【ワンピース】シャンクスが左腕を無くした理由とは?復活についても考察
『ワンピース』に登場するシャンクスの左腕について解説します。シャンクスが左腕を無くした理由や、復活している可能性についてさまざまな点から徹底調査しました。また、多くの謎を秘めているイム様との関係やシャンクス双子説、マキノの子供についても考察していきます。
目次
シャンクスとは?
『ワンピース』に登場するシャンクスとは、主人公のモンキー・D・ルフィの命の恩人であり、大切な友達です。本作における重要キャラとして多くの謎を秘めています。シャンクスの謎に迫る前に、彼の簡単なプロフィールと『ワンピース』の作品概要やあらすじについて紹介しましょう。
シャンクスのプロフィール
- 名前:シャンクス
- 誕生日:3月9日
- 年齢:37歳→39歳
- 身長:132cm(13歳時)→199cm
- 血液型:XF型(現実におけるAB型)
- 所属:ロジャー海賊団見習い→赤髪海賊団大頭
- 異名:赤髪のシャンクス
- 肩書:四皇
- 武器:サーベル「グリフォン」
- 懸賞金:10億4000万ベリー(12年前)→40億4890万ベリー
ワンピースの概要
『ワンピース』は尾田栄一郎作の海洋冒険ロマンで、週刊少年ジャンプ(集英社)にて1997年から連載されている漫画です。原作コミックスは第106巻まで刊行され(2023年7月時点)週刊少年ジャンプ歴代作品のなかでは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に次ぐ長期連載となっています。「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」でギネスに認定された本作は、世界各国で話題を呼ぶ人気作品です。
ワンピースのあらすじ
フーシャ村に住むルフィは、赤髪海賊団の大頭であるシャンクスと仲良くなり、いつしか海賊に憧れを抱き始めました。ある日、シャンクスたちが持っていた悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べたルフィは、体がゴムのように伸びるゴム人間になってしまいます。とある事件がきっかけで、シャンクスに命を救われたルフィは、シャンクスから預かった麦わら帽子を返す約束を胸に大海原へと出航するのでした。
シャンクスが左腕を無くした理由
『ワンピース』に登場するシャンクスは、ある事件が原因で左腕を無くしてしまいました。ここからは、左腕を無くした原因を解説するとともに、シャンクスが左腕を失った本当の理由について5つの点から考察していきます。
シャンクスがルフィを庇い左腕を失うシーン
『ワンピース』原作コミックス1巻、少年だったルフィはシャンクスを見下す山賊たちに立ち向かい、怒りを買ってしまいます。そして山賊の頭領であるヒグマに連れ去られたルフィは、船から海へと投げ落とされ溺れかけてしまいました。そこへ近海の主(海王類)がヒグマを飲み込んだ後、ルフィに襲い掛かってきます。このときすでに、ゴムゴムの実を食べてカナヅチになっていたルフィは成す術がありません。近海の主に食べられそうになったとき、シャンクスは左腕を犠牲にしてルフィを助け出したのです。
シャンクスが左腕を無くした本当の理由を考察
近海の主に襲われそうになったルフィを助け、左腕を無くしたシャンクスですが、この左腕を無くした経緯には大きな思惑があったのではないかと、さまざまな噂が浮上しました。ここからは、シャンクスが左腕を無くした本当の理由について考察していきます。
理由①わざと近海の主に左腕を食べられた?
