【進撃の巨人】ダイナ・フリッツはカルライーター?最期のシーンも紹介
進撃の巨人にてエレンの父親の前妻だったダイナ・フリッツはかつてパラディ島に移住することを拒んだ唯一のマーレ一族の末裔であり物語の大きな鍵を握るキャラとして描かれています。本記事では進撃の巨人に登場するダイナ・フリッツの正体や最期のシーンについて解説します。
目次
【進撃の巨人】ダイナ・フリッツとは?
進撃の巨人において主人公・エレンの父親の前妻だったダイナ・フリッツは巨人の情報を隠し持っている重要人物の1人であり物語本編に深く関わってきたことで読者から大きな注目を集めました。ここではダイナ・フリッツの詳細な人物像をまとめていき、同時に『進撃の巨人』の作品概要とあらすじについてまとめていきます。
ダイナ・フリッツのプロフィール
- 本名:ダイナ・フリッツ
- 誕生日:7月26日
- 身長:168cm
- 体重:45kg
- 血統:フリッツ王家
- 所属:エルディア復権派
ダイナ・フリッツはフリッツ王家の血を引く女性です。金髪をセンター分けにした容姿が特徴的でその血筋は獣の巨人・ジークの母親にあたり、エレンの父親・グリシャの前妻にあたります。グリシャと結婚したことでジークを生み、彼をマーレの戦士に仕立て上げエルディア復権を画策していましたが、ジークがそれを密告したことによりパラディ島に送られ無垢の巨人に変えられてしまいました。
進撃の巨人の概要
進撃の巨人は諌山創によって週刊少年マガジンに連載されている漫画作品です。巨人が蔓延る世界で壁を築きあげて生活している人間の物語が描かれており、2009年の初連載から知名度が爆発的に広がっていき2022年9月時点で世界累計発行部数1億1000万部を突破しています。その人気に伴いアニメ化やゲーム化といったメディアミックスも多数展開されています。
進撃の巨人のあらすじ
ウォール・マリアに守られたシガンシナ区で生活していたエレン・イェーガーは、父グリシャと母カルラ、そして幼馴染のミカサと共に過ごしていました。しかし、845年に突如超大型巨人が出現し壁が崩壊して平和な日常が崩されてしまいます。街に侵入してきた巨人たちから逃げるエレンでしたが、母が目の前で捕食されるところを見てしまい巨人に強い憎しみを抱くようになりました。そしてエレンはすべての巨人を駆逐するために調査兵団に入団することを決意するのです。
【進撃の巨人】ダイナ・フリッツはカルライーター?最期は?
ここからは進撃の巨人におけるダイナ・フリッツのカルライーター説と最期についてまとめていきます。進撃の巨人22巻にてグリシャの過去回想が描かれるとそこで巨人化したダイナが登場しますが、その姿がエレンの母親であるカルラを捕食したカルライーターと深い関係にありまさかの伏線に多くの読者が驚愕しました。
ダイナ・フリッツはカルラを捕食したカルライーター?
進撃の巨人1話にてエレンの母・カルラを捕食した巨人を通称『カルライーター』と呼びますが、22巻にてそのカルライーターの正体がダイナであることが判明しました。マーレ政府から楽園送りを言い渡されたダイナはパラディ島で無垢の巨人に変えられ、グリシャを追ってシガンシナ区まで渡り歩き壁が崩壊された日に侵入して瓦礫に埋もれて身動きが取れないカルラを発見したのです。
ダイナ・フリッツの巨人化後の最期
ライナーとベルトルトに攫われたエレンを調査兵団が奪還しに向かうと、そこに巨人化ダイナが姿を現します。ハンネスが果敢に立ち向かったもののダイナに捕食されてしまい、その最期を目の当たりにしたエレンは激昂するとダイナの手の平とエレンの拳が接触した瞬間に『座標』が発動しました。この力によって周囲の巨人が集結し始めダイナの肉体を捕食し始めるのでした。こうしてダイナは無垢の巨人に捕食されて最期を迎えました。
ダイナ・フリッツの名言
進撃の巨人は救いようのない残酷な世界をテーマにしたストーリーが魅力的な作品となっていますが、カルライーターの正体であるダイナの存在はそのテーマを体現したキャラクターとも言われておりとても悲劇的な過去を背負っていました。ここではダイナの過去が垣間見える彼女の名言について紹介していきます。
ダイナ・フリッツの名言①「惨めな日々は…」
惨めな日々は 王が争いから目を背けたことから始まったのです
出典: renote.net
ダイナはエルディアの自由を取り戻すためにエルディア復権派を構築し、マーレ国に潜みながら革命の日を待ち続けていました。惨めな日々というのはマーレが長年受け続けてきた迫害の日常を訴えたものであり、奇しくも王が目を背けたところから進撃の巨人の物語が動き出していたのでした。
ダイナ・フリッツの名言②「どんな姿になっても…」
どんな姿になっても… あなたを探し出すから
出典: renote.net
ジークに密告されたことで楽園送りになってしまったダイナは、パラディ島で巨人化の注射を打たれて放り出されてしまいます。上記の名言はそこで注射を打たれる直前にグリシャに向けて話したもので、このセリフの通りダイナはグリシャを探してシガンシナ区までやってきてエレンの母・ガルラを捕食するシーンに繋がるのです。
【進撃の巨人】ダイナ・フリッツの人間関係
ここからは進撃の巨人におけるダイナ・フリッツの人間関係についてまとめていきます。ダイナは正体に謎を多く残したキャラクターとして描かれており、エレンやグリシャといった主要キャラクターに大きく関与しています。進撃の巨人の始まりとも言えるダイナがどのキャラと関わっていたのかをここで解説していきます。
