【東京喰種】あらすじまとめ!新編の東京喰種:reや実写映画の内容も紹介
『東京喰種』のあらすじについて紹介します。絶大な人気を持つ『東京喰種』原作と、その続編『東京喰種:re』のストーリーの概要を要約しました。また、実写版・アニメ版双方のあらすじなどをまとめると共に、CCGなど作品に登場する専門用語についても解説しています。
目次
【東京喰種】とは?
「週刊ヤングジャンプ」で2部にわたり連載されていた『東京喰種トーキョーグール』は、苛酷なストーリー展開や迫力あるアクションなどで発表とともに話題を集めました。アニメや実写映画が作られるほど人気を博し、現在でもファンは増え続けていますが、まだ未見という方も多いと思います。あらすじについて紹介する前に、まずは作品の基礎的な情報を見ていきましょう。
東京喰種の作者
『東京喰種トーキョーグール』の作者は、漫画家の石田スイです。石田氏は福岡県出身の男性で、生年月日は1986年12月28日、2023年5月現在で36歳になります。Web漫画での活動を経て、2011年に「ミラクルジャンプ」で同作にてデビューを果たしました。続編となる『東京喰種:re』の連載を2018年に終えた後は、2021年から「となりのヤングジャンプ」サイト上で『超人X』の連載を開始しています。
東京喰種の原作の概要
『東京喰種』の原作漫画は、2011年9月から2014年9月まで「週刊ヤングジャンプ」誌で連載されました。この第1部に続く第2部『東京喰種:re』は、2014年10月から2018年7月まで同誌で連載されています。コミックスの巻数は、第1部が全14巻、第2部が全16巻になります。全世界におけるシリーズの累計発行部数は、2021年1月時点で4700万部を超えています。
東京喰種のアニメと実写映画の概要
『東京喰種』は、上記の漫画を原作とするテレビアニメと実写映画が制作されています。アニメ版は2014年7月から第1期が、2015年1月から第2期の『東京喰種√A』が、2018年4月からは、第3期となる『東京喰種:re』が放送されました。一方実写映画は2本作られており、1作目は2017年7月29日に公開されています。2作目は2018年9月に制作が発表され、2019年7月に公開されました。
【東京喰種】あらすじとストーリー解説
漫画だけでなく、アニメや実写映画も人気を博した『東京喰種』ですが、興味はあるけどまだどの作品にも触れていないという方も大勢いるでしょう。どんなストーリーかざっくりと知りたい方も多いと思いますが、そうした方のために、全作品のあらすじをまとめて紹介していきます。
東京喰種あらすじ①1巻
『東京喰種』のあらすじ、まずは第1巻ですが、主人公となるのは金木研という平凡な大学生です。カネキは想いを寄せる少女・神代利世(リゼ)とのデートの帰り、人を食らう「喰種(グール)」としての本性を現したリゼに襲われます。瀕死の重傷を負って病院に運ばれたカネキは、処置としてリゼの臓器を移植されたことにより、「半喰種」と化してしまいました。
退院後、彼は喫茶店「あんていく」に勤める喰種・霧島董香(トーカ)と、同じく喰種で店長の芳村と知り合い、彼らのサポートを受けます。人肉にしか食欲を抱けなくなって激しく苦悩するカネキですが、さらに喰種に襲われかけた親友を救おうとして逆に我を失ってしまったことで、より絶望が深まります。しかし、芳村による説諭もあり、「あんていく」に勤めて喰種としての生き方を探ることを決めるのでした。
東京喰種あらすじ②2巻~3巻
続いての『東京喰種』のあらすじですが、ある日「あんていく」に、喰種の母娘・リョーコとヒナミが食料をもらいに訪れます。しかし、リョーコは喰種対策局 (CCG)に狙われており、彼女を追って20区に現れた捜査官・亜門鋼太朗と真戸呉緒によって駆逐されるという末路をたどります。真戸はさらにリョーコの遺体を使いヒナミをおびき出そうとしたところ、彼らへの復讐心に燃えるトーカと遭遇、対決することになります。
トーカは苦戦するも、ヒナミの加勢により真戸を撃退します。その頃カネキは、亜門と対峙していました。亜門のクインケを喰種の能力で破壊し勝利したカネキは、彼を殺さずに見逃します。この戦いの中でカネキは、「世界は間違っている」という亜門の言葉に触れ、それを正す方法を見つけようと心に決めるのでした。一方亜門は、変わり果てた姿のパートナー・真戸を発見し、激しく慟哭します。
東京喰種あらすじ③4巻~5巻
