【幽遊白書】蔵馬の強さや魅力を徹底紹介!壮絶な過去や最後についても
『幽遊白書』に登場する蔵馬は中性的な容姿の持ち主で、今でも根強い人気を誇るキャラクターです。本記事では、『幽遊白書』に描かれていた内容を基に、蔵馬の壮絶な過去や最後について触れつつ、蔵馬の魅力について詳しく紹介していきます。
目次
【幽遊白書】蔵馬とは?
1994年に連載が終了して30年近く経過した今なお根強い人気を誇る『幽遊白書』には、当時の少年誌としては珍しかった独自の魅力を持っていた蔵馬というキャラクターが登場します。蔵馬の強さや過去について触れる前に、まずは幽遊白書の基本的な概要や鞍馬のプロフィールについて振り返ってみましょう。
蔵馬のプロフィール
- 名前:蔵馬(くらま)
- 人間名:南野 秀一(みなみの しゅういち)
- 前世:妖狐
- 年齢:15歳(初登場時)
- 所属学校:盟王学園高校
- 部活:生物部
- 使用武器:薔薇棘鞭刃(ローズウィップ)
蔵馬の名前の由来
『幽遊白書』に登場する蔵馬は、一部のファンからは鞍馬山が由来なのではないかという噂が流れることもありました。作者の冨樫義博先生はその噂を否定した上で、感覚で思い浮かんだ音に対して漢字を当てたと語っています。それと同時に人間名の南野秀一については、芸能人の南野陽子(南野妖狐)から来ていることを明かしました。また、具志堅なども苗字の候補として上がっていたことも語っています。
幽遊白書の概要
『幽遊白書』は、1990年から1994年まで週刊少年ジャンプで連載されていたバトルファンタジー漫画で、作者は冨樫義博先生です。1992年から1995年まではフジテレビ系列でテレビアニメも放映され、常に高視聴率を獲得するほどの社会現象を起こしました。1993年には小学館漫画賞も受賞しています。連載が終了した現在でも人気は衰えることはなく、2020年12月時点でコミックス累計発行部数は5000万部を突破しました。
幽遊白書のあらすじ
主人公の浦飯幽助は、ある日車に轢かれそうになっている子供を救出しましたが、代わりに自分が死亡してしまいました。しかし、この死に関して霊界にとっては想定外の出来事であり、幽助は生き返るための試練を受けることになります。幽助は多くの出会いや死闘を繰り返し、人間界を守るために奮闘することになりました。
【幽遊白書】蔵馬の強さや過去・最後
『幽遊白書』に登場する蔵馬は女性のような容姿の持ち主で、人間として生活する場合は非常に温和な性格でもあります。その一方で、妖狐として戦闘する場合は非常に残虐で、親しい者に手を出すものには一切手加減することはありません。ここでは、そんな蔵馬の強さや過去、『幽遊白書』内で描かれた最後についてチェックしてみましょう。
蔵馬の妖狐としての強さや能力
『幽遊白書』に登場する蔵馬は、もともと伝説の盗賊と呼ばれるほどの強さをもつ銀髪の妖狐でした。魔界で命を狙われることになり、瀕死の重傷を負った妖狐蔵馬は一時的に人間界に逃走し、人間の南野秀一の体に憑依することにしたのです。妖狐としての能力は南野秀一となった現在でも徐々に取り戻しつつあり、並の能力者であれば命を落とす危険性がある魔界植物の召喚すら実現するほどのものになります。
蔵馬の使用する武器
『幽遊白書』に登場する蔵馬は、植物を武器化する能力に長けています。メイン武器は、薔薇に妖力を通すことで鞭化させる薔薇棘鞭刃(ローズウィップ)です。妖狐の力を取り戻すまでは命を代償にするリスクが無い人間界の植物を武器として使用していましたが、その力を取り戻した後は魔界植物を武器として使用することも可能になりました。
蔵馬の壮絶な過去
『幽遊白書』に登場する蔵馬は伝説の盗賊と呼ばれた妖狐の生まれ変わりであり、人間界の南野秀一に憑依した後も能力を取り戻すことができれば、黙って親元を離れるつもりでいました。しかし、9歳の時点で大怪我をしそうになった蔵馬を母親が庇ったことで、母親は一生消えることのない傷を負います。その事がトラウマになった蔵馬は無意識のうちに母親を大切に思うなりましたが、その後も母は病に伏せてしまいました。高校生になった現在でも蔵馬は魔界に戻ることはなく、人間界で母親を介抱することになります。
蔵馬の最後は死亡した?
