【るろうに剣心】斎藤一の強さや必殺技は?剣心との関係についても考察
るろうに剣心に出てくる斎藤一は警視庁の密偵として活動している警部補であり、牙突の使い手として屈指の実力者に数えられている存在です。本記事ではるろうに剣心に登場する斎藤一の強さや必殺技、剣心との関係についても考察をまとめていきます。
目次
【るろうに剣心】斎藤一とは?
るろうに剣心にて緋村剣心の宿敵として登場した斎藤一は、新撰組の三番隊組長として名を馳せている強者であり徹底した正義感を貫く不愛想な人物として知られています。ここでは斎藤一のプロフィールをまとめていき、同時に『るろうに剣心』の作品概要とあらすじについてもおさらいしていきます。
斎藤一のプロフィール
- 誕生日:1844年(天保15年)1月1日
- 年齢:34歳(初登場時)
- 身長:183cm
- 役職:京都守護職会津藩傘下新撰組三番隊組長
- 血液型:O型
- 好きな食べ物:かけそば
斎藤一は京都を守る新撰組三番隊組長であり幕末における緋村剣心の宿敵にして好敵手の1人です。黒髪オールバックに殺人鬼のような鋭い目つき、警察の隊服と白い手袋を着用しているのが特徴的です。冷徹で「阿保が」が口癖になるほど非情な性格をしており、『悪・即・斬』を絶対の正義に掲げて相手を容赦なく粛清する厳格さがありますが、その裏で配下の警官が死亡した時は彼なりに配慮する一面を見せています。
るろうに剣心の概要
るろうに剣心は和月信宏によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。幕末時代に生きる緋村剣心が流浪人として全国を旅し、宿敵たちとの戦いを通して生き方を模索していく物語が描かれており、1994年~1999年にかけて全255話に及ぶ連載がされました。2020年10月時点で全世界累計発行部数は7200万部を突破しており様々なメディアミックスが展開されています。
るろうに剣心のあらすじ
幕末時代、『人斬り抜刀斎』として恐れられた剣客・緋村剣心は明治維新が起きた後の日本で『不殺』を誓い全国を旅していました。そんな彼の前に同じ激動の時代を生き抜いた宿敵たちが現れると、緋村は彼らとの戦いを通じて過去に犯したことへの贖罪を模索していき、新たな時代で生き抜いていく理由を見つけていきます。
【るろうに剣心】斎藤一の強さや技
ここからはるろうに剣心における斎藤一の強さや技についてまとめていきます。組織の中でも組長に位置し、るろうに剣心作中でも最強格の実力を誇る斎藤一は、平突きを達人の域まで極めた『牙突』の使い手として知られており剣心や志々雄を相手にその剣技と強さを見せつけました。
斎藤一の愛刀や武器
斎藤が使う刀は名前のついていない無銘の日本刀です。新選組を結成して間もない頃に京都の夜店で購入した掘り出し物ですが、永倉曰く「虎徹に間違いない名刀」と言われており相当な業物の可能性があります。なお、無銘の日本刀は剣心との戦いで両断されてしまい、それ以降は業物の日本刀を携帯するようになります。
斎藤一の必殺技①牙突・壱式
牙突・壱式は片手で平突きを放つ技です。斎藤が極めた牙突の定番とも言える必殺技であり、単なる平突きであってもその速度は射矢よりも速く威力は弾丸を貫き砲台を砕くほど高いとされています。牙突を避けられたとしても即座に横薙ぎの攻撃に移行することも可能で、刀ではなく拳を放つ無刀版も存在します。
斎藤一の必殺技②牙突・弐式
牙突・弐式は斜め上から突き下ろす平突きで、別名正真正銘の牙突とも呼ばれている高威力な技です。アニメ版るろうに剣心の志々雄戦では高くジャンプしてからこの技を発動しており、落下の勢いを乗せて威力を増強する描写がされました。
斎藤一の必殺技③牙突・参式
牙突・参式は対空特化の牙突であり、上空にいる相手に向かって下から突き上げるように平突きを放ちます。身軽な動きをする剣心に対して発動した時は彼の意表を突くことに成功し、脇腹に深い傷を負わせました。また、アニメ版るろうに剣心では志々雄戦でも発動しています。
