【ワンピース】モネの強さや能力を考察!シュガーとの関係や声優も紹介!
『ワンピース』の「パンクハザード編」で登場したモネ。美女の容貌に鳥の翼と脚を持つ「ハーピー」の姿をしていた彼女は、謎多きキャラクターでした。「ドレスローザ編」で登場したシュガーとの関係や、モネ自身の能力など、『ワンピース』作中で描かれた情報を調査し考察しました。
目次
【ワンピース】モネとは?
モネは『ワンピース』の「パンクハザード編」で登場したキャラクターで、敵側の大海賊団「ドンキホーテ海賊団」の幹部でした。「パンクハザード編」の登場シーンでの活躍の他、「ドレスローザ編」で描かれた過去エピソードにも登場していますが、現在の生死やモネ自身の過去など不明なことは多く、謎多きキャラクターです。
今回の記事では、モネの登場シーンから推察するモネ自身の能力やモネの戦闘力についての考察や、未だ不明であるモネの生死についてなど、モネに関する情報をまとめ、モネの謎について考察していきます。
モネのプロフィール
- 名前:モネ
- 誕生日:8月27日
- 年齢:30歳
- 身長:227cm
- 所属:ドンキホーテ海賊団(幹部)
- 能力:ユキユキの実
モネはドンキホーテ海賊団の幹部である「ドンキホーテファミリー」の一員で、美しい容姿に鳥の翼と脚を持つハーピーの女性です。過去編では人間の姿をしているため、元からハーピーとして生きていたわけではなく、同じくドンキホーテファミリーの一員であるトラファルガー・ローの能力によって改造を施されているのだと考えられています。モネの姿に関しては作中での説明がなく、モネの謎の一つです。
モネの性格
モネは敵側の幹部らしく冷徹かつ残忍な性格をしており、パンクハザードでの人体実験の被験者である子供達に対しては実験対象以上の感情は持っておらず、モルモットを手懐けるように子供達に接していました。戦闘時は相手の戦闘力を分析して、相手に合わせて正面攻撃や搦め手を使い分ける戦う冷静さを持っています。
ドンキホーテファミリーの長であるドンキホーテ・ドフラミンゴに対しては大きな忠誠心を抱いており、自らの命を進んで差し出すことができるほどです。また、作中では海兵から容姿を褒められて照れるなどの可愛らしい面も描かれています。
ワンピースの概要
『ONE PIECE(ワンピース)』は尾田栄一郎(おだ・えいいちろう)先生による漫画で、週刊少年ジャンプで連載されています。1997年から連載開始し、1999年からは1TVアニメ版も放送が始まったワンピースは、子供から大人まで国内外問わず大人気の作品で、多数のメディアミックスや数多くのスピンオフ作品が制作されています。
「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」と呼ばれる財宝をめぐる旅路と闘いを描く物語『ワンピース』は、海賊というアウトローな存在を主軸に置きながらも、キャラクターの人間的成長や、人と人との絆、誇りある生き様などを描いており、『ワンピース』作中からはいくつもの感動エピソードや名シーン、名言が生まれています。
ワンピースのあらすじ
ひとつなぎの大秘宝を手にして海賊王となることを目指し、故郷を旅立った少年ルフィ。海賊狩りのゾロを始めとした仲間達と共に様々な冒険を繰り広げ、ルフィは「ひとつなぎの大秘宝」が眠る海の更なる難所「新世界」での航海に乗り出します。
新世界突入後、ルフィ達が訪れた島は政府が立ち入りを禁じた島、パンクハザード。そこで出会ったのは、科学者シーザー・クラウンとその秘書モネ、そして「ハートの海賊団」でした。ルフィ達はハートの海賊団の船長であるトラファルガー・ローと同盟関係を結び、パンクハザードの研究所を壊滅させた後、ローの仇敵であるドンキホーテ・ドフラミンゴが牛耳るドレスローザへと向かうのでした。
【ワンピース】モネの強さや能力
モネが『ワンピース』に登場した「パンクハザード編」では、モネの戦闘シーンも多く描かれていました。この項目では、モネの強さや能力について解説します。
モネの持つ悪魔の実の能力である「ユキユキの実」についての解説や、モネが使う技についてなど、モネの戦闘シーンを振り返りながら強さについて考察していきます。
モネは「ユキユキの実」の能力者
モネは悪魔の実の中でも自然現象を操る・自然現象と自らの身体を同化させることができる能力系統の「自然系(ロギアけい)」である「ユキユキの実」の能力者で、身体を雪と同化させたり、雪を自在に降らせることができる「雪人間(雪女)」です。
モネの強さ
ユキユキの実の能力を使った攻撃は、直接的な殺傷力のあるものというよりは、雪による体温低下や攪乱などの搦め手によるものの方が多く、戦略的な戦い方が求められます。モネはハーピーの翼で高所へ飛び上がって状況を確認し、また高い分析力で相手の力量を見極めた能力の使い分けによって、ユキユキの実の能力を活用して戦うという、敵としては非常に厄介なキャラクターでした。
モネはゾロに負けた?
