【ワンピース】世界政府を徹底調査！海軍との違いや天竜人との関係は？

まずはワンピースおける世界政府がどのような存在なのかについてまとめていきます。長きに渡って連載が続いているワンピースですが、世界政府の存在は今後の物語を大きく左右するほど大きなものです。また、世界政府が登場する『ワンピース』という作品についてもおさらいをしていきます。

世界政府はワンピース世界における国連のような組織であり、独自の軍事力を保有し加盟国に対する権限も強いです。レッドラインにある聖地マリージョアに本拠地を置いており、十字のそれぞれの先端を丸めたようなマークが公証となっています。支配力は世界全土に行き届いており、空島などの一部の地域を除いたほぼすべての国を支配しています。

世界政府には170以上の国が加盟しています。主な加盟国はアラバスタ王国やリュウグウ王国、サクラ王国にドレスローザなど、ワンピースに登場してきた国のほとんどが加盟しています。また、世界政府は4年に一度世界会議（レヴェリー）を開催しており、170の中から代表して50ヵ国を本拠地に集め会議を行っています。作中ではルフィを知る王族たちがそこで初めて会合するシーンが描かれました。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。ジャンルは海賊をテーマにしたファンタジーバトルもので、1997年から現在にかけて20年以上も連載が続いている大人気作品です。ファンからは『ワンピ』という略称で親しまれ、2021年7月の時点で国内の累計発行部数が4億部を突破しました。

かつてこの世のすべてを手に入れ伝説となった男ゴールド・ロジャー。彼は死に際にひとつなぎの大秘宝『ワンピース』の存在を口にすると、世の海賊たちはこぞって海へ旅立ち大海賊時代が訪れました。その時代に生きる麦わら帽子の少年モンキー・D・ルフィもその時代に海へ出た海賊でした。いつかワンピースを見つけて海賊王になるために、今日もルフィは新世界の海を進んでいきます。

ここからはワンピースにおける世界政府の謎についてまとめていきます。世界政府は世界全土に影響力を及ぼすほど巨大な組織であることは知られていますが、その内情はあまり詳しく描かれておらず謎になっていることが多いです。

11人の超新星の1人である大喰らいの異名で知られるジュエリー・ボニー。彼女はかつて世界政府の監視下に置かれていて、そこから逃げ出して海賊になったという過去を持っています。ここで謎が残っているのがなぜ世界政府がボニーを監視していたのかということです。彼女は年齢を自由に操作することができる悪魔の実の能力者ですが、もしかしたらそれが五老星や天竜人と関係しているのかもしれません。

世界政府は海賊を鎮圧させるために海軍を設立していますが、四皇を倒すことにはあまり積極的ではないという説が浮上しています。エースの処刑を巡って起こったマリンフォードでの頂上戦争では、白ひげとの全面戦争に発展したにもかかわらず白ひげを倒すことを目的としていませんでした。結果的に白ひげは死んでしまったものの、世界政府が海軍に下した指示はあくまでエースの処刑で四皇には見向きもしていなかったようにも見えます。

ルフィたちがホールケーキアイランドにたどり着くと、そこでビッグ・マム海賊団と激戦を繰り広げていました。ルフィたちの活躍によって消耗させられたビッグ・マム海賊団。その状態は世界政府及び海軍にとっても好機と呼べるものでしょう。今後世界政府が四皇の1人であるビッグ・マムを倒しに動くのかどうかは目が離せない部分でしょう。

新世界編以降から新たに海軍大将になった藤虎と緑牛ですが、この2人は海軍として任務をこなしてはいるものの、どこか世界政府や海軍を客観視している印象があります。実際に藤虎のセリフでは「世界政府は神かなんかですか？」と発言していたり、王下七武海の制度に対しても苦言していました。もしかしたら藤虎と緑牛は海軍になったことで世界政府に近づき、最終的に敵になるという展開があり得るかもしれません。

ワノ国にてビッグ・マムとカイドウの衝突が予見されると、海軍大将黄猿が動き出そうとしましたが、海軍総帥となった赤犬が「ワノ国には未知の兵力がある」と向かうのを止めました。その後もカイドウとビッグ・マムが海賊同盟を結ぼうとしていることをセンゴクが伝えても、サカズキは「ワノ国を放置する」の一点張り。ここまでワノ国に兵を送らないとなれば、ワノ国に何らかの秘密があるように見えます。

