【ワンピース】八宝水軍・サイの強さや能力まとめ！ベビー5との関係は？

まずはワンピースに登場するサイがそもそもどんな人物なのかを知るために、彼のプロフィールやルフィとの関係についてまとめていきます。また、サイの活躍が描かれている作品『ワンピース』についても概要とあらすじをまとめて、内容をおさらいしていきます。

サイは花ノ国のギャングにして八宝水軍の13代目首領（ドン）である海賊です。大柄な体と上半身の半裸に緑マントをつけているのが特徴的で、語尾には常に「～やい」とつけています。基本的にぶっきらぼうな性格をしていますが、心根は優しく肝の据わった胆力を兼ね備えています。

サイとルフィはドレスローザにて出会っており、2人はそこで麦わら大船団の同盟契約を結びました。組織図としてはルフィが上の立場であり、サイは部下のような立ち位置にいます。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。1997年より掲載が開始され、夢を追い求める大筋の物語と魅力的なキャラクターによる劇的なエピソードが話題を呼び瞬く間に人気が広まりました。2021年時点で累計発行部数が4億部を突破という偉業を成し遂げており、初掲載から20年経った今でも連載が続いています。

かつてこの世のすべてを手に入れた男、ゴールド・ロジャー。彼は死に際にひとつなぎの大秘宝『ワンピース』の存在を言い残すと、海賊たちはそれを追い求め海へ漕ぎだしました。そんな大航海時代に1人海へ出た青年、モンキー・D・ルフィ。彼もワンピースを狙う1人であると、果てしない海の中で仲間たちと出会っていき、彼らと共に海賊王になるための航路を進んでいきます。

ここからはサイの強さや能力についてまとめていきます。ワンピースには魅力的なキャラクターが数多くの登場していますが、それらのキャラクターにサイの魅力は負けておらずファンからはかっこいいという評価を受けています。

ワンピースにおいて強いキャラクターは悪魔の実によって何かしらの能力を持っていますが、サイの場合は悪魔の実を食べていない非能力者です。戦闘時には鍛え抜いた八衝拳を用いた技を使い、中でも足技はサイにとって一番の得意技となっています。

サイの懸賞金は2億1000万ベリーです。この金額はワンピースにおいて高額な方ですが、ゾロ曰くサイはまだ成長途中にあるとされているため、今後の成長次第では更に懸賞金が上がる可能性があります。

サイが使用できる覇気は武装色と見聞色です。見聞色についてはまだ発動した場面が描かれていませんが、ドレスローザでは武装色の覇気を纏いラオGを一撃でノックアウトしていました。このことからサイはかなり手練れの覇気使いだと推測できます。

サイはドン・チンジャオと戦った際、氷の大地を割るほどの威力を持つチンジャオの一撃を武脚跟（ブチャオゲン）で対抗し、チンジャオの頭をへし折りました。そこで力が覚醒したと正式に八宝水軍の首領に選ばれると、その後もラオGを一発で倒すなど、懸賞金額に見劣りしない圧倒的な力を見せつけています。

現状ワンピースにて描かれているサイの必殺技は武脚跟（ブジャオゲン）のみです。武装色の覇気を足に纏わせ踵落としを繰り出す技となっており、チンジャオとの戦いに勝利した後は技の名前が錐龍錐釘（きりゅうきりくぎ）に改名されました。

ここからはサイとベビー5の関係についてまとめていきます。ワンピースにおいてサイとベビー5は夫婦として描かれていますが、その馴れ初めが本編で描かれているとサイのかっこいい一面が表現され話題になりました。

ベビー5はドンキホーテ海賊団の使用人兼殺し屋だった女海賊です。使用人の制服であるメイド服に身を包んだスタイルのいい美少女で、ベビー5という呼び名はドンキホーテファミリーのコードネームで本名は現状明かされていません。サイと結婚してからは八宝水軍の船に同船しています。

ベビー5はブキブキの実の能力者であり体のあらゆる部位を武器に変身させることができます。変身できる武器の種類に制限はなく、ベビー5は主に腕を刃物に変えたり、足を銃に変えて戦うことが多いです。ワンピース作中ではグルグルの実の能力者であるバッファローと連携技を披露したこともあります。

2人の馴れ初めはドフラミンゴ討伐戦で偶然出会ったところから始まっています。互いに敵として対峙し命をかけた戦いが始まるのですが、ベビー5はサイの言葉をことごとくズレた捉え方をしていき、果ては戦いをしながらサイに惚れてしまいました。そして、サイが「死んでくれ」と発言するとその言葉通り自殺しようとしたベビー5。そこで彼女の異常さに気付いたサイは自殺しようとするのを止め彼女の事情に寄り添っていくのでした。