『幽遊白書』では、多くのキャラクターが死亡することになりましたが、蔵馬に関しては死亡することもなく、明確な最後が描かれています。『幽遊白書』の最後では、蔵馬の高校卒業後は継父の会社に就職していました。ある日、幽助の依頼を受けたことで幽助をはじめとする主要メンバー4人が再び集結しています。
【幽遊白書】蔵馬のかっこいい魅力
『幽遊白書』に登場する蔵馬は、幾多の困難に負けることもなく最後まで戦い抜いた魅力的なキャラクターです。強さのみならず当時の少年漫画に登場するキャラクターでは珍しい容姿もあったなども相俟ったことで、当時の女性ファンを魅了することになり、現在でも衰えることのない人気を確立しています。ここでは、そんな蔵馬のかっこいい魅力についてチェックしてみましょう。
かっこいい魅力①中性的な容姿
『幽遊白書』に登場する蔵馬は、女性と見間違えるほどの美貌の持ち主であり、赤く長い髪が特徴的です。蔵馬自身は、女性に見間違えられることを快く思っていないシーンも見受けられましたが、当時の少年誌にはこういった中世的な容姿を持つキャラクターはほとんど存在していなかったため、最終的に多くのファンを獲得することになりました。
かっこいい魅力②冷静沈着で優しい性格
前世の妖狐時代の蔵馬は非常に残忍な性格の持ち主でしたが、人間界で生活することで穏やかな性格になりました。戦闘時も非常に冷静で、持ち前のスピードを活かした上で相手の動きを観察し、戦略を立てることを得意としています。基本的にスマートな戦術を立てる一方で、時には肉弾戦もこなせる柔軟性を持ち合わせている点が、蔵馬が持つ魅力です。
かっこいい魅力③飛影との関係
『幽遊白書』に登場する蔵馬は、同じく主要キャラクターの飛影と親密な関係でもあります。初登場時は霊界の三大秘宝を盗むことに成功した盗賊団として登場しました。外伝作品でもある『TWO SHOTS』では鞍馬と飛影の出会いも描かれ、本編でも蔵馬が飛影をからかう描写もあり、逆に飛影の冷たい言葉に対してフォローを入れるような信頼性なども描かれています。長い間苦楽を共にした仲だからこそ、信頼できる友の存在も大きなものになりました。
かっこいい魅力④ぼたんとの関係
『幽遊白書』に登場するキャラクターは、それぞれ恋愛描写に繋がる相手が存在していました。蔵馬に関しては、ぼたんと親密な関係になる描写が多く登場しています。常に冷静でクールな印象を持たれていた蔵馬と、天真爛漫なぼたんとの描写に対して、多くのファンにドキドキと感動を与える結果になりました。
かっこいい魅力⑤黄泉との関係
かつて蔵馬が総長を務めていた魔界の盗賊団には、黄泉という副総長も所属していました。しかし、血の気が多すぎることや統率を無視した行動が多かったことで蔵馬からは一度見限られ命を狙われてしまいます。最終的に命こそ奪われなかったものの、両目を失明した黄泉は力を蓄え、魔界統一トーナメントで蔵馬と再会しました。幽助と戦闘した際、60時間にも及ぶ死闘を制しましたが、その後は孤光に敗北します。その後、修羅と共に修行の旅に出発する際は、蔵馬に対して再会できたことを感謝する描写もありました。
【幽遊白書】蔵馬のかっこいい名言
『幽遊白書』内で最後まで独自の戦闘スタイルで戦い抜いた蔵馬は、今までに多くの名言を残しています。ここでは『幽遊白書』内で残した蔵馬の名言について、詳しくチェックしてみましょう。
蔵馬の名言①「お前が悪党でよかった…」
お前が悪党でよかった、遠慮なく残酷になれる
出典: animemanga33.com
呂賭の策略によって、母親を人質に取られた蔵馬が激昂したことで本気を出します。大切な人を傷つけられた時の蔵馬は、普段想像もつかないほどの残虐性も兼ね備えていることで、かつて妖狐として暮らしていた時の性格を思い出さました。温和な蔵馬であっても、大切な人を守るためには手段を厭わないという意思の強さが感じられる名言です。
蔵馬の名言②「皮肉だね…」
