後は最終決戦でめざましい活躍を見せました。
九つの巨人の継承者⑤ピーク
ピーク・フィンガーの正体は「車力の巨人」です。ライナーやベルトルトと同期のマーレの戦士で、戦士を目指したのは、唯一の家族である父親にしっかりした医療を受けさせるためでした。性格的にマイペースですが、判断力や分析力に優れています。その点が高く評価され、マーレの戦士に選ばれました。ピークは「車力の巨人」の特性で数か月にわたる長期間巨人化したままで過ごせます。しかし、「車力の巨人」は四足歩行のため、人間の姿に戻った時でも四足歩行をしていることがあります。
九つの巨人の継承者⑥アニ・レオンハート
アニ・レオンハートは、エルディア人の子供であったことから、生後まもなく捨てられ、エルディア人の養父に拾われて育ちました。養父はアニをマーレの戦士にするため、厳しく格闘技の訓練をしました。戦士候補生として女型の巨人を継承することになり、巨人化後はパラディ島に潜入しました。憲兵団に加わりましたが、エレンとの対決で敗れ、自ら硬質化してパラディ島の知花に収容されます。「地鳴らし」が発動後、硬質化が解け、偶然アルミンと再会したことから行動を共にすることになりました。
九つの巨人の継承者⑦ジーク・イェーガー
ジーク・イェーガーは、『進撃の巨人』の主人公エレンの異母兄です。父のグリシャはエルディア復権派のメンバーで、母のダイナはフリッツ王家の末裔と、王家の血をひいています。父親の思惑でマーレの戦士候補生を目指させられますが、父親が復権派ということがばれそうになると、先手を打って両親を密告します。トム・クサヴァーの持つ獣の巨人を継承しますが、巨人化後は自分の脊髄液で巨人になれる人を自由に巨人にしたり操ったりできることから「驚異の子」と呼ばれるようになりました。
【進撃の巨人】巨人になれる人の巨人化後と前を比較~九つの巨人の前任者~
巨人になれる人の巨人化後とその前の比較の考察の続きは、九つの巨人の前任者です。九つの巨人の継承者は始祖ユミルの時代から数えると膨大な数に上ります。前任者もすべて巨人になれる人の条件をクリアしています。
九つの巨人の前任者①ベルトルト・フーバー
ベルトルト・フーバーはマーレのエルディア人で、病を患っている父がいます。幼少期に射撃の能力が買われて戦士候補生になり、超大型巨人を継承しました。能力値は高いですが積極性に欠け、控えめな性格をしています。巨人化後は始祖奪還作戦でパラディ島へ上陸し、シガンシナ区の壁を破壊しました。ウォール・マリア奪還作戦で、巨人化する時の爆風で調査兵団を追い詰めますが、アルミンの捨て身の作戦でエレンに捕らえられました。瀕死のアルミンを救うために巨人化したアルミンに捕食されることで死亡しました。
九つの巨人の前任者②ユミル
ユミルは104期訓練生ですが、元はマーレ国内の孤児でした。始祖ユミルと同じ名前を与えられて、エルディア人の信仰の対象となりますが、楽園送りになります。巨人化後は無垢の巨人として60年ほどさまよい、偶然マルセル・ガリアードを捕食したことで、顎の巨人を継承して人間に戻りました。調査兵団でしばらく過ごした後、ライナーらとマーレに戻り、自分の意志でマルセルの弟ポルコに顎の巨人を継承させました。
九つの巨人の前任者③ウーリ・レイス
ウーリ・レイスは、王家の血筋を引く人物で「始祖の巨人」の継承者です。本来は兄のロッドが引き継ぐはずでしたが、自分から買って出て継承しました。継承前は、始祖の巨人の力で巨人を倒すべきだと主張していましたが、巨人化後は「不戦の契り」に縛られ、滅亡の時まで壁の中という楽園で人々を生かそうという考えに変わりました。
九つの巨人の前任者④グリシャ・イェーガー
グリシャ・イェーガーは、エレンの父です。マーレに住むエルディア復権派の一員でしたが、長男ジークの密告により楽園送りになります。そこでエレン・クルーガーから進撃の巨人を継承しました。その後、壁内のシガンシナ区で医者として家庭を持ちます。超大型巨人によるシガンシナ区襲撃の直前に診察と称して外出し、ウォール・マリア陥落後にレイス家の礼拝堂地下でフリーダ・レイスと交戦し始祖の巨人を奪いました。その後、巨人化能力をエレンに継承させ死亡します。
