【ワンピース】フレバンスの謎について考察!ローとシスターの関係も
フレバンスとは、『ワンピース』に登場する王国の名称です。『ワンピース』ドレスローザ編にて初登場したその国は、ローの生まれた国でした。フレバンスの謎とは?過去に一体何があったのか?今回は、ローの過去やフレバンスの謎について紹介していきます。
フレバンスとは?
フレバンスとは、『ワンピース』に登場する北の海にある王国です。フレバンスは、地層から採掘される珀鉛(はくえん)という鉛による産業が盛んな王国で、町の建物も珀鉛による白色でできており、街一体が白く、「白い町」とも呼ばれる程美しい国です。
フレバンスはローの出身国
北の海にある白い王国フレバンスは、『ワンピース』に登場する王国の1つで、トラファルガー・ローの出身地です。しかし、フレバンスは連載開始時には既に滅亡しています。フレバンスは何故滅亡したのか?今回はその謎について、ローの回想シーンにて登場したフレバンスに住む人達や、ローとの関係性について、併せて紹介していきます。
ワンピースの概要
『ワンピース』とは、週刊少年ジャンプで1997年から現在まで連載中の少年漫画のタイトルです。『ワンピース』ならではの海賊の世界を中心に繰り広げられる冒険譚は、年代を問わず多くのファン魅了しています。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』は、主人公ルフィが作品のタイトルにもなっている、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を手に入れるために冒険していく物語です。初めはルフィ一人だった冒険は、数々の苦難を乗り越える毎に仲間が増え、賑やかなものになっていきます。
フレバンスの謎を考察
珀鉛による産業で栄えていたはずのフレバンスは、何故滅びてしまったのでしょうか。フレバンス滅亡の理由には、珀鉛という鉱物と、それによって引き起こる珀鉛病という病が深く関係しています。
考察①珀鉛病とは?
珀鉛病(はくえんびょう)とは、珀鉛という鉱物に含まれる毒素が原因で発症する病です。当時フレバンスでは、珀鉛は建築材として活用する以外にも、化粧品や食料にまで広く珀鉛が使われていました。しかし珀鉛は本来、掘り起こす作業に携わるだけで微量な毒が体内に蓄積されていく物質だったのです。
考察②ドフラミンゴがフレバンスの真相を知っていた理由
当時、珀鉛病は伝染病であるという考えが広く信じられており、それが隣国から滅ぼされる程までに恐れられた理由でもありました。しかし、珀鉛病の正体は中毒であり、本当は人に移る病ではありませんでした。その事実を何故ドフラミンゴが知っていたのか、詳細は作中では明かされていません。唯一作中に登場したのは、ドフラミンゴが「白い町フレバンス」という本を読んでいる描写でした。
考察③フレバンスのモデル
『ワンピース』に登場する王国フレバンスのモデルとなった土地として、スペインのアルコス・デ・ラ・フロンテーラなどが挙げられます。他にも、ギリシャのミコノス島、サントリーニ島、イタリアのオストゥーニなども街並みが近いようです。もちろん、これらの街並みで使用されている白い建材に中毒性はありません。どの街も、その美しさから人気の観光地となっています。
フレバンスにいたローとシスターの関係
北の海にある白い王国フレバンスは、『ワンピース』に登場する王国の1つで、トラファルガー・ローの出身地です。しかし、フレバンスは連載開始時には既に滅亡しています。フレバンスは何故滅亡したのか?今回はその謎について、ローの回想シーンにて登場したフレバンスに住む人達や、ローとの関係性について、併せて紹介していきます。
神に仕えるシスターと、子どもの頃のローにはそのようながあったのでしょうか。シスターのプロフィールや性格、『ワンピース』本誌での登場回と共に、ローとの関係性について考察していきます。
シスターのプロフィール
シスターについては、フレバンスにあった教会でシスターを務めていたということ以外のプロフィールについては分かっていません。シスターという職業から、恐らく20歳~30歳くらいの女性であるということは予想できますが、『ワンピース』作中ではシスター以外の呼び名も出ていませんでした。
シスターの性格と職業
シスターとは神に仕える女性が就く職業です。フレバンス国内が混乱している状況でも、シスターは子ども達を集め、国外に逃がしてもらおうとしていました。混乱の中、親と離れた子ども達がシスターに大人しく着いて行っていたことからも、普段から慕われていたと想像できます。
シスターの登場回
シスターは『ワンピース』第762話「白い町」にて登場します。『ワンピース』本編、アニメのローによる幼少期の回想シーンにのみ登場しており、現在までに他に登場している回はありません。
シスターとローの関係
シスターとローの関係について、『ワンピース』作中では名言されていません。しかし、フレバンスの子ども達は皆同じ服を着ており、恐らく学校の制服であることが予想できます。シスターがローやローの妹の名前を知っており、他の子ども達とも面識がある様子を見るに、教会が学校のような役割も果たしていたのかもしれません。
シスターは死亡している?
