【東京リベンジャーズ】六波羅単代はどのようなチーム?メンバーを一覧で紹介
本記事は、『東京リベンジャーズ』に登場する六波羅単代メンバーを一覧で紹介します。六波羅単代の強さや目的、チーム名の由来などを解説するとともに、『東京リベンジャーズ』登場キャラの中でも異彩を放った寺野南(てらのさうす)について考察しました。
目次
【東京リベンジャーズ】六波羅単代はどのようなチーム?
『東京リベンジャーズ』コミックス24巻で登場する、寺野南率いる六波羅単代は登場回数が少なく読者の中でも「どんなチームなの?」などという声も多く聞かれます。ここではチーム六波羅単代や『東京リベンジャーズ』について解説します。
六波羅単代とは?
六波羅単代(ろくはらたんだい)とは、『東京リベンジャーズ』コミックス24巻207話に初登場する寺野南(てらのさうす)が率いる暴走族のチームです。マイキーこと佐野万次郎(さのまんじろう)が東京卍曾解散後、東京の暴走族同士の勢力争いが激化する中で暴走族界をまとめる目的及び鎮火役として登場した三大時代の一つでした。また一部の読者の中で、六波羅単代というチーム名の由来は鎌倉時代に存在した役職の噂もあります。
東京リベンジャーズの概要
『東京リベンジャーズ』は、漫画家・和久井健(わくいけん)によって描かれたヤンキー漫画です。2017年3月から2022年11月まで週刊少年マガジンでの連載が始まりました。連載開始直後より、主人公がタイムリープしたりアクション漫画が入り混じった新しい作風が話題となり一気に人気を博します。これまでにコミックス全31巻既刊2023年1月時点で累計発行部数7,000万部を突破し、Twitterフォロワー数100万人突破と人気が衰える事はありません。
東京リベンジャーズのあらすじ
『東京リベンジャーズ』の主人公・花垣武道(はながきたけみち)は、冴えないフリーター生活を送っていました。ある日、偶然見ていたニュースで中学時代の彼女・橘日向(たちばなひなた)と弟・直人(なおと)が、東京卍曾の抗争に巻き込まれ死亡した事を知ります。その翌日、バイト帰りの駅で何者かに背中を押されホームへ転落し、電車が迫る中死を覚悟した瞬間、12年前にタイムリープしたのです。この一件以来、武道は元彼女と仲間達を助ける事を目的にタイムリープを繰り返します。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代のメンバー一覧
六波羅単代は、寺野南が東京卍曾に強い憧れを持ち東京卍曾を潰す目的で創設したチームです。しかし、創設時には東京卍曾解散して2年後が経っていました。ここからは、六波羅単代のメンバーや生い立ちと強さの関係等を紹介します。
メンバー①寺野南(総代)
- 名前:寺野南(てらの さうす)
- 愛称:無双のサウス
- 生年月日:1988年3月3日
- 身長:210㎝
- 体重:135㎏
三天の一角である六波羅単代・総代寺野南は、『東京リベンジャーズ』コミックス24巻に初登場します。身長は2m越えの大柄で、185㎝のドラケンをも見下ろす体格です。強さは、ドラケンを上回るとも言われています。ブラジル・リオの貧困街で生まれた寺野南は、幼い頃からギャングの中で育ち、たった5歳にして、殺人を犯します。そして、ギャングのトップになる目的から、12歳で育ての親だったディノを自らの拳で殺してしまいました。
ディノを殺したことでギャングチームのボスへと駆け上ったのもつかの間、敵のギャングに自宅を襲撃され唯一の家族を亡くしました。身寄りがいなくなった寺野南は、日本に住む祖父母を頼って来日します。来日後、日本でも自分の時代を築きたいという目的で、鑑別所で出会ったメンバーと六波羅単代を立ち上げました。
