【幽遊白書】桑原和真が人間最強と言われる理由とは?登場キャラとの関係性も
桑原和真は、漫画「幽遊白書」の主要キャラクターの一人です。作中では、霊剣を武器に数々の妖怪達との戦闘で活躍し、人間最強のキャラとも言われていました。本記事では、桑原が幽遊白書の作中で人間最強と言われる理由や、各登場キャラクターとの関係性について紹介します。
目次
【幽遊白書】桑原とは?
桑原和真のプロフィール
桑原和真は幽遊白書に登場する、リーゼントヘアと大柄な体格をした中学生の不良少年です。幼少期から霊感強く、その事を霊光波動拳の使い手である幻海のもとへ相談しに行ったところ、成り行きで霊光波動拳門下生の選考会に参加することになり、そこで霊力(霊剣)の能力を開花させます。幽遊白書の作中ではその霊剣を武器に、幽助や飛影、蔵馬らとともに、四聖獣や暗黒武術会、仙水一派など様々な戦いに身を投じていきます。
桑原和真の性格
桑原は不良らしく熱くなりやすく喧嘩っ早い性格をしていますが、同時に正義感も強く基本的にカツアゲや万引きなどの犯罪行為は嫌っています。また、情に厚く仲間想いでもあるため、幽遊白書の作中において、不良の後輩などにとても慕われています。
幽遊白書の概要
幽遊白書は1990年~1994年に週刊少年ジャンプで連載されていた漫画作品で、原作者は「HUNTER×HUNTER」の原作者でもある冨樫義博先生です。累計発行部数は5000万部を誇り、アニメ化もされ高視聴率を記録するなど大きな人気を博していました。また、2023年12月にはNetflixで実写版も放映予定であるなど、連載から30年近く経過してなお根強い人気を誇ります。
幽遊白書のあらすじ
主人公・浦飯幽助は手の付けられない問題児でしたが、ある日車に轢かれそうになった子供を庇い死んでしまいます。しかし、この死は霊界にとって予想外の事態であったため、幽助を生き返らせるため彼を霊界探偵にし、試練を与えます。そして幽助はそれらを見事にクリアし生き返ることに成功しました。その後も霊界探偵として活動し、その過程で元々顔見知りだった桑原に加え蔵馬や飛影とも仲間となり、強力な妖怪達など様々な敵との戦いに身を投じていきます。
【幽遊白書】桑原が人間最強と言われる理由
桑原和真は霊感が強い
桑原は霊感が非常に強く、以前から金縛りの症状に悩まされたり、霊や妖怪の気配を感じ取っていました。この霊感は幻海のもとでの霊光波動拳門下生選考会において霊力として開花し、霊力の剣・霊剣を出現させ、後々まで彼の大きな武器となりました。また、その霊感の強さ故に他者の意識が流れ込むこともあり、雪菜の意識が流れ込んだときは、彼女を拉致していた垂金の彼女への仕打ちを感じ取り、その痛みを理解していました。
桑原和真の霊剣
桑原は自分の霊気から剣を作り出す能力があり、これを霊剣と呼んでいます。桑原は、戦闘ではこの霊剣をメインの武器として使用していますが、ただの剣としてだけではなく刀身を伸ばしたり曲げるなどの形状変化をさせることもできます。他にも霊剣を手裏剣状にして多数飛ばすなどの応用も利かせることができ、このような霊剣を応用した技の多彩さも桑原の強さの理由の一つであると分かります。
桑原和真の次元刀はチート級の武器?
また、幽遊白書の作中で、桑原はこの霊剣を進化させ、次元刀という技を使えるようになります。暗黒武術会以降、桑原は霊力を失っていましたが、敵に襲撃され窮地に陥った際に覚醒させた能力です。次元刀は斬ろうとする対象を次元ごと切り裂くことが出来る能力があります。これは斬ろうとする対象の硬度や強さなどどは関係なく斬ることが出来るため、普通の剣では切断できない亜空結界(人間界と魔界を隔てる結界)をも切断することができます。
これは戦闘でも大きな脅威であり、仙水vs飛影・蔵馬・桑原の戦闘において、仙水は飛影・蔵馬の技をノーガードで受けていましたが、アニメ版幽遊白書では桑原の次元刀のみは受けずに回避することで対応していました。これはあくまでアニメ版の描写ですが、次元刀が他の刀や攻撃とは文字通り次元の違う破壊力を持っていることが示唆されています。
桑原和真の強さがわかる戦闘シーン
幽遊白書の作中において、桑原は霊剣の応用や次元刀などの多彩かつ強力な技により、自分を上回る強さの敵と渡り合ってきました。また、それ以外にも幽助との度重なる喧嘩により並外れて打たれ強くなっており、それもまた彼の大きな武器であり、強さの理由の一つと分かります。本項目では、桑原の強さが分かる戦闘シーンを紹介します。
戦闘シーン①戸愚呂兄戦
