【ワンピース】ロジャー海賊団のメンバーまとめ！強さや能力も紹介

ロジャー海賊団とは、海賊王ゴール・D・ロジャーが船長の海賊団で、『ワンピース』の物語の中で唯一偉大なる航路（グランドライン）を制してラフテルに辿り着いた伝説の海賊団です。伝説と言われている海賊団だけあって、その全容は謎に包まれていました。『ワンピース』の世界に大海賊時代を到来させたことにも大きく関わっている伝説の海賊団です。

伝説の海賊団・ロジャー海賊団が偉大なる航路を制覇してラフテルに辿り着いたのは25年前です。ロジャー海賊団の船長・ロジャーは、そこにひとつなぎの財宝・ワンピースを置いてきたと処刑の際に口にしました。それによって、大海賊時代が幕を開けたのです。ロジャー海賊団は後述する理由により解散となりましたが、多くのメンバーが名の知れた大海賊となり、海賊から足を洗ったメンバーも伝説の海賊として恐れられています。また、多くのメンバーは『ワンピース』の物語の中でも大きな謎とされる空白の100年やDの意志について知っているとされています。

また、ロジャー海賊団の船を作ったのは伝説の船大工・トムであり、とても強靭な宝樹と言われているアダムで作られています。海賊船の名前は「オーロジャクソン号」です。

『ワンピース』に登場する海賊団には、白ひげ海賊団や金獅子海賊団のような傘下を抱える大きな組織の海賊団がいくつもありますが、ロジャー海賊団には傘下となる海賊団は存在していませんでした。傘下を持たなかった理由は不明です。船長と副船長を含めて海賊団のメンバーは30人～50人くらいと言われていて、大海賊と言われる海賊団や四皇に比べると比較的人数は少なかったようです。ですが、ロジャー海賊団のメンバーの種族には特に縛りはなく、様々な種族が乗船していて、メンバーの中には覇王色の覇気を習得しているメンバーが最低でも5人はいたと言われているため、組織力としてはかなりの力があったと考えられます。

『ワンピース』は尾田栄一郎先生の作品で、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で1997年から長期連載されている海賊たちの物語です。アニメや映画、ゲームなど様々なメディアで展開されている『ワンピース』は、世界中で親しまれる作品となりました。2022年6月に、1カ月の休載を挟んで最終章へと入ることが発表され、とても話題となっています。

主人公のルフィは、海賊になることを夢見る少年でした。伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが残したひとつなぎの大秘宝・ワンピースを見つけて海賊王になるため、ルフィは17歳になったある日フーシャ村から旅立ちました。旅の途中で仲間達を集めていき、ルフィはたくさんの困難を乗り越えながら偉大なる航路へと突入します。

ここからは、伝説の海賊団・ロジャー海賊団の主なメンバーをご紹介していきます。まずはじめに、幹部メンバーから詳しく見ていきましょう。

ロジャーが所持していた武器は最上大業物12工 愛刀「エース」です。ロジャーは悪魔の実の能力者ではありませんでしたが、天災級と言われるほどの強さを持っていました。白ひげとの戦いでも笑みを浮かべるなど、楽しそうに戦う様子が描かれています。ガープとも何十回も死闘を繰り広げた仲でした。そんなロジャーですが、性格はとても楽天的で仲間思いです。そして、子供のような無邪気さもある人物でした。

ルフィに覇気の修行をつけた人物であり、3種類すべての覇気を鍛え上げています。戦闘時は剣を使っているようですが、名刀と呼ばれるものではなく一般的な剣のようです。体術にも優れていて、現在でも海軍本部大将である黄猿と互角に戦えるほどの能力を持っています。とても冷静に物事を判断する人物ですが、楽観的な一面もあるようです。また、シャッキーには、酒と遊びと美女が大好きなジジイと言われています。

偉大なる航路の入り口・双子岬で灯台守をしていましたが、ラブーンを預けたルンバ―海賊団が戻ってこないため、ロジャー海賊団に船医として乗り込んでルンバ―海賊団の消息を辿りました。戦闘能力に関しては不明ですが、武器として銛を構えているシーンが描かれていたことや、ロジャーとよくケンカしていることが描かれているため、それなりの強さはありそうです。Mr.9ペアのバズーカ砲2発を同時に受け止めた際にも軽傷だったことから、身体能力が常人よりは優れていることがわかります。

名前以外はほとんど不明となっているスコッパーですが、海図を描いていたことや、アニメ版で操舵するシーンや船の不調を報告するシーンなどが描かれたことから、航海士や操舵手ではないかと予想されています。また、戦闘時には両手に斧を構えているシーンが描かれていたので、それなりの戦闘力がありそうです。名前にコッパーという銅を表す単語が含まれているため、ロジャー海賊団では3番目の実力者なのではないかと言われています。

