【進撃の巨人】ベルトルトの最期がトラウマ級?正体や実力を解説
「進撃の巨人」の連載初期から、主人公・エレンらと同じ調査兵団に所属するベルトルトですが、劇中での最期があまりにも凄惨だとファンの間で話題になっています。ベルトルトのプロフィールや劇中での活躍、そしてそのトラウマ級の最期について見ていきます。
ベルトルトとは?
ベルトルトは「進撃の巨人」に登場するキャラクターで、主人公・エレンと共に調査兵団に加入し、巨人達と戦っていきます。おっとりとした長身の好青年ですが、「進撃の巨人」の中では非常に重要な謎を秘めたキャラクターでもあります。
ベルトルトのプロフィール
- 身長:192cm
- 体重:81kg
- 年齢:16歳(13歳で第104期訓練兵団へ入団)
- 出身地:ウォール・マリア南東の山奥の村
- 誕生日:12月30日
- CV:橋詰知久
第104期訓練兵団を上位3番で卒業した実力者で、高い身体能力から様々な分野の任務をこなすことができる、優秀な人物です。ただ一方で、自分から物事の判断を行うことができず、誰かに頼る場面も多く、主体性に欠けるという欠点も持ち合わせています。その性格から、兵団の中でも主体的に動いていくエレンやアルミンを羨ましがる場面も見受けられました。
ベルトルトは寝相が悪い?
「進撃の巨人」の第48話にて、仲間であるジャンからベルトルトの寝相の悪さについて明かされるシーンがありました。ジャン曰く、その寝相は「芸術的」というレベルで、同期の間ではその寝相を使った「天気占い」が流行るなど、仲間達の間でも彼の寝相の悪さは有名になっています。
進撃の巨人の概要
「進撃の巨人」は「別冊少年マガジン」創刊号から2021年5月号まで連載されたダークファンタジー漫画です。人間を喰らう「巨人」と、人類存亡をかけた人々の戦いを描いた作品で、連載開始からその圧倒的人気により社会現象を引き起こし、アニメ、映画、舞台など様々なメディアへの展開を続けています。
進撃の巨人のあらすじ
ある日を境に世界に出現した「巨人」によって、人々は絶滅の危機に瀕していました。人類は「壁」を建築することによって巨人達の脅威を避けて生きてきましたが、超大型巨人によってその壁が破壊されたことで、安息の地が失われてしまいます。主人公・エレンは巨人に母親を殺されたことをきっかけに、調査兵団に加入し巨人達との戦いに身を投じていきます。
ベルトルトの最期がトラウマ級?
「進撃の巨人」では、戦いの最中で命を落としてしまうキャラクターが多数登場します。ベルトルトもそんな一人ですが、その死亡シーンはあまりにも凄惨で、連載当時はファン達の間ではトラウマシーンとして語られています。読者、視聴者にトラウマを与えるほどに強烈なベルトルトの最期について、詳しく見ていきます。
ベルトルトの最期や死亡シーンは何話?
