【東京リベンジャーズ】黒川イザナとは?マイキーの兄弟?人物像まとめ
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは関東事変における重要な人物であり、マイキーとは並々ならぬ関係があるキャラとなっています。そんな『東京リベンジャーズ』の黒川イザナについて、人物像や他キャラとの関係性、アニメにおける声優などをまとめました。
目次
【東京リベンジャーズ】黒川イザナとは?
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは関東事変から登場するキャラで、事件の中心人物であるのと同時にマイキーと深い関りがある人物となっています。そんな『東京リベンジャーズ』の黒川イザナについて、プロフィールを紹介します。
黒川イザナのプロフィール
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは、1987年8月30日生まれ、身長165cm、体重58kg、血液型A型の男性です。横浜を拠点とする暴走族「天竺」の総長で、マイキーの兄である佐野真一郎が立ち上げた「黒龍」の八代目総長も務めていました。褐色の肌と色素の薄い髪が特徴で、愛機はホンダのバイクCBR400Fです。
東京リベンジャーズの概要
『東京リベンジャーズ』は『週刊少年マガジン』に2017年から2022年まで連載された和久井健の漫画です。暴走族同士が抗争するヤンキー漫画の要素に主人公がタイムリープで過去を変えていくSF要素が混ざっている作品で、アクションやサスペンスなど様々な要素を楽しめるストーリーになっています。2021年にはアニメ化と実写化もされており、それぞれ続編が制作されるなどメディアミックス展開も人気を集めています。
東京リベンジャーズのあらすじ
花垣武道はある日に、中学の時の元恋人である橘日向と弟の直人が暴走族の抗争に巻き込まれて死亡したことをニュースで知ります。その翌日、バイト帰りに電車のホームに突き落とされたことをきっかけに武道は12年前の過去へタイムリープし、直人が死ぬ運命を変えます。しかし、日向の運命は変わらなかったため、武道は再びタイムリープして暴走族の内部から未来を変えようとしていきます。
【東京リベンジャーズ】黒川イザナはマイキーの兄弟?人物像を解説
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは作中でマイキーに執着していますが、関係性は非常に複雑なものになっています。そんな『東京リベンジャーズ』の黒川イザナの関係性や過去、最期について紹介します。
黒川イザナは天竺の総長
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナが総長を務める「天竺」は、極悪の世代と言われる「S62世代」が集結した組織であり、短期間で神奈川県の不良をまとめ上げました。そのため、天竺の四天王や幹部には実力が多数いますが、その面々でも黒川イザナの力の前には逆らえない状態です。
黒川イザナの強さ
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナの体格はそれほど大きくないため、戦闘時にはリーチを補うための蹴りをよく使っています。性格的に相手を殺すことにも躊躇しないことから、戦闘力は非常に高くなっています。
黒川イザナとマイキーは異母兄弟?