モネはパンクハザードに侵入したルフィ達に敵意を向け、中でも女性を殺害することができないと思われたゾロと対峙して一度は優勢に立ったかと思われました。しかし、モネはゾロの実力と精神力を見誤っており、結局は返り討ちに遭い重傷を負ってしまいます。確かにゾロはモネを殺しはしませんでしたが、モネにとっては非常に屈辱的な敗北でした。
モネの技一覧
ゾロに敗北したとはいえ、確かな実力を持っていたモネ。モネが戦闘シーンで見せた、ユキユキの実の能力を活用した技を一部ご紹介します。
技①カマクラ
カマクラは、雪を分厚い壁に形成して相手からの攻撃を防ぐ防御特化技です。通常のカマクラでもルフィの攻撃を防ぐことができる硬度を持っていますが、より多くの雪を積み上げて壁を形成する「カマクラ十草紙」という強化版や類似技の「雪垣」といった技もあります。
技②抱き着き
こちらは相手に抱き着きながらユキユキの実の能力を発動することで、相手の体温を急速に奪い凍死させることを狙った技です。正式な技名は『ワンピース』作中では明かされてはいません。攻撃技として直接的な殺傷力のある技ではありませんが、モネよりも戦闘力の高い相手の体力を奪い戦闘力を低下させることのできる技であり、『ワンピース』作中ではルフィとの戦闘シーンで使われていました。
技③万年雪
万年雪は、ユキユキの実の能力によって雪を操り、相手の身体を雪に埋もれさせて拘束するという技です。こちらも直接的な殺生力はありませんが、抱き着きによる体温低下同様、相手の体力を奪うことや雪の重みによる足止めなどを見込める技です。
技④たびら雪 肌刀
たびら雪 肌刀(はだがたな)は腕(翼)を氷の刃に変えて相手に切りかかるという近接戦闘用の技です。『ワンピース』作中ではゾロとの戦闘シーンで使われていました。
技⑤雪兎
雪兎(ゆきラビ)は、モネが空へ飛びあがり、空中から地上へ大量の雪玉を発射する技です。一つ一つが小さな兎の形をしており、技名・見た目ともに可愛らしい技ですが、ほとんど氷の礫のような硬さの雪玉は強い殺傷力を持っています。
技⑥雪嵐
雪嵐(ふぶき)は、モネ自身の吐息とユキユキの実の能力を使って、積もっている雪を巻き込んだ大きな雪の竜巻を作り出す技です。攻撃のための技というよりは、相手の視界を制限し体力を削るために使う補助的な技です。
【ワンピース】モネとシュガーの関係
モネと同じくドンキホーテ海賊団に所属しているシュガーは、「ドレスローザ編」で非常に凶悪な活躍を見せていたキャラクターですが、『ワンピース』単行本での読者からの質問コーナーでモネとの関係が明かされた際には、『ワンピース』読者に対して大きな衝撃が与えられました。
こちらの項目では、モネとシュガーの関係についての解説や、モネとシュガーの両親についての考察をまとめていきます。
シュガーのプロフィール
- 名前:シュガー
- 誕生日:10月22日
- 年齢:22歳(外見年齢は10歳)
- 身長:110cm
- 所属:ドンキホーテ海賊団(幹部)
- 能力:ホビホビの実
シュガーは、モネと同じくドンキホーテ海賊団の幹部を務めており、ドフラミンゴによるドレスローザ支配の要を担っていました。10歳の少女の見た目でありながらも実年齢は22歳の成人女性です。
モネとシュガーは姉妹だった
モネとシュガーは、登場当初はドンキホーテ海賊団の幹部であるという以外の接点はないものと考えられていました。しかし、『ワンピース』単行本の質問コーナーで、モネとシュガーが姉妹であったという事実が明かされたのです。更には、モネ・シュガーの姉妹が不幸な境遇にあったところを救われる形でドンキホーテ海賊団に加入したこともわかり、この2人へ同情的な目線を向ける『ワンピース』読者が増えるきっかけとなりました。
モネとシュガーの両親を考察
姉妹であることが明かされたモネとシュガーですが、2人の両親が必ずしも同じ父親・母親であるとは限りません。『ワンピース』には血のつながりのない兄弟姉妹、父親・母親違いの兄弟姉妹も数多く登場します。モネとシュガーの両親はどのような人物なのか、『ワンピース』読者の考察を一部ご紹介します。
モネの両親