伝説の海賊団・ロジャー海賊団の幹部メンバーをご紹介してきました。ここからは、それ以外のメンバーの中でも主要なメンバーについて見ていきましょう。

ルフィが海賊に憧れたきっかけとなった人物です。『ワンピース』の物語の中では戦闘シーンが描かれていないため、戦闘スタイルや技などは不明ですが、グリフォンと呼ばれる長剣を所持しているので、その剣を使って戦うものと考えられます。左腕を失う前は、鷹の目のミホークとは互角の強でした。片腕となってからも、白ひげと斬撃をぶつけ合った際には天が裂け、マグマの攻撃を剣のみで軽く受け止めるなど、実力の高さが垣間見えます。

シャンクスはとてもおおらかな性格であり、自分が何を言われても笑って済ませる人物です。ですが、友人や仲間が傷つける相手には容赦はなく、仲間を助けるためであれば何でもするという仲間思いな性格でもあります。現在は赤髪海賊団の船長であり、四皇と呼ばれています。

大砲を使った派手な破壊攻撃を好むようで、特殊な砲弾の「特製バギー玉」を所持しています。また、ナイフをたくさん所持していて、バラバラの実の能力と組み合わせたりして相手を斬り刻みます。実力的にはそこまで高くないようですが、持ち合わせた高いカリスマ性で実力をカバーしています。鼻に強いコンプレックスを持っているため、鼻のことに触れられると激怒します。基本的には騒がしいギャグ担当的な存在で、悪人ではありますが根っからの悪党ではないため憎めないキャラとして人気を集めています。

バギー海賊団の船長を経て、現在は海賊派遣会社バギーズデリバリーの座長を務めています。

イヌアラシはモコモ公国の国王です。光月おでんの従者としてロジャー海賊団に入りました。犬のミンクであるため、ミンク族特有のエレクトロ（電撃）が使え、満月を見ると月の獅子（スーロン）となることができ戦闘能力が高まります。真面目で優しい性格をしていて懐も深く、国民からの信頼が厚い人物です。

モコモ公国の夜の王で、正式な国王であるイヌアラシと同じ権力を持った人物です。イヌアラシと同様に光月おでんの従者としてロジャー海賊団に入りました。巨体にもかかわらず俊敏に動くことができ、獣化したジャックを投げ飛ばすほどの怪力を持った人物です。ネコマムシもミンク族であるため、スーロン化することができ、戦闘能力はイヌアラシ同様に高いです。

とても体格のいい姿が特徴的な人物です。『ワンピース』0巻で登場していますが、名前とその姿以外は何も明かされていないため、謎の人物となっています。

光月おでんはワノ国の元九里大名です。白ひげ海賊団で2番隊隊長を務めていましたが、ロジャーにスカウトされてロジャー海賊団に入りました。大業物21工「天羽々斬」、大業物21工「閻魔」を使う二刀流の侍で、山の神と呼ばれる巨大な猪（街を一つ喰らえるほどの大きさ）を、真っ二つに両断できるほどの実力を持っています。器の大きい自由奔放な性格で、とても破天荒な人物だったため、疎ましく思う国民も多かったですが、家臣からの信頼は厚かったようです。

ダグラス・バレットは、14作目の劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』で登場したキャラです。ロジャーをいつか倒して超えるべき存在としていて、ロジャーの強さの理由を知るためにロジャー海賊団に入りました。ガシャガシャの実の能力では、触れた無機物を自分の身体と合体させたり、無機物同士を融合させて変形させることができます。

光月トキは光月おでんの妻で、おでんが白ひげ海賊団に入るテストを受けている時に出会いました。戦闘シーンがほとんど描かれていないため戦闘能力は不明ですが、刀を使うシーンから剣術は使えるものと考えられます。トキトキの実の能力では、対象者を未来の同じ場所に飛ばすことができますが、過去へ飛ばすことは不可能のようです。病に倒れたため、おでんよりも先にワノ国へと戻りました。

ワノ国でオロチやカイドウと戦った際には、モモの助達を20年後に飛ばしましたが、その理由は謎です。

モモの助は、おでんとトキの間に生まれた子供です。肉体年齢に応じた流の姿に変身できますが、親の仇であるカイドウの姿とあまりにも似ているため、モモの助は複雑な心境を抱いており、とても不安定な能力となっています。また、子供であるため戦闘能力は未熟で、日々剣術に励んでいるようです。

光月日和もおでんとトキの間に生まれた子供です。トキがモモの助達を20年後へと飛ばした際に、モモの助に何かがあっても光月家の血を絶やさないために日和はおでん城に残りました。そして水路を使って脱出し、小柴として素性を隠しながらモモの助が戻ってくるのを待ちました。小柴はオロチによって殺されていますが、当初どのようにして生きていたのかは謎でした。この謎については『ワンピース』の作中で、血糊を仕込んでいたことが判明しました。

