【ワンピース】パンダマンの正体は誰？悲しい過去や声優も紹介

『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する隠しキャラ「パンダマン」をみなさんご存知ですか？『ONE PIECE（ワンピース）』の漫画のカバー裏や『ONE PIECE（ワンピース）』アニメ、映画版などで登場するパンダマンはウォーリーのように探すのを楽しまれている隠しキャラクターです。そんなパンダマンの正体や過去、『キン肉マン』との関わり、『ONE PIECE（ワンピース）』での声優などについて紹介していきましょう！

『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する「パンダマン」はメインキャラクターや物語に絡んでくるキャラクターではありません。しかしながらカバー裏のイラストや本誌コマに隠れて別の物語を展開するなど『ONE PIECE（ワンピース）』ファンにとってはなくてはならない隠しキャラがパンダマンとなっています。なぜこんなにも『ONE PIECE（ワンピース）』のファンにパンダマンが愛されているのかを辿っていきましょう！

そんな多くのファンに愛される『ONE PIECE（ワンピース）』は「尾田栄一郎」先生によって描かれた大冒険海賊漫画になります。「尾田栄一郎」先生は後述の『キン肉マン』のファンでもありパンダマンもそういった経緯から生まれたとされています。漫画は1997年集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載がされてから2022年まで実に20年以上も連載が続いています。

東の海で海賊になることを夢見ていた少年「モンキー・D・ルフィ」は「赤髪のシャンクス」と呼ばれる大海賊との約束と自身の夢を叶えるために冒険へと繰り出していき、東の海の果て、偉大なる航路の先にあると言われる伝説の島「ラフテル」を目指します。一方でそんな麦わらの一味の冒険が記された『ONE PIECE（ワンピース）』のカバー裏では「パンダマン」もまた大航海に出ていることが明らかになるのでした…！

パンダマンはもともと「ゆでたまご」先生の『キン肉マン』における、読者投稿企画へと参加するべく考案されたキャラクターで、『キン肉マン』では主にゲームなどにタイアップキャラクターとして登場しました。そんな2作の架け橋でもあるパンダマンを尾田栄一郎先生もゆでたまご先生も気に入り、以降『ONE PIECE（ワンピース）』にもちょくちょく隠しモブキャラ枠として登場するようになったのです。

そんなパンダマンには『キン肉マン』側の元ネタにあたるキャラクターが存在し、それは『キン肉マン』最初期に「悪魔超人」と呼ばれるヒール役として登場しています。この『キン肉マン』のキャラクターが原点とは明言されていませんが、尾田栄一郎先生のパンダマンのエッセンスになっているのは間違い無いでしょう。

『ONE PIECE（ワンピース）』95巻の表紙カバーを外すと、なんと赤髪のシャンクスの描かれた場所がパンダマンになっていたりします。まだまだ謎の多い赤髪のシャンクスが、もしかしたらパンダマンの正体なのではないかと考察する人もいます。公式設定によるとパンダマンは220cmなので、シャンクスではないかもしれませんが。パンダマンは一体誰なのかはファンの考察が尽きないポイントです。

『ONE PIECE（ワンピース）』のパンダマンは、幼い頃に竹藪の中に置き去りにされて、その藪に住むパンダに育てられて今の姿があるとされています。その影響かパンダマンがゲームなどで発するセリフには「ササァー！」といった掛け声も確認できます。

またその置き去りにあった時期が『ONE PIECE（ワンピース）』世界の中でいつに起きたのか、パンダマンが何歳なのかについても謎に包まれています。そのことから、パンダマンの過去は読みづらく余計に「●●が正体では？」という疑惑を生み続けています。

また、どこにでも潜む神出鬼没のパンダマンはなんと「かぐや姫をみた」という話をしていじめられた過去があるといいます。このことから、もしかしたらパンダマンはワノ国の生まれなのかもしれません。