ワンピース1018話にて、フーズ・フーが牢獄に入れられていた頃に看守から『太陽の神ニカ』の伝説を聞かされたと話していましたが、フーに話をした看守は後日消されていることが発覚しています。その上、フーも身の危険を感じて命がけで脱獄したと語っており、何やらニカの伝説に対して匂うものがあります。もしかしたら世界政府は、ニカの伝説が広まることを恐れているのかもしれません。

圧倒的な支配者としての地位を築いている世界政府ですが、その体制が維持できなくなる時はいつか訪れるでしょう。そう言える理由は天竜人の存在です。世界政府の上には天竜人が絡んでいるのがほのめかされていますが、彼らの存在はワンピース世界の人々から忌み嫌われています。その上、世界政府はバスターコールやゴア王国の山火事など加盟国に対する暴挙も繰り返しているので、世界政府に人々が歯向かう革命がいつ起きてもおかしくありません。

ここからはワンピースにおける世界政府と海軍の違いや天竜人との関係についてまとめていきます。未だ存在がまだはっきりしていない世界政府ですが、唯一の情報として海軍と天竜人と密接な関わりを持っていることが知られています。

海軍は世界政府によって設立された軍事組織です。大海賊時代の訪れによって起こり得る危険性を加味して、海軍には世界的にも最高戦力になるほどの軍事力を敷いています。日々海賊たちの悪行を取り締まる海軍ですが、その活動は世界政府の指示によるものです。

世界政府を創設したのは20の王であった天竜人だと言われています。天竜人とは未だ素性が詳しく明かされていない存在ですが、人間のことを『下々民』と呼んで見下しており、彼らと同じ空気を吸うのも嫌がっていることから宇宙服のような防護服に身を包んでいます。作中でも人を馬のように扱って背中に乗っていたり、人間奴隷で競売を行ったりと悪逆非道な行為が目立っています。

五老星は世界政府の最高位に位置付けられている五人組です。具体的な素性は天竜人同様明かされていませんが、パンゲア城にある権力の間にて、世界情勢にまつわる議論をしていたり、海軍や秘密諜報員であるサイファーポールに極秘で指示を出している場面が描かれたことがあります。メンバーは5名ですがいずれも名前は明かされていません。

イムは五老星の上位に君臨している存在であり、パンゲア城にある虚の玉座に座ることができる謎の人物です。普段は花の部屋に滞在しており、度々五老星とやり取りしている様子が描かれています。花の部屋にはルフィや黒ひげの写真を切り裂いていたり、しらほし姫の写真に剣をつきたているのが描かれていました。この様子からDの一族や古代兵器に対して何らかの情報を持っている可能性があります。

ここからはワンピースにおける世界政府のメンバーやキャラについてまとめていきます。世界政府には複数の組織や団体が存在しており、それぞれメンバーの名前などが明かされています。ここではワンピース作中で登場しているメンバーについて一覧にして紹介していきます。

五老星のメンバーについてですが、彼らは五人組であること以外に情報が明かされていません。そのためそれぞれのメンバーの名前も不明ですが、実在の人物がモデルとなっています。

これまで世界政府の概要や加盟国、メンバーなどの情報をまとめてきました。未だ謎多き組織である世界政府ですが、それに対してワンピースファンからはどういった印象を抱かれているのでしょうか？ここでは世界政府に対する世間での評判や人気について、実際にネット上に上がっているコメントから内容を見ていきます。

多くのワンピースファンにとっては、ルフィたちが世界政府の旗を撃ち抜き歯向かおうとした敵側の存在であるという認識を持っているようでした。ワンピース世界のほぼすべての大陸を支配している世界政府ですが、主人公であるルフィたちの視点から描かれていたこともあって世界政府に対して好感を抱いている人はあまりいませんでした。

世界政府の行動に対しては考察や議論が進んでいました。世界政府に関する謎は、上記で説明したもの以外にもまだまだ多くあります。一部のファンはワンピースをただ読むことより、そういった謎を考える方のが楽しいと感じているそうです。

ネット上でも様々な考察がされている世界政府でしたが、今まで隠してきた謎は今後のワンピースにおいて間違いなく物語の根幹に関わってくることでしょう。公式からはいよいよワンピースも最終章に突入するという発表もありました。これから世界政府の素性が明かされていくのに期待したいところです。