【東京リベンジャーズ】タイムリーパーは複数人いる?リープの謎も解説
本記事では『東京リベンジャーズ』で物語の軸となるタイムリーパーについて解説します。複数人いたとされるタイムリーパーやタイムリープの謎を徹底調査しました。また『東京リベンジャーズ』でタイムリーパー説が浮上したキャラについても紹介します。
目次
【東京リベンジャーズ】タイムリーパーとは?
『東京リベンジャーズ』は「タイムリーパー」が登場し、大切な人や仲間を守るために過去に戻って多くの困難に立ち向かっていきます。暴走族とタイムリープという異色の要素が絡み合った作品は、たちまち人気となりました。それでは、その「タイムリーパー」とはいったいどのようなものなのでしょうか?まずは『東京リベンジャーズ』の作品とともに解説していきます。
タイムリーパーとは?
タイムリーパーとは「遠い未来から時間を逆行してきた者」という意味です。『東京リベンジャーズ』でのタイムリーパーは基本、トリガーと握手することで現代と過去を行き来できる能力を持つ者を指します。物語の冒頭で主人公の花垣武道(タケミチ)は、過去で橘日向の弟・直人がトリガーとなってタイムリープを行っていました。
東京リベンジャーズの概要
『東京リベンジャーズ』は、2017年から2022年まで週刊少年マガジン(講談社)で連載されていた、和久井健の漫画作品です。ある出来事がきっかけでタイムリープの能力に目覚めた主人公が、殺害された中学時代の恋人の未来を変えるべく奔走します。サスペンス作品にヤンキー要素が加わり、アクションやSFなどさまざまな魅力が詰まった物語です。老若男女問わず人気となった本作は、2023年1月時点で累計発行部数が7000万部を突破しました。
東京リベンジャーズのあらすじ
26歳のフリーターとして自堕落な生活を送っていたタケミチは、中学時代の恋人だった橘日向が弟の直人とともに、暴走族の抗争に巻き込まれて死亡したニュースを見ます。次の日、タケミチは駅のホームから何者かに突き落とされ、迫りくる電車を前に死を覚悟しました。その瞬間、12年前の2005年にタイムリープし、中学生の姿になっていたのです。突然の出来事に動揺するタケミチでしたが、日向の運命を改変するため、暴走族での成り上がりを目指していくことになります。
【東京リベンジャーズ】タイムリーパーは複数人いる?
主人公・タケミチが現代と過去を行き来して、最悪な運命を改変しようとタイムリープする『東京リベンジャーズ』ですが、タイムリーパーの存在は複数いるとファンの間で話題になりました。ここからは実際、複数のタイムリーパーが存在していたのかについて解説していきます。
タイムリーパー①ホームレスのおっさん
タイムリーパー1人目はホームレスのおっさんです。最初の世界線に存在していた人物で、マイキーの黒い衝動のきっかけとなった本作の黒幕でもあります。『東京リベンジャーズ』コミックス31巻271話でのみの登場なので、どのような経緯でタイムリープ能力を知ったのか、またトリガーは誰だったのかなど、作中で明らかになることはありませんでした。
タイムリーパー②佐野真一郎
タイムリーパー2人目はマイキーの兄である佐野真一郎です。コミックス30巻268話で、マイキー本人から真一郎がタイムリーパーであったことが語られました。小学生のマイキーは、真一郎からもらった誕生日プレゼントのプラモデルで遊んでいた時、誤って階段から落ち植物状態になってしまい、4年後に死亡してしまします。悲しみのなか、真一郎はタイムリープ能力を持つホームレスがいる噂を耳にしました。
真一郎はホームレスのところへ出向き、彼を殺害してタイムリープ能力を手に入れます。タイムリーパーとなった真一郎は、マイキーが植物状態になる前の過去にタイムリープし、事故を阻止して死亡を回避させました。その後、真一郎は自身が経営するバイク店に盗みに入った羽宮一虎によって殺害されてしまいます。
タイムリーパー③花垣武道(タケミチ)
タイムリーパー3人目は本作の主人公・花垣武道(タケミチ)です。コミックス1巻1話で、ホームから突き飛ばされたタケミチは電車に轢かれそうになった瞬間、12年前の中学時代にタイムリープしていました。タケミチにとって人生の絶頂期だった中学時代、溝中五人衆の仲間と渋谷三中に乗り込みますが、東京卍會のキヨマサに半殺しにされ、奴隷のような扱いを受けるようになります。この件がきっかけとなり、タケミチは落ちぶれてしまったのです。
しかし、現代で起きた元恋人の日向の死亡を阻止するため、直人をトリガーとして過去を改変していきます。喧嘩にはめっぽう弱いですが、タイムリープを繰り返していくなかで相手がどれほど強くても諦めない底力を発揮し、格上相手を圧倒するまでに成長していきました。
【東京リベンジャーズ】タイムリープの謎を解説
『東京リベンジャーズ』の最大の魅力である要素「タイムリープ」ですが、いったいどのような経緯でタイムリーパーの能力を得ることができるのでしょうか?ここからは、タイムリープの3つの謎について考察していきます。
考察①ホームレスのおっさんはどうやって能力を入手した?