桑原と戸愚呂兄は暗黒武術会の決勝で対戦し、当初は苦戦していました。しかし、戸愚呂兄から幻海の死亡した理由を侮辱的なニュアンスで聞かされ、桑原の怒りは頂点に達し、耐久力が大幅に強化され、戸愚呂兄の攻撃が全く効かなくなります。更に、戦闘前に貰った強化アイテム「試しの剣」により、自身の霊剣を強化し、戸愚呂兄を渾身の一撃で倒しました。この戦いは戸愚呂兄という強力な妖怪を見事に倒したものであり、桑原の圧倒的な強さがうかがえます。
戦闘シーン②戸愚呂弟戦
暗黒武術会の決勝の戸愚呂弟と浦飯幽助の戦いでは、戸愚呂弟はフルパワーを発揮し幽助を追い詰めていました。しかし、戦闘中に幻海の魂が乗り移ったプーから、幽助の戦闘力を最大限発揮させるために幽助の仲間を殺すようにアドバイスを受けました。これを聞いた戸愚呂弟は、桑原に攻撃を仕掛け、致命的な一撃を与えます。それを見て桑原が死んだと思った幽助は、怒りから最大限の力を発揮し、戸愚呂弟を倒しました。
戦いの後、幽助は桑原の死を悲しみますが、桑原は何もなかったかのように起き上がり、幽助に声を掛けます。実は戸愚呂弟は桑原を殺しておらず、桑原や周囲の仲間達も桑原が死んだという演技をしていました。結果的に幽助は最大限の力を発揮し戸愚呂弟に勝利できたので、桑原の行動は仲間の真の強さを引き出したファインプレーとなりました。
戦闘シーン③仙水戦
桑原は、仙水たちとの戦いで目覚めた次元刀の能力を、当初は上手く使いこなせず、仙水の仲間によって異次元空間に閉じ込められていました。しかし、仙水と幽助の戦いで幽助が追い詰められた際に、見事に次元刀を使いこなし、異次元空間を切り裂き戦いの場に戻りました。しかし一足遅く幽助は仙水に殺されており(後で魔族として復活するが)、仙水は怒りに燃える桑原達を魔界へと誘い込み、その過程で魔界と人間界を隔てる亜空結界を次元刀で切り裂きます。
この結界はA級妖怪以上の妖力・霊気を持つ者は通過できないため、桑原がそのレベルに到達したことがわかります。また、魔界での戦闘でも、仙水は次元刀の攻撃だけは受けずに避けて対応しており、幽助の死により力を覚醒させ桑原が大幅に強化されたことが示唆されています。なお、この仙水編では幽助が魔族の血を引くことが判明し、仲間達・敵の中で純粋な人間が桑原だけと分かりました。このことから、桑原は「人間最強」のキャラクターと言われるようになりました。
【幽遊白書】桑原と登場キャラとの関係性
桑原と浦飯幽助の関係性
桑原と幽助は、連載開始当初は同じ皿屋敷中の2年生でした。二人は度々喧嘩をしていましたが、桑原は幽助に全く敵わず、戦績は0勝156敗のボロ負けでした。しかし、幽助が死んだときはその死を悲しむ様子があり、幽助も暗黒武術会決勝で桑原が死んだ(ように見えた時)は悲しみを見せており、二人は喧嘩仲間以上の友情関係にあったことが分かります。
桑原と鞍馬の関係性
桑原は、当初蔵馬に対していい感情を持っていませんでした。しかし、暗黒武術会に向けた特訓に付き合ってもらったことで関係を改善させ、蔵馬(南野秀一)の結婚式にも出席したり、図書館で一緒に勉強するなど、普通の友人として関係を築いていました。一見不良少年と優等生という、正反対のキャラクターに見える二人ですが、桑原の情に厚く心優しい一面など、万人に愛される要素が二人が友情を育めた理由とうかがえます。
桑原と桑原静流の関係性
桑原には、静流という3つ年上の姉がいます。静流は桑原以上の霊感を持ち、姉御肌な性格をしています。また、喧嘩も強く気も非常に強いので、桑原はそんな姉に頭が上がりません。静流は普段は弟をけなしたりぞんざいに扱っていますが、暗黒武術会編で弟が戸愚呂弟に殺されたと思った時は涙を見せるなど、弟に対する情はあることがうかがえます。
桑原と雪菜の関係性
桑原は、垂金に捕らえられていた雪菜を救出した時、雪菜に一目ぼれをし、雪菜以外の女には目もくれないほど彼女に対し一途になります。この愛の力は絶大であり、雪菜がいればどんな重傷でも普段の何倍もの力を発揮し、格上の敵にも勝利を収めるほどのすさまじい力を発揮します。一見これらはギャグのような描写に見えますが、このようなコミカルな場面も、桑原が憎めない・愛されるキャラたる理由とうかがえます。
【幽遊白書】桑原の名言
桑原の名言①「生き返れ…」
生き返れ、チクショウ!!戻って勝負しろ、コノヤロウ!!
出典: nan-blog.com
桑原の名言①は、幽助が車に轢かれて死んだと聞き、幽助の葬儀に殴りこんできたときのものです。桑原は散々幽助に喧嘩で打ち負かされてきましたが、幽助が死んだことを受け入れられず、彼の死に対する悲しみから出た切ない名言です。
桑原の名言②「皿屋敷中のNo.1はオレだ!…」
うるせー!勝負しろ!皿屋敷中のNo.1はオレだ!今日こそ、てめーにオレの靴の裏をなめさせてやっからな!
