【ワンピース】サッチの強さや能力とは？黒ひげとの関係や生存説を考察

サッチは白ひげ（エドワード・ニューゲート）率いる白ひげ海賊団の船員で、4番隊隊長を務めていました。リーゼントでコックさんのような服装が特徴。誕生日は3月4日で、北の海の出身です。特技は料理で、白ひげ海賊団の料理長も兼任していました。

サッチの性格は比較的フランクな性格だったようです。かつて白ひげの命を狙っていたエースに声をかけたり、面倒見のいい兄貴分だったことがうかがえます。

サッチの初登場は『ワンピース』単行本の57巻、「エースと白ひげ」です。『ワンピース』のアニメの初登場は第461話、「決戦の幕開け！エースと白ひげの過去」です。白ひげ海賊団の船員として初登場します。

サッチとエースは兄弟のような関係でした。エースから白ひげについて相談された際には間に入って話を取り持ってあげていました。さらにエースが白ひげ海賊団に入団した際の身元預かり人になるなど、エースの面倒を見る優しい兄貴分となりました。

『ワンピース』は尾田栄一郎著によって1997年より『週刊少年ジャンプ』にて連載されている大人気少年漫画。冒険、友情、努力など少年漫画の王道をいく漫画です。少年だけでなく大人にも刺さるエピソードがたくさんあり、幅広い年代から支持を集めています。漫画だけでなくアニメ化、映画化もされ、ハリウッドでの実写化も決定するなど世界からも注目を集める作品です。

時は大航海時代。かつての海賊王ゴール・D・ロジャーが遺したという「ワンピース（ひとつなぎの大秘宝）」を求め、海賊たちは冒険へと旅立ちます。主人公のルフィも海賊に憧れる少年でした。ある日、「ゴムゴムの実」を食べてしまいゴム人間になってしまいます。一生泳げない体になったルフィですが、海賊王を目指し海へと旅立つのです。

サッチは「悪魔の実」の能力者ではありません。登場回数が少ない為、戦闘のシーンもほとんどありません。しかし2つ食べてしまうと体が破壊されてしまうと言われている「悪魔の実」を食べようとしていたので、「悪魔の実」の能力は元々持っていなかったと考えられます。

サッチの使用する武器は剣です。二本の剣を使って戦います。戦闘シーンが少ないので、どのように戦うかなど詳細は分かっていません。

サッチは戦闘シーンが少ない為、どれほどの実力があるのかハッキリ分かっていません。しかし、強者揃いの白ひげ海賊団の隊長を務めるということは、相当な実力を持つ者であったことは間違いありません。白ひげ海賊団の隊長は他にも1番隊隊長のマルコ、2番隊隊長のエース、3番隊隊長のジョズがいます。この並びに名前を連ねるサッチは「悪魔の実」の能力者でなくとも強かったと考えられます。

黒ひげことティーチに殺されてしまいます。それは、「悪魔の実」である「ヤミヤミの実」を奪う為でした。白ひげ海賊団では「悪魔の実」は最初に見つけた者が食べていいというルールになっており、たまたま「ヤミヤミの実」を見つけたサッチが犠牲になってしまったのです。黒ひげはずっと「ヤミヤミの実」を狙っていました。

実はサッチには生存説と黒幕説があります。サッチの生存説と黒幕説について考察しました。

黒ひげが「ヤミヤミの実」を奪う為に殺害したと思われていますが、死亡した姿は描かれていません。死んだというのは黒ひげの発言のみで判断できること。死んだと確信できるシーンはありません。サッチは白ひげ海賊団の隊長も務める実力者です。黒ひげだとしてもそう簡単に倒せる相手ではないはずです。

サッチと黒ひげには共通点がいくつかあります。まずは、名前の共通点。黒ひげのモデルとなったのが、実在した海賊のエドワード・ティーチという海賊。このエドワード・ティーチにはエドワード・サッチという偽名があるのです。伏線の多い『ワンピース』で2人の名前が無関係とは考えにくいです。さらに黒い髭があるという点も共通しています。サッチは髪の毛は茶色なのに顎鬚だけが黒いという変わったスタイルです。これも違和感を感じるので意味があるのではないかと考えられます。