『東京喰種』のあらすじ、4巻~5巻について見てみましょう。ある日「あんていく」に月山という喰種が来店し、カネキに興味を持ちます。そのカネキは、イトリのバーでリゼが何者かに殺された疑惑と、「隻眼の喰種(人間と喰種のハーフ)」の情報を入手します。カネキは月山の罠に嵌って喰種たちに食われかけますが、彼が隻眼の喰種であると知った月山は独占のためカネキを助けます。
月山はカネキを確保するため、彼のもとを訪れた人間のキミを拉致します。カネキとトーカ、そしてキミの恋人のニシキは月山と戦って倒しますが、トーカはキミの口を封じるため殺そうとします。しかし、キミの言葉に思いとどまり、逃げるようにその場を立ち去ります。その後、ニシキは「あんていく」で働くこととなりました。
東京喰種あらすじ④6巻~8巻
『東京喰種』のあらすじ、続いては以下のようなストーリーです。カネキが月山を倒し、リゼの情報を手に入れた頃、20区には「アオギリの樹」という喰種集団の活動に伴い、複数のCCG捜査官が派遣されていました。そんな時カネキは、「あんていく」を襲ったトーカの弟アヤトらにより捕獲されてしまいます。
カネキはアオギリのアジトに監禁され、ヤモリから執拗な拷問を受けます。苦悶の中で見たリゼの幻覚により喰種の本質に目覚めたカネキは、ヤモリを死の寸前まで追い詰め、アヤトも圧倒します。その後CCGの介入もあってアジトは壊滅、カネキは脱出しました。しかし、脅威に対抗するため力の蓄えが必要と感じた彼は、「あんていく」には戻らず、「反アオギリ」組織を結成します。
東京喰種あらすじ⑤9巻~12巻前半
9巻~12巻前半の『東京喰種』のあらすじです。アオギリの騒乱から半年が経過した頃、カネキは嘉納医師(リゼの臓器を移植した人物)の情報を求めて、マダムAのいる喰種レストランを襲います。しかし、やはりリゼベースの半喰種である「シロ」と「クロ」の2人の少女が割って入ったことで、作戦は失敗しました。その後20区の「嘉納総合病院」へ向かったカネキはアオギリ所属のシャチに遭遇し、圧倒されてしまいます。
ようやくマダムAの情報を得て「嘉納の屋敷」に出向いたカネキは、ついに嘉納本人と対面します。そこで彼が知ったのは、リゼが囚われていることと、アオギリ誕生の原因が芳村にあるという事実でした。ヨモの出現でリゼは救出されますが、カネキは多数の半喰種との戦いを強いられた結果、「半赫者」化して暴走します。その戦いの後「あんていく」を訪れたカネキは、芳村から彼の過去の話を聞き、「あんていく」に戻るよう勧められます。
東京喰種あらすじ⑥12巻後半~14巻
『東京喰種』のあらすじ、最後は12巻後半から最終巻までです。カネキは逡巡の末、「反アオギリ」を解散させ「あんていく」に戻ることを決めます。しかし同じ頃、CCGは「隻眼の梟」討伐のため、特等捜査官・有馬貴将ら歴戦のCCG捜査官を「あんていく」に向かわせていました。
こうして開始された「20区隻眼の梟討伐戦」は、多数の死者・行方不明者を出しつつも、CCG側が勝利を宣言して終了します。その後しばらくして、真戸の娘アキラはCCG一等捜査官に任じられ、有馬配下の「対アオギリ特別チーム」所属となります。そして有馬から、「佐々木琲世」という名の一人の三等捜査官教育を任されるところで、物語は一旦終幕となります。
【東京喰種:re】あらすじとストーリー解説
一度幕を閉じた『東京喰種』に続いて発表されたのが、第二部にあたる『東京喰種:re』です。ここからは、続編である『東京喰種:re』のあらすじ・ストーリーについて紹介していきます。
東京喰種:reあらすじ①1巻
前作『東京喰種』のラストから2年、CCG一等捜査官となった佐々木琲世(ハイセ)は、実験集団「クインクス」のメンターに選ばれます。そんな彼らは「トルソー」という喰種の調査を命じられ、追い詰めることに成功しますが、喰種・オロチの出現で形勢が逆転します。ハイセはオロチに挑むも苦戦、赫子を発現させて渡り合うしかありませんでした。
しかし、このハイセの戦いはアキラらに暴走とみなされ阻止されてしまい、トルソーとオロチ双方を取り逃がす結果となります。一方、CCGに身元を割られたトルソーは、以前からつながりのあったアオギリへ正式に加入することとなりました。
東京喰種:reあらすじ②2巻~3巻
続いての『東京喰種:re』のあらすじ・ストーリーです。上の作戦の後、ハイセらはA級喰種の「ナッツクラッカー」の捜査に回されます。「人間オークション」摘発への足掛かりとみなされるナッツクラッカーに対し、ハイセはシラズ、トオル、サイコと共に接触を試みます。一方、月山家の使用人で喰種のカナエは、病んだ月山習のための食材を探してオークションに参加します。また同じ頃、アヤトたちアオギリも活動を始めていました。