理由1つ目は「わざと近海の主に左腕を食べられた」説です。『ワンピース』原作コミックス104巻第1054話「炎帝」での、過去回想シーンで近海の主に襲われそうになっているとき、シャンクスは口角を上げて笑っていました。意味深なシャンクスの笑顔から、何らかの理由でわざと左腕を無くしたのではないかと推測されます。
理由②ルフィのニカ化の暴走
理由2つ目は「ルフィのニカ化の暴走」説です。ゴムゴムの実を食べたばかりの幼いルフィは、能力を上手にコントロールできなかった可能性があります。そこへ山賊の頭領であるヒグマに海へと放り投げられ、さらに近海の主に襲われそうになり命の危機にさらされました。そのときにゴムゴムの実の覚醒が起こり、暴走してしまった結果、左腕を無くしたのではないかと推測されます。しかし、覚醒時に起きた心臓の鼓動や戦うことを楽しむ様子などの描写が全く無かった為、理由としての可能性は低いといわれていました。
理由③ゴムゴムの実の覚醒のための生贄
理由3つ目は「ゴムゴムの実の覚醒のための生贄」説です。ルフィのゴムゴムの実の能力を覚醒させるには、生贄のようなものが必要だったのではないかと考えられています。シャンクスは「新しい時代に懸けてきた」と左肩を押さえて発言しました。このことから、シャンクスはゴムゴムの実が「ヒトヒトの実」幻獣種モデルニカだと知っていたと推測されます。つまり、太陽の神ニカの能力を覚醒させるには生贄を捧げる必要があったと考えられているのです。
理由④天竜人の証を消す為
理由4つ目は「天竜人の証を消す為」説です。シャンクスには天竜人疑惑が浮上していて、天竜人の証明チップを取り除くためにあえて左腕を食いちぎらせた可能性があります。シャンクスは世界政府の五老星と密会をしていました。海賊であり四皇のシャンクスが堂々と五老星に対面していた為、この説が生まれたのです。また、シャンクスの出自が明らかになっていないのも原因の一つとなっています。
理由⑤覇気を消耗する激しい戦いの直後だった
理由5つ目は「覇気を消耗する激しい戦いの直後だった」説です。覇王色・武装色・見聞色の覇気を持っているシャンクスは、全てを出し尽くすほどの激しい戦闘があった後だったのではないかと言われていました。作中ではシャンクスがそのような戦いをしたという描写はありませんが、もしかすると表には出ていない秘密裏の戦闘があった可能性があります。ただし、シャンクスほどの強い人物が、近海の主相手に左腕を食いちぎられてしまうのかという疑問も浮上していました。
シャンクスの左腕は復活しているといわれる理由
シャンクスが左腕を無くした本当の理由について、5つの点から考察してきましたが、ワンピースファンの間では彼の左腕は復活しているのではないかと言われています。ここからは、シャンクスの左腕は復活しているといわれていることについて、2つの理由から考察していきましょう。
理由①鞘の位置がおかしい
理由1つ目は「鞘の位置がおかしい」からです。鞘とは筒状の覆いで、刀身を納めるために腰ひもに差して使用します。この鞘がマリンフォード頂上戦争で赤犬サカズキと対峙したとき、シャンクスの右腰に位置していました。しかし、幼いころのシャンクスは、左腰に鞘を差していたのです。原作コミックス1巻では、まだ左腕があるときでも右鞘に位置していたので、意図的に変えたのではないかと考えられています。
考察①右利きの人間は右腰の鞘から刀を取り出せる?
たとえば右利きの場合、右腰に差した鞘から抜刀するのは非常にやりにくくなります。シャンクスの抜刀シーンを確認すると、右手で右腰の鞘から愛刀グリフォンを難なく抜いていました。しかし、通常であれば腕をめいいっぱい伸ばしても鞘を後方にずらさない限り抜刀するのは至難の業です。左腕が無い状態であるにもかかわらず、右腰に鞘を差していることが左腕復活説が浮上する原因の一つとなっています。
考察②利き腕と逆の位置に鞘があるのが一般的
利き腕と逆の位置に鞘があるのが一般的です。たとえば右腕で刀を握る際、左腰に鞘を差すのが安全に抜刀ができ、敵からの攻撃に素早く対応できます。『ワンピース』に登場する刀や剣を使うシャンクス以外のキャラは、利き腕に対して反対側の腰に鞘を差していました。このことからシャンクスだけが例外であり、左腕が何らかの方法で復活する伏線なのではないかと考えられています。
考察③シャンクスは左利き?