ワンピースの扉絵にてサイの故郷である花ノ国で2人が結婚した様子が描かれています。ドレスローザの一件が終わってから2人は晴れて夫婦になれたということです。この時のベビー5はサイの腕に抱き着き、幸せそうな笑みを浮かべていました。

ここからはサイの登場シーンや名言についてまとめていきます。巷でサイはかっこいいと評判になっていますが、その理由は彼の活躍や名言などに表れているそうです。実際にどんなかっこいいシーンを残したのか、登場シーンと共に解説していきます。

ワンピース本編中にて描かれたサイの登場シーンは主に2カ所あります。1つは初登場を飾ったドレスローザ編。もう1つは世界各国のトップたちが集まる世界会議です。具体的にどのような登場をしたのかそれぞれ解説していきます。

サイの初登場シーンはワンピース単行本71巻の704話『ルーシーとキュロス像』に描かれています。八宝水軍が花ノ国のギャングであるという紹介と共にサイも登場しました。この時のサイたちはメラメラの実をかけた闘技大会に参加しようとしていました。

ドレスローザ編が終了した後の世界会議にて、サイは花ノ国の護衛としてその場に登場しました。そこで偶然出会ったレオと会話したり、リュウグウ王国のしらほし王女が天竜人チャルロスに連れてかれそうになったところを助けたりしていました。

サイはワンピースにおける主要キャラではありませんが、男らしい生き様をしている彼の口からはかっこいい名言が幾つか残されています。ここでは、ワンピースファンから特に人気のある名言を2つ紹介していきます。

ベビー5と対峙していた時、サイの隣にいたラオGはベビー5のことを「便利な女」呼ばわりします。それに対してサイは上記のセリフを発しラオGに攻撃を仕掛けて反抗しました。サイにとって誰かを物扱いするのは言語道断で、たとえ性格が歪んだベビー5であってもそれは例外ではないと主張したこの瞬間は、多くのファンがサイのことをかっこいいと感じた場面でした。

大技のぶつかり合いの末ラオGとの戦いに勝利したサイ。そこで正式に八宝水軍の首領になれたサイは、堂々と上記のセリフを語ってみせました。器の大きさこそ首領レベルだったサイがその手で八宝水軍の首領を掴み取ったというこの瞬間は、世の男たちが痺れてしまう名場面でした。

ここからはサイの声優についてまとめていきます。ワンピースの盛り上がりはアニメ作品としても人気が高く、そこでドレスローザ編が放送されるとサイも出演し、原作よりも勇ましさを感じさせる演技が披露されました。

アニメ版ワンピースにてサイを演じた声優は橋本晃一（はしもとこういち）さんです。男らしい厚みのある低音が魅力的な声優であり、渋い男のキャラクターを演じることが多いです。また、安定感のある喋りからナレーターや朗読を担当することも多く、近年では声優講師となって後輩たちを指導する立場にもなっています。

本名は三橋洋一（みつはしよういち）。1953年1月12日の神奈川県生まれ。血液型はO型で身長は168cm、現在は所属がなくフリーですが、アーツビジョンや賢プロダクションなど多数の事務所で活動実績を残しています。大学生時代に頃に演劇を始めており、俳協の募集を知りそれに応募したことで声優の道に入りました。初のレギュラーは1974年の『一発貫太くん』の郷則久です。

これまでサイに関する情報をまとめてきました。ドレスローザや世界会議などでかっこいい描写がされていたサイでしたが、実際のところ、ワンピースファンたちは本当にサイのことをかっこいいと感じているのでしょうか？ここではサイに対する世間での評判や人気について、ネット上に出回っているリアルな声を参照して見ていきます。

サイに関するコメントで多く寄せられていたのは、ドレスローザ編での活躍がかっこよかったというものでした。ベビー5を前にチンジャオと決戦を繰り広げたところはワンピース界でも名場面として語られており、かなり人気のあるシーンだったそうです。

サイとベビー5のカップリングが好きだと語るファンも大勢いました。ドレスローザ編が連載されている当時はまさかこの2人が結ばれると思っていたファンはおらず、まさかの展開に多くのファンが驚かされていましたが、公式で結婚が明かされた後にはベビー5にぜひ幸せになってほしいという声が多く寄せられていました。

世界会議にてサイが再登場するのですが、そのことに疑問を感じる声が幾つか挙がっていました。サイは懸賞金をかけられている立派な海賊であるため、国の王族たちが集まるような場所に来れたのには相応の理由があるだろうと考察までされています。

サイは強く人情深い性格をしたキャラクターで、ベビー5と出会った場面では彼のカッコよさが全面に出ていました。サイは登場頻度が少ない人物ではありますが、世界会議で登場したこともあり今後もどこかで再登場する可能性が高いでしょう。世界会議以来のサイの活躍が描かれる時を期待しておきましょう。