【ワンピース】ハナハナの実の能力や技まとめ!覚醒の可能性を考察
『ワンピース』に登場する「悪魔の実」は口にすると特殊能力を得られる果実です。主人公ルフィ率いる「麦わら海賊団」の船員ニコ・ロビンは「ハナハナの実」の能力者。「ハナハナの実」の能力や技、今後の『ワンピース』作中での「覚醒の可能性」等について考察していきます。
目次
【ワンピース】ハナハナの実とは?
ハナハナの実は人気漫画『ワンピース』に登場する架空の果実で、口にすると泳げなくなるデメリットと引き換えに何らかの特殊能力を得ることができる「悪魔の実」の中の一つです。『ワンピース』の作中には多種多様な特殊能力を持ったキャラクターが登場しますが、ハナハナの実の能力はどのようなものなのでしょうか。
本記事では、『ワンピース』作中で描かれたハナハナの実の能力を使った技などから能力の特徴を解説し、今後ハナハナの実の能力が覚醒する可能性についても考察していきます。
ハナハナの実とは?
『ワンピース』作中では数多の悪魔の実の能力者が登場しますが、能力の系統は大きく三つに分けられます。火や雷など自然現象の力を操ることができる「自然系」、動物の姿に変身したりその動物が持つ力を使えるようになる「動物系」、そして各々の実の特徴に準じた特殊能力を得られる「超人系」。ハナハナの実は「超人系」の能力だと言われています。
ハナハナの実の能力者はロビン
ハナハナの実の能力を持っているのは、『ワンピース』の主人公ルフィが率いる「麦わら海賊団」の一員であるニコ・ロビンです。ロビンは当初、敵として登場したのですがルフィに命を救われたことで仲間に加わったという経歴があります。作中ではミステリアスな雰囲気のある美女として描かれています。
ワンピースの概要
一息に「ハナハナの実」についての話をしてしまいましたが、ここで一旦『ワンピース』という作品の概要を解説したいと思います。尾田 栄一郎(おだ えいいちろう)先生原作の漫画『ONE PIECE(ワンピース)』は『週刊少年ジャンプ』で1997年に連載開始してから老若男女・国内外問わず人気の作品です。
『ワンピース』の舞台は、伝説の秘宝を求めて数多くの海賊が旅へ出た「大海賊時代」。主人公たちは旅の中で数々の闘いや出会いによって成長し、物語のゴールである伝説の秘宝「ワンピース」を目指します。アニメやゲームなど、数多くのメディアミックスでも人気の『ワンピース』は、2022年6月27日より全話無料公開のキャンペーンが始まり、2022年8月6日には劇場版最新作が公開予定です。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』の主人公はモンキー・D・ルフィ。ルフィもまた、伝説の大海賊ゴールド・ロジャーが遺した「ワンピース」と呼ばれる秘宝を求め、冒険の旅に出た海賊です。旅の中で様々な人との出会いや別れを繰り返して成長するルフィは、強敵との闘いや挫折も経て、仲間を増やして冒険を進めていきます。ニコ・ロビンもまたその一人。かつては敵として登場したロビンですが、衝突や過去のトラウマをも乗り越えて「麦わら海賊団」の仲間となり、仲間達と共に冒険の終着点へと近付いていきます。
【ワンピース】ハナハナの実の能力や覚醒の可能性
ハナハナの実の能力が「超人系」の系統にあるものだということは先ほどの項目で既に述べました。「超人系」の悪魔の実の能力者はそれぞれが非常にユニークな能力を持っていますが、ハナハナの実の能力はどのようなものなのでしょうか。こちらの項目では、ハナハナの実の能力の特徴についてより詳しく解説していきます。
「ハナハナの実」という果実の名称と能力の特性の関係性や、作中では未だ描かれていない覚醒の今後の可能性、そして『ワンピース』ファンの間で話題となっている「悪魔の実」と「数」の関係についての説についても考察していきます。
ハナハナの実の能力の特徴
ハナハナの実の「ハナ」とは植物の「花」のことですが、ハナハナの実の能力は花を自在に操ることができるというもの…ではなく、自分自身の身体(の一部分)を花のように咲かせることができるというものです。咲かせた身体の一部と能力者本人とは感覚が共有されており、自在にコントロールすることもできますがその反面で咲かせた身体がダメージを負うと能力者にも痛みが共有されるという点も特徴的です。
ハナハナの実の覚醒の可能性と花との関連
一見すると、ハナハナの実の能力そのものと花にはそれほど関連性がないようにも思われます。能力を使用する際には能力者であるロビンの周囲と咲かせた身体の部位の周りに花びらが散るという描写もあります。「花びらの集合によって能力者の身体を構成する=咲かせることがハナハナの実の能力」という考察もあるようです。
また、2022年になって主人公ルフィの能力について「ゴムゴムの実という名前は通称であり、もう一つ本当の名前がある」と作中で明かされました。ハナハナの実もまたそのような「隠された本当の名前がある悪魔の実」なのではないかという説もあります。隠された名前の発覚や、花と能力の関係性が明かされた時、ハナハナの実の能力は覚醒するのかもしれません。
ハナハナの実の数学の法則とは?
