【ワンピース】ワノ国編のあらすじやポイントまとめ！結末はどうなる？

『ワンピース』のワノ国編とはワノ国と呼ばれるグランドラインの後半に位置する鎖国国家を舞台とした話となっていて、侍や将軍と呼ばれる存在の影響から昔の日本の風景を連想させる時代設定となっています。そんなワノ国編が『ワンピース』の何巻から始まるのか、またワノ国編とはどのような話なのかについて紹介します。

『ワンピース』に登場する物語の名称であるワノ国編は何巻にも渡る長編として続いています。ここではワノ国編と呼ばれている物語が何巻から始まったのかについて紹介していきます。漫画版『ワンピース』でのワノ国編が何巻から始まったのかについてですが、単行本の90巻からの開始となりました。アニメ版『ワンピース』のワノ国編では892話からの開始となっています。

『ワンピース』は尾田栄一郎が作者の少年漫画で、1997年から週刊少年ジャンプにて連載がスタートされた作品となっています。連載開始から絶大な人気を獲得した『ワンピース』は1999年にアニメ化され漫画と共に沢山の読者を魅了する事に成功しました。その人気は留まる事を知らず、国内だけでなく世界中で人気の作品となりました。

『ワンピース』の主人公であるモンキー・D・ルフィは、ルフィの育った町であるフーシャ村に滞在していた海賊の"赤髪のシャンクス"との出会いをきっかけに海賊王を目指して冒険を開始します。ルフィはシャンクスから譲り受けた麦わら帽子をトレードマークとした麦わら海賊団を設立し、各地を移動しながら仲間を集めます。『ワンピース』はそんなルフィと仲間達とのやり取りや、麦わら海賊団の成長が見所の物語です。

『ワンピース』のワノ国編では侍達と同盟を結んだルフィ達が、四皇の一人である"百獣のカイドウ"とワノ国の将軍である"黒炭オロチ"によって支配され、鎖国状態が続いているワノ国の開国を目的としてワノ国で活躍をする物語となっています。そんな重要なキャラクター達の登場するワノ国編でのあらすじとポイント、また何巻で起きた事なのかについて紹介します。

ルフィが到着した時点でのワノ国は、ワノ国の将軍オロチと四皇の百獣のカイドウが手を組み支配している状況となっています。その為ワノ国ではカイドウの百獣海賊団が強い権力を持っていて、ワノ国の人々を取り締まる事が出来ます。

ルフィ達のワノ国での目標は、ワノ国をカイドウの支配から解放し開国の手助けをする事です。ルフィはワノ国の侍達と同盟を組んでいるので、侍達の支配されて鎖国状態にあるワノ国を助けてほしいという声に応える形でワノ国で活躍します。

アニメ版『ワンピース』906話にて、ローはカイドウの手下となったホーキンスとシャボンディ諸島以来の再会を果たします。ローは口封じの為にホーキンスを倒すべく戦闘を開始しますが、戦闘の最中にホーキンスに連絡が入ります。連絡の内容はルフィがワノ国で騒動を起こした報告となっていて作戦の失敗を悟ったローは苛立ちます。その後ゾロ達が登場し場を乱された為、ホーキンスとの決着は付きませんでした。

ルフィがおでん城に滞在しているとの連絡を受けたカイドウは、おでん城に激しい攻撃を仕掛けます。その攻撃に対して反撃を行ったルフィですが、カイドウにダメージを与える事が出来ませんでした。カイドウはルフィに"雷鳴八卦(らいめいはっけ)"という技を使用し、ルフィを一発で行動不能にして拘束する事に成功しました。

カイドウに敗北したルフィは兎丼に存在する囚人採掘場に連れて来られました。ルフィは囚人採掘場の内部にある牢屋に入れられましたが、そこで同じく最悪の世代の海賊であるユースタス・キャプテン・キッドと再会します。

ワノ国は世界政府と秘密裏に貿易をする関係にあり、オロチ城ではオロチとCP0が会談している状況が描写がされていました。元々はドフラミンゴが世界政府とワノ国の貿易関係を仕切る役割を持っていた為、ドフラミンゴがドレスローザで敗北した後は世界政府が直々に取引をしていました。

ビッグ・マムはホールケーキアイランドから脱出する事に成功したルフィを追跡し、ワノ国まで到達します。しかしワノ国に入国する為には滝登りをする必要があり、ビッグ・マムは滝登りに挑戦しますが百獣海賊団に所属している大看板のキングによって滝登りを阻止されてしまいます。滝から落ちた衝撃でビッグ・マムは海賊であった時の記憶を喪失してしまい、その場に居たチョッパー達と一緒に行動する事となりました。

