【SAO】シノンのプロフィールまとめ！強さやかわいい魅力も徹底紹介

SAOの第3部・ファントム・バレット編が公開されるとそこで取り扱われたゲーム・ガンゲイル・オンライン（GGO）のトッププレイヤーの1人としてシノンが初登場しました。GGOの中でも珍しい女性プレイヤーでいてトップクラスの実力を持つシノンは、GGO編におけるメインヒロイン的な存在でありストーリーにも大きく関わってきました。まずはシノンのプロフィールとSAOの作品概要、あらすじについてまとめていきます。

シノンはVRMMOゲーム・ガンゲイル・オンラインの女性プレイヤーです。スナイパーとしてトップクラスの強さを誇っており、自身の実力でいつかPvP大会の優勝を目指していました。普段はクールな立ち振る舞いが目立ちますが、随所にアプローチを掛けていたりキリトが貼りつけたままの電極パッドをネックレスに加工してお守りにしていたりと乙女な一面を秘めています。

リアルにおける本名は朝田詩乃であり進学校の女子高生として東京都文京区のアパートに暮らしています。黒髪で眼鏡をかけた容姿をしており眼鏡には度が入っていない代わりに弾丸すら防げるよう特殊加工されたオーダーメイド品となっています。

SAOことソードアート・オンラインは川原礫によって電撃文庫から刊行されているライトノベル作品です。VRMMOゲームに起こる事件に巻き込まれたキリトの物語が描かれており、サイバーパンクな世界観やゲームとデスゲームを組み合わせた斬新なシナリオ構成が話題を呼びました。2022年6月時点で全世界累計発行部数3000万部を突破しており、アニメ化やゲーム化など様々なメディアミックスが展開されています。

西暦2022年に世界初のVRMMORPG『ソードアート・オンライン』の正式サービスが開始されると主人公・キリトを含めたユーザーたちは完全なる仮想空間を謳歌していました。しかし、突如ゲームマスターにして開発者・茅場晶彦が現れると自発的ログアウトが不可能であること、脱出するには最上部第100層のボスを倒すしかないこと、そして死亡した場合リアルの自分も同時に死ぬことを宣言します。絶望的なデスゲームに巻き込まれたキリトは生き残るために戦うことを決意するのでした。

シノンはGGOにおけるトッププレイヤーとして有名で、キリトと共にゲーム内のPvP大会・バレット・オブ・バレッツに出場した時はその強さを遺憾なく発揮して優勝を果たしました。シノンの戦い方は対物ライフルといった銃器を利用したもので、それを華麗に扱える強さにはエアガン好きな人を中心に高い人気を集めています。ここではSAOにおけるシノンの強さや能力についてまとめていきます。

GGO内では『冥界の女神』という異名を付けられています。この異名は彼女の愛銃の名称『ウルティマラティオ・へカートII』の『へカート（ギリシア神話の死の女神・ヘカテー）』が由来となっています。戦い方は狙撃ポイントへ迅速に移動してヘッドショットを狙うというもので、重いライフル銃を使ってグレネード弾を狙撃して撃墜させるという芸当を可能にするほどの精度を誇ります。また、常にソロでプレイしていることから『氷の狙撃手』とも呼ばれることがあります。

シノンはGGO編から登場したキャラクターですが、本編中ではアルヴヘイム・オンライン（ALO）のアバターも描かれておりそれぞれのゲームで使用している武器が異なります。具体的にそれぞれのゲームで使用している武器をここで紹介していきます。

メインアームは対物ライフル『ウルティマラティオ・へカートII』です。この武器はボスモンスターにヘッドショットを連続で決め、弾薬が底を突くギリギリの戦いの末に撃破して入手したという経緯がありシノンにとって特別な思い入れがあります。サブアームはH＆K MP7というサブマシンガンですが、銃器監修の時雨沢恵一が「銃のサイズでシノンの魅力である尻が隠れてしまう」と指摘したことを受け、アニメ版ではロングマガジン仕様のグロック18に変更されました。