メンバー②鶴蝶(首席)
- 名前:鶴蝶(カクチョー)
- 生年月日:不明
- 身長:179㎝
- 体重:63㎏
三天の一角である六波羅単代・首席を務める鶴蝶(カクチョー)は、『東京リベンジャーズ』コミックス15巻128話に初登場し、タケミチとは幼馴染の関係です。鶴蝶が小学2年生の時に横浜へ転校後、両親を事故で亡くしてからは孤児院で生活をしていました。生きる希望をなくした鶴蝶を救ったのは黒川イザナです。鶴蝶は彼に生きる力を与えられ、イザナとは兄弟のような関係で育ちます。後に孤児院で出会ったメンバーと横浜天竺を結成しました。
『東京リベンジャーズ』コミックス24巻212話では、六波羅単代主席として登場しています。天竺から六波羅単代へ移籍したのは総代・寺野南とのタイマンで寺野南に負けたことが理由です。
メンバー③灰谷蘭(第弐席)
- 名前:灰谷蘭(はいたに らん)
- 生年月日:1987年5月26日
- 身長:183㎝
- 体重:70㎏
- 備考:弟が灰谷竜胆(はいたにりんどう)
長い三つ編みヘアーが印象的な灰谷蘭(はいたにらん)は弟・竜胆(りんどう)と共に『東京リベンジャーズ』コミックス6巻で初登場します。元は天竺の四天王に所属していました。兄弟共に六本木を拠点とする不良のカリスマとして、彼の強さも含め暴走族の中でも灰谷兄弟の名前を知らない者はいません。
六本木灰狂戦争時に、「狂極」の副総長を必要以上に殴打し、死亡させ少年院送致となります。そこで寺野南と出会い、灰谷蘭が寺野南に惨敗したことで三天の一角である六波羅単代につく事となりました。
メンバー④灰谷竜胆(第参席)
- 名前:灰谷竜胆(はいたに りんどう)
- 生年月日:1988年10月2日
- 身長:172㎝
- 体重:65㎏
- 備考:兄が灰谷蘭
三天の一角である六波羅単代・第参席の灰谷竜胆(はいたにりんどう)は、兄・蘭と共に『東京リベンジャーズ』コミックス6巻に初登場しています。彼は常に兄と共に行動し美味しいとこ取りをされているキャラクターです。彼の強さは兄に弱いものの、得意な関節技で相手の動きを封じ、兄に警防攻撃をさせる技の持ち主です。
メンバー⑤望月莞爾(第肆席)
- 名前:望月莞爾(もちづき かんじ)
- 生年月日:1988年3月9日
- 身長:192㎝
- 体重:94㎏
『東京リベンジャーズ』に登場する六波羅単代・第肆席の望月莞爾(もちづきかんじ)は、呪華武(じゅげむ)の元総長を務めていました。少年院で黒川イザナと出会い出所後、横浜天竺創立メンバーとなります。彼が六波羅単代へ加入するキッカケとなったのは、関東事変後に入所した少年院で寺野南に出会った事です。双悪率いる河田兄弟を圧勝する強さの持ち主ですが、寺野との戦いで敗北しました。この敗北がキッカケとなり六波羅単代幹部として加入する事になりました。
メンバー⑥斑目獅音(第伍席)
- 名前:斑目獅音
- 生年月日:1988年3月21日
- 身長:180㎝
- 体重:66㎏
六波羅単代・第伍席の斑目獅音(まだらめしおん)は、『東京リベンジャーズ』コミックス15巻128話に初登場します。彼は、九代目黒龍総長を務めた経歴がありますが、S62世代の中で最も弱いとされるキャラクターです。関東事変ではぺーやんに一瞬で倒され、梵と六波羅単代の立ち合いの際には、ベンケイに暴言を吐かれ一発で倒れていました。読者の中では、残念なキャラとされています。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代の強さや目的