九つの巨人の前任者⑤フリーダ・レイス
フリーダ・レイスは、ロッド・レイスの長女です。叔父のウーリを捕食して始祖の巨人を継承しました。ウォール・マリアの陥落直後、家族の集まる礼拝堂の地下にグリシャ・イェーガーがやってきて、交戦になります。フリーダは巨人化後間もない頃だったので、力を発揮できず、グリシャに始祖の巨人を奪われてしまいました。
九つの巨人の前任者⑥エレン・クルーガー
エレン・クルーガーは、マーレの治安当局の役人として多くのエルディア人を拷問したり楽園送りにしたりしていましたが、エレン・クルーガーの正体はエルディア復権派のリーダー「フクロウ」でした。進撃の巨人の継承者でしたが、13年の寿命が目前に迫っていたため、パラディ島でグリシャ・イェーガーに自らを捕食させました。
九つの巨人の前任者⑦マルセル・ガリアード
マルセル・ガリアードはマーレの戦士で、顎の巨人の継承者です。巨人化後は、同期のライナー、ベルトルト、アニの4名で、始祖を奪還するためにパラディ島へ派遣されました。しかし、道中に無垢の巨人に襲われ、ライナーをかばいます。しかし、代わりに捕食されてしまいました。
九つの巨人の前任者⑧ヴィリー・タイバーの妹
タイバー家の当主ヴィリー・タイバーの妹で、名前はラーラです。タイバー家は代々戦鎚の巨人を継承し、本来は兄のヴィリーが継承しますが、ヴィリーは使命を全うするため、代わりにラーラが戦鎚の巨人を継承しました。パラディ島勢力のレベリオ侵攻で巨人化しエレンと戦いますが、敗れてエレンに捕食されました。
九つの巨人の前任者⑨トム・クサヴァー
トム・クサヴァーは、巨人学の研究者です。巨人の謎を解明するため、獣の巨人を継承しました。トムはジーク・イェーガーの良き相談相手となり、任期満了の頃にジークへ獣の巨人を継承させました。
九つの巨人の前任者⑩ロッド・レイスの父
ロッド・レイスの父は、パラディ島の真の王家であるレイス家で始祖の巨人を継承しています。『進撃の巨人』では、息子のロッド・レイスとウーリ・レイスが始祖の巨人の力を使って巨人を駆逐するように嘆願しても全く動じない姿が描かれています。ロッド・レイスの父も始祖の巨人を継承する前は、息子たちと同じ考えでしたが、巨人化後は「不戦の契り」に支配されてしまいました。
九つの巨人の前任者⑪初代レイス王
初代レイス王は、初代フリッツ王の子孫で145代フリッツ王です。初代レイス王は、エルディア人による他民族支配やエルディア人同士による争いに心を痛めていました。そこで、始祖の巨人を継承し、巨人化後はタイバー家と結託してエルディア帝国を解体し、多くのエルディア人を引き連れパラディ島へ移住しました。壁を築いたり、人々の記憶の改ざんを行ったりして、偽りの歴史を作ります。また「不戦の契り」も生み出しました。
九つの巨人の前任者⑫ユミル・フリッツ
始祖ユミルとも呼ばれるユミル・フリッツは、巨人の始祖です。エルディア帝国の奴隷でしたが、巨人化後はエルディア帝国の興隆に寄与し、初代フリッツ王の妻となりました。しかし、最後まで奴隷として扱われていたことに絶望し、この世を去りました。
九つの巨人の前任者⑬ポルコ・ガリアード
ポルコ・ガリアードは顎の巨人の継承者マルセルの弟です。ポルコの同期の戦士候補生は7名いてポルコだけが巨人を継承していませんでした。パラディ島で偶然顎の巨人を継承したユミルが、ポルコに顎の巨人を「返した」ことで顎の巨人を継承しました。巨人化後はパラディ島勢力のレベリオ侵攻やパラディ島への反攻で活躍しますが、負傷がひどく無垢の巨人と化したファルコ・グラウスに身をさらすことで捕食されました。
【進撃の巨人】巨人になれる人の巨人化後と前を比較~無垢の巨人~
巨人になれる人の巨人化後とその前との比較の最後は無垢の巨人です。無垢の巨人はモブキャラのことが多いですが、重要な無垢の巨人が存在します。無垢の巨人であっても巨人になれる人の条件はクリアしています。
無垢の巨人になったキャラ①ロッド・レイス