黒ひげはサッチのことを仲間ではなく友達と呼んでいました。そんな相手のことを「悪魔の実」が欲しいからと言って簡単に殺してしまうとは考えにくく、実は生きていて、影ながら黒ひげをサポートしているのではと考察できます。黒ひげは自分の海賊団を作りたいと思っていて、なにより「ヤミヤミの実」を手に入れたいと思っていました。「ヤミヤミの実」を渡す代わりに黒ひげ海賊団の幹部を約束した可能性は十分にあります。

偽名は第三者を欺くときにも使用します。偽名の通りに第三者を欺く為に死んだと偽造し、裏から黒ひげを利用している可能性があります。目的はわかりませんが、裏から世界を支配するという野望があったとして、黒ひげが「ヤミヤミの実」を欲しがっているのを知っていて、わざと黒ひげに「ヤミヤミの実」を見せて、取引をしたとも考えられます。

黒ひげが取得した「ヤミヤミの実」の能力には、対象物を引きずり込み貯蓄する力もあります。この能力でサッチの体ごと吸収したのではないかと考えられます。黒ひげは後に白ひげの「グラグラの実」の能力も手に入れます。「悪魔の実」は一人に1つと言われているのに黒ひげが2つ目の「悪魔の実」を食べられたのも、黒ひげの中にもう一人いるからと考えられるのです。

「悪魔の実」のために友達である黒ひげに殺されたサッチは、悲運の男として人気があります。再登場を望む声も多くありますが、殺された設定なので本編に登場する可能性は低いでしょう。もしも再登場するとしたら黒ひげ海賊団の幹部としてか、黒ひげ海賊団の黒幕、もしくは別の海賊団として登場するなど予想されます。『ワンピース』の物語では、死んだと思われていたキャラが何年後かに再登場することもあります。可能性はゼロではありません。

サッチの声を担当するのは声優の真殿光昭さんです。イケメンキャラから三枚目までこなす実力派の声優です。 

真殿光昭さんは1964年7月28日生まれのB型。大阪府出身の声優です。悪役や大阪弁を活かしたキャラを多く演じています。『ワンピース』では他にもスクラッチメン・アプーというキャラも担当しています。数々の有名作品に出演するベテラン声優です。

真殿光昭の主な出演作品は『コードギアス反逆のルルーシュ』の扇要です。組織の中で重要な存在であり、後に日本の首相となる人物を演じています。

もしも黒ひげでなくサッチが「ヤミヤミの実」を食べていたらどういうストーリーになっていたのか気になる方がたくさんいました。

「ヤミヤミの実」を奪う為に殺されたサッチを思うと3人が同じ海賊から由来する名前だったというのも意味深に感じるようです。

登場回数の少ないサッチですが、いい奴であることはわかります。殺す必要はなかったのではという声もたくさん上がっていました。

「悪魔の実」には意志が宿っていると考える方もおり、今後のストーリーにサッチが関係してくるか注目です。

もしも上司だったら・・・きっと頼りがいのある素敵な上司になるでしょう。仕事で行き詰ったときも相談をしたら親身になってくれるはず。エースと白ひげの間を取り持ったようにきっと助けてくれるでしょう。

もしも父親だったら・・・一緒に遊んでくれる楽しい父親になるでしょう。もちろん楽しいだけでなく世間の厳しさも教えてくれる頼れる父親が想像できます。

もしも彼氏だったら・・・明るいキャラのサッチが彼氏ならきっと毎日楽しいでしょう。お料理も上手なので、一緒に料理を作って楽しめそうです。ただし町で助けた女の子を口説く一面もあるので、そんなサッチの性格を心配することにはなりそうです。

友達だと思っていた黒ひげに殺されてしまった悲しい運命の人物。登場シーンが少ないので、白ひげ海賊団の4番隊隊長であったこと以外、不明なことが多いです。不明な点が多いにも関わらず、人気があり、愛されているキャラクターです。そんなサッチの再登場を期待する声も多く、今後の展開から目が離せません。