東京喰種:reあらすじ③4巻~6巻
4巻~6巻の『東京喰種:re』のあらすじ・ストーリーです。オークション掃討戦の功績で昇進したハイセらは、続いて喰種集団による大量誘拐事件の捜査に取り掛かります。この事件の背後には、かつてCCGの和修政が壊滅させたロゼヴァルド家とつながりを持つ者の存在が疑われました。同時にハイセは、自らの出自や隻眼の喰種についての調査にも着手します。そして月山は、カネキに生き写しのハイセの存在を知り、彼にコンタクトを取ろうと動いていました。
東京喰種:reあらすじ④7巻~9巻
『東京喰種:re』のあらすじ・ストーリー、続いては7巻~9巻までです。ロゼヴァルドの討伐に成功したCCGは、いよいよアオギリせん滅に取り掛かります。ロゼヴァルドとの戦いの際「隻眼の梟」を退けたハイセは准特等に上がり、クインクス班の班長には瓜江一等が就きます。CCGはアオギリの本拠地を突き止めると、大部隊をもってそこを襲撃しました。一方、有馬特等らと共にコクリア警護の任に就いたハイセは、己の目的遂行のためある決心をします。
東京喰種:reあらすじ⑤10巻~12巻前半
10巻~12巻前半までの『東京喰種:re』のあらすじについて見ましょう。ハイセことカネキは有馬貴将との戦いを制し、彼の希望を聞き届けると、以後自身を「隻眼の王」と称します。そして、有馬の遺志を継ぐ0番隊とコクリアを脱出しました。一方、CCGはアオギリ本拠を壊滅させたものの、組織のトップである「和修家」一族が喰種と判明します。その和修家一族は、旧多二福らによって殺害されました。そしてカネキは、アオギリ残党らと共に「黒山羊(ゴート)」を結成し、喰種と人の共存を目指して動き出します。
東京喰種:reあらすじ⑥12巻後半~13巻
続く『東京喰種:re』のあらすじ・ストーリーは以下のようなものです。旧多の立ち上げた喰種懺滅部隊「オッガイ」の活動で、喰種の多くが殺されます。黒山羊は24区中腹に潜伏し、捜査官に追われる喰種の保護にあたっていました。カネキは妊娠したトーカと結婚しますが、食料の確保は次第に難しくなっていきます。やむを得ずカネキらが食料を求めて樹海に向かった頃、黒山羊アジトはオッガイとS3班の急襲を受けてしまいます。
東京喰種:reあらすじ⑦14巻~16巻
『東京喰種:re』のあらすじ・ストーリー、最後は以下のようなものになります。カネキはオッガイを捕食し、「ナァガラジ」と呼ばれる竜へ変質しました。ナァガラジ排除のために、喰種とCCGらが手を組むことになります。一方カネキはナァガラジの中でリゼと対話し、自らの独善性に気付かされるのでした。その後カネキは救出されますが、ナァガラジの残骸が産む「落とし児」のせいで喰種化する人間が続出します。
カネキは落とし児による毒の脅威を取り除くため、地下の大空洞に向かいます。そこで旧多と対峙し勝利したカネキは、続いて竜の核であるリゼを葬りました。それから6年が過ぎ、人類と喰種は「竜遺児」との戦いを続けるものの、比較的安定した状況を維持しています。それぞれの日々を過ごす登場人物たちの中には、笑顔のカネキとトーカ、そして2人の子供の姿もありました。
【東京喰種】実写映画のあらすじ内容やキャスト
原作漫画の『東京喰種』『東京喰種:re』のあらすじ・ストーリーについて見ましたが、前述の通り、本作には漫画版を原作とする実写映画とアニメが存在します。続いては実写映画版の『東京喰種』にスポットを当てて、そのあらすじ内容やキャストを紹介していきます。
実写映画のあらすじ①東京喰種
2017年に公開された実写版『東京喰種』のあらすじは、大筋で原作とほぼ変わりありません。主人公の大学生カネキは、ある事件に巻き込まれ重傷を負い、喰種の少女・リゼの臓器を移植されます。命は助かったものの「半喰種」に変貌してしまったカネキは苦悩しますが、同時に喰種の仲間との絆も得ました。そして喰種を狙う組織CCGとの戦いの中で、カネキは喰種と人間双方にとってあるべき世界を模索し始める…というストーリーです。
実写映画のあらすじ②東京喰種【S】
実写映画『東京喰種【S】』は、前作から2年後の2019年に公開されました。あらすじは以下のようなものです。グールとしての生活にもなじんできたカネキの前に、月山という喰種があらわれます。月山の興味は食材としてのカネキの味で、一度は彼を捕えたものの、アクシデントで逃げられてしまいます。しかし月山はなおもあきらめず、関係者の西野貴未を拉致してカネキを引きずり出そうとする…というストーリーとなっています。
