【ワンピース】ルフィのギア2とはどのような能力？必殺技やリスクについても

ルフィは漫画『ワンピース』に主人公として登場するキャラクターです。ひとつなぎの大秘宝を目指して、海に出ました。彼の目的は、海賊王になることです。まずは、ルフィのプロフィールと『ワンピース』の概要を紹介します。

ルフィは『ワンピース』の主人公であり、麦わら海賊団の船長です。幼い頃に悪魔の実・ゴムゴムの実を食べてしまったことで、ゴム人間になってしまいました。最悪の世代と呼ばれている彼は、クロコダイルやドフラミンゴなど王下七武海を撃破しています。さらには、四皇のカイドウをも撃破しており、ルフィは新たな四皇の1人に名を連ねました。

『ワンピース』は少年雑誌の週刊少年ジャンプにて、連載されている漫画作品です。単行本は106巻まで刊行しています。海外からの人気も高く、『ワンピース』に登場するキャラクターの世界人気投票が開催されるほどです。地域によって、人気に違いがありました。2023年10月時点で、アニメの放送が第1080話まで放送されています。

ウォーターセブンに着いた麦わらの一味でしたが、CP9にロビンを連れ去られてしまいます。彼女は麦わらの一味が、故郷のオハラを滅ぼしたバスターコールに掛けられるのを避けるため、政府に身を預けたのでした。内情を知ったルフィは、船大工のフランキーと共に、ロビンを救い出そうとします。麦わらの一味は、六式を扱う強敵・CP9たちと戦うのでした。

ルフィはゴムゴムの実の能力を高めるギア2という技を身に付けました。ギア2とはどのような能力なのでしょうか。ルフィがギア2を身に付けた時期を紹介すると共に、仕組みやリスクについて解説します。

ルフィがギア2を発動させたのは『ワンピース』40巻の第387話です。CP9にロビンを攫われたため、エニエス・ロビーに麦わらの海賊団はやってきました。ルフィはCP9のブルーノと対峙します。彼は新たな能力を使い、六式使いのCP9との戦いに勝利したのです。

『ワンピース』でルフィがギア2の能力を習得する描写はありません。しかし、エニエス・ロビーに向かっている海列車で、「試したい技がある」と言っています。ルフィは以前、青キジに負けた時に「もっと強くならないと仲間を守れない」と感じていました。そのため、青キジに負けてからブルーノと戦うまでに覚えたと推測されます。また、エニエス・ロビー前のストーリーとなる、映画「カラクジ城のメカ巨兵」で無意識にギア2を発動したかのような描写がありました。

ギア2の能力の仕組みは、ドーピングのようなものであり、足をポンプ代わりにして血の流れを加速させているのです。そのため、超スピードと強力な打撃が可能になります。ルフィはゴム人間であるため、常人なら心臓や血管が張り裂けるほどの血圧でも耐えられるのです。

ギア2の使用はリスクと隣り合わせです。使用し過ぎると、スタミナが切れやすくなります。血流を加速させているため、心臓への負担も大きくなるリスクもあるのです。現にルフィはリスクを承知でロブ・ルッチとの戦いで何度も使用したことで、戦いの後は倒れてまったく動かない状態になりました。

ルフィが使うギア2は、今までの技よりもかっこいいと評価されています。ギア2の技は、『ワンピース』エニエスロビー編で登場しました。ギア2を使うと、今までよりもレベルアップした技が出せるのです。ここでは、ルフィが使う11個のギア2の技について解説します。

1つ目はゴムゴムのJETピストルです。ゴムゴムのピストルの強化バージョンになります。腕を伸ばし、ゴムの伸縮を活かして敵を叩きつける技です。通常よりもかなりスピードが速く、威力も増しています。鉄塊（てっかい）を使えるルッチとの対戦で使用し、確実にダメージを与えていました。

2つ目はゴムゴムのJETスタンプです。ゴムゴムのスタンプの強化バージョンになります。超高速の前蹴りを放つ通常技よりも、さらに速く攻撃が可能になった技です。新世界に出てからは、数百メートル級以上の大きさがある怪物を一撃で倒すほどパワーアップしています。ブルーノやルッチ、ドフラミンゴなどに使用しました。

3つ目はゴムゴムのJETバズーカです。ゴムゴムのバズーカの強化バージョンになります。両手の指を曲げた状態で両腕を後ろに伸ばし、相手に掌底を繰り出す技です。この技は、食らった相手を吹き飛ばしてしまうほど威力があります。ルフィが初めてギア2を披露した際の相手であるブルーノに対して使用し、とどめを刺しました。

4つ目はゴムゴムのJET鞭（ウィップ）です。高速で回し蹴りを放つゴムゴムの鞭の強化バージョンになります。足を伸ばした状態で、鞭のように敵めがけて繰り出して薙ぎ払う技です。JET鞭は、六式使いでネコネコの実の能力者であるルッチの顔面に蹴りを入れました。ルッチはルフィの技に反応しきれなかったのです。

