【東京リベンジャーズ】灰谷蘭の強さは？竜胆との関係についても紹介

血のハロウィンにて灰谷兄弟が少しだけ登場すると、それ以降東京リベンジャーズにおける謎多きキャラクターとして描かれていきました。最終的に明かされた灰谷蘭の素性に衝撃を受けた読者も多かったことでしょう。ここでは灰谷蘭のプロフィールをまとめ、東京リベンジャーズの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

灰谷蘭は六本木を拠点とする灰谷兄弟の兄です。180cmを超えた高身長と少しやせ型な体型をしている容姿をしており、弟・竜胆と分け合った蜘蛛の刺青が特徴的です。13歳の頃に都内最大の暴走族の総長とのタイマン勝負で勝利したことがあり、その一件以来六本木のトップとして知られるようになりました。

東京リベンジャーズは和久井健によって週刊少年マガジンに連載されていた漫画作品です。タイムスリープ要素を持つ不良漫画として話題を集め、先の展開が読めないストーリーや魅力的なキャラクター、実写映画化などのメディアミックスなどによって人気を博しました。2023年1月時点で累計発行部数7000万部を突破しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも多数展開されています。

26歳でフリーター暮らしをしていた花垣武道は、テレビニュースから中学時代の恋人・橘日向が弟の直人と共に暴走族の抗争に巻き込まれて死亡したことを偶然知ります。その翌日、バイト帰りに電車を待っていた武道でしたが、背後から突然何者かに押されると電車に追突しそうになり、その瞬間にタイムリープ能力が発動して中学時代にタイムスリップしました。そこで生きている日向と出会った武道は、彼女が生き残る未来を作るために暴走族に入って成り上がることを決意しました。

灰谷蘭の素性が本格的に描かれたのは六本木灰狂戦争の時で、一夜にして六本木を勢力図を塗り替えるほどの強さを見せつけました。灰谷兄弟と言えば凶悪で恐ろしい不良という印象を抱いている読者も多くいることでしょう。ここでは東京リベンジャーズにおける灰谷蘭の人物像や強さについてまとめていきます。

灰谷蘭の左半身には蜘蛛の刺青が施されていますが、これは弟の竜胆と同じ刺青を分け合ったものです。東京リベンジャーズ作中には描かれていませんが、竜胆の刺青が足首まで入っていることから恐らく蘭にも同じ位置に刺青が入っていると推察されます。刺青を入れた明確な時期は不明ですが、灰狂戦争の時には入っていないことが確認されています。

灰谷蘭は不良界に伝わる逸話・六本木灰狂戦争を起こした張本人であり、かつての六本木支配者とその副総長を相手に兄弟2人だけで圧勝するほどの強さを誇ります。勝ち方はとても極悪非道なもので、竜胆が関節技で押さえつけた後に蘭がその人の顔面を殴りつけ、頭蓋骨を骨折させて最終的には死に至らしめました。関東事変ではアングリーと戦い圧勝したかのように思われましたが、青鬼モードになったアングリーに一撃で仕留められてしまいました。

蘭と竜胆は兄弟の関係であり、蘭が兄、竜胆が弟にそれぞれ当たります。2人の関係はとても良好で同時期に暴走族を始めると互いに息の合ったコンビネーションで他の暴走族を潰していき、瞬く間に六本木を支配するまでに成長しました。六本木灰狂戦争を起こした後は2人して少年院に送られています。なお、2人の生年月日が一致していることから双子の可能性が囁かれていますが、実際に双子かどうかは作中で明言されていません。

タケミチが10回目のタイムリープをした2008年では兄弟揃って六波羅単代の幹部になっていました。蘭は第弐席、竜胆は第参席に配属され、それぞれ首席である鶴蝶に忠誠を誓った凶悪な敵としてタケミチたちの前に登場しました。灰谷兄弟の他にも六波羅単代にはS62世代の5人が幹部に配属されていました。

六波羅単代の総長・寺野南が亡くなった後、灰谷蘭は竜胆と共に梵天に吸収されました。梵天に吸収された際に蘭は特攻隊長に配属され、竜胆はその副隊長にそれぞれ任命されていましたが、東京リベンジャーズ作中で目立った活躍は描かれませんでした。