ワノ国にはカイドウが管理している赤いロードポーネグリフが存在しています。しかしブルックがオロチ城を調査してみると赤いロードポーネグリフとは別のポーネグリフを見つける事に成功します。この事からルフィ達はワノ国には二つのポーネグリフが存在する事を知りました。

康イエは鬼ヶ島を攻撃する際の仲間の合流地点がオロチにバレている事に気付いた為、裏切り者の存在を危惧します。康イエは仲間達に合流地点の変更をさせる為、自らオロチに拘束されて処刑される事によってオロチ達の注目の的となり敵の目を欺こうとしました。

ワノ国入国時に記憶を失っていたビッグ・マムでしたが、クイーンに麻酔を打たれる事をきっかけに記憶を取り戻す事に成功しました。その後クイーンに拘束されたビッグ・マムは、鬼ヶ島に居るカイドウの元へ連れていかれます。そこでビッグ・マムとカイドウはお互いに攻撃しますが、利害の一致があり和解し同盟を組むことになりました。

鬼ヶ島を攻める時の作戦がオロチ達にもバレていた事から、ルフィの仲間達の中に内通者がいる事が考えられました。内通者の正体は赤鞘九人男の一人であるカン十郎が自白した事で分かりました。カン十郎の本名は"黒炭カン十郎"である事が本人の口から告げられ、カン十郎はオロチと同じく黒炭家の人間である事が分かりました。

ワノ国編から新しく登場したキャラクターとなっている"ヤマト"はカイドウの息子です。ヤマトは光月おでんの死に様を目撃してからおでんの事を尊敬している為、カイドウとは親子の関係にありながらも真逆の考え方を持っています。ヤマトはおでんが実際に冒険した様に、船に乗って冒険に出る事を夢見ているキャラクターとなっています。

カイドウとビッグ・マムが海賊同盟を組んだ後、"新鬼ヶ島計画"というものがカイドウから発案されました。新鬼ヶ島計画とは、侍や将軍が取り仕切るワノ国を海賊の国として作り変え、ひとつなぎの大秘宝であるワンピースの獲得に全力を注ぐといった内容の計画です。新鬼ヶ島計画の全貌を聞いて驚きを隠せないオロチはカイドウに切られてしまいました。

鬼ヶ島のライブフロアではクイーンの使用した疫災弾である"氷鬼"が、チョッパー達を襲っていました。氷鬼に感染した者から触られた者も氷鬼に感染してしまう病気で、感染から一時間後に感染者を殺してしまいます。氷鬼の使用者であるクイーンが氷鬼の抗体を持っていると考えたチョッパーは、氷鬼に感染しながらも抗体の入手に向かいます。その後抗体を渡されていたアプーをゾロが倒す事で抗体を入手する事が出来ました。

四皇の二人であるカイドウとビッグ・マムの所へ辿り着いたルフィ達は近くで倒れている錦えもんに到着が遅れた事を謝ります。その後ルフィと共に来ていた同じく最悪の世代であるゾロ、ロー、キッド、キラー対四皇のカイドウ、ビッグ・マムの戦いが開始します。

ワノ国の将軍である"光月スキヤキ"の後継者であった光月おでんは普段から将軍の後継者らしからぬ事件を起こし続けていた為、スキヤキを怒らせてしまいます。光月家から怒られたおでんはワノ国の中でも無法者達が集まる場所である"九里"を統一する為に移動を開始します。おでんは九里を目指している過程で出会ったはずれ者達を仲間に引き入れて旅をしていきます。その時の仲間が後の"赤鞘九人男"と呼ばれる者達でした。

『ワンピース』のワノ国編ではその結末がどうなるのかについて、視聴者達から様々な予想が立てられています。ここではワノ国編の結末に関する視聴者達の考察について紹介していきます。

ルフィとカイドウはワノ国編で既に二回戦っています。一回目二回目ではカイドウに勝てなかったものの、カイドウに直接触れずにダメージを与える事が出来る"流桜"という技の習得に成功しています。これまではダメージを与える事が出来なかったカイドウですがこの流桜を使用可能になった事でカイドウに勝利する事ができるという考察がされています。

おでんの部下であった赤鞘九人男はおでんの夢であったワノ国の開国を目標に、ワノ国を支配しているカイドウとオロチを倒そうとしていました。カイドウを倒す事に成功したらワノ国開国を妨げる者達は居なくなるので、ルフィ達がカイドウに勝利する事でワノ国が開国に向かうと考察がされています。