この章では『ONE PIECE（ワンピース）』のパンダマンに、実は存在している担当声優さんについてご紹介していきましょう！

そもそもパンダマンがいつ声を出しているのかですが、これは主にゲーム『ONEPIECE グランドバトル！』（2001）『キン肉マンⅡ世 新世代超人VS伝説超人』（2002）で聞くことができます。そんなパンダマンの声優を担当しているのは、声優の「大場真人（おおばまひと）」さんです。

「大場真人」さんは声優事務所「青二プロダクション」所属の声優さんです。1990年の『かりあげクン』以来30年以上も日本の声優業界を支えています。特技は日本太鼓と渋く、アニメだけでなくニュースやバラエティ番組のナレーションも務めています。

そんな「大場真人」さんの代表作は『キン肉マンII世』（2002〜2006）の「ジェロニモ」役や『出ましたっ!パワパフガールズZ』（2007）の「マスク・ド・メキシコ」役、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』（2014）の「ブラックパンサー」役や『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』（2018）の「エルネスト・メックリンガー」役などがあります。また『ONE PIECE』でも「スモーカー大佐（2代目）」など多数の役を担当しているのも特徴です。

パンダマンは『ONE PIECE（ワンピース）』の原作コマの中に紛れ込むだけでなく、カバー裏で独自の外伝ストーリーを築いているのも特徴です。この章ではそんなパンダマンのカバー裏での描かれ方を、かいつまんで一部紹介しましょう！敢えてすべての巻は網羅しませんので、ぜひ気になったら漫画を手に取ってみてください。

『ONE PIECE（ワンピース）』リトルガーデン編が描かれる第15巻のカバー裏では、パンダマンがどこかで花見をしているのが描かれています。月見団子にカエルと季節がバラバラなので、偉大なる航路のどこかということになるのでしょうか…？

アラバスタ編にあたる『ONE PIECE（ワンピース）』19巻では、パンダマンは『アルプスの少女ハイジ』に登場するような牧草地帯でブランコを漕いでいます。

同じくアラバスタ編にあたる『ONE PIECE（ワンピース）』21巻では、バロックワークスの錚々たる面々のうち、サー•クロコダイルがパンダマンに置き換わっています。このことからサー•クロコダイルがパンダマンの正体だという説もあがりましたが、このあといろんなキャラクターと置き換わることになったので、ジョークだとみられています。

ドレスローザ編にあたる『ONE PIECE（ワンピース）』77巻では、ドフラミンゴの位置がパンダマンになっています。豊かながら引き締まった筋肉のドフラミンゴだと入れ替わってもマスクをつけているだけに見えるので、二度見必須と言えるでしょう。また、裏表紙側でも地図を縦横無尽に旅するパンダマンを見つけられることもあります。そういった遊び心もまた『ONE PIECE（ワンピース）』の面白いポイントなのです。

最後に『ONE PIECE（ワンピース）』ファンのたのしみにもなっているパンダマンの人気をTwitterから拝見してみましょう！

こちらの方はアニメ映画版の『ONE PIECE』でパンダマンを探すのがルーチンになっていると話しています。見つけられると楽しくなるという方も少なくないのではないでしょうか？

こちらの方はパンダマンをみつけた喜びを叫んでいます。パンダマンを本誌やアニメ、映画でみつけた時の喜びはウォーリーをさがせやみっけに近いものがあるとファンの間では話題です。実際にウォーリーをさがせともタイアップしたりしていますので気になる方は挑戦してみるといいでしょう！

2022年のワンピース映画『FILM RED』にもパンダマンが潜んでいるという証言がTwitterで散見されています。本当にパンダマンの正体がシャンクスだったのかを見極められるいい機会かもしれません。

『ONE PIECE（ワンピース）』の「パンダマン」は面白い隠れキャラとしてファンを楽しませています。実際に見た人にしか味わえないワクワク感をたくさん提供してくれるパンダマンを探しに書店や劇場に行ってみるのも楽しいかもしれません。今後の隠れキャラ・パンダマンの密かな活躍に期待です。