【ワンピース】90巻のあらすじや感想まとめ！面白いと話題のポイントを紹介

大人気漫画の『ワンピース』の単行本90巻とはどんな巻なのか、紹介します。

『ワンピース』の90巻は、2018年9月4日に発売されました。90巻の題名は「聖地マリージョア」です。第901話～910話が収録されています。ルフィ達はジンベエ達の助けもあり、ホールケーキアイランドを脱出します。それぞれのホールケーキアイランドの物語が幕を閉じ、次の冒険へと進みます。その頃、聖地マリージョアでは4年に一度の世界会議が開催され、様々な思惑が渦巻き始めます。

『ワンピース』の漫画は、『週刊少年ジャンプ』にて1997年より連載を開始し、2022年4月には単行本102巻が発行された長期連載漫画です。国内累計発行部数は4億部を突破し、日本の漫画では最高となります。『ワンピース』のアニメは、1999年よりフジテレビ系列で放送を開始し、東映アニメーションが制作したアニメ作品の中で最も長く続くアニメ番組となっています。アニメ放送が始まるとさらに人気を集めました。

世は大航海時代。かつてこの世の全てを手に入れた海賊王ゴール・D・ロジャーが遺したとされる「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」をめぐり、猛者達は海へと旅立ちます。フーシャ村に住むルフィも海賊を夢見る少年でした。ある日、ルフィは「悪魔の実」を食べ、ゴム人間になってしまいます。「悪魔の実」の能力を手に入れた代わりに一生泳げない体になったルフィでしたが、海賊王になる夢を諦めず冒険へと出発します。

『ワンピース』の90巻のあらすじを紹介します。中には、ネタバレも含みますのでご注意ください。

901話の題名は「死んでも死ぬなよ!!!」です。ルフィ達はビッグ・マムの戦艦に追われますが、ワダツミの口の中に入って逃げます。タイヨウの海賊団がルフィ達を逃がすためにビッグ・マム海賊団と対決することとなります。しかしかつての仲間を置いていけないとジンベエが言い、残ることをルフィに懇願します。ジンベエは既に麦わらの一味になっていたため、船長命令としてルフィから「絶対に死ぬな」と告げられます。

902話の題名は「END ROLL」です。ここでホールケーキアイランド編がラストを迎えます。サンジはペドロの死を知り、自分を迎えにきたせいだと自分を責めます。そんなサンジにキャロットは「大丈夫」と声をかけ、慰めます。ルフィ達はタイヨウの海賊団の助けもあり、無事にビッグ・マム海賊団の追手から逃げきることに成功します。

その頃プリンはサンジとの思い出に浸っていました。 プリンは最後の思い出にサンジを口付けを交わしました。しかし能力でその記憶をサンジから抜き取ってしまいます。自分の瞳を美しいと言ってくれたことや、一緒にケーキを作ったことなどを思い出し、号泣します。ホールケーキアイランド編は完となります。そして、ルフィ達が逃げ切ったことをジェルマ66が知ります。

903話の題名は「5番目の皇帝」です。ビッグ・マム海賊団から逃げ切ったルフィ達は、チョッパーのポケットにレイドスーツの筒が入っていることに気付き、ルフィはサンジにレイドスーツを使うよう言います。しかしサンジはそれを拒否し、二度と口にするなと言います。そしてサンジの懸賞金が3億3千万ベリーになったことが発覚。ゾロの懸賞金を抜き喜びます。さらにルフィの懸賞金は15億ベリーにまで跳ね上がり、新聞にはルフィが5番目の皇帝であるとの記事が載ります。

904話の題名は「革命軍全軍隊長登場」です。革命軍は、黒ひげ海賊団によって本拠地であるバルティゴが奪われてしまったため、モモイロアイランドにあるカマバッカ王国を新たな本拠地としていました。革命軍の隊長4人がなかなか集まらず、サボに連絡が入ります。隊長4人は、黒ひげの傘下の桃ひげと戦っていたのです。そして全員が集まり、話された議題は天竜人への宣戦布告についてでした。

905話の題名は「美しい世界」です。海軍は2年前の「マリンフォード頂上決戦」を受け、さらに防御を固めます。一方、マリージョアでは世界会議が開かれ、各国から王たちが集結しました。その中には、ネプチューンやしらほしもいました。傭兵に紛れてサボも紛れ込みます。

906話の題名は「聖地マリージョア」です。世界会議の為に参加者は「聖地マリージョア」へと向かいます。マリージョアへ到着したしらほしは、ルフィを知っているビビやレベッカと出会い会話を楽しみます。マリージョアは世界の創造主の末裔が住んでいるとされる聖地です。

907話の題名は「虚の玉座」です。ビッグ・マムはカイドウとルフィについて電伝虫で話をします。ビック・マムはルフィを倒さないと顔が潰れっぱなしだと言い、カイドウには昔の借りがあると脅します。しかしカイドウは乗り気ではありません。その頃、しらほしはチャルロスに捕まり、連れて行かれそうになっていました。そこへ別の天竜人のミュスガルドが現れ、しらほしを助けます。そして、なぜか五老星の前にシャンクスが姿を現したのです。