ワノ国ではオロチとの貿易を目的として世界政府が登場する等、世界政府がワノ国に介入している事が分かるシーンが度々登場しています。ワノ国が開国する事に成功したら世界政府の介入もし易くなる事が考えられる為、これまでは裏で少しずつ動いていた世界政府の行動が大規模なものになる事が予想されています。

『ワンピース』には物語の節々に様々な伏線が隠されています。伏線の中にはかなりの期間が開いて回収される伏線も存在します。ワノ国編ではかなりの数の伏線が回収されている他、新たな謎も登場したりと物語が大きく動いています。ここではワノ国編で登場する伏線について、また回収された伏線については何巻で回収されるのかについて紹介します。

ワノ国編で登場するおでんの部下である赤鞘九人男の一人"傳ジロー"はワノ国編が始まった当初では登場しないので、何巻から謎が解明されるのか気になるキャラクターとなっていました。しかし96巻に収録されているおでんの過去編で登場する傳ジローが光月おでんの死等をきっかけとした怒りから顔が変形し、狂四郎と自ら名乗っていた事から傳ジローは狂四郎である事が分かりました。

百獣海賊団に所属しているナンバーズはワノ国編序盤で一人しか登場していなかった為、謎の多いチームとなっていました。物語が進行するとナンバーズの他のメンバーも登場し、ナンバーズとは何なのかについての紹介がされました。ナンバーズの正体は過去に登場したパンクハザードで実験が行われていた"人造古代巨人族"の失敗作で、カイドウが入手後百獣海賊団の兵力として使用していました。

カイドウはワノ国編が始まる前のビッグ・マムとの会話で、一生の恩が存在するといった内容の話をしていました。一生の恩とは何の事なのか、また何巻で回収される伏線なのかについて読者の間では色々な内容の予想がされていました。しかし98巻の内容で昔のゴッドバレー島でビッグ・マムはカイドウに対して"ウオウオの実(幻獣種)"を譲った過去が紹介されました。この事からカイドウはビッグ・マムに一生の恩があると言われています。

54巻から何巻も通してルフィに協力してきたジンベエは、ビッグ・マムから追跡されているルフィ達を手助けする為にルフィ達と別行動をする事になりました。ルフィ達と別れた後のジンベエの状態は分からなくなっていましたが、97巻で解明されました。ジンベエはルフィ達が鬼ヶ島に向かう途中のピンチに駆け付け、そのまま麦わらの一味に正式加入する事になりました。

ワノ国で伝説の侍として語り継がれている侍であるリューマと容姿がよく似ているゾロには子孫の関係があるのではないかと考察されています。リューマは名字に霜月が付いている事が判明しており、ゾロの出身地であるシモツキ村を作ったのがリューマで、ゾロはその子孫にあたるといった関係があるのではないかと予想されています。

『ワンピース』のワノ国編では過去に登場していたキャラクター等を含め、沢山の重要キャラクターが登場します。ワノ国編から新しく登場するキャラクターも多い為、登場人物達の関係がより一層複雑になる回となっています。ここではそんなワノ国編で登場するキャラクター達について紹介していきます。

『ワンピース』の主人公であるモンキー・D・ルフィを始めとした"麦わらの一味"は、これまでの物語でも様々な活躍を残し大きく成長してきました。ワノ国編では鬼ヶ島に向かう途中にジンベエが加入した事によって合計人数は十名となっており、これからの成長や活躍に期待が高まる人物達となっています。

ハートの海賊団とは麦わらの一味であるルフィ達と協力関係にあるトラファルガー・ローを船長とした海賊団です。ローは最悪の世代の一人となっている為、過去にも登場シーンがありますがパンクハザードからルフィ達と共に行動を始めています。ワノ国編でも協力関係は続いている為、ワノ国編での活躍が期待できます。

キッド海賊団はユースタス・キャプテン・キッドが船長を務めている海賊団です。キッドは最悪の世代の一人であり、バジル・ホーキンス達と海賊同盟を結成し四皇のカイドウに挑んでいます。しかしホーキンス達の裏切りもあった為、キッドはカイドウに敗北し拘束されてしまいました。ワノ国編では裏切り者への復讐を考えながらカイドウと戦うためにルフィと協力します。