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは、佐野エマの兄であり、マイキーこと佐野万次郎と佐野真一郎とは異母兄弟の関係になります。しかし、幼い頃に分かれたエマとの繋がりは薄く、反対に真一郎とは面会する機会が多かったため、兄弟としては真一郎の方に絆を感じていました。そんな中、実弟であるマイキーには嫉妬心を募らせており、「黒龍」の八代目総長となった時にその感情が爆発します。
黒川イザナの過去
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは妹のエマとは異なり、幼い頃に施設へ行くことになります。その後、自分をリンチにして大怪我を負わせた暴走族に対して報復を行い、主犯格の少年を自殺に追い込んだため、少年院に入れられました。しかし、院内ではそのカリスマ性から上に立つ存在となり、S62世代の基盤を作っていきます。そんな中で佐野真一郎は面会しに来ており、文通しながら兄弟の絆を感じていました。
少年院の出所後には黒龍の八代目総長となりますが、真一郎が実弟のマイキーの話をするたびに嫉妬し、万次郎が次期総長候補であると知ってしまいます。そこから黒川イザナの暴走が始まり、黒龍は犯罪組織となりますが、ある事件で真一郎が死亡してからは浮浪者のような生活をしていました。そんな黒川イザナに稀咲鉄太が接触したことで天竺を組織することになります。
黒川イザナの目的
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは真一郎が自分の兄にならないまま、マイキーの部下に殺されてしまったことで、マイキーを自分と同じように孤独にさせた上で思い通りに操ることを目的としていました。そのため、妹であるエマの殺害を許容し、天竺を使って東京卍會のメンバーを襲撃させながら抗争を引き起こします。
黒川イザナと鶴蝶の関係
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナと天竺の幹部の一人である鶴蝶は、幼い頃に出会って友達になった関係でした。花垣武道と幼馴染であった鶴蝶ですが、小学3年生の時の家族旅行で衝突事故に遭い、両親を亡くしてしまいます。その後、入ることになった施設で黒川イザナと出会い友達になるのと同時に、掲げる思想に対して黒川イザナの王として自分は下僕になると宣言しました。しかし、黒川イザナの思想は次第に歪み始めていきます。
黒川イザナの悲しい最期
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは関東事変において、稀咲鉄太が鶴蝶に放った弾丸を無意識に庇ったことで最期を迎えます。その際、王である黒川イザナが下僕を庇う必要がないと鶴蝶は言いましたが、黒川イザナにとって鶴蝶は唯一繋がりがある存在だったと口にします。そして、マイキーに対しては自分が佐野兄弟やエマとは血の繋がりがないことを明かしました。
黒川イザナの母親はエマの母親である黒川カレンではなく、実の父親とフィリピン人の女性との間にできた子供でした。その事実を黒川カレンとの再会時に知らされてから血の繋がりを強く意識するようになり、それ故に真一郎にとって本当の兄弟であるマイキーに嫉妬していました。そして、黒川イザナはマイキーに自分が救えるかと問い出して、最期にエマの名前を口にしながら息を引き取りました。
【東京リベンジャーズ】黒川イザナの名言
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは独特な表現や言い回しをしており、それが狂ってしまったキャラクター性を表す要素になっています。そんな『東京リベンジャーズ』の黒川イザナの名言を紹介します。
黒川イザナの名言①「たいやき君てさ…」
たいやき君てさ 最後どうなるんだっけ?
出典: renote.net
黒川イザナの名言その1は「たいやき君てさ…」から始まるセリフです。マイキーと会った際、最初に口にした言葉であり、歌詞の通りに考えると逃げた先でも最後には釣られて食べられてしまう内容になっています。実際に行った意図はわからないものの、自分やマイキーに対する運命に重ねて不気味さを感じさせる言葉になっています。
黒川イザナの名言②「極悪の世代がそろった…」
極悪の世代がそろった天竺 東卍なんてどう足掻いたところで無駄 この抗争 天竺の勝ちだ」
出典: renote.net
黒川イザナの名言その2は「極悪の世代がそろった…」から始まるセリフです。極悪の世代を有する天竺が東京卍會と抗争を始めた際に言った言葉で、その場の士気をさらに高めていました。絶対的な総長として君臨する黒川イザナのカリスマ性を感じさせるセリフです。
黒川イザナの名言③「身寄りのない奴らを…」
身寄りのない奴らをみんな国民にして居場所を作ってやるんだ
出典: renote.net