伝説の海賊団・ロジャー海賊団のメンバーについてお伝えしてきました。ここからは、当時ロジャー海賊団のライバルとして崖しい戦いを繰り広げた海賊達をご紹介していきます。

パトリック・レッドフィールドは、原作やアニメには登場しないキャラです。伝説の海賊団・ロジャー海賊団のライバルとしては、ゲームで登場したオリジナルのキャラです。バットバットの実モデルバンパイアの能力者で、吸血鬼に変身することができます。

伝説の海賊団・ロジャー海賊団の謎は少しずつ明かされてきていますが、まだまだ多くの謎があります。ここからは、ロジャー海賊団の船に巨大な卵があった理由や、麦わら帽子が引き継がれていった理由、ラフテルについて考察していきます。

ロジャー海賊団の船には、巨大な卵が描かれていますが、この卵について『ワンピース』の作中では何も触れられてきませんでした。いったい何の卵で、船に乗せている理由は何なのでしょうか？初めてこの卵が登場したのは、まだラフテルに辿り着く前だったので、ロジャーが卵を乗せている理由が偉大なる航路を制覇するためなのではないかと考えられていました。ですが、ロジャー達がラフテルから戻ってくる船にも同じ卵が描かれていたため、ラフテルに辿り着くためという理由は可能性としてはかなり低くなりました。

他にも、この卵は「龍の卵」「海王類の卵」「恐竜の卵」「ウラヌス」などという考察がされていますが、情報が少ないためどれも決定打には欠けるようです。

ルフィがシャンクスから預かった麦わら帽子は、元々はロジャーがかぶっていた麦わら帽子のようでした。シャンクスが見習いとしてロジャー海賊団の船に乗っていた頃に譲り受けています。ですが、どのような理由で譲り受けたのかは描かれていません。また、五老星が跪く正体不明のイムが向かった部屋に麦わら帽子が置いてありました。ルフィへと引き継がれた麦わら帽子と関係があるのでしょうか？今後の展開が気になるところです。

ロジャーは、ラフテルに辿り着いてひとつなぎの大秘宝を見つけた後大笑いしていました。同じようにレイリーも涙を流しながら大笑いしたとおでんが記しています。おでんが書き残した海賊日誌には、ひとつなぎの大秘宝を見つけたことで、「空白の100年」「Dの一族」「古代兵器」「ワノ国が開国していたこと」「膨大な宝が本当に存在していたこと」がわかったと書いてありました。このことから、ロジャー海賊団はひとつなぎの大秘宝を見つけたものと考えられます。

偉大なる航路を制覇して辿り着く最終地点であるラフテル。元々その島にはラフテルという名前はありませんでした。ラフテルという名称は、ロジャーがひとつなぎの大秘宝を見つけて大笑いした後につけた名称です。このことは『ワンピース』の物語の中で描かれています。ラフテルの意味は笑い話。実際にはひとつなぎの大秘宝というものが何なのかは描かれていませんので、大笑いした理由は謎のままです。

ロジャー海賊団は、ラフテルから戻ると解散となりました。その理由は船長であるロジャーが病に侵されていて、残された寿命が長くはない末期の状態だったからです。ロジャーは船医であるクロッカスに大量の薬を渡されて船を降りました。こうして、伝説のロジャー海賊団が解散した翌年に、ロジャーは海軍に自首をして処刑されました。

ロジャー海賊団がラフテルに向かう時、バギーが熱を出していけなくなった理由は悪魔の実の能力者だったからだと考察しているファンもいるようでした。ラフテルについては謎に包まれた部分が多く、ファンの鋭い考察が繰り広げられています。

ロジャー海賊団の中でもよく名前が取り上げられているのがバギーです。バギーがロジャー海賊団で見習いをしていたことに驚くファンや、実はバギーは強いのだけれど、周りがもっと強いから比べられるのが可哀想と呟くファンが多いようです。憎めないキャラで人気の高さがうかがえます。

ロジャー海賊団の中でも、レイリーの強さに注目するファンが多いようです。ロジャー海賊団で副船長としてロジャーを補佐していたのですから、当然の強さと言えるでしょう。前線から退いている現在でも、ルフィのギア4を簡単に止めてしまう強さはさすがです。

伝説の海賊団・ロジャー海賊団のメンバーをご紹介してきました。ロジャー海賊団には傘下となる海賊団はいませんでしたが、船員それぞれが強さと実力を備えており、覇王色の覇気を身につけたメンバーが最低でも5人はいたと言われていることから、とても強いメンバーが集まった海賊団だったということがわかりました。ルフィ達は、ロジャー海賊団に続いてラフテルに辿り着けるのでしょうか？ラフテルやワンピースの謎も含め、今後の展開が楽しみです。