出典: bibi-star.jp
桑原の名言②は、幽遊白書の作中での初登場シーンで幽助に喧嘩を売る時に発したセリフです。桑原は幽助との喧嘩に全く勝てず、通算で0勝156敗という散々な戦績でした。なお、このセリフを発した後も、幽助にいつも通り打ち負かされていました。
桑原の名言③「このままじゃ死んでも…」
ヤツに会うまでタメ年でケンカで負けたことなかったんだ。このままじゃ死んでも死にきれねーぜ!
出典: bibi-star.jp
桑原の名言③は、毎度のように幽助に喧嘩で打ち負かされた後に発したセリフです。桑原は幽助に毎度喧嘩で散々打ちのめされてきましたが、それでも次こそ幽助を負かしてやろうという諦めの悪さ・根性が伝わってくる名セリフです。
【幽遊白書】桑原の声優
桑原の声優は「千葉繁」
幽遊白書の作中で、男気溢れる魅力を見せる桑原をアニメで演じるのは、声優・千葉繁さんです。本項では、そんな千葉繁さんのプロフィールや来歴、幽遊白書以外の代表作などを紹介します。
千葉繁のプロフィール
千葉繁さんは1954年生まれの69歳です。千葉さんは声優以外にもスタントマンや俳優、タレント、ナレーター、音響監督などマルチに活躍してきました。声優としてはアドリブも多彩であり、そのアドリブ力で他の声優とアドリブ合戦を繰り広げたり、アドリブが凄すぎてその場面が放送できなかったり、スタッフからアドリブを制限されたこともあります。
千葉繁の主な出演作品
千葉繁さんは1976年に「ドカベン」で声優としてデビューして以降、桑原のような男気に溢れる情熱的な男や、コミカルなキャラクター、ナレーター等でインパクトを残してきました。千葉繁さんの幽遊白書・桑原和真以外の代表作は以下の通りです。
- 北斗の拳:ナレーターなど
- ハイスクール!奇面組:一堂零
- ドラゴンボールシリーズ:ピラフ、ラディッツ、ガーリックJr
- 天才バカボン:おまわりさん、レレレのおじさん
- ゲゲゲの鬼太郎(第4作):ねずみ男
- ONE PIECE:バギー、ウープ・スラップ
- 鬼滅の刃:桑島慈悟郎(我妻善逸の師匠)
- 名探偵コナン:ラムなど
【幽遊白書】桑原に対する世間での評判や人気
幽遊白書の読者には、大人になってから桑原の男気溢れる魅力に気づく人もいるようです。幽遊白書の作中では、桑原は蔵馬のような美形キャラと比べると二枚目とは言えないキャラですが、男気に溢れ仲間想いであるなど非常に魅力的なキャラクターであり、その点が彼の魅力と人気に繋がっていることがうかがえます。
桑原の一途さに好感を持つ幽遊白書の読者もいるようです。幽遊白書の作中で、雪菜に一目ぼれした桑原は彼女に対し一途な想いを持ち、彼女のためならどんな危険も厭わないほどの覚悟を見せたり、普段の何倍もの力を発揮していました。そんな男気溢れる一途なところが、桑原の人気の理由の一つとうかがえます。
また、桑原の努力家の一面を評価する幽遊白書の読者もいるようです。幽遊白書の作中では、幽助や飛影、蔵馬といった強い仲間達がおり、その中で桑原は一枚劣る強さと見られがちでした。しかし、彼は特訓や霊剣の応用などの努力や工夫を重ね、彼らの強さに食らいついていました。また、戦闘以外でも猛勉強の末に骸工大付属高校に補欠合格するという結果も残しており、幽遊白書作中でも屈指の努力家であることがうかがえます。
他にも、桑原が武器として使う「霊剣」に対し憧れを抱き、好感を持つ読者もいたようです。桑原は作中でこの霊剣という武器を応用・強化することで強敵と戦っていたので、それに憧れた読者もいたようです。
【幽遊白書】桑原は人間最強キャラだった
本記事では、桑原の人間最強と言われる理由と登場人物の関係性などについて紹介しました。桑原は生まれ持った霊感を霊力に昇華させ霊剣・次元刀という強力な武器を生み出し、それらを努力や工夫によって強化することで強敵と渡り合ってきました。また、仲間の蔵馬と飛影は妖怪であり、幽助も魔族の血を引いていたため、桑原は純粋な人間にもかかわらず彼らとの戦いについて行ったことが明らかになりました。
また、桑原達が戦っていた相手も妖怪ばかりで、敵味方を見渡しても純粋な人間は桑原しかいませんでした。このことからも、桑原は「人間最強」に相応しい強さであることがうかがえます。他にも、桑原は男気に溢れていたり、一途な面があるなど、多くの魅力を持つキャラクターであり、幽遊白書の作中でも根強い人気を持つに相応しいキャラクターであることが分かります。
この記事のライター
tera_yuuki56
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