東京喰種実写映画の主なキャスト
2作品作られるなど好評を博した『東京喰種』の実写版ですが、どのようなキャストがキャラクターを演じたのでしょうか。ここからは、実写版『東京喰種』の主な出演陣を紹介していきましょう。
キャスト①金木研役/窪田正孝
実写版『東京喰種』で主人公カネキを演じたのが、窪田正孝です。窪田氏は1988年8月生まれで、2023年5月現在で34歳になります。母親の勧めで芸能界入りし、2006年にデビューを果たしました。以降数々の映画・ドラマに出演し、2022年には日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞に輝くなど、現在人気・実力共にトップクラスの俳優となっています。
キャスト②霧島董香役/清水富美加と山本舞香
実写版『東京喰種』でトーカを演じた女優は2人います。1人は第1部に出演した清水富美加で、もう1人は第2部に出演した山本舞香です。清水富美加は原作者の希望による出演でしたが、撮影終了後に出家して事務所を離れたこともあり、続編には登場していません。山本舞香はモデル出身の女優で、2022年には連続ドラマ初主演を飾るなど、本作出演後も順調に活動しています。
キャスト③亜門鋼太朗役/鈴木伸之
実写版『東京喰種』でCCG捜査官・亜門鋼太朗を演じたのは、鈴木伸之です。鈴木氏は1992年10月14日生まれで、現在30歳になります。2010年の「第3回劇団EXILEオーディション」を経て、俳優としての活動を開始しました。以降ドラマや映画、舞台など幅広い分野で活躍中です。2022年には、主演ドラマのエンディング曲で歌手デビューも果たしています。
キャスト④笛口雛実役/桜田ひより
実写版『東京喰種』であんていくを訪れる喰種の少女・ヒナミ役を演じるのは、桜田ひよりです。桜田さんは現在20歳になるモデル・女優で、子供のころから芸能界で活動していました。2017年にはテレビドラマ初主演を果たし、同じ作品の映画版でも主演を務めています。近年数々の作品で主要キャストに配される、最注目の女優の1人です。
キャスト⑤永近英良役/小笠原海
実写版『東京喰種』でカネキの親友・ヒデを演じるのは、小笠原海(かい)です。小笠原氏は1994年生まれの現在28歳で、俳優としての活動のほか、ダンサー、タレントとしての顔も持ちます。本名とは別に、「カイ」という名義を使用する場合もあります。音楽ユニット「超特急」のメンバーとしても活動しています。
【東京喰種】アニメの見る順番や原作との違い
『東京喰種』の実写版あらすじなどについて紹介しましたが、続いてはアニメ版に話題を移しましょう。『東京喰種』のアニメは複数のシリーズに分かれており、それぞれタイトルが微妙に異なるという特徴があります。これらをどういう順番で見るべきか、また原作とアニメ版の違いなどをまとめてみました。
東京喰種のアニメの見る順番
アニメ版の『東京喰種』は、テレビアニメ・OVA合わせて全5作品が制作されています。発表順に並べていきましょう。まず一番最初が、2014年のテレビアニメ第1期『東京喰種 トーキョーグール』です。続いて翌2015年に放送されたのが、第2期の『東京喰種 トーキョーグール√A』になります。同じ2015年には、OVA『東京喰種 トーキョーグール【JACK】』『 東京喰種トーキョーグール【PINTO】』が発売されています。前者はスピンオフコミックを、後者は小説版を原作としています。
そして2018年、テレビアニメ版第3期となる『東京喰種:re』が放送されました。この5つがすべてのアニメ化作品で、アニメを見る順番としては、ここまで挙げた発表順に見ていくのが最適です。時系列に沿った内容が語られるので、一番理解しやすい流れと言えます。
東京喰種のアニメと原作の違い
『東京喰種』のアニメ版は、原作との違いがいくつか見られます。特に違いが目立ちはじめたのはテレビ版2期の「√A」からで、その流れは3期の『東京喰種:re』にいたるまで変わりませんでした。「√A」のストーリーは作者によるオリジナルで、原作とは全く異なります。『東京喰種:re』は原作と大まかな流れは一緒ですが、細部のカットが多くなっています。こうした変更の理由については、今のところ明らかにはなっていません。
東京喰種のアニメと原作はどちらを先に見るべき?