斎藤一の必殺技④牙突・四式
牙突・四式は瞬撃特化の牙突で、予備動作を最小限に抑えて最短かつ最速の一撃を繰り出す技です。初使用は北海道編であり、本来の牙突とは刀と峰の向きが逆になっているところが特徴的です。瞬発力に長けた技で速さに磨きがかかっていますが、その分威力が劣っています。
斎藤一の必殺技⑤牙突・零式
牙突・零式は間合いのない密着状態から上半身のバネのみで繰り出す牙突です。アニメ版るろうに剣心では体を回転させて加速する描写が加わっており、まともに受ければ胴体を真っ二つにするほどの破壊力を持ちます。斎藤は本来この技を抜刀斎との決着のために用意していた技と明言しており、実際に対決する機会がなかったものの奥の手として用いられる技と言えます。
斎藤一の必殺技⑥牙突・六刃
牙突・六刃は敵に急接近して牙突の六連撃を瞬発的に繰り出す技です。この技はるろうに剣心本編では描かれておらず、PS2用ゲームソフト『炎上!京都輪廻』でのみ使用したオリジナルの技です。懐に潜り込んで間髪入れずに攻撃を与えるという技の性質は、九頭龍閃に近いものがあります。
【るろうに剣心】斎藤一の過去や剣心との関係
ここからは、るろうに剣心における斎藤一の過去や剣心との関係についてまとめていきます。『悪・即・斬』を志す斎藤は一見すると悪を決して許さない残酷無慈悲な人物と思われますが、その内情には新撰組の組長としての自覚や京都の治安を守る者としての務めを果たそうとする強い意思が過去から備わっており、初めは反発していた剣心との関係も物語の進行によって変化していきました。
斎藤一の過去
幕末時代に新撰組の三番隊組長として京都を守る役人になった斎藤は、過去に剣心と敵対関係を持ち幾度となく剣を交えていました。当時の詳細な戦闘描写は描かれていないものの、剣心の口から一番隊組長沖田、二番隊組長永倉に匹敵するほどの実力者だったと称されています。
斎藤一と剣心の関係
明治維新前までは命を狙い合う敵同士でしたが、剣を交える度にお互いの考えが共有され『正義のために人を斬る』という共通理念を持っていたことで互いを認め合う好敵手のような関係性に変化しました。剣心が不殺を志した時は斉藤が落胆する様子も見せましたが、志々雄との戦いでは協力し合う場面を見せています。
斎藤一と左之助の関係
剣心の仲間である左之助からは一方的にライバル視されており、斎藤は彼のことを「ヒヨッコ」「緋村のオマケ」などと小馬鹿にしてあしらう場面が目立ちます。ただし、物語の進行と共に成長していく左之助のことを斎藤は徐々に認めるようになっていき、るろうに剣心京都編の終盤にて斎藤が炎の中に姿を消した時は左之助の中で斎藤の存在が倒すべき敵から超えるべき因縁の相手に変化しています。
【るろうに剣心】斎藤一の名セリフ
ここからは、るろうに剣心における斎藤一の名セリフについてまとめていきます。斎藤は芯の通ったブレない男として描かれており、るろうに剣心本編中でもその人柄を表現するような言動が目立っています。ここではるろうに剣心読者の中でも特に人気がある名セリフを3つ紹介していきます。
斎藤一の名セリフ①「お前のすべてを…」
お前のすべてを否定してやる
出典: renote.net
斎藤は藤田五郎という名前で神谷道場に潜入すると、そこにいた剣心に対して不殺を唱えたことを後悔させようと決闘を申し込みました。神谷道場には剣心にとって家族とも呼べる薫たちがおり、その気になれば彼らを殺害することができたと脅すように語りましたが、剣心の心は揺らぐことなくお互いに剣を交えるのでした。
斎藤一の名セリフ②「犬はエサで飼える…」
犬はエサで飼える 人は金で飼える だが壬生の狼を飼うことは何人にも出来ん
出典: renote.net
