【幽遊白書】陣の性格や能力まとめ!強さは?繰り出す技についても紹介
漫画『幽遊白書』に登場した陣は敵キャラでありながらも飄々とした性格をしており、主人公の浦飯幽助と激闘を繰り広げました。この記事では幽遊白書の作中における陣の性格や能力を解説します。その他にも、劇中で陣が使用する技やアニメで陣を演じた声優なども紹介します。
【幽遊白書】陣とは?
陣のプロフィール
陣は『幽遊白書』の暗黒武術会編に登場した妖怪です。所属は魔性使いチームで、主人公の浦飯幽助が率いる浦飯チームと3回戦で対決しました。かなり名の知られた妖怪であり、幽助の仲間の蔵馬はその存在を知っていました。同じく仲間の飛影も陣の強さを「百戦錬磨」と分析しており、その言葉通り高い実力を発揮して幽助を苦しめた存在です。魔性使いチームは魔界の忍であり、その中で陣は風を使う能力の持ち主です。
幽遊白書の概要
『幽遊白書』は週刊少年ジャンプで1990年から1994年にかけて連載された漫画です。作者は冨樫義博さんで1993年には小学館漫画賞を受賞しました。幽遊白書は現在においても高い人気を誇る作品で、連載当時は他の作品とともにジャンプの黄金期を支えた作品ともいわれています。1992年から1995年にかけてアニメ版も放送され、こちらも高い人気を得ました。日本だけでなく世界中にファンが存在する作品で、2023年にはNetflixで実写版が配信されることが決定しています。
幽遊白書のあらすじ
札付きの不良だった浦飯幽助は、ある日事故から子どもを救ったことで死亡してしまいます。しかし幽助の死は死後の世界を管理する霊界にとって予定外のものでした。霊界から生き返るための試練を与えられた幽助は、見事にそれを乗り越え復活します。生き返った幽助には、魔界から来た妖怪たちが起こす事件に対応する霊界探偵の任務が与えられました。そして仲間との出会いや強敵との戦いを経て、幽助は数奇な運命に立ち向かうことになります。
【幽遊白書】陣の性格や名言
陣の性格
陣は自由気ままで飄々としており、文字通り風のような性格の持ち主です。少年のような風貌をしていますが強い相手との戦いを喜びとしている一面もあり、同じような性格の幽助とは敵同士ではあっても気が合っていました。一方で気の合わないチームメンバーである爆拳が命令してきた時は、普段の顔からは想像できない怒りの表情で爆拳を黙らせています。このことから普段は明るいが、怒らせると怖い性格であることが描写されています。
陣の話し方は独特?
陣は東北訛りの話し方をしています。幽遊白書の作中でそうした特徴を持つ人物は他に登場しなかったため、それが陣に独特の個性を与えていました。陣の性格は幽助から「すっとんきょうな野郎」と評されており、陣と話す中で爆拳の非道な振る舞いに怒っていた幽助の心も落ち着きを取り戻しています。
陣と瑠架の関係
瑠架は幽遊白書に登場した結界を使う女性妖怪です。魔性使いチームのオーナーである豚尻の命令で、飛影と覆面の二人を罠にはめて結界の中に閉じ込めました。これにより浦飯チームは不利な戦いを強いられますが、それを乗り越え勝利を掴みました。この時は陣と瑠架に大きな接点はありません。その後瑠架は原作の終盤で再登場し、その頃になると陣に好意を寄せていることが語られていますがその恋の結末までは描写されていません。
陣の名言
陣は戦いが好きな性格ですが、相手が強いと感じたらそれを素直に認める一面もあります。陣が幽遊白書の中で発した台詞には、幽助を認める気持ちが込められておりそれが陣の魅力を高めることにもつながっています。
陣の名言①「あの体勢から…」
あの体制から攻撃しようとすっとはなー くえねェ奴だな
出典: mangakawiki.com
空中を自由に飛び回れる能力を持つ陣は、それを活かして幽助に攻撃を仕掛けます。陣の強烈なパンチが幽助にヒットしますが、幽助はその勢いを利用して陣に蹴りを繰り出しました。その攻撃は外れてしまいましたが、陣は幽助の戦闘センスに驚きこの台詞をつぶやきました。そして幽助の強さに、陣は心を高揚させ二人の戦いはさらに激しさを増し結末へと加速していくことになります。
陣の名言②「いいパンチだった…」
いいパンチだった~ おめ・・・強え~なァ~
出典: mangakawiki.com
幽助と陣の死闘の結末は、幽助の渾身の一撃により幕を閉じました。強烈なダメージをくらった陣は上記の台詞をいった後に倒れこみます。全力を出して戦い、敗れた後は結末を受け止め相手の強さを素直に認める陣の人柄が伝わってくる台詞です。
【幽遊白書】陣の能力や技
陣の能力や強さ
陣は通称「風使いの陣」とも呼ばれており、風を使う能力を応用してさまざまな技を繰り出します。その風の強さは命中しなくてもかすっただけで相手を吹き飛ばすほどであり、幽助は陣の前に苦戦を強いられました。また技の威力だけでなく幽助の霊丸にとっさに反応しダメージを回避するなど、豊富な実戦経験で練り上げた戦闘センスも大きな武器となっています。
陣と幽助との戦いの結末