「進撃の巨人」においてベルトルトの最期が描かれるのは、コミックス26巻に収録されている104話です。ベルトルトは自身の能力を使って戦いに赴きますが、奮闘むなしく死亡してしまいます。しかし、「進撃の巨人」の他のキャラクターに比べても、ベルトルトの死亡理由は実に複雑なものでした。
ベルトルトの最期や死亡の経緯
ベルトルトは調査兵団の元メンバーですが、とある理由からエレンらと敵対し、激闘を繰り広げます。戦いの中で悲しい最期を迎えてしまうベルトルトですが、ここからは彼が死亡するまでの細かな経緯や、その詳細について順を追って見ていきます。
死亡の経緯①アルミンが考えた「陽動作戦」
圧倒的な実力を持つベルトルトに対し、仲間の一人であるアルミンはとある「陽動作戦」を提案します。アルミンがベルトルトの注意をひきつけているうちに、身を潜ませていたエレンが隙をつくことで、突破口を切り開こうと考えました。非常に危険な作戦ではありましたが、アルミンは自ら「囮役」を買って出ます。
死亡の経緯②黒焦げになるアルミン
巨人化したベルトルトに何度も攻撃を仕掛けるアルミンですが、ベルトルトの持つ力には太刀打ちできず、劣勢に立たされてしまいます。最終的にアルミンはベルトルトの攻撃をまともに受けてしまい、全身黒焦げという致命傷を負ってしまいました。しかし、彼の奮闘によって見事にエレンはベルトルトの隙をつくことに成功します。
死亡の経緯③アルミンは巨人化する
ベルトルトを捕縛はできたものの、全身に火傷を負ったアルミンは瀕死の重傷でした。彼を救うため、リヴァイは持っていた「巨人化の注射」を使い、一か八かアルミンを巨人化することで命を救おうとします。結果、アルミンは巨人に変貌することで死を免れることができました。
死亡の経緯④巨人化したアルミンに捕食されるベルトルト
捕縛されたベルトルトは逃亡できないよう四肢を切断され、身動きが取れない状態でした。そんな彼に巨人達が徐々に迫ってきますが、誰よりも早くベルトルトに手をかけたのは、巨人に変貌したアルミンだったのです。逃げることもできず、ベルトルトは仲間達の名を叫びながら、生きたままアルミンに捕食されました。その最期はあまりにも悲痛で、ファンの間ではトラウマとなっている人も多いようです。
ベルトルトがダイナに食べられなかった理由
「進撃の巨人」の冒頭で、人類が築き上げた壁を破壊したベルトルトでしたが、その際、巨人と化したダイナになぜか無視されるという不可解な場面が描かれました。長らく謎となっていたこの伏線でしたが、これは未来のエレンが能力によってダイナを導いたことで、ベルトルトを無視させていたのです。エレンにとってベルトルトは「歴史を正しく進めるために必要な存在」であったため、あえてこの場で殺さず、生かしておいたのです。
ベルトルトの正体や実力
作中であまりにも悲痛な最期が描かれたベルトルトですが、実は「進撃の巨人」の物語の今回にも関わる、ある重大な秘密を持つキャラクターでした。ベルトルトの正体や、彼の隠していた真の実力について詳しく見ていきます。
ベルトルトの正体は超大型巨人
ベルトルトの正体は「進撃の巨人」の冒頭で壁を破壊し、人類から安息の地を奪った「超大型巨人」の能力者でした。彼は巨人になることで壁の内側に巨人達を侵入させ、以降は調査兵団のメンバーに紛れることで、ある目的のために行動していたのです。最期の時を迎える戦いにおいても、ベルトルトはこの超大型巨人の姿でエレンらを迎え撃ちました。
ベルトルトとアニやライナーとの関係
ベルトルトと共に第104期訓練兵団に入団したライナー、アニもまた、とある目的のために暗躍していました。その正体は「戦士」と呼ばれるマーレ政府によって招集された精鋭達で、「九つの巨人」の力をそれぞれ引き継いでいます。正体がばれてからはエレンらと完全に敵対し、時には巨人の力を使って激しい戦いを繰り広げました。
ベルトルトの苦悩
ライナー達と目的のために暗躍を続けていたベルトルトですが、その裏では自身が壁を破壊したことで、多くの悲劇を生んだということに苦悩していました。自分達が悲劇を生んでいるということを分かっていながら、それでも進まなければいけないという葛藤に、ベルトルトは常に悩み続けていたのです。