シャンクスが左利きであるシーンが作中で描かれています。食事をする際、スプーンを左手で持ってご飯を頬張っていました。つまりシャンクスはもともと左利きで、鞘が右腰に差してあっても不自然ではありません。しかし左腕を無くしてから10年以上経過してもなお、右腰に鞘を差し続けているのは違和感があるのです。シャンクスと同じ左利きに三刀流のゾロがいますが、彼は右腰に3つの鞘を差しています。戦闘において、抜刀の速度は非常に重要です。
最強といわれているシャンクスでも右腕で抜刀するにあたり、右腰に鞘があるのはリスクが大きいと考えられています。作者・尾田栄一郎は『るろうに剣心』の作者・和月伸宏のアシスタントでした。刀と鞘の位置関係について適当に描くことはありえないとされるため、やはり左腕復活が濃厚ではないかと推測されています。
理由②作画ミスを指摘されて異様に喜んだ作者
『ワンピース』25巻234話のあるシーンで、シャンクスの左腕が描かれています。この作画ミスを尾田栄一郎の元アシスタントだった安藤英が当人に伝えたところ、異様なほどに喜んで誉めてくれたと『ワンピースマガジン』で話していました。なぜ作者が作画ミスの指摘を異様に喜んだのかについて考えられているのが、作者のなかでシャンクスの左腕を復活させる案があったのではないかという点です。
左腕復活の案を頭のなかで巡らせながら、シャンクスが登場するシーンを描いていれば、うっかり左腕も加えてしまったということもあり得ると考えられています。
シャンクスの謎を考察
シャンクスの左腕が復活する説について、2つの理由から考察してきましたが、彼はいまだに多くの謎を残しています。ここからは、ファンの間でもさまざまな考察が行われているシャンクスの3つの謎について考察していきましょう。
シャンクスとイム様の関係
シャンクスは赤ん坊のとき「ゴッドバレー事件」でロジャーに拾われたことが、劇場版『ONE PIECE FILM“RED”』の来場者特典コミックス「巻四十億“RED”」で明らかになりました。「ゴッドバレー事件」は、ガープとロジャーが「天竜人とその奴隷」を守る為にロックス海賊団と戦って倒した事件のことを指しています。センゴクがゴッドバレーを「世界政府が隠したかった島」と語っていますが、その名前と存在が地図から消えているのは、イム様の意思が働いているからなのではないかと言われているのです。
劇場版『ONE PIECE FILM“RED”』で五老星がウタについて「フィンガーランド家の血筋でもか」というセリフを放っていました。このことから、シャンクスの本名が「フィガーランド・シャンクス」説が浮上します。しかし、シャンクスが西の海の酒を「俺の故郷の酒」と発言していました。この時点でゴッドバレーは消えていた為、ロジャーに拾われるまでの時系列に矛盾が生じます。つまり、この間にイム様との関係の鍵が隠れていると考えられているのです。
シャンクスの双子説
有力説として挙げられるのが、シャンクス双子説です。世界会議(レヴェリー)が開催されようとしてたころ、五老星のもとにフードを深くかぶったシャンクスが現れます。そのときのシャンクスは横顔で右側を向いていました。このシーンは横顔のアップだけなのもあり、左目の傷や左腕の描写がありませんでした。それに加え、他のシーンでは左目の傷が右側を向いていた横顔でも額にわずかに傷が描かれていたのです。作画ミスとも捉えることもできますが、シャンクス双子説が浮上することになった原因はまだあります。
それはカイドウ戦からのマリンフォードへの移動時間です。マリンフォード頂上戦争の前日、シャンクスは新世界でカイドウと小競り合いを起こしていました。マリンフォードは前半の海にあるため、後半の海にある新世界から移動するには1日では無理があります。そのためシャンクスは実は双子で別行動していると噂されるようになったのです。
シャンクスの子供はマキノが抱いていた赤ちゃん?
フーシャ村の酒場で働いていたマキノには子供が生まれましたが、その子供の父親がシャンクスではないかといわれています。カラーページで子供の髪色が赤茶色であることから、シャンクスとの間に生まれた可能性があると話題になったのです。しかし、シャンクスがフーシャ村に滞在した時期とは被らないため、父親ではないという意見もありますが、新世界に向かう2年の間に東の海に言っている可能性もあるといわれています。
シャンクスに対する世間での評判や人気
シャンクス双子説の他に、シャンクスが2人いる説も浮上しています。ドッペルゲンガーのような状態で、もう片方のシャンクスが左腕を奪ったのではないかといった意見もありました。ワンピースには謎が多すぎるくらいあるため、可能性は捨てきれないと感じているようです。
左腕が喰われたことに疑問を持っている声もありました。凄まじい強さがあるにもかかわらず、なぜ左腕を無くす事態になったのか謎だと不思議がる人もいます。
キッドの左腕はシャンクスとの戦闘で失ったとされていますが、シャンクスとキッドにはいくつかの共通点があるといった声もありました。髪色や目の傷、そして左腕など、なぜこのように共通点が多いのか謎だと感じているようです。
ポジティブな意見とネガティブな意見まとめ
ポジティブな意見
ネガティブな意見
シャンクスが左腕を無くした本当の理由は謎だった
シャンクスが左腕を無くした本当の理由は現在も謎のままです。シャンクスはいよいよ「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を奪(と)りに行くと宣言しました。この「奪る」にもどのような意味があるのか謎ですが、今後ストーリーは大きく展開していくと推測されます。シャンクスの左腕の謎や彼の真の目的など、これからの『ワンピース』に注目です。
この記事のライター
rymamimo
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