黒川イザナの名言その3は「身寄りのない奴らを…」から始まるセリフです。黒川イザナが過去に施設にいた幼少期、鶴蝶に対して夢を語ったシーンになります。この頃は自分と同じ境遇の子供達を救おうと考えており、その構想に鶴蝶は共感して黒川イザナを王として従うことを誓いました。
黒川イザナの名言④「だからオレたちはもう…」
だからオレたちはもう これから負けちゃいけないんだ
出典: renote.net
黒川イザナの名言その4は「だからオレたちはもう…」から始まるです。鶴蝶に対して夢を語った続きの言葉で、今の境遇やこれからの困難に対する決意が表れた言葉になっていました。しかし、黒川イザナはマイキーの存在から歪み始めてしまいます。
黒川イザナの名言⑤「オレは真一郎ともオマエとも…」
オレは真一郎ともオマエともエマとも兄弟なんかじゃない…誰とも血がつながってないんだよ
出典: renote.net
黒川イザナの名言その5は「オレは真一郎ともオマエとも…」から始めるセリフです。黒川イザナが最期を迎える前に、マイキーや周りの者に対して自分の過去を明かした際の言葉であり、原因を語った後に自分が救われない存在だと付け足しました。本当は孤独で助け出して欲しかったとも取れる最期の言葉にマイキー達は複雑な空気になっていました。
【東京リベンジャーズ】黒川イザナの声優
アニメ『東京リベンジャーズ』でも関東事変のアニメ化が決定しており、中心人物となる黒川イザナの声優も発表されました。そんなアニメにおける黒川イザナの声優を紹介します。
黒川イザナの声優は「島崎信長」
アニメ『東京リベンジャーズ』で黒川イザナの声優を務めるのは島崎信長さんです。過去の複雑な関係から歪んでしまった黒川イザナを無邪気なようで怖さを感じる声で演じています。
島崎信長のプロフィール
島崎信長さんは宮城県出身で、1988年12月6日生まれの声優です。小学校高学年の頃に見たアニメをきっかけに声優を意識し始め、高校卒業後は周りの影響から歯科医を目指していましたが、自分が本当にやりたいことは声優だと考えるようになり、81プロデュースのオーディションへ参加します。そこでは最終選考に落ちていますが、それがきっかけで本格的に声優を目指すようになり、2009年にデビューを果たします。
島崎信長の主な出演作品
島崎信長さんの主な出演作品としては、『ダイヤのA』の降谷暁、『ワールドトリガー』のヒュース、『斉木楠雄のΨ難』の海藤瞬、『Fate/Grand Order』の藤丸立香、『ブラッククローバー』のユノ、『バキ』の範馬刃牙、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のユージオ、『ましろのおと』の澤村雪、『であいもん』の納野和、『ブルーロック』の凪誠士郎などがあります。
【東京リベンジャーズ】黒川イザナに対する世間での評判や人気
ここでは『東京リベンジャーズ』の黒川イザナについて世間での評判や人気を紹介します。作中では主人公サイドに敵対する関係で悪事も働きますが、過去の境遇や最期のシーンから憎みきれない人も多くいます。
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナについて、ビジュアル面が好きだという意見が多数出ていました。マイキーとは血の繋がりはないものの、黒川イザナも整った顔立ちをしており、かっこよさや可愛さを感じる人がいるようです。
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナについて、マイキーやエマとの関係性に言及する感想も多数出ていました。登場して最初の方はエマの兄かつマイキーや真一郎と異母兄弟であるという事実に驚く声が上がっていましたが、最期に血の繋がりがないと明かされた時には悲しい過去や結末に心を痛める人もいました。
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナについて、鶴蝶との関係性が好きだという感想も出ていました。過去の思想から歪んでしまった黒川イザナを鶴蝶は救いたいと思っていましたが、黒川イザナが最期には無意識に鶴蝶を助けており、血の繋がり以上にお互い救われている関係性だったことが明らかになります。そんな2人の関係性が刺さった人は多いようです。
【東京リベンジャーズ】黒川イザナはマイキーの兄弟だった
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは天竺の総長であり、マイキーとは異母兄弟ですが、実際はエマとの血の繋がりもなく、孤独な身の上だった過去が明らかになります。そのことから作中ではマイキーに嫉妬し、彼を陥れるために行動を起こしますが、最期には友達として大きな存在だった鶴蝶を庇って死亡します。そんな黒川イザナの活躍を原作漫画やアニメで確認してみてください。
この記事のライター
十文字猛
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