『ワンピース』読者の間で話題になっている説としては、「悪魔の実の名前に隠された数字が重要なファクターである」というものもあります。主人公ルフィの能力ゴムゴムの実には語呂合わせで「5」と「6」があり、ハナハナの実なら「8」と「7」がある…という風に、「麦わらの一味に加わった能力者の悪魔の実には数字が隠されている」ということです。他のメンバーと照らし合わせると、現在仲間に加入していない数字は「2」と「9」とのことですが…。
こちらの考察に関しては、原作者の尾田先生は「ノーコメント」というコメントを残しており、そのことによって深い意味があるのではないかと読者の間で話題となっています。しかし、作中で明らかになっている情報だけでは不透明な要素が多く、「悪魔の実」と「数」に対しては断定的な結論を下せないのが現状です。
【ワンピース】ハナハナの実の主な技一覧
ハナハナの実の能力の特徴はおわかりいただけたかと思います。この項目では、ハナハナの実の力を使った技の一部とその効果について解説します。
ハナハナの実に限らず、悪魔の実の能力の特徴は活かすも殺すも能力者の知性と力量にかかっている部分があります。考古学者という知的な職業に就いているロビンは、どのようにハナハナの実の能力を使っているのでしょうか。ロビンが『ワンピース』作中で見せた技の中でも代表的なものを紹介したいと思います。
技①六輪咲き(セイスフルール)
六輪咲き(セイスフルール)は六本の腕を咲かせる技で、相手の身体に咲かせた腕で拘束し、そのまま関節技を決める「六輪咲き クラッチ」という連携技が、ロビンが使う技の中でも代表的です。咲かせる腕の数は「○輪咲き」の○に入る数字によって違い、相手の人数や体格など場面や用途によって使い分けられています。
技②百花繚乱(シエンフルール)
百花繚乱(シエンフルール)は百本の腕を咲かせる技です。同時に何人もの敵にクラッチを仕掛けたり、百本の腕で形作った巨大な翼で五秒程度飛んだりと、攻撃やサポート問わず様々な技につなげることができる技です。
技③巨大樹(ヒガンテスコ・マーノ)
巨大樹(ヒガンテスコ・マーノ)は千本の腕や脚を咲かせる技千紫万紅(ミル・フルール)からの派生技で、千本の腕や脚によって巨大な腕、巨大な脚を形成して相手を踏み潰す、突き飛ばすなどの攻撃をする技です。大きな体格の敵への攻撃や敵が多数いる際の露払いなどに使われます。
技④目抜き咲き(オッホスフルール)
目抜き咲き(オッホスフルール)は目を咲かせる技で、敵陣の偵察などの際に使われます。咲かせることができる目の数は腕などの他の身体の部位と同じく制限はないようですが、目抜き咲きを使う際のロビンは目を閉じているという描写があり、他の技とは違って何らかの制限がある可能性があります。
技⑤体咲き(クエルポフルール)
体咲き(クエルポフルール)は、これまで紹介してきた技とは違って身体の一部分ではなく、身体そのものを咲かせる技です。体咲きで作った身体とロビン本人は痛覚の共有がないのか、攻撃を受けても瞬時に花びらとなって散ってしまうという描写がありました。忍者が使う「分身の術」や「変わり身の術」のように回避や攪乱のために用いたり、上半身を咲かせて相手を拘束するなどのことができる技です。
【ワンピース】ハナハナの実の能力者・ロビンを考察
ここまでハナハナの実の能力とその特徴について解説してきましたが、では能力者であるニコ・ロビンはどのような人物なのでしょうか。こちらの項目では、ロビンの過去のエピソードや、ロビンの考古学者としての面、そして現在ロビンが置かれている状況の解説を通して「ニコ・ロビンという人物」を紹介していきます。
ロビンが登場した当初は敵勢力に所属していた、ということは先の項目で述べましたが、ロビンはどのような状況に身を置いてでも生き延び、叶えたいと願う目標を持っているキャラクターです。そのため、各所を転々とし、時には汚泥に身を浸すようなことも行っていたようです。何故そのようなことをしているのか…。その秘密はロビンの生い立ちにありました。
ロビンの幼少期
ロビンが生まれたのは「考古学の聖地」と呼ばれたオハラという国で、ロビンの親もまた優秀な考古学者でした。幼くして既に聡明だったロビンは八歳の頃に博士号を取得し考古学者となります。
しかし、オハラでは『ワンピース』作中世界を治める世界政府が禁じた「歴史の本文(ポーネグリフ)」研究が秘密裏に進められていました。それが発覚したことによって、幼いロビン一人以外のオハラ国民は軍隊の攻撃によって全滅し、オハラという国は地図から消えてしまいます。それ以降、ロビンは孤独に生きてきたのです。
ロビンは歴史の本文の解読が可能?