ホームレスのおっさんは、前のタイムリーパーを殺害して能力を入手したと語っていました。真一郎は弟のマイキーを救うために、タイムリープの能力がほしいことをホームレスに告げると、彼は「そんなこと」と馬鹿にします。激怒した真一郎はホームレスを何度も鉄パイプで殴打し、殺害してしまいました。殴打されていたホームレスは「呪われろ」と叫び続け、自身も真一郎と同じようにタイムリーパーを殺して能力を奪ったと告白し、死亡しています。
つまり、タイムリープの能力は相手を殺害することで得られるものだと判明しました。最初のタイムリープは自身の死亡が条件であり、トリガーが必要となるのは2回目からとなります。
考察②タケミチは佐野真一郎からタイムリープの権利を貰った?
タケミチは小学生時代に、真一郎からタイムリープの権利をもらっていました。「日本一の不良(ヒーロー)」になることを目指していたタケミチは、日向を庇って不良グループの中学生から暴力を受けていました。そこにたまたま通りかかった真一郎は、タケミチに「いつか守りたい人ができたときに、この力を使うといい」とタイムリープの能力を譲ったのです。
真一郎はこのとき、タイムリーパーとなってマイキーの命を救っていました。そのため、タイムリープの能力はもう必要ないと思っていたのです。そこで出会ったのが、女の子を守るために必死に戦っていたタケミチでした。先述でタイムリープの能力は、相手を殺害することで奪えるものだと解説しました。さらにもう一つ条件があり、タイムリーパー自身が望めば、別の人物に能力を譲渡できることが判明しています。
考察③タケミチとマイキーが一緒にタイムリープした理由
最終決戦にタケミチとマイキーが、一緒にタイムリープしたところが描かれていました。黒い衝動で暴走したマイキーによって、タケミチは刺されて瀕死となってしまいます。我に返ったマイキーは、タケミチの手を握り「目を覚ましてくれ」と大粒の涙を流しながら強く叫びました。その瞬間、タケミチは1998年にタイムリープしており、小学1年生になっていたのです。
始めは走馬灯かとも思ったタケミチでしたが、咄嗟に佐野家へと走り出します。そこには、タケミチを知らない場地圭介やエマ、三途や真一郎の姿がありました。タイムリープしたのか戸惑っていたタケミチの前にマイキーが現れます。お互いタイムリーパーになったことを認識すると、大喜びして今度こそリベンジしようと決意しました。そして、タケミチとマイキーの2人は本当の意味で運命のリベンジを果たし、東京卍會で全国制覇すると見事な解散宣言をしたのです。
【東京リベンジャーズ】タイムリーパー説のあったキャラ
『東京リベンジャーズ』の連載中は、多くの伏線からタイムリーパーとして名前が挙がったキャラがいました。ここからは、先述した以外のタイムリーパー説が浮上したキャラについて紹介していきます。
タイムリーパー説のあったキャラ①橘日向
タイムリーパー説のあったキャラ1人目はタケミチの恋人である橘日向です。日向にタイムリーパー説が挙がった理由には、コミックスの裏表紙とアニメのエンディング映像にありました。まず、コミックス22巻の表紙にタイムリープしているタケミチが手を差し伸べている姿が描かれています。それに対し、裏表紙では日向がタイムリープしながら手を差し伸べている姿が描かれていたのです。
そして、アニメのエンディング映像では、日向が水溜まりからタイムリープの空間へと落ちていくようなシーンが描かれていました。この2つのシーンから、日向もタイムリープの能力を持っているのではないかと話題になったのです。
タイムリーパー説のあったキャラ②橘直人
タイムリーパー説のあったキャラ2人目は、日向の弟である橘直人です。タケミチのトリガーとして活躍した直人ですが、タイムリープしたタケミチが過去を変えたときに他の人物の記憶が上書きされることに対し、直人だけは上書きされずに前の記憶も残っていました。そのため、直人はトリガーではなくタイムリーパーではないのかと考えられていたのです。しかし、姉である日向を殺害する動機はなく、現代では稀咲やイザナに殺害されているため、タイムリープ能力は持っていないことが判明しました。