GGO編以降にアスナたちと親しくなったことからALOをプレイするようになりGGOとは異なるアバターを手に入れました。種族は千里眼スキルを持つケット・シーで水色髪に生えた猫耳と尻尾が特徴的です。使用武器は狙撃ができる弓を選んでおり、魔法やバリスタといった上位互換が存在する中で卓越したスナイピングを披露しています。また、キャリバー編では落ちていく剣をリトリーブ・アローを併用して狙い撃ち、無事に回収するという芸当をやってのけました。

SAOに登場しているヒロインはどれも魅力が詰まったかわいいキャラクターばかりですが、その中でシノンはギャップ性のあるいわゆるクーデレな可愛さがあるキャラクターと言えます。GGO編にて描かれた過去のトラウマから成長する姿やキリトとの関係性の変化は彼女の魅力を語る上で外せない要素と言えるでしょう。ここではSAOにおけるシノンのかわいい魅力についてまとめていきます。

冥界の女神、氷の狙撃手と称されているシノンですが普段は心優しく面倒見がいい人柄をしており、初めてキリトがGGOの世界にログインした時は彼を女性プレイヤーと勘違いしながらもゲームの世界や武器の扱い方、ゲームシステムについて丁寧に説明してあげました。キリトが変死事件の調査をしていることを知ると協力することを快諾し死銃との戦いに臨みました。

詩乃は過去に父親を事故で亡くし母親の精神年齢が逆行したことから母を守らねばという義務感を抱くようになりました。そして11歳の頃、郵便局に強盗犯が現れると床に落ちた銃で強盗犯を射殺しますが、そのことがトラウマとなり銃器を見ると発作が起こるようになってしまいます。シノンが銃器を扱うGGOをプレイしている理由は過去のトラウマを克服するためで、事件解決後にシノンが救った女性と身籠っていた娘と対面し謝罪と感謝を受けました。

キリトとはGGO内で知り合った関係で、GGOのプレイヤーがリアルで死亡する変死事件を調査するためにバレット・オブ・バレッツに参加することになります。キリトが性別を偽っていたことを知った時は裸を見られていたこともあり激怒していましたが、大会予選で発作を起こしてしまった時や死銃の標的にされていることに動揺してしまった時にキリトに助けられ、お互いに過去のトラウマを共有し合うことで信頼を置ける関係性に発展しました。

キリトとの関係を通じてアスナと知り合うと、シノンにとって過去のトラウマを理解してくれる最初の同性の友人という関係になりました。アスナの誘いからALOのアカウントを作成するとキリトたちと同じパーティを組むようになり、キャリバー編ではアスナから「シノのん」と呼ばれ仲睦まじくプレイしている様子が描かれました。劇場版SAOでは記憶障害にかかったアスナを励まし、最終決戦ではGGOの兵装になりキリトやアスナたちと共にボス撃破に貢献しました。

ALOのシノンはケット・シーの種族を選んだため尻尾が生えています。キャリバー編にてキリトが興味本位でシノンの尻尾を握ると、驚いた拍子にかわいい声で鳴いてしまい、顔面が赤くなるほど恥ずかしさを感じた後に「次やったら鼻に火矢をぶち込むからね」とキリトに言い返しました。このシーンは普段のクールなシノンからは想像ができない乙女で可愛らしい要素が飛び出たことでファンから名シーンとして人気を集めています。

劇場版SAOオーディナル・スケールの世界ではリアルの姿で光学スナイパーを使っており、最終決戦ではGGOの兵装で戦うシーンも描かれました。過去のトラウマが原因で患ったPTSDもかなり改善した様子を見せており、作中ではキリトがアスナを助けようと焦って動くのを制するブレーキ役として活躍しました。また、SAO事件を経験していない唯一のキャラクターとして物事を一歩引いた場所から冷静に判断し、記憶障害にかかったアスナの面倒を見てあげました。

上記ではシノンのかわいい魅力についてまとめましたが、SAO本編中にはGGOトッププレイヤーとしての威厳を感じられるかっこいいセリフやキリトに対して吐露した切ないセリフなど、数々の名言を生み出していることに定評があります。SAOの名言にはそのキャラクターの魅力が詰まっているおり、名言をきっかけにキャラクターのことを好きになった読者も多くいます。ここではSAOにおけるシノンの名言についてまとめていきます。

