【東京リベンジャーズ】三途春千夜とマイキーの関係は？幼馴染なのか考察

東京リベンジャーズにてイケメンながら素性に謎を多く残しているキャラクターとして三途春千夜が描かれていましたが、彼の人間関係にマイキーとの繋がりがほのめかされると読者の間で様々な考察が行き交うようになり話題になりました。ここでは三途春千夜とマイキーそれぞれのプロフィールをまとめ、本作の作品概要とあらすじについても紹介していきます。

三途春千夜（さんずはるちよ）は東京卍會伍番隊副隊長だった男で、後に梵天のナンバー2になった不良です。東卍時代は常に黒マスクを着用しているのが特徴的で、人一倍の度胸と腕っぷしを持っていることから伍番隊隊長のムーチョを始め仲間から厚い信頼を置かれていました。三途春千夜もムーチョを慕っていますが、その本心はマイキーに強く依存しています。

マイキーこと佐野万次郎（さのまんじろう）は東京卍會総長を務める最強の不良です。金髪で小柄な体型をしているのが特徴的で、無敵と謳われる喧嘩の実力と人を寄せ付ける圧倒的なカリスマ性を併せ持っていることから『無敵のマイキー』と称されています。性格は気丈かつ無邪気なもので、タケミチからは不良だけど悪人ではないと評価されています。

東京リベンジャーズは和久井健によって週刊少年マガジンに連載されている漫画作品です。主人公がタイムリーパーとなって不良の世界と未来を変える物語が描かれており、2017年3月の初掲載から多くの読者に注目され2022年7月時点で累計発行部数6500万部を超える人気を博しました。

26歳底辺フリーターとして生きていた花垣武道は、中学時代の恋人だった橘日向と弟の直人が東京卍會の抗争に巻き込まれて死亡したニュースを目撃します。翌日、電車のホームに突き落とされてしまった武道でしたが、その瞬間に彼はタイムリーパーに目覚め中学時代に遡っていました。そこで生きている日向と直人を見つけた武道は、最悪の未来を捻じ曲げるため東京卍會で成り上がることを決意し黒幕を倒す物語が始まるのでした。

ここからは三途春千夜とマイキーの関係性についてまとめていきます。関東事変から登場していた三途春千夜はしばらく素性について明かされてきませんでしたが、所属が天竺に移ってから本性を表すようになりマイキーとの密接な関係にあったことが判明しました。

東京リベンジャーズ27巻第240話にて三途春千夜の兄弟・瓦城千咒の口から三途春千夜とマイキーが幼馴染の関係だったことが明かされました。小さい頃から一緒に仲良く遊ぶ間柄で、東京卍會創設後の三途春千夜はマイキーのことを呼び捨てで読ぶことがあれば、『王』と称することもありました。対してマイキーは三途春千夜のことを『春千夜』と呼んでいます。

23巻第206話では三途春千夜のセリフで「マイキーは場地と幼馴染だから」と描かれており、場地も三途春千夜とマイキーの友達だったことが明かされました。また、三途春千夜の妹である瓦城千咒も幼馴染だったと記されています。

2000年の頃、当時小学生だった瓦城千咒はマイキーが大事にしていたコンコルドのプラモデルを壊してしまいました。その上マイキーに詰め寄られた際に三途春千夜が壊したと嘘をついてしまいます。その後、マイキーは三途春千夜だけを連れていくと、黒い衝動に呑まれていたマイキーは三途春千夜の口を割いてしまうのでした。マスクで覆っている口にはその時の傷痕が強く残っています。

ここからは三途春千夜の兄妹や正体についてまとめていきます。三途春千夜とマイキーが幼馴染だったことが明かされた後、三途春千夜の家族関係が徐々に明かされていきました。また、あるシーンをきっかけに三途春千夜がタイムリーパーで黒幕の可能性があると噂されるようになりました。

25巻第216話にて三途春千夜が三兄妹であることが判明すると、明司武臣が兄、瓦城千咒が妹であることが明かされました。また、三途春千夜と瓦城千咒もそれぞれ本名が明司春千夜、明司千壽と明言されました。23巻第206話にて三途春千夜は一人っ子と話していましたが、それは嘘だったことになります。

明司武臣（あかしたけおみ）は梵天の参謀気質な不良です。黒と金の髪をオールバックにし右目に傷痕が残っているのが特徴的でタバコがトレードマークになっています。軍神の異名を持っており、戦況を冷静に分析し的確な指示を出すことに長けた狡猾な頭脳を持っています。

瓦城千咒（かわらぎせんじゅ）は梵の首領を務める不良です。小柄で中性的な顔立ちをしており、マイキーに並ぶカリスマ性を持っているとされています。本当は性別が女性であることを周囲に内緒にしており、プライベートではセーラー服を身につけています。