六本木を牛耳っていた頃の髪は黒と金の長髪を三つ編みに束ね、前髪を右流しにしていました。弟の竜胆は三つ編みではなく団子にまとめ、前髪を左流しにしており兄弟で違いがあります。また、梵天時代の蘭はそれまで金と黒色だった髪を紫とピンク色に染め直し、服装もインテリな雰囲気が溢れ出たスーツに変わりました。

マイキーの名言が一時期大流行していたように、東京リベンジャーズと言えばキャラクターが残したかっこいい名言に定評があります。灰谷蘭にもファンの心を掴んだかっこいい名言があり、名言1つ1つに灰谷蘭の魅力や生き様が描かれているのも事実です。ここでは東京リベンジャーズにおける灰谷蘭の名言についてまとめていきます。

イザナは灰谷兄弟が闘っている様子を見ながら過去に起こした六本木灰狂戦争について半間に語り始めます。灰谷兄弟が副総長を最終的に殺害して六本木のトップに立ったところまで話すと、シーンは再び現代に戻り灰谷蘭が上記のセリフを言い放ちました。それまで姿だけが描かれていた灰谷蘭がどれほど凶悪な存在だったのかが、このシーンによってすぐに明らかにされました。

関東事変の終盤にてイザナと鶴蝶が意識を失う重傷を負うと、灰谷蘭はマイキーが出した解散命令を無視して2人の元へ駆け寄り上記のセリフを言ってそれぞれの瞼を閉じてあげました。蘭はイザナと鶴蝶の強さや生き様に憧れていたことが後に明かされており、凶悪で乱暴な人柄の中に認めた相手に対しては心優しいという一面が垣間見えた感動的な名シーンでした。

東京卍會と関東卍會の抗争が起こると灰谷蘭は三ツ谷とタイマンすることになりました。戦いの末蘭は三ツ谷の渾身のキックを腹部に受けてしまい貨物列車の車両まで吹き飛ばされました。そこで三ツ谷から「まだやるか？」と聞かれると、蘭は血を吐きながらも笑みを浮かべて上記のセリフを口にしました。やられ方1つとっても蘭のかっこいい魅力が溢れ出ています。

東京リベンジャーズは2021年4月にアニメ化がされており、第3期の公開が予定されるほどの人気を博しています。本作をアニメから楽しむようになったという人もファンの中には多く、声優の魅力について語っているSNSの投稿も多数寄せられています。ここではアニメ版東京リベンジャーズにて灰谷蘭を担当した声優についてまとめていきます。

灰谷蘭を演じた声優は浪川大輔（なみかわだいすけ）です。幼い頃から海外ドラマの子供役の吹き替えとして演者活動をしており、47歳という年齢でベテランな演技力を持っています。芸歴としては山寺宏一とほぼ同期ですが、天然な人柄であるせいか周囲の声優仲間や後輩からはいじられることが多いそうです。

これまで東京リベンジャーズに登場する灰谷蘭の強さや過去、兄弟関係に梵天での役職などについてまとめてきましたが、作中に描かれた彼の活躍に対してファンはどのような印象を抱いていたのでしょうか。ここでは灰谷蘭に対して寄せられていたリアルな声をSNSから参照し、彼に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

灰谷蘭のことが好きな人の中で、マイキーの名言を改変してその愛を叫んでいる人がいました。灰谷蘭の人気について調べてみると蘭の好きなところについて語っているコメントが溢れており、特に女性ファンから人気を集めているそうでした。

公式が行った東京リベンジャーズ人気投票では灰谷蘭が6位に選ばれていました。東京リベンジャーズには魅力的なキャラクターが多く登場していますが、その中で6位に選ばれるということは灰谷蘭にかなりの魅力があったと言えるでしょう。

灰谷蘭が好きな人の中には弟の竜胆とセットで好きになったという人も多くいました。灰谷兄弟は六本木にいた過去から六波羅単代、梵天に移り変わっても関係性が悪化することがなく、最後まで仲良くいられるような兄弟関係に憧れるといったコメントも寄せられていました。

東京リベンジャーズに登場する灰谷蘭は灰谷兄弟の兄であり、六波羅単代や梵天の幹部を務めるほど強いキャラクターでした。兄弟で六本木を牛耳り、凶悪な戦い方で名を広めていった活躍に興奮した読者は多くいたことでしょう。もしも灰谷蘭の活躍を詳しく知りたいと思った人はぜひ東京リベンジャーズ本編で内容をチェックしてみてください。