GGO編にてシノンがダインのパーティに所属していた頃、敵がM134ミニガンという強力な武器を装備していることを知るとダインたちは勝負を諦めログアウトしようとします。そのことにシノンはダインに抗議しますがGGOはあくまでゲームと言い切られてしまいます。しかしシノンにとってGGOはゲームであっても遊びではなかったためダインに上記の名言を言い返しました。更にシノンは単独でそのプレイヤーに勝利してみせており、トッププレイヤーとして知られるきっかけになりました。

シノン自身が死銃の標的にされてしまいゲーム内でも敗北間近になってしまった時、シノンは自暴自棄に陥ってしまいました。彼女を止めようとキリトが声をかけると、それに対してシノンは慰められたことへの悔しさと、過去に人殺しと言われて蔑まされたことから求めていた優しさが心の中で混ざり合い上記のように吐露しました。強くなることでしか過去を乗り越えられないと考えるシノンでしたが、その後キリトは弱さを受け入れることの強さを話し彼女を絶望から救ってみせます。

アリシゼーション編にてシノンがアンダーワールド大戦に参戦するとサトライザーと対峙しました。GGOでも最強のプレイヤーとして知られていたサトライザーにシノンは苦戦を強いられますが、キリトからのお守りとして持っていたペンダントが光ったことで彼を思い出し、覚悟を改めてサトライザーに立ち向かいました。上記の名言は長弓アニヒレート・レイをウルティマラティオ・へカートIIに変形させる前に放ったもので、愛銃の弾丸がサトライザーにダメージを与えるのでした。

SAOはアニメ作品としても人気を博しており、シノンが登場したファントム・バレット編も2014年7月～12月にかけて放送されました。シノンの登場に当たって声優もキャスティングされたわけですが、ネット上ではシノンの声優が豪華と評され放送開始前から一目置かれていました。ここではアニメ版SAOにてシノンを担当した声優についてまとめていきます。

シノンを演じた声優は沢城みゆきさんです。青二プロダクション所属の女性声優で主に『ルパン三世』の3代目峰不二子役として知られています。友人に誘われてオーディションを受けたことが声優デビューのきっかけとなり、当時は演技経験が一切なかったものの天才的な才能が評価されて数々の作品に出演するようになり、2017年には人気声優200人が本気で選んだ！声優総選挙！3時間SPにて4位に選出されました。2014年には結婚を発表し現在は1児の母となりながら活動を続けています。

これまでSAOのシノンのプロフィールや強さ、かわいい魅力などについてまとめてきましたが、ファントム・バレット編のヒロインだった彼女に対してSAOファンはどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではシノンに対する世間の評判や人気について、実際にSNS上に投稿されているコメントを参照しながら内容をまとめていきます。

SAOにはアスナなど多くのヒロインが登場していますが、その中でもシノンが1番好きという意見が多く寄せられていました。シノンに惹かれる人の間ではかっこいい要素とかわいい要素が共存している人柄が最大の魅力として語られており、その他にも過去のトラウマを乗り越えた姿やスナイパーの実力などに人気がありました。

ファントム・バレット編以降過去のトラウマを克服していくシノンですが、その心情変化がキリトたちとの関係に繋がっているところも人気がありました。シノンは好きなものを表立って好きと語れるような性格ではありませんが、作中でさりげなくアプローチを掛けてキリトとの関係性を詰めようとしているところに尊さを感じられると言われています。

作中での活躍とは別にアニメ版の声優が沢城みゆきであるところにも人気が集まっていました。沢城みゆきは数多くの主演を務めている人気声優で、色気ある演技からあどけない幼子の演技までを演じられる実力派でもあります。沢城みゆきと知ったことから本作に興味を持ったという人も少なくありません。

SAOに登場するシノンはスナイパーとして圧倒的な強さを持っており、クールな内側に乙女な人柄を隠したかわいいキャラクターでした。シノンの強さやかっこいい名言に惚れ、それでいてキリトとの関係や時折見せる可愛らしい言動に虜になってしまった読者も多くいたことでしょう。もしもシノンについて知らなかったという人は、ぜひSAO本編からシノンの強さやキリトとの関係などをチェックしてみてください。