歴史の本文とは、決して破壊することができない特殊な石に、読み方の失われた古代文字が刻まれた石碑です。歴史の本文を解読できる者は、オハラの考古学者以外にはいないとされており、ロビンは歴史の本文を解読することができる非常に稀有な人間です。歴史の本文には「政府が隠したい歴史や思想が記されている」というものがあり、歴史の本文の解読という行為は反政府思想への加担とイコールになるようです。
また、ゴールド・ロジャーが遺した「ワンピース」に至る道もまた歴史の本文に記されているということが作中で明かされており、ロビンは世界政府と「ワンピース」を求める全ての海賊達から狙われる可能性があるということが示唆されています。
ロビンと革命軍の関係
ロビンは一時的に革命軍に身を置いていたことがあります。革命軍とは、世界政府の思想に対して真向から反抗し、世界各地で革命を起こしている勢力です。歴史の本文を解読する能力を持つロビンは、反政府勢力である革命軍にとっても非常に重要であり、「革命の灯」とも呼ばれていました。ロビンと革命軍の関係については、今後作中で更に掘り下げられることがあるかもしれません。
ロビンはまだルフィの正式な仲間になっていない?
初登場時から、そして「麦わら海賊団」に加入してからもかなりの時間が経っているロビンですが、実はまだルフィの正式な仲間にはなっていないという説があります。『ワンピース』にはサブタイトルが「○人目」となっている回が、そのキャラクターが正式にルフィの仲間になった回であるという「○人目の法則」と読者から呼ばれている法則があり、ロビンはまだその法則に当てはまる回がないのです。
ロビンと歴史の本文についての重要なエピソードが今後描かれた時こそが、あるいはロビンが正式に「麦わら海賊団」のメンバーとして加入する回になるのかもしれません。
【ワンピース】ハナハナの実に対する世間での評判や人気
ハナハナの実の能力は、「使ってみたい能力」のランキングでなんと主人公ルフィの能力「ゴムゴムの実」を抑えて七位にランクインしていたようです。ランキングを見てみると上位を占めているのは強い力を持つ自然系の悪魔の実が多いようですが、ハナハナの実は何故ランクインしたのでしょうか。
自分の身体を離れた場所に出現させて自在に操ることができるハナハナの実の能力は、戦闘だけではなく日常的な場面で活躍することも容易に想像がつきます。何気ない普通の暮らしの中でも活用することができそうだと思えることが人気のポイントなのかもしれません。
しかし、自分が置かれた状況を常に把握しながら多数の身体の部位を遠隔でコントロールすることも求められるハナハナの実の能力は、やはり聡明なロビンだからこそ使いこなせているのではないでしょうか。「美しいバラにはトゲがある」という慣用句がありますが、能力が発動する際の華麗さと繰り出される技の効果の凶悪さは、ロビンという人物の二面性を表しているようにも感じられます。
【ワンピース】ハナハナの実の能力は強かった
ハナハナの実の能力は非常に応用力が高く、戦闘だけでなく偵察や移動など様々な場面で使えるということがわかりました。しかし、「花との関係性」や覚醒の可能性など、能力に関しては未だ若干不明瞭な部分も多いです。
原作者の尾田先生から、物語が最終章に突入することが明かされた『ワンピース』。ロビンというキャラクターの掘り下げや、ハナハナの実の能力の未知の部分についても今後描かれていくでしょう。どのような終着点へ向かい物語が紡がれていくのか、目を離さず読み込んでいきたいところです。
この記事のライター
浦谷街乃
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