陣の技の前には必殺の霊丸も通用せず、幽助はこれまでにないピンチに陥ります。そんな幽助に対し、陣は大技であるダブル修羅旋風拳で勝負を仕掛けました。その技を受けきった幽助は、はじめて見せる新技の霊光弾を陣にぶつけます。霊光弾をくらった陣は敗北し結末は幽助の勝利かと思われました。しかしまたしても豚尻の卑怯な策略により、この試合は引き分けという結末にされてしまうのでした。
陣の技
幽遊白書に登場した魔性使いチームは氷や土のように、メンバーそれぞれが得意とする能力を用いて戦っていました。風を使う陣の技は攻守優れたものが揃っています。ここではそんな技たちを紹介します。
陣の技①飛翔術
飛翔術はその名の通り空中を飛び回る能力です。陣はこの能力を使い、空中から幽助に攻撃を仕掛けていました。相手が空中にいるため幽助は思うような反撃ができず、それが陣に苦戦した一因にもなりました。また攻撃だけでなく、ダメージを負った際には空中に逃げて体力を回復する時間を稼ぐという使い方もできます。遠距離攻撃の能力や技を持たない相手にとっては、非常に相性の悪い技です。
陣の技②修羅旋風拳
修羅旋風拳は腕を回転させ作り出した竜巻を相手に打ち込む技です。その威力はかすっただけで幽助を吹き飛ばし、観客席のフェンスを軽々と破壊と吹き飛ばすほど強力なものでした。作中での使われ方や、幽遊白書のゲームに陣が登場した時には使用できる技として採用されることも多いことから陣を代表する技となっています。
陣の技③修羅電撃旋風拳
修羅電撃旋風拳は原作には登場しないアニメオリジナルの技です。アニメ版幽遊白書の魔界統一トーナメント編で登場しました。修羅旋風拳に電撃を加えたものになっています。この時の陣は修業により暗黒武術会の頃から大幅にパワーアップしており、そのことがこの技によって視覚的にわかりやすく描写されていました。
陣の技④爆風障壁
爆風障壁は防御に用いられる技です。作中では幽助の霊丸に対して使用し、巨大な風の壁を作りだし霊丸の軌道を逸らすことでダメージを回避することに成功していました。これにより幽助は、陣が攻撃してくるタイミングに合わせて霊丸を撃つという捨て身の戦法をとらざるをえなくなりました。
【幽遊白書】陣の声優
陣の声優は「山口勝平」
アニメ版の幽遊白書で陣を演じた声優は山口勝平さんです。劇中では陣の東北訛りのしゃべり方を見事に演じ、自由気ままな雰囲気を表現していました。声優として豊富なキャリアを持ち、現在も第一線で活動しているベテラン声優です。出演作には長期間にわたって放送されている作品も多いため、老若男女問わず幅広い世代にその声を聞いたことのあるファンが多く存在している声優です。
山口勝平のプロフィール
山口勝平さんは1965年生まれで福岡県の出身です。もともとは舞台役者として芸能活動を行っていましたが、23歳からは声優としての活動もはじめ主役脇役問わず多数の作品に参加しキャリアを積み重ねてきました。特に少年役に定評があり、元気の良さだけでなくナイーブさを表現し作品に貢献しています。近年では落語もはじめるなど、さまざまな分野に積極的に挑戦を続けています。
山口勝平の主な出演作品
山口勝平さんは幽遊白書の陣をはじめ「名探偵コナン」の工藤新一や「機動武闘伝Gガンダム」のサイ・サイシーや「犬夜叉」の犬夜叉など主に少年役を多く演じています。「ONE PIECE」ではウソップを演じ、20年以上にわたってファンに親しまれてきました。劇場作品では「魔女の宅急便」のトンボ役が有名です。その他にも吹き替えや特撮作品など出演作は多岐にわたっています。
【幽遊白書】陣に対する世間での評判や人気
陣についてはかわいいという幽遊白書ファンの声が多く見られました。ビジュアルが少年のようであることに加え、純粋に戦うことが好きなバトルマニアとしての真っすぐさがファンの心を捉えているようです。同じ魔性使いチームで暗黒武術会を生き残った凍矢とともに、現在でも幽遊白書ファンの記憶に残るキャラクターとなっています。
陣については対戦相手である幽助との関係性が好きという声もありました。その強さで幽助を苦しめた陣ですが、試合の結末は策略により後味の悪いものとなってしまいます。しかし試合自体は似た者同士であるお互いの個性が光っており、全力を出し切った二人の姿は爽やかでそれが幽遊白書の中で名勝負として今も多くの幽遊白書ファンの記憶に刻まれていました。
陣については、アニメ版の幽遊白書での山口勝平さんの演技を評価する意見も多く見られました。原作では決して出番の多いキャラクターではありませんが、アニメでは出番も増え登場場面も増えていました。山口さんが演じた少年役の一人として陣は今でも色褪せぬ魅力を持っており幽遊白書ファンを惹きつけています。
【幽遊白書】陣は明るい性格の強いキャラだった
幽遊白書の中には卑怯な手段を使う敵も登場しますが、その中にあって陣は明るい性格で個性の強い人物としてファンに記憶されていることがわかりました。特に魔性使いチーム戦は豚尻の卑怯さが目立つため、陣のキャラクターが対比となって魅力を放っています。戦いにおいても、技や能力の強さによって主人公を苦しめる活躍を見せました。この記事を読んで陣の活躍に興味を持ったら、幽遊白書の漫画やアニメに触れてみてください。
この記事のライター
侑芽
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