ワノ国編で登場する光月家とは過去編に登場した光月おでんを含めたワノ国の将軍の事を指します。ワノ国編ではオロチとカイドウの策略によって処刑されたおでんの息子であるモモの助が、ルフィ達海賊や仲間の侍達と協力しオロチとカイドウの支配からワノ国を解放する事を目標に活躍しています。

ワノ国編で重要な役割を持っている"赤鞘九人男"とは、過去編で登場した光月おでんに仕えていた九人の侍の事を言います。赤鞘九人男はおでんの事をとても尊敬していた為、おでんが処刑された後も息子のモモの助を守りながら、オロチとカイドウを倒しワノ国を開国する為に戦っています。

花のヒョウ五郎を始めとした"6人のヤクザ達"とは元々ワノ国の郷を裏から支えていた人物達の事を指します。6人のヤクザ達は兎丼に囚われていて、囚人採掘場で働いていましたが兎丼に連行されたルフィの活躍によって兎丼から脱出する事に成功します。兎丼脱出後は仲間達を呼び戻しルフィの戦力として活動しています。

カイドウは百獣海賊団のトップに君臨している存在で、"百獣のカイドウ"と呼ばれ四皇の一人となっています。ドフラミンゴとやり取りをしていた過去があり、ドフラミンゴを倒してカイドウの動きを邪魔したルフィの事を目の敵にしています。キッドやルフィとの戦闘に勝利していますが、成長し仲間の増えたルフィ達との戦いを目前にビッグ・マムと海賊同盟を組み対抗しています。

ワノ国編で登場する"将軍一派"とは光月家スキヤキから権力を奪い取った黒炭オロチとその部下達の事を指します。オロチは将軍の権力でワノ国をカイドウと共に支配しており、黒炭カン十郎や居眠り狂四郎などの強力な侍達を部下に従えています。

大看板とはカイドウ率いる百獣海賊団の中でも特に高い能力を持った三人の幹部の事を言います。三人は"早害のジャック"、"火災のキング"、"疫災のクイーン"と呼ばれています。『ワンピース』の作中では大看板の戦闘シーンが少ない為、詳しい能力等は謎な部分が多いキャラクター達となっています。

ワノ国編で登場する"真打ち"は百獣海賊団に所属している一部の人に付けられている名称です。百獣海賊団にはSMILEの影響で能力を手に入れた人達の総称である"ギフターズ"が存在します。そのギフターズの中でも特に秀でた能力を持っている人が真打ちと呼ばれています。キッドを裏切ったホーキンスやアプー等も真打ちとして活動していて、真打ちの中でも特に強い六人の事を指す"飛び六胞"と呼ばれるメンバーも存在します。

ビック・マムはホールケーキアイランドからルフィ達を追跡してワノ国へ到達しました。ワノ国へ入国する条件である滝登りを失敗した影響から一時的に記憶を失っていましたが、ワノ国編の途中で記憶を取り戻した後にワンピースを全力で獲得しに行く為にカイドウと繋がり海賊同盟を結成します。

ワノ国編の序盤でルフィは空腹に苦しむ人達を助ける為に行動しています。ルフィには食べる事が大好きというイメージがありますが、目の前で食べ物に困ってる人がいたら考える間もなく助けようとする所に作品を通して一貫している部分がある為、読者の中でも何巻にも渡って昔から人気があるルフィの行動となっています。

『ワンピース』では同じ描写でも見た人によって様々な捉え方が出来る所があります。誰に向けた言葉なのかといったような細かい所が伏線となっている可能性がある為、伏線が回収された時はこれは何巻で登場した伏線だったかと思い出したり、描写の一つ一つの意味を深く考える楽しみも存在しています。

『ワンピース』は同じシーンでも漫画とアニメで迫力がとても違っています。アニメならではの声優の演技や動きの激しい戦闘シーンは漫画と違った魅力があり、漫画だけでなくアニメでもう一度見るといった読者も多数存在しています。

今回は『ワンピース』でワノ国編でのあらすじやポイント、ワノ国編が何巻からスタートするのか、伏線が回収された描写は何巻で登場するのか、ワノ国編で活躍するキャラクター達や伏線について紹介しました。

『ワンピース』のワノ国編は、新たな謎が登場したり何巻にも渡って謎だった伏線が回収されたりと物語が大きく動く回となっています。ワノ国の開国を巡ったルフィ達の活躍だけでなく、将軍オロチや四皇カイドウ等の敵側の動きにも興味を惹かれるものがあります。またワノ国編では新しいキャラクターだけでなく、過去に登場した最悪の世代等の重要キャラクターも多数登場する為、人物達の関係がより一層深まる物語となっています。