モネとシュガーを互いの立場から見比べると、同じドンキホーテ海賊団の幹部でありながらも、モネはパンクハザードの監視役、シュガーはドレスローザを支配するための重役と大きな差があります。2人が持つ悪魔の実の力の差かもしれませんが、そもそも2人が悪魔の実を口にしたのがドンキホーテ海賊団加入以前・以後のどちらなのかという点は不明です。
そのため、モネあるいはモネの親のどちらかが、平民ないし下層階級の生まれなのではないかと考えられています。
シュガーの両親
シュガーについては、ドフラミンゴこそがシュガーの父親なのではないかという説も立てられています。シュガーがドフラミンゴから非常に重要なポジションを任されている点と、シュガーが着用しているマントに鳥の羽、すなわちドフラミンゴの意匠が取り入れられている点、そして、シュガー(砂糖)という名前を含む鳥が存在することがドフラミンゴの名前と共通するという点から、この2人が実は親子なのではないかという説です。
シュガーとモネは、髪の色は同じですが瞳の形は異なります。そうした点からも片親違いあるいは血のつながりが全く無い姉妹なのではないかという説が読者によって立てられていますが、現状『ワンピース』作中や質問コーナーなどでの明確な回答はなく、2人の両親の存在は『ワンピース』の謎の1つとなっています。
【ワンピース】モネの声優
ドンキホーテ海賊団の幹部として暗躍し、敵役の女性キャラクターとして非常に魅力的な立ち回りを見せていたモネ。TVアニメ版の『ワンピース』でも、モネの登場するシーンは話題となっていました。
冷酷な幹部としての面や、茶目っ気のある可愛らしい女性の面など、様々な一面を持つモネ。TVアニメ版『ワンピース』のモネは、低い声色の演じ分けが印象的でした。モネ役の声優である「松井菜桜子さん」について解説します。
モネの声優は「松井菜桜子」
アニメ版『ワンピース』でモネ役を演じたのは、女性声優の「松井菜桜子(まつい・なおこ)」さんです。松井さんは、『ワンピース』ではモネ役の他、モネと同じく「パンクハザード編」で登場したキャラクター「シンド」も演じられています。
松井菜桜子のプロフィール
- 名前:松井菜桜子(まつい・なおこ)
- 所属:アップアンドアップス
- 出身:北海道函館市
- 生年月日:1961年4月4日
松井さんは1983年から声優としてデビューされ、現在まで数々の作品にご出演されています。また、2013年には株式会社アップアンドアップスを設立し、代表に就任されています。
松井菜桜子の主な出演作品
松井さんは、『名探偵コナン』の名脇役「鈴木園子」役として1991年から現在までご活躍されており、その他にも『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインの一人「ルー・ルカ」役など、多くの有名作にてネームドキャラクター役として出演されています。
【ワンピース】モネは死亡した?
モネは「パンクハザード編」のクライマックスで死亡したと思われており、その後の『ワンピース』作中での登場は回想シーンのみに留まっています。しかし、モネの生存説を唱える読者は少なくありません。人気のあるキャラクターである点のみならず、未だ残る謎や伏線から、モネ生存説ならびに再登場の可能性がささやかれているのです。
こちらの項目では、モネの死亡シーンの描写を振り返りつつ、モネが生存している可能性や今後の物語への再登場の可能性についての情報をまとめ、考察します。
モネの死亡シーン
モネはゾロに敗れ、重傷を負った身体でありながらも、パンクハザードでの研究を隠蔽すべく、自らを巻き込む覚悟で研究所の自爆スイッチを押そうとしていました。しかし起爆する直前、ローの能力であらかじめ摘出されていた心臓をナイフで貫かれ、血を吐いて気を失ってしまいます。その後は、研究所の崩落に巻き込まれてしまったようです。
モネの謎や生存説を考察
作中の描写から考えると、モネの生存率は非常に低いと思われます。ただしモネの生死は不明扱いとなっているため、その点から生存説が立てられています。『ワンピース』において確実に死亡したキャラクターは回想で描かれた人物を除くと非常に少なく、絶望的な状況から生還したキャラクターの例はかなりの数にのぼるため、モネもまたそうしたうちの1人なのではないかと考えられているようです。
考察①モネは生きていてルフィのサポートをする?