『東京喰種』を原作・アニメ共に見るならば、原作から入るのがベストでしょう。アニメ版の方は、前述のように細部のカットがあったりストーリーの混乱が見られるので、そちらから入ると戸惑いを覚える可能性があります。原作の方はキャラクターの背景や心情も詳細に描かれているため、すんなりと感情移入できて混乱なく展開を追うことができます。
【東京喰種】重要な用語を解説
独特の世界観が魅力の『東京喰種』には、聞きなれない用語が頻出します。原作やアニメなどの作品を十分楽しむには、それら用語の意味をできるだけ理解しておくことが求められます。ここでは、『東京喰種』で特に重要と思われる用語を選んで解説してみました。
用語①喰種
『東京喰種』に登場する「喰種(グール)」とは、食性が人肉のみに限られるという亜人種です。通常時の見かけは人とほぼ変わりないものの、跳躍力や膂力などは人間の数倍の能力を有し、回復力や耐久性にも優れます。捕食・戦闘時には身体から「赫子」が発現するなど、人間との差異が顕著になります。反社会的な食性を持つことで、人間側からは公的な駆逐対象とみなされています。
用語②赫子
「赫子」は「かぐね」と読みます。喰種の身体から捕食器官として発現する部位のことで、Rc細胞(喰種独特の細胞)によって構成されます。血液のような流れと歯以上の頑丈さという特性を持ち、CCG捜査官からは「液状の筋肉」と称されています。喰種の中には赫子を複数持つものもおり、この場合一般の喰種よりも強力な力を発揮することが多くなっています。
用語③CCG
「CCG」は「Commission of Counter Ghoul」の略称で、日本語では「喰種対策局」と呼ばれます。国の行政機関であり、喰種の捜索・駆逐を主な活動内容とします。また、喰種の捕食殺害行為に伴い孤児となった児童に対し、保護・教育の任も負っています。
用語④クインケ
「クインケ」とは、CCG捜査官が使用する対喰種戦用の特殊武器です。喰種の「赫包(Rc細胞を溜め込む器官)」を利用して作られます。喰種への銃火器の効果が薄く苦戦を強いられていたところ、クインケ使用の発案が出され、以後喰種せん滅率が飛躍的に向上したという経緯があります。基となる喰種が強力であるほど、高い性能を持つクインケが製造できます。
用語⑤あんていく
「あんていく」は、20区で生活する喰種たちが集う喫茶店です。自殺者の肉を食料として提供するなど、喰種たちにとっては自治組織的な性格も持っています。たまに人間の客も来店しますが、そうした者の捕食は控えるのが暗黙の了解です。こうした活動によりCCGが半ば放置気味だったのに対し、喰種の中には快く思っていない者も存在していました。
【東京喰種】に対する世間での評判や人気
発表当初からさまざまな話題を振りまいてきた『東京喰種』ですが、具体的な世間の評価や人気はどのようなものなのでしょうか。ここではTwitter上の意見から、『東京喰種』に対する主な印象などを探ってみました。
『東京喰種』の面白さを素直に賞賛する意見は、Twitter上に多く見られました。上のツイートもその一例です。緊迫感あふれるストーリー展開もさることながら、独特の詩的な世界観もはまる要因の1つと見られます。
こちらは『東京喰種』の悲しさを述べたツイートですが、本作にはテーマ上数々のハードな展開が描かれます。主人公をはじめとして、喰種たちの葛藤や運命には身につまされる部分が少なくありません。ただ、そうした点もまた本作の魅力であると言えます。
『東京喰種』は原作が絶大な人気を誇る一方で、アニメは正直今ひとつという意見も聞かれるようです。しかし、上の意見は堂々とこれを否定しています。実際のところ面白さの基準は個人によってかなり異なるので、アニメを評価する人も一定数いると思われます。
【東京喰種】あらすじは伏線が多く面白いと話題の作品だった
『東京喰種』のあらすじ・ストーリーなどについて紹介してきました。本作はそのショッキングな内容だけでなく、練り込まれた設定や謎をはらんだ展開なども大きな魅力となっています。ホラーファンのみならず、伏線の配置やその回収を楽しみたいという層にとっても、十分期待に応える作品なのは間違いありません。
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