第256話にてタケミチに不意打ちを仕掛け刺し殺そうとした三途春千夜でしたが、タケミチの未来視によって回避されてしまうと「オマエもタイムリーパーなのか？」と口にしました。このことから三途春千夜がタイムリーパーである可能性が浮上し、加えて東京卍會から梵に移った時にナンバー2に成りあがっていたことから黒幕説が囁かれるようになりました。ただし、結果的に三途春千夜はタイムリーパー及び黒幕ではありません。

三途春千夜タイムリーパー説に基づいて、三途春千夜本人がタイムリーパーではない代わりにトリガーである可能性が浮上しました。結論から言えば三途春千夜がトリガーである可能性はとても低く、東京リベンジャーズ最終回が描かれるまでの間に三途春千夜がタイムリープする場面やトリガーを思わせる描写が描かれず、黒幕でもありませんでした。

東京卍會に所属していた頃、三途春千夜はムーチョの腹心として彼とよく行動を共にしていました。作中で2人の関係が深まっていく描写が描かれ、ムーチョが天竺に移ることを決めた時は三途春千夜も彼の後を追う形で天竺に移りました。しかし、この時点で三途春千夜にとってムーチョはマイキーの裏切者と見なされ、半年後に出所したムーチョを三途春千夜が迎えに行くとそこで三途春千夜はムーチョの身体を切り捨てました。

三途春千夜の目的はマイキーを王にすることです。ムーチョと将棋を指した時には『王が大事』ということを話し、関東卍會の最終決戦時には「マイキー以外は全部ノイズ」と断言していました。それほど三途春千夜の中でマイキーは絶対の存在であり、たとえ自分が殺されることがあっても目的のためなら構わないと話していました。

ここからは三途春千夜の登場回と名言についてまとめていきます。三途春千夜は東京リベンジャーズ登場キャラクターの中でもミステリアスな雰囲気を纏っており、梵天加入後に本性が露わになった時は多くの読者に衝撃を与えました。ここでは彼の明かされた人柄が分かる名言について紹介していきます。

三途春千夜の初登場回は16巻第138話です。関東事変が起ころうとしている時に彼はタケミチの家の前に現れ、ムーチョの右腕を務める実力者として紹介されました。そこから目立った活躍は描かれませんでしたが、関東卍會の一員として再登場するとそこから彼のエピソードが展開されていきました。

梵天の中で裏切者が現れると、三途春千夜は彼らに鉄槌を下すようマイキーに言いつけます。そして、実際にマイキーが「殺せ」と命令すると三途春千夜は容赦なく銃を発砲し3人いた裏切者全員を射殺しました。上記のセリフはその時に出たもので、それまで印象的だった穏やかで人懐っこい三途春千夜が消え、彼の本性が明かされた衝撃的なシーンでした。

東京卍會に所属していた頃、三途春千夜はムーチョと良好な関係を築いていたと思われていました。しかし、ムーチョがマイキーのいる東京卍會から離れることを明かすと、その時から三途春千夜は彼のことを裏切者と認識するようになり、半年後にはついに彼を殺害します。殺害する直前まで「隊長」と呼んでいたこともあり、いきなりの犯行に多くの読者が驚愕しました。

本編の後半になって明かされた三途春千夜とマイキーの関係性ですが、この描写に対して読者からは多くの反響が寄せられました。ここでは三途春千夜とマイキーに対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

三途春千夜とマイキーが幼馴染だと知った読者から驚きを語るコメントが多く寄せられていました。突然明かされた設定にしてはそれまでの物語と辻褄が合っており、この関係性を予想できていた人はほとんどいなかったと思われます。

三途春千夜は実の兄妹がいながら一人っ子と自称していましたが、その理由にマイキーが幼馴染だったことが関係しているのではと言われていました。三途春千夜は兄妹仲が良かったとは言えず、いつしか兄妹よりもマイキーに依存していくようになっていったと考察されています。

三途春千夜がマイキーに盲目になるほど慕っている理由について様々な考察が行き交っていました。本編中にて具体的な理由は結局描かれずに終了しましたが、スピンオフなどで明かされてほしいと求める声も寄せられていました。

三途春千夜とマイキーは幼馴染の関係で、三途のマスクに隠された傷痕は黒い衝動に呑まれたマイキーによるものでした。生涯残り続ける傷を受けてしまったにもかかわらずマイキーを慕い続けている三途春千夜の狂気は凄まじいものでしょう。2人の関係性を知ってから本編を見返すと1周目とは違う感覚で楽しめるので、気になる人はぜひ本編を読み返してみてください。