5つ目は、至近距離から超高速で放つゴムゴムのJET銃弾（ブレット）です。この技は、JET銃との違いが分かりにくいという意見がありました。違う点として、JET銃は本人がその場から動かず放つ技で、JET銃弾は本人が敵に接近しながら放つ技になります。

6つ目はゴムゴムのJET攻城砲（キャノン）です。ゴムゴムの攻城砲の強化バージョンになります。JET攻城砲は、海軍の改造兵器・パシフィスタに対して繰り出しました。その際、ルフィ・ゾロ・サンジの三人が合わせて技を繰り出します。技の名は「ゴムゴムの悪魔風三刀流羊肉JET六百煩悩攻城砲」です。

7つ目はゴムゴムのJET身代わりです。この技は、マリンフォードの頂上戦争でミホークと対峙した際に使いました。身代わりにしたのは、バギーです。かっこいい技ではないため、一部の読者からはふざけた技だと評されています。

8つ目はゴムゴムのJET鉾頭棒（メイス）です。両手で敵を掴んた状態で、両足で蹴り飛ばす技になります。この技は通常バージョンが存在していないため、ギア2を発動した時のみ使用できる能力です。JET鉾頭棒は、ガスガスの実の能力者であるシーザーに使用しました。

9つ目はゴムゴムのJETハンマーです。足で相手を掴み、敵をそのまま回転の力を利用して叩きつけるゴムゴムの大槌（おおづち）の強化バージョンになります。JETハンマーは、魚人島編にてバンダー・デッケンとの戦いで使用しました。

10個目はゴムゴムのJET槍（スピア）です。足裏を合わせた状態で、超高速で敵に突き刺すゴムゴムの槍の強化バージョンになります。JET槍は、『ワンピース』での登場回数が少なく、初めて描かれたのは攻撃ではなく地面を割るシーンでした。

11個目はゴムゴムの鷹（ホーク）ライフルです。腕を絞りながら後ろに伸ばし、回転力を活かしたゴムゴムの回転弾の強化バージョンになります。他の技と比べてこの技は、武装色の覇気を纏い強化されているのです。

ゴムゴムの実の能力を高めるギア2ですが、作品が進むにつれてルフィはさらに上のギアを扱えるようになりました。ギア2を超えるギアを扱えるようになると、ルフィは強敵とも互角に戦えるようになるのです。他のギアを3つ紹介します。

ギア3は、ギア2と同様エニエス・ロビー編で登場した能力です。指の骨を噛んで風船のように膨らませて、体の一部を巨大化させます。ギア2と比べてスピードは劣りますが、パワーに特化した技を繰り出せるのです。徹塊を使用したルッチの意識を飛ばすほどの威力があります。

ドフラミンゴとの最終対決で、ルフィはギア4を発動させました。巨体と弾力に特化した戦闘スタイルであり、発動の際に必ず武装色の覇気を纏う形態です。ギア4には、異なる形態が存在しています。ドフラミンゴ戦ではバウンドマン、クラッカー戦ではタンクマン、カタクリ戦ではスネークマンになりました。

5つ目のギアとなるギア5は、ワノ国編の鬼ヶ島でルフィがカイドウと戦っている最中に発動させました。ギア5はヒトヒトの実・モデル・ニカの能力であり、ルフィが食べたゴムゴムの実の覚醒した状態を指します。ギア5は、あらゆるものをゴムに変える能力なのです。現にカイドウの攻撃をゴムに変えた地面を盾にして跳ね返しています。

ルフィはカイドウとの戦いでギア5まで能力を高めましたが、結局ギア2の初出が一番かっこいいという意見がありました。初出はCP9のブルーノとの戦いです。ルフィの今までにない技と描かれ方、ギア2を発動する際のポーズが読者を魅了しました。

一番かっこいいギア2が『ワンピース』が進むにつれて、あまり使われなくなっていることが残念だという意見がありました。ギア2の初登場は、『ワンピース』0巻のCP9・ブルーノ戦です。2023年7月時点で単行本は、106巻まで刊行されています。ギア4やギア5が登場してからは、雑魚敵に対して使用されていました。

『ワンピース』の映画で描かれるルフィのギア2が、一番かっこいいという意見がありました。『ストロングワールド』では、全身から桜色の蒸気が出ている描写があります。ギア2を発動するポーズもかっこいいというファンが多く見られました。

ルフィが使うギア2は、ゴムゴムの実の能力を活かしたかっこいい技でした。読者からはギア2を初めて発動させたポーズが、一番かっこいいという意見が出ています。リスクを負いながらも、ギア2を使用したことによってルッチを倒し、麦わらの一味はロビンを奪還できたのです。ルフィはギア2以外にも、ギア5まで能力の幅を広げています。他のギアの詳細が気になる方は、『ワンピース』をチェックしておきましょう。