908話の題名は「世界会議開幕」です。しらほしはマンシュリーにあざを治してもらい、世界会議の間はミュスガルドに守ってもらうこととなります。世界会議が始まると、海賊についての議題も上がり、ルフィや黒ひげの写真に刃を突き立て、虚の玉座へと向かう人物が現れます。イムというその人物は、五老星よりも立場が上の人物です。908話ではバーソロミューくまが天竜人の奴隷になっていることも判明します。

909話の題名は「切腹」です。ミンク族のネコマムシは、元白ひげ海賊団の一番隊隊長だった不死鳥のマルコと接触します。ここでは白ひげとの心温まるエピソードも明らかとなります。物語はついにワノ国編へ突入。ゾロは辻斬りの濡れ衣を着せられるという波乱の幕開けとなります。

『ワンピース』の90巻が面白いと言われるポイントを紹介します。

ルフィ達はビッグ・マム海賊団から逃げる際に、タイヨウの海賊団の助けを借ります。その際、ジンベエは元仲間であるタイヨウの海賊団を置いては行けないとルフィに言い、残ることを志願。ルフィから「お前の船長はオレだ」と言われ、「絶対に死ぬな」という約束を交わします。

プリンはビッグ・マムの命令でにサンジを誘惑します。ビッグ・マムからは「まるで操り人形だ」とも言われ、三つ目のことも気持悪がられていました。そのコンプレックスから、サンジも自分の正体を知れば嫌うであろうと考えますが、サンジはプリンの三つ目のことを「美しい瞳」と言ってくれます。そしてプリンに騙されていたと知った時も相手がプリンで良かったと言います。そんなサンジにプリンは最後のお願いとして口付けを交わしますが、直後にその記憶を奪い、立ち去ります。  

『ワンピース』の90話では懐かしいキャラクターが再登場するシーンも多く登場します。その中に、シャンクスが登場するシーンもあります。パンゲア城の「権力の間」では世界会議に備えて五老星が揃っていました。そこへ五老星に会いにシャンクスが登場し、「ある海賊について話がある」と話しを始めます。

『ワンピース』の90巻に登場する世界会議とイム様について考察します。

まずは、聖地マリージョアで行われた世界会議（レヴェリー）について考察します。

世界会議（レヴェリー）とは、4年に一度聖地マリージョアで行われる大きな会議です。世界政府の170にも及ぶ加盟国の国王たちが参加権を持ち、毎回そのうちの代表である50か国の国王が参加します。参加権のある国ならどの国でも参加できるわけではなく、王政のある国が優先して招待されていると考察されています。

『ワンピース』で世界会議（レヴェリー）という言葉が初登場したのは、ドラム王国編でした。ドルトンの回想の中で8年前の世界会議（レヴェリー）が登場します。漫画では16巻の142話に当たります。アニメでは78話～91話がドラム王国編となります。

世界会議（レヴェリー）に参加している国は、ゴア王国、イルシア王国、花ノ国、悪ブラックドラム王国、サクラ王国（旧ドラム王国）、アラバスタ王国、リュウグウ王国、ドレスローザ、プロデンス王国、ルルシア王国、ロシュワン王国、バリウッド王国、タジン王国、シシャノ王国などです。

続いて、世界会議に登場したイム様について考察します。

イム様の名前の由来については、様々な考察がされています。特に多いのは「仏」という字から来ているという考察です。「仏」という字はイとムが組み合わさったように見えることから、由来なのではと考察されています。他にもイムをローマ字表記すると「IMU」となり、逆さにすると「UMI（海）」となることから、海が由来ではないかとする考察もあります。

イム様に従う五老星が、22年前の回想シーンから容姿が全く変化していません。五老星は「オペオペの実」の不老手術を受けている可能性があります。五老星が不老であるとすれば、当然イム様も不老と予想されます。イム様は不老不死の手術を受け、900年前から生き続けていると考察されています。

『ワンピース』では、天竜人が最も高い地位に位置しています。そして、その天竜人の中でもさらに高い地位にいるのが五老星。しかし五老星はイム様のことを様付けで呼んでいるため、立場が上であることがわかります。

聖地マリージョアには、大きな麦わら帽子が保管されていることが判明しました。この麦わら帽子はマリージョアの国宝ではないかと予想されています。そしてその大きな麦わら帽子とイム様には何らかの因縁があると考察されています。

イム様は長年世界を支配していると想像でき、これからもその支配を続けていくために邪魔な存在を消し去ろうとしていると考察できます。ルフィと黒ひげの手配書を引き裂いていることからも、2人を排除し、大航海時代すらも終わらせるつもりではないかと考察されています。

『ワンピース』の90巻がおもしろいという感想がたくさんあがっていました。アニメを見てから漫画を見返したという方もたくさんいました。

90巻のサンジとプリンの別れのシーンは泣けたという感想を述べている方もたくさんいました。90巻の中でも屈指のエピソードです。

90巻では懐かしいキャラクターがたくさん登場するため、懐かしくて嬉しいという感想もたくさんありました。

90巻はとても重要な巻だという感想もたくさん上がっていました。特に『ワンピース』ファンにとってはとても重要な巻です。伏線回収や次なる伏線などに関する感想も多く上がっていました。

『ワンピース』の90巻は、物語の中でも感動的なシーンが多く登場します。そして物語の大きな鍵を握る世界会議やイム様が登場します。重要なエピソードがたくさんある90巻はとても面白い巻となっており、今後の展開から目が離せません。