『東京リベンジャーズ』に登場する六波羅単代は、戦う強さを兼ねそろえたメンバーで構成されたチームです。三天の一つである、六波羅単代の名前の由来や目的など深堀していきます。天竺との関係性や六波羅単代が最後を迎えるまでのストーリーにも触れています。
六波羅単代の強さ
マイキーの意向で東京卍曾が解散した後、他の暴走族をまとめ上げる力やチームも存在せず暴走族界隈は荒れ果てていました。この荒れ果てた東京戦国時代を収めたのは、「寺野南」と「瓦城千咒」そして「佐野万次郎」3人のカリスマ達です。寺野南率いる六波羅単代は三天の一つで、関東卍曾や梵とくらべ、規模が大きく最大勢力と言われています。
総代の寺野南をはじめ幹部の強さからも、三天の中で強いと思われていました。他2チームは瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)率いる梵(ブラフマン)とマイキー率いる関東卍會で、この3チームを三つ巴に例え三天と呼ばれています。
六波羅単代の目的
六波羅単代の目的は、寺野南が自身の時代を創る事とコミックス31巻で語られています。寺野南がブラジルから日本へ来日した際に、横浜天竺の存在を知ります。そこで彼はブラジルでギャングを率いた時のように、彼の時代を創る事を決意していました。黒川イザナが率いる横浜天竺の目的は、東京卍曾を潰す事とし総勢300名の部下を持っていました。横浜天竺の幹部は、後の六波羅単代で幹部として招集された灰谷兄弟や望月達の極悪S62世代で構成されています。
横浜天竺の最大の特徴は、黒川イザナの恐怖で幹部や部下を支配している関係であり、誰一人彼には逆らえないチームでした。そんな極悪横浜天竺も『東京リベンジャーズ』コミックス20巻東京卍曾と横浜天竺の抗争の末に解散に追い込まれます。解散理由は同チーム幹部・稀咲鉄太彼の銃に黒川イザナが倒れた事でした。黒川イザナが死亡した後も、元横浜天竺の幹部や義兄弟マイキーは彼の遺志を継ぎタトゥーを体のどこかに入れています。
六波羅単代の名前の由来
寺野南が率いる暴走族チーム六波羅単代の由来は、鎌倉時代に存在した「六波羅探題」と関係があると言われています。「六波羅探題」を分かりやすく言うと、鎌倉幕府が置いた監視機関で京都を監視していました。ことの発端は1221年に起きた承久の乱で、幕府に不満を抱いた後鳥羽上皇が挙兵をしたことです。結果的には、幕府の圧倒的勝利でした。この件があった後「二度と挙兵は起こさせない」という思いで六波羅探題は設置されていました。
六波羅単代の特攻服
『東京リベンジャーズ』に登場する六波羅単代の特攻服には、「刹那散居逝」と書かれています。文字の読み方は分かりませんが、ファンの間では様々な憶測が飛び交っているのも事実です。例えば、逆に読むと「イザナ」や読んで字のごとく「刹那に散って逝く」ではないかと囁かれています。もし特攻服の文字が逆さに「イザナ」と読むことが正解なら、寺野南がイザナに関係する事が推測できます。
六波羅単代と天竺の関係
『東京リベンジャーズ』に登場する六波羅単代は、天竺がルーツなのではないかと一部の読者間では話題になっています。少年院入所中に元天竺の四天王を倒し、自身の傘下に入れた事とは別に、寺野南が天竺総長・黒川イザナに対しての思い入れを連想させる、特攻服の「刹那散居逝」という文字から、六波羅単代と天竺との関係の伏線として捉える読者もいるようです。
六波羅単代は関東卍會に吸収された?