ベルトルトの実力や強さ
ベルトルトが持つ「超大型巨人」は、通常の巨人を遥かに凌駕する巨体で、単純な質量や力だけでも、他を圧倒する実力を持っています。それだけでなく、体から高熱の蒸気を噴射する力を用い、弱点への攻撃を防ぐなど、攻防一体となったその能力はエレン達を大いに苦しめました。また、「自分の意志がない」という点についても、逆を言えば目的のために一切の私情を捨てられる冷酷さも秘めており、実に高い実力を秘めたキャラクターと言えます。
ベルトルトの名言
元調査兵団でありながら、「進撃の巨人」を象徴する超大型巨人の力を持つベルトルトは、作中でも数々の名言を残しています。彼の心情を現すだけでなく、後の展開にも繋がる重大な秘密が隠されているなど、どのセリフも実に巧妙な名言となっています。
ベルトルトの名言①「頼む…」
「頼む...誰か...お願いだ......誰か僕らを見つけてくれ...。」
「戦士」としての素性を明かしたうえで、なおもエレンを奪い去るベルトルト達ですが、かつての仲間達は彼らを激しく問い詰めます。そんな調査兵団の面々に、ベルトルトは涙ながらに上記のセリフを放ちました。自分達の行いが多くの悲しみを生んでいると分かっていてもなお、目的のために突き進む彼の「分かってほしい」という気持ちが滲み出た一言です。また、この一言は後に続くある重大な伏線なのではないかと、ファンの間でも考察が飛び交っています。
ベルトルトの名言②「悪魔の末裔…」
「悪魔の末裔が!!根絶やしにしてやる!!」
正体を明かし、なおもエレンを奪い去ろうとするベルトルトに対し、彼を動揺させるためアルミンが「アニはまだ拷問を受けている」と嘘をつきました。その一言に対しベルトルトは激高し、上記のセリフと共に剣を引き抜きます。仲間であるアニに対する強い思いが伝わると共に、後に明らかになるマーレとエルディアの関係性も伏線として見受けられる、非常に興味深い名言です。
ベルトルトの名言③「全部仕方なかった…」
「全部仕方なかった。だって世界は、こんなにも――残酷じゃないか。」
調査兵団によるウォール・マリア奪還作戦が実行される中、それに立ち向かうベルトルトが「超大型巨人」に変貌する直前に、放ったセリフです。今まで自身の行いに戸惑っていたベルトルトですが、覚悟を決め、穏やかな気持ちで戦いに臨みます。しかし、結果としてこの戦いによって彼は死亡してしまい、あまりにも悲惨な最期を遂げてしまいます。最期を迎える寸前に、今までの迷いに決着をつけかけたという点は、なんとも皮肉な展開と言えます。
ベルトルトの最期に対する世間での評判や人気
ベルトルトは作中ではあまり目立たない人物として描かれていましたが、隠していた秘密や背負っていた宿命などから、そのキャラクター性に惹きつけられるファンも多くいるようです。その壮絶な最期も、彼の生き様をまざまざとファンの心に焼き付けました。
ベルトルトが死亡する「ウォールマリア奪還編」では、彼以外にも多くの登場人物が命を落とす、まさにぎりぎりの戦いが描かれています。お互い命を懸けていたからこそ、報われる死があった一方で、ベルトルトのように心半ばで最期を迎えてしまったキャラクターもいることに、ファンは大きく心を動かされています。
ベルトルトは死の間際、エレンらを「仲間」と思い、安堵するというさりげない表情の変化を見せます。しかしすぐさま「戦士」である自分を取り戻すなど、極限状態だからこそ彼の歩んできた複雑な過去がその表情に表れています。自身に課せられた使命に忠実だった彼が凄惨な最期を遂げるシーンは、まさにファンにとってはトラウマになり得る壮絶な描写となっています。
ベルトルトの最期がトラウマ級だった
エレンらの仲間でありながら、最期には「戦士」として敵対し、ベルトルトは戦いの末に死亡してしまいました。エレンらの敵でありながらも、その死亡シーンはあまりにも凄惨で、ファンの中にはトラウマとなっている人もいるようです。数々の死者が出る「進撃の巨人」においても、作中屈指の壮絶な死亡シーンを見せたキャラクターでした。
この記事のライター
創也慎介
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