剣心の暗殺依頼人である渋海に「金ならいくらでもある」と言われた際、斎藤は上記のセリフをもって彼の言葉を否定しました。剣心の存在を疎ましく思っていた渋海でしたが、自身の手を汚さず剣心を暗殺しようとしていた彼の考えを斎藤が把握すると、初めから斎藤は剣心暗殺ではなく渋海を粛清するつもりで彼に近づいていたのでした。
斎藤一の名セリフ③「無論…」
無論 死ぬまで
出典: renote.net
魚沼宇水との戦いを制した時、息絶えながら「悪・即・斬を貫けるか?」と問いかけられた時に斎藤は上記のセリフを迷いなく即答しました。宇水との戦いは剣士として互角の強さであり互いの生き様や精神力の強さを競うような内容でした。最終的に勝利した斎藤には新撰組を設立した過去から続く信念を持っていたことが勝因になっています。
【るろうに剣心】斎藤一の実写映画キャスト
ここからは実写映画版るろうに剣心にて、斎藤一の役を演じているキャストについてまとめていきます。ジャンプ漫画から発祥されたるろうに剣心は時代劇として面白い作品と評されるようになると、2012年より実写映画が公開されシリーズ化されるほどの人気を博しています。
斎藤一の実写映画キャストは「江口洋介」
斎藤一の実写映画キャストは江口洋介(えぐちようすけ)さんです。『翼をください』や『東京ラブストーリー』に出演したことから知名度を上げていった俳優であり、『ひとつ屋根の下』シリーズで主演を務めた際は最高視聴率37.8%という大記録を打ち立て、以来日本を代表する役者の1人として知られるようになりました。
江口洋介のプロフィール
- 生年月日:1967年12月31日
- 出身地:東京都豊島区
- 身長:185cm
- 血液型:O型
- 配偶者:森高千里(1999年~)
- 事務所:パパドゥ
- デビュー時期:1986年
江口洋介の主な出演作品
- 『翼をください』丸山栄作
- 『ひとつ屋根の下』柏木達也
- 『救命病棟24時シリーズ』進藤一生
- 『湘南暴走族』江口洋助
- 『線は、僕を描く』西濱
【るろうに剣心】斎藤一に対する世間での評判や人気
これまで斎藤一の強さや過去、剣心との関係性についてまとめていきましたが、このキャラクターに対してるろうに剣心ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか?ここでは斎藤一に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
斎藤は剣を抜いていない時は堅苦しい印象が強く初登場時もあまり読者に受け入れられませんでしたが、戦闘シーンが描かれると次第に正義感を貫こうとする人柄が見えていき、現在ではすっかり人気のあるキャラクターとして認知されているようでした。
斎藤の生き様や言動が描かれていくと、その内容にかっこいいと感じる読者が続出していました。劣勢に立たされても悪・即・斬の信念を曲げずセリフの1つ1つも渋くクールなものばかりで、ハマってしまう人にはとことんハマってしまう属性を持っているとも称されていました。
斎藤の評判は実写映画版るろうに剣心でも健在で、そこで描かれた斎藤の言動はもちろん江口さんによる演技力も高く評価されていました。作中屈指の渋いキャラクターと国内で渋い役が似合う俳優の組み合わせに、ネット上では最高といったコメントで溢れかえっていました。
【るろうに剣心】斎藤一は強いキャラだった
斎藤一は新選組の三番隊組長として『悪・即・斬』を貫き通す存在であり、その強さで剣心を追い詰めた手練れの実力者でした。本編はひと段落ついているるろうに剣心ですが、実写映画や舞台化など様々な媒体で盛り上がりを見せているので、興味を持った人はそれらをチェックしてみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
zeile
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