タイムリーパー説のあったキャラ③稀咲鉄太
タイムリーパー説があったキャラ3人目は稀咲鉄太です。タケミチは当初、稀咲がタイムリーパーだと疑っていました。稀咲自身も、計画を邪魔してくるタケミチをタイムリーパーではないかと考えていたのです。そして、天竺との決戦後にタケミチから話を聞いた稀咲は、彼がタイムリープの能力を持っていると確信します。ところが、稀咲は「オレは…」と言いかけた瞬間、トラックに轢かれて死亡してしまったのです。
タイムリーパー説のあったキャラ④半間修二
タイムリーパー説のあったキャラ4人目は半間修二です。8.3抗争後、現代に戻ったタケミチは、直人の計らいで日向とドライブに出かけることになります。公園の駐車場に車を停めるとタケミチは公衆トイレに向かい、そこで半間と遭遇しました。半間が「まとめてやっちまおうと思ったのに」と発言したことから、タケミチと日向が公園にいたことをすでに知っていたように思われていました。
その後、あっくんを使って日向を事故死させた半間は、読者から彼がタイムリーパーで稀咲がトリガーではないかと話題になったのです。常に行動をともにしていた半間と稀咲は、タイムリープの能力を持っているかもしれないと予想されていましたが、半間に関してはタケミチや日向に執着している様子は見られなかったため、候補者から外れました。
タイムリーパー説のあったキャラ⑤一虎
タイムリーパー説のあったキャラ5人目は羽宮一虎です。真一郎がタイムリーパーだと判明した直後、一虎が彼の能力を引き継いだのではないかと考えられていました。真一郎は一虎に殴打され殺害されています。そのシーンが、ホームレスを殺害したときの真一郎のシーンと似ていたのです。この2つのシーンから、真一郎のタイムリープの能力が一虎に譲渡されたと予想されました。しかし、真一郎はすでにタイムリープの能力を小学6年生のタケミチに譲っていたのです。その結果、能力は一虎に渡ることはありませんでした。
【東京リベンジャーズ】タイムリーパーに対する世間での評判や人気
『東京リベンジャーズ』のタイムリーパーについて、SNS上の意見を調査してみるとタイムリープの能力を持つキャラは複数存在しているのではないかと、予想している読者がいました。タイトルに「リベンジャーズ」と複数形だったり「俺たちのリベンジ」というセリフから、タイムリーパーはタケミチだけではないと予想しています。
『東京リベンジャーズ』に登場する半間が、タイムリーパーだと予想していたのに違っていたと残念がる声もありました。半間のトレードマークでもある両手の甲の「罪」と「罰」のタトゥーがタイムリーパーの証拠だと信じていた人もいたようです。
多くの謎があった『東京リベンジャーズ』で、もう一人のタイムリーパーが判明したとき、矛盾が多いと感じている人もいました。この作品ではタイムリープが大きな謎となっています。物語終盤、タケミチとマイキーの2人同時のタイムリープがどうして可能になったのか、最後まで明らかになることはありませんでした。さまざまな伏線があったにもかかわらず、全て回収できていないことに納得できていない読者もいるようです。
【東京リベンジャーズ】タイムリーパーは複数人いた
『東京リベンジャーズ』の物語において大きな鍵となるタイムリーパーは、複数人いることが判明しました。タイムリープの能力は、ホームレスのおっさんから真一郎へ、そしてタケミチからマイキーへと譲渡されています。しかし、タイムリーパーになる条件や元のタイムリーパーの存在など、読者からは多くの疑問が残っていると言われていました。そんな『東京リベンジャーズ』をじっくり堪能しながら、残された謎を独自で予想し、補完してみてください。
この記事のライター
rymamimo
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