『東京リベンジャーズ』コミックス26巻225話で遂に三天戦争が始まります。三天戦争の目的は、梵が六波羅単代と関東卍曾を潰すことです。この抗争は「誰かが不幸になる」事態を止める為、瓦城千咒がトップになり、梵の組織を大きくしたいという思いから彼女が仕掛けますが、事態は急変します。六波羅単代に狙われたタケミチを庇ったドラケンが死亡したのです。トップになりたいという瓦城千咒の思いとは裏腹に、「ドラケン鎮魂歌」としての三天戦争が、彼女が望まない形での幕開けとなりました。
先に出向いたのは六波羅単代、次いでマイキーが登場し抗争が始まりました。トップがいなくなった六波羅単代は幕を下ろし関東卍曾に吸収されました。抗争終盤で戦う強さはマイキーに近いと言われてきた寺野南でしたが、黒い衝動にかられたマイキーに殴り殺されてしまいます。また、この三天戦争ではマイキーに殺されかけたタケミチを助けるために梵が解散宣言をしたことで終結しています。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代の総代・寺野南を考察
戦う力の強いメンバーが集い創設された暴走族のチーム六波羅単代の総代・寺野南について解説します。『東京リベンジャーズ』の作中では登場が少ないですが、彼の生い立ちから今に至るまで濃い内容になっています。彼もまた、マイキーや黒川イザナのように「孤独」を抱えているのかもしれません。
寺野南の強さ
『東京リベンジャーズ』に登場する六波羅単代総代・寺野南は「無双」の二つ名がつけられ、戦う強さはマイキー並みと言われています。その証拠に、初代黒龍のワカとベンケイのコンビや当時、横浜天竺に所属していた鶴蝶に圧勝しています。彼の強さのルーツは恵まれた体格ではありません。ブラジルで生まれ、幼い頃から恵まれない家庭環境の中で、ギャングとして育った生い立ちにあると推測されます。
寺野南とドラケンの関係
『東京リベンジャーズ』コミックス25巻211話寺野南は、ドラケンを何としてでも六波羅単代に入れようとスカウトしますが、キッパリ断られていました。ドラケンは、どこのチームにも所属していないと認識されていましたが、実はこの時、梵のメンバーになっていたのです。寺野南は東京卍會に強い憧れを抱き、そして潰すことを目的としてきましたが、東京卍會解散により実現しませんでした。今ではマイキーを倒す事を目標にしている為、どうしてもドラケンの存在が必要だったと推測されます。
寺野南はショパンが好き?
寺野南は『東京リベンジャーズ』作中で、暴走族では考えられない「夜想会(ノクターン)」や「フォルテ」といったショパンを思わせる言葉を放ちます。純粋にショパンが好きという事ではなく、貧困の街で育った寺野の唯一の娯楽は調律の狂ったピアノで弾く音楽でした。このような生い立ちが彼の言葉に散りばめられています。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代に対する世間での評判や人気
六波羅単代については、登場回がかなり少ない事からTwitterへの書き込みも多くはありませんでした。その中でも目立つのが、寺野南に対するつぶやきでした。
登場回の少ない六波羅単代ですが、『東京リベンジャーズ』最終章開幕での三天戦争では圧倒的存在感を発揮していました。六波羅単代といえば寺野南であり、彼の会話中に出る「フォルテ」など独特の言葉が読者には刺さる事がうかがえます。
『東京リベンジャーズ』六波羅単代といえば、寺野南という声が多く聞かれます。彼の強さや、生い立ちに魅かれる読者が多いようです。
大柄のいかつい寺野南とは縁遠いようなきれいな言葉の数々に、思わずクスっと笑ってしまうファンもいます。
六波羅単代が出る回が短い為、イマイチつかめないという読者が多くいます。しかし、六波羅単代のチームの中でも目立つのが、寺野南です。三天戦争でマイキーに殺されて以降、出る事がないキャラな為、印象が薄いという声も聞かれます。
【東京リベンジャーズ】六波羅単代は三天時代最強のチームだった
『東京リベンジャーズ』に登場する六波羅単代は、総代・寺野南が自分の時代を創る事を目的として創設されました。組織構成は、喧嘩に強い名の知れたメンバーが集まったチームです。三天の一角とまで呼ばた六波羅単代でしたが、三天戦争で総代・寺野南が闇落ちしたマイキーに殺された事でチームの歴史に幕を閉じ、関東卍曾に吸収される結末を迎えます。メンバー一人一人の生い立ちや、今に至るまでのストーリーにも注目してみて下さい。
この記事のライター
ONIYOME
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