ロッド・レイスは、パラディ島の真の王家レイス家の当主です。始祖の巨人を継承するべき立場ですが、弟のウーリから娘のフリーダへと受け継がれました。ところが、始祖の巨人はグリシャ・イェーガーに奪われ、さらにエレンに継承されます。ロッドはその事実を知ると、憲兵団に命じてエレンと娘のヒストリアを連行し、ヒストリアに始祖の巨人を継承させようとしました。しかしヒストリアの抵抗にあい、代わりに自ら巨人になりますが、超大型巨人を超える無垢の巨人となり、最後はヒストリアにとどめを刺されました。
無垢の巨人になったキャラ②ダイナ・フリッツ
ダイナ・フリッツは、フリッツ王家の末裔で、グリシャ・イェーガーの妻、ジークの母です。「フクロウ」の手引きでエルディア復権派のメンバーになりましたが、ジークの密告で復権派のメンバーは捕らえられて楽園送りになり、夫の目の前で無垢の巨人になります。ウォール・マリア崩壊の際、エレンの母親カルラを捕食したのはダイナでした。後に、エレンが接触した際「座標」の力が働き、多数の巨人に襲われて死亡しました。
無垢の巨人になったキャラ③ユミルの信者
ユミルの信者は、特別編「イルゼの手帳」に出てくる無垢の巨人です。今まで知性がないと思われていた巨人ですが、意味のある言葉を発し、服従する姿勢を見せました。イルゼ・ラングナーは対話を試みますが、次第に巨人に対する感情を抑えきれなくなったことから、声を荒らげてしまい、興奮した巨人はイルゼを追いかけて捕食しました。
無垢の巨人になったキャラ④コニーの母親
第104期訓練兵団のコニー・スプリンガーは、ウォール・ローゼ南区ラガコ村出身です。コニーの母親が無垢の巨人になった原因は、後にジークやファルコの話から真相が明らかになりました。マーレはパラディ島の実力を測るため、威力偵察を行いましたが、その時にラガコ村の住民はジークの脊髄液を含むガスで無垢の巨人にされていました。コニーの母親は足が悪く、巨人にされた後立ち上がることができず、取り残されてしまいました。
無垢の巨人になったキャラ⑤エルディア復権派メンバー
マーレのエルディア復権派は、正体がばれると楽園送りになりました。それは、パラディ島へ連行され、巨人化薬の注射を打たれて無垢の巨人になることを意味していました。後に各国の間で資源獲得競争が始まると、この無垢の巨人の存在が足かせとなってパラディ島へ攻め込むことが難しくなり、逆に戦争の抑止力ともなっていました。
【進撃の巨人】巨人化に対する世間での評判や人気
ここまで、巨人になれる人の条件や九つの巨人、およびその継承者を紹介しました。『進撃の巨人』は世界的に反響を呼んだ作品です。そして、少しずつ謎が明らかになりますが、また新しい謎が出てくるというミステリータッチの要素もある作品です。それだけに、様々な考察がSNS上で活発に交わされています。そこで巨人化に対する投稿を紹介します。
『進撃の巨人』には多くの種類の巨人が登場しますが、女型の巨人の正体ほど読者を驚かせた巨人はいません。女型の巨人の正体が明らかになった時期は、まだ巨人の謎がほとんど分かっていない頃でした。それだけに、アニが巨人化した時には驚きを隠せなかった投稿が数多く見られました。それが新たな読者も魅了していることを伝える投稿です。
九つの巨人の継承者は、巨人化する時は、強い目的意識を持って手を噛むなどの自傷行為を行います。特にエレンとライナーは登場する場面が多いので、巨人化するシーンも多く描かれています。ライナーの巨人化するシーンがかっこいいという感想は多く投稿されています。
マーレ編では、反マーレ義勇兵のイェレナよりワインが持ち込まれ、憲兵団に振る舞われていました。しかし、そのワインにはジークの脊髄液が含まれていて、ピクシス指令やナイルなど、なじみのあるキャラも無垢の巨人化してしまいます。この出来事はかなりの反響を呼び、投稿を多く見られます。
【進撃の巨人】巨人化したキャラは多かった
『進撃の巨人』には多くの種類の巨人が登場しました。多くのキャラが巨人化しましたが、誰でもが巨人になれる人というわけではありませんでした。そこには、様々な条件がありました。各巨人の特徴を踏まえた上で『進撃の巨人』を読んだり、アニメを見たりすることをお薦めします。
この記事のライター
makkun402
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