ダイナ・フリッツとグリシャ・イェーガーの関係
グリシャとはエルディア人収容区で夫婦として生活していました。元々医者だったグリシャはエルディア復権派にスカウトされた際に復権派のリーダーに選ばれ、そこで知り合ったダイナと関係を深めたとされています。2人の間にはジークという息子が生まれますが、お互いに目指していた理想を無理に押し付けてしまったことが災いしてしまい楽園送りを告げられてしまいます。
ダイナ・フリッツとジーク・イェーガーの関係
ジークはダイナとグリシャのもとに生まれた息子です。ジークには奇跡の子と呼ばれるほどの能力が備わっており、それは脊髄液入りの注射やワインを飲んで『叫び』を発動することでエルディア人を巨人化させられるものでした。その力に魅入られたダイナとグリシャはジークの幼い頃から反マーレ教育を施しマーレ兵に志願させました。その行いがジークへの愛を削いでしまいマーレ政府密告に繋がってしまいました。
ダイナ・フリッツとエレン・イェーガーの関係
エレンはダイナが巨人化した後、グリシャがパラディ島で出会ったカルラとの子どもです。進撃の巨人1話にてカルラが捕食されますが、その捕食した巨人の正体こそダイナであり2人が初めて遭遇した瞬間でもありました。エレンはその後エレン・クルーガーが持つ『進撃の巨人』をグリシャを介して継承しており、その力でグリシャを脅して『始祖の巨人』も継承しますが、その『始祖の巨人』の力によってダイナが操られていたことを理解します。
ダイナ・フリッツとエレン・クルーガーの関係
エレン・クルーガーはマーレ当局に潜入したエルディア復権派の内通者であり、その正体は『進撃の巨人』です。彼が内通者の正体だと知ったグリシャはダイナが王家の血統であることを揉み消さなかったことに怒りを見せますが、クルーガーはグリシャを威圧し「『始祖の巨人』を奪還しろ」と命じて自らの肉体をグリシャに食わせて彼に『進撃の巨人』を継承させました。
【進撃の巨人】ダイナ・フリッツの声優
ここからはアニメ版進撃の巨人にてダイナ・フリッツの声を担当している声優についてまとめていきます。アニメ作品としても盛り上がりを見せている進撃の巨人ですが、そこに数多くの有名声優がキャストとして参加しており新キャラクターに新キャストが当てられることが発表されると、その都度ネット上で大きな話題となっています。
ダイナ・フリッツの声優は「岸本望」
ダイナ・フリッツを演じた声優は岸本望(きしもとのぞみ)さんです。ファンから「のんちゃん」という愛称で慕われている女性声優であり、主に海外映画の吹き替えで大人な女性を演じていることで有名です。趣味にはダンスや日本舞踊を挙げており、アニメ作品『かげきしょうじょ‼』では演技指導に協力したと明かしています。
岸本望のプロフィール
- 性別:女性
- 生年月日:5月28日
- 出身地:神奈川県相模原市
- 身長:170cm
- 事務所:マウスプロモーション
- デビュー時期:2005年
岸本望の主な出演作品
- ジュリエット、美月圭人(かげきしょうじょ‼)
- ミチル(波よ聞いてくれ)
- エアグルーヴの母親(ウマ娘 プリティーダービー)
- マルチマルチタスクベイビー社長(ボスベイビー)
- リズ・ミーキンズ(アムステルダム)
【進撃の巨人】ダイナ・フリッツに対する世間での評判や人気
これまで進撃の巨人におけるダイナ・フリッツの正体や最期、人間関係などについてまとめていきましたが、大きな伏線を握っていたこのキャラクターに対して進撃の巨人ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか?ここではダイナ・フリッツに対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
進撃の巨人ファンにとってダイナは怖い印象を持たれているようでした。当時は正体が明かされていなかったものの、物語の第1話にて主人公の母親を捕食したシーンは多くの読者に強烈な衝撃を与えたようで、その時の顔がトラウマになっている人も見受けられました。
ダイナの『どんな姿になっても探し出すから』というセリフは、多くの読者の印象に残っているようです。実際にこのセリフの後ダイナはグリシャのことを見つけ出しており、強い執念と愛情に驚愕したという意見が多く寄せられていました。
本編中でダイナがベルトルトを無視してエレンを追って行ったシーンが描かれていますが、それに対しネット上ではもしもダイナがベルトルトを捕食していたらという考察が行き交っていました。ベルトルトにも物語の鍵を握る秘密が隠されており、捕食していたら予想もできない展開になっていたことでしょう。
【進撃の巨人】ダイナ・フリッツの正体はカルライーターだった
ダイナ・フリッツの正体はカルラを捕食したカルライーターその人であり、過去に夫婦であったグリシャと一緒にいるための行動が物語序盤の悲劇に繋がっていました。進撃の巨人は世界の残酷さを物語った作品ですが、彼女の存在はその作風を大いに表現したキャラクターと言えるでしょう。
この記事のライター
zeile
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。