モネ生存説を唱える読者の中には、今後ルフィ達のサポートをするようになる、すなわち味方側のキャラクターとして再登場するという説を唱えている方もいます。敵として登場したキャラクターが味方になるという展開は前例もありますので、そうした視点から再登場が期待されているようです。
考察②モネは人造人間にされる?
パンクハザードにある研究所は、ドフラミンゴが秘密裏の研究を進める以前は政府の持ち物でした。パンクハザードで生死不明となったモネは政府に回収され、その身体を改造された人造人間として再登場するのではないかという説も立てられています。
【ワンピース】モネに対する世間での評判や人気
心臓を貫かれ、爆発する建物の崩落に巻き込まれてもなお生存説がささやかれているモネは、敵側のキャラクターでありながらも『ワンピース』読者からの人気は高いです。SNSでのモネについての声を一部掲載します。
ドフラミンゴから与えられた職務に忠実で、どのような任務であっても熱心にこなし、最期はドフラミンゴのために自爆することも辞さなかったモネを、敵側のキャラクターであっても魅力的だと感じる方は多いようです。
モネはドフラミンゴに対して部下としての忠誠心のみならず、恋愛対象としての情愛も抱いていたのではないかという声もあります。この2人について、作中でのシーンとして明確なロマンスの描写はありませんが、カリスマ性の高いドフラミンゴに対して女性であるモネが想いを向けていた可能性はゼロではありません。
死亡したと思しきキャラクターが実は生きていて、再登場を遂げたという前例の多い『ワンピース』において、モネの生死は未だ謎のままだと考えているファンは非常に多く、再登場を待ち望む声はかなりの数見られました。クールな女幹部というポジションのキャラクターは一定の人気があるようです。
【ワンピース】モネがもしも〇〇だったら
モネに関する謎やファンからの声をここまでまとめてきました。モネというキャラクターについての理解が深まってきたかと思います。
そんなモネが、もしも「姉」なら、「学校の先生」なら、会社の「上司」なら、一体どのように振る舞うでしょうか?3パターンのパラレルワールドのモネについて考えてみました。
モネ「姉」篇
『ワンピース』作中ではあまり接点のなかったモネとシュガーの姉妹ですが、ドンキホーテ海賊団に2人そろって加入していたことを考えると、2人は加入以前から共に行動を取っていたと考えられます。モネのドフラミンゴに対する忠誠心から、モネは心に決めた人間には大きな執着や情愛を持つのではないかと推察できます。「姉」という立場のモネは、弟妹へ大きな愛情を注ぐようになるのかもしれません。
モネ「学校の先生」篇
場の空気を掴み、相手を分析する能力に長けているモネ。研究所の被験者である子供達からは「モネさん」と呼ばれ、少なからず慕われていた様子もありました。モネが「学校の先生」であったなら、生徒達の心を掴み人気になりながらも評価はきちんと下すことができる優秀な先生なのではないかと思われます。
モネ「上司」篇
ドンキホーテ海賊団の幹部を長年務めていたモネは、部下の指揮能力も高いと推察できます。ドレスローザ王国への潜入では王宮勤めをしていたことが過去編で明かされたこともあり、モネの持つ一般的な職務能力は非常に高いと言えるでしょう。モネが非常に優秀な「上司」であることは、作中の描写からも明らかだと考えられます。
【ワンピース】モネは強い「ユキユキの実」の能力者だった
ユキユキの実の能力者として現れ、変則的な攻撃や相手に対する分析によって、ルフィやゾロをわずかにでも苦しめたモネ。個人として飛び抜けた戦闘力があったとは言えませんが、それでも強い能力者でした。
登場回数は少なめでありながら、ゾロとの対決やドフラミンゴへの忠誠、過去のドレスローザでの暗躍など、数々の活躍シーンがあったモネ。ドンキホーテ海賊団加入以前の過去や現在の生死など、描かれていない謎も未だ多く、あるいは今後再登場するかもしれません。
この記事のライター
浦谷街乃
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