皮肉だね。悪党の血の方が、きれいな花が咲く
出典: animemanga33.com
呂屠との戦闘にて、本来の残虐性を全面に出しシマネキ草で呂屠の体を突き破り勝利しました。その際、母親を傷つけようとした呂屠に対して皮肉を交えた上の名言を残しています。自分の大切な人に危害を加える者に対しては、絶対に許すことのない冷酷さを持っている点も蔵馬の魅力です。
蔵馬の名言③「まさかまた…」
まさかまた、この姿に戻る日が来るとは……妖狐の姿にな
出典: animemanga33.com
裏浦島の逆玉手箱の作用によって、蔵馬は胎児以前の姿に戻されてしまいました。その際、蔵馬は前世の妖狐として復活を遂げています。過去の力と性格を完全に取り戻した蔵馬は、これ以降妖狐として戦闘に参加することになりました。
【幽遊白書】蔵馬の声優
『幽遊白書』は、原作のみならずテレビアニメも高い人気を確立していました。ここでは、アニメ『幽遊白書』に登場する蔵馬の声優について詳しくチェックしてみましょう。
蔵馬の声優は「緒方恵美」
アニメ『幽遊白書』に登場する蔵馬を演じているのは、声優の緒方恵美さんです。緒方恵美さんは本作を通じて1992年に声優デビューを果たし、現在では舞台女優や音楽活動なども精力的に行なっています。演技力も非常に高く2013年には第7回声優アワードにて高橋和枝賞、2022年には第16回声優アワードにて主演女優賞を受賞しました。
緒方恵美のプロフィール
- 名前:緒方 恵美(おがた めぐみ)
- 性別:女性
- 生年月日:1965年6月6日
- 出身地:東京都千代田区
- 血液型:B型
- 身長:170cm
- 職業:声優、女優、歌手
- 事務所:Breathe Arts
- デビュー年:1992年
緒方恵美の主な出演作品
- 美少女戦士セーラームーン:天王はるか/セーラーウラヌス役
- 新世紀エヴァンゲリオン:碇シンジ役
- カードキャプターさくら:月城雪兎/ユエ役
- 探偵学園Q:連城究役
- Angel Beats!:直井文人役
- めだかボックス:球磨川禊役
- ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生:苗木誠役
【幽遊白書】蔵馬に対する世間での評判や人気
ここで、『幽遊白書』に登場する蔵馬に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。
妖狐蔵馬の言動について、魅力的に感じるというファンの声も見受けられます。普段の蔵馬は温和で冷静な人物であるからこそ、妖狐の姿になった際の自信の現れや力強さは強いギャップが生まれています。そういった対極的な二面生も蔵馬の魅力です。
蔵馬と飛影の関係性について、強く感心するファンの声も見受けられます。作中で幽助らに同行することになった蔵馬や飛影は、2人の間でしか見られないやり取りを繰り返していました。こういった友情を大切にする一面も蔵馬の魅力です。
アニメ『幽遊白書』に登場する蔵馬の声を聞いたことで声優の声に関心を持ったというファンの声も見受けられます。本作を通じて声優デビューを果たした緒方恵美さんは、蔵馬を通じて多くの名演技を残しました。この演技力の高さは現在でも高く評価されていて、蔵馬の声を通じて緒方恵美さんに興味を持ったという声も多数見受けられます。
【幽遊白書】蔵馬は強くかっこいいキャラだった
『幽遊白書』に登場する蔵馬は、壮絶な過去を抱えながらも最後まで戦い抜いた魅力的なキャラクターであることが判明しました。2022年にアニメ化されてから30周年を迎えた本作では、現在でも多くのグッズ展開やメディアミックス化も行われています。改めて『幽遊白書』について触れる際、蔵馬の活躍や過去に注目した上で本作を楽しんでみましょう。
この記事のライター
桜井紅茶
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