【進撃の巨人】ハンジ・ゾエの性別は男性？女性？性格や能力についても

ハンジ・ゾエは『別冊少年マガジン』で連載されていたマンガ作品である『進撃の巨人』に登場するキャラです。ハンジ・ゾエは調査兵団第4分隊長を務めており、気配りを欠かさない利発な性格によって部下から厚い信頼を得ています。また巨人の肉体構造に人一倍関心を抱いており、実際に巨人と戦いながら研究を進めています。

『進撃の巨人』は2009年から10年間以上『別冊少年マガジン』で連載されていた超人気マンガ作品です。作品自体は2020年に完結しました。原作者は諫山創（いさやま・はじめ）先生であり、巨人と人類が互いの存亡をかけた戦いが面白いと人気を集めています。『進撃の巨人』単行本世界累計発行部数1億1000万部を突破するなど、日本国内に留まらず世界中で人気を博しています。

『進撃の巨人』の世界では「巨人」と呼ばれる化け物から身を守るために、人類は巨大な三重の城壁を築き、その城壁の中で繁栄してきました。しかし超大型巨人の侵攻によって、多くの人々が城壁の内側へと追いやられてしまったのです。巨人に家族を殺された主人公・エレン・イェーガーは巨人への復讐心を力に変え、人類が自由に暮らせる世界を取り戻すために奮闘します。

『進撃の巨人』に登場するハンジ・ゾエは、今でも男性か女性かで議論が分かれています。そこで今回の記事では、ハンジ・ゾエが男性だと考えられる説と女性だと考えられる説についてそれぞれ紹介します。またアニメ作品や実写映画では女性として扱われている点についても記載していきます。

ハンジ・ゾエの性別が男性だという説が浮上する理由ですが、男性のような大雑把な性格を有しているからです。作中でもハンジは何日も風呂に入らなかったり髪を洗わないといった豪快な生活スタイルが明らかとなりました。このように細かいことを気にしないシーンから、ハンジ・ゾエは男性であると噂されるようになったのです。

ハンジ・ゾエの性別が女性だという説が浮上する理由ですが、体つきや仕草に女性らしさが感じられるからです。作中のシーンでもハンジの胸元がはっきりと膨れていたり、エレン達と話す時に一人称を「私」としていたりします。以上の点から、ハンジ・ゾエの性別は女性ではないかと考えられているのです。

実は原作版『進撃の巨人』では、ハンジ・ゾエの性別は明らかになっていません。そのためアニメ作品が放送される前は、ハンジ・ゾエが男性か女性かで激しい議論が繰り広げられてきました。原作者の諫山創先生もファン達を楽しませるために、ハンジ・ゾエの性別についてのはっきりとした回答を控えたのです。

長年の間、ハンジ・ゾエの性別について様々な考察がなされてきました。しかしテレビアニメ作品や実写映画では女性特有の胸部の膨らみが強調されていたため、女性として扱われていたことが判明しました。またこれらの作品には女性声優や女性キャストが出演しているため、世間的にはハンジ・ゾエは女性として認識されていることが分かります。

『進撃の巨人』の中でハンジ・ゾエは、調査兵団のベテラン兵士として大きな活躍を見せました。そこで今回の記事では、作中におけるハンジ・ゾエが持つ性格や能力はどういったものなのかについて紹介します。またハンジ・ゾエは既に死亡しているのかについても記載していきます。

作中におけるハンジ・ゾエの性格ですが、とても優しい心を持っておりかつ周りの人間に対する気遣いに長けています。そのため多くの調査兵団の人間から頼れる先輩として一目置かれています。また研究熱心な一面も存在し、巨人の肉体を解明するために日夜寝る間も惜しんで活動しているのです。

ハンジ・ゾエの戦闘面における能力ですが、同じ調査兵団のリヴァイ兵長と違い戦闘技術はそれほど高くありません。ですが頭脳と行動力に関して秀でた能力を持っており、迅速に作戦を立てたり巨人の人体実験を行う中で新兵器を開発するなど、数多くの功績を残してきたのです。それ故にハンジ・ゾエは、頭脳を使う能力値が高いキャラであるといえます。

ハンジ・ゾエが死亡したかについてですが、作中シーンにてはっきりと死亡が確認されています。どのシーンかというと、飛行機に乗り込んだ調査兵団のメンバーが離陸するまでの時間を稼ぐために超大型巨人の群れと戦う場面です。この時ハンジは新兵器の「雷槍」を使って巨人を迎え撃ちますが、兵器を使用することで発生する膨大な熱量に身体が耐え切れなくなり、死亡してしまったのです。

マンガ作品『進撃の巨人』は、これまでにテレビアニメ化だけでなく実写映画化も果たしました。そこで今回の記事では、アニメ版『進撃の巨人』でハンジ・ゾエ役を担当した声優と実写映画版『進撃の巨人』でハンジ・ゾエを演じたキャストについて、それぞれ紹介します。

アニメ版『進撃の巨人』でハンジ・ゾエ役を担当した声優は、朴璐美さんです。朴璐美さんは1998年から声優活動を開始し、少年キャラから成人女性キャラまで幅広く演じられる声質と演技力が声優ファンから高く評価されています。また朴璐美さんの代表作品として『BLEACH』、『鋼の錬金術師』などが挙げられます。

実写映画版『進撃の巨人』でハンジ・ゾエ役を演じた女優は、石原さとみさんです。石原さとみさんは2003年から女優としての活動を開始し、今日に至るまで数多くのテレビドラマ作品や映画作品に出演しました。しかし2022年1月に第一子を出産したことで、芸能活動を制限する必要があると発表され、世間に大きな衝撃を与えました。

『進撃の巨人』に登場するハンジ・ゾエは性別が男性か女性かで議論が分かれました。そこで以下の項目では、インターネット上に存在するファンの書き込みを参考にしながらハンジ・ゾエの性別に関する世間での評判や、どちらの性別に人気が集まっているのかについて紹介します。

ハンジ・ゾエの性別に対する世間での評判は「性別不詳を貫き通したキャラである」ことです。ハンジ・ゾエの性別について原作者の口から明確な発言は無く、作中でも性別が明らかになる前に死亡しました。それ故にハンジ・ゾエの性別が不明だからこそ面白いと感じるファンが多いです。

ハンジ・ゾエの性別に人気が集まる理由は「どちらの性別であっても魅力的である」からです。男性であればかっこいいキャラになり、女性であれば男勝りな部分と乙女な部分が相まって可愛いキャラとなります。それ故に中性的キャラとしての地位を確立し、多くのファンから注目されることとなったのです。

今回の記事では『進撃の巨人』に登場したハンジ・ゾエの性別についてまとめてきました。死亡した後もハンジ・ゾエの性別は明らかになっていません。原作者からも明確な発言はありません。ですが性別不詳だからこそ、ファンからの注目が集まり人気キャラの地位を確立するに至ったのです。

性別不詳キャラとして描かれているハンジ・ゾエですが、テレビアニメ作品や実写映画作品では女性声優や女性キャストが演じているため、ハンジ・ゾエの性別を女性寄りにして表現していることが伺えます。このことから世間的には、ハンジ・ゾエの性別を女性として認識している傾向があると分かります。ハンジ・ゾエは死亡してしまいましたが、ハンジ・ゾエの姿は我々の心の中で生き続けることでしょう。