シスターはフレバンス滅亡の際、兵士によって殺されたと考えられます。兵士の子ども達だけでも逃してくれるという言葉を信じ、「どんな時でも救いの手は差し伸べられる」とローに話しますが、子ども達と共に銃殺されています。
シスターの声優
『ワンピース』本編での登場は少なかったものの、ローの幼少期に大きな影響を与えたシスターは、アニメでは誰が声優を担当していたのでしょうか。シスターを担当した声優を、プロフィールや代表作品も併せて紹介していきます。
皆口裕子のプロフィール
- 名前:皆口裕子(みなぐちゆうこ)
- 職業:声優、ナレーター、舞台女優
- 誕生日:6月26日
- 身長:157cm
- 血液型:A型
- 所属事務所:青二プロダクション
- 趣味:ピアノ、編み物、読書、ドライブ、野球観戦など
皆口裕子さんは、声優、ナレーター、舞台女優として幅広く活躍されています。『ワンピース』ではシスター役以外に、ムース役、ポートガス・D・ルージュ役としても声優を担当されています。野球観戦が趣味とのことですが、甲子園のナレーションを担当されたこともあるようです。
皆口裕子の主な出演作品
- YAWARA!:猪熊柔
- ドラゴンボールZ:ビーデル
- 美少女戦士セーラームーン:土萠ほたる
- 開運!なんでも鑑定団:ナレーション
- ビートたけしのTVタックル:ナレーション
- 天才!志村どうぶつ園:ナレーション
- ワンピース:シスター、ムース、ポートガス・D・ルージュ
皆口裕子さんは、1980年~1990年代を代表するアニメに数多く出演されています。更に、アニメやゲーム以外にも、テレビを見る人なら一度は見たことがあるバラエティ番組や情報番組のナレーションとしても活躍されています。現在も最前線で活躍する、日本を代表する女性声優の一人です。
フレバンスにいたローの過去を考察
フレバンスで産まれたローは、どのような生活を送っていたのでしょうか。『ワンピース』本編では、ローによる過去の回想シーンでフレバンスでの生活を知ることができます。
ローの過去①名医の両親のところに生まれる
ローはフレバンスで病院を営む両親の元に長男として産まれました。妹が一人おり、両親、ロー、妹の4人家族です。ローは家では父親から医学を学んでおり、父親は珀鉛病の治療法についても研究していました。
珀鉛病を恐れた周辺諸国によってフレバンスが戦火に焼けた際、ローは両親、妹、友人、全てを失いました。唯一生き延びたローは、祖国の人達の死体の山に紛れてフレバンスから脱出し、国境を越えます。
ローの過去②ドフラミンゴと出会う
家族と祖国を失なったローは、ドンキホーテ海賊団の元を訪れます。最初はフレバンスの生き残りであるということや、まだ子どもだということから杜撰な扱いを受けていましたが、船長のドフラミンゴがローを海賊団に引き入れたことから、ドンキホーテ海賊団の一員として戦闘訓練や教育を受けることになります。
ローの過去③コラソンとの旅
順調にドンキホーテ海賊団の一員として訓練を積んでいたローでしたが、ある日ローの名前が「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」であると知ったコラソンから、ドフラミンゴの傍から離れるように言われます。そして、ローの珀鉛病を治すため、コラソンはローを連れドンキホーテ海賊団を離れます。2人きりで旅をしながら、珀鉛病を治す術を探しました。
ローの過去④コラソンの死
コラソンはローの珀鉛病を治すため、食べると「改造自在人間」になれるオペオペの実を奪います。この実をローに食べたことにより、あらゆる外科手術が自在に行えるようになったローは、自らの体に溜まっていた鉛を摘出することで珀鉛病を克服します。しかし、ドフラミンゴの実の弟であるコラソンは、実は海軍のスパイだったのです。最後はドフラミンゴに見つかり、殺されてしまいます。
フレバンスに対する世間での評判や人気
美しい町が辿った運命は、ワンピースファンに大きな衝撃を与えました。幼かったローが目の前で家族や友人を殺され、周辺諸国からフレバンスが滅ぼされていく様子に、途中で読み進めるのが辛くなる人もいたようです。
珀鉛病が伝染病ではないという事実が知られていたら、フレバンスが滅ぶことはなかったかもしれません。しかし、利益のために珀鉛の有毒性を公表せず、証拠隠滅のため、敢えてフレバンスが滅亡するよう誘導した世界政府に対して怒るワンピースファンも多かったようです。
フレバンスは『ワンピース』に登場する国の中では珍しく、隣国と国境が接している国でした。そして珀鉛による産業が盛んだったこともあり、国外へ出ていた国民もいたのではないかと考えられます。その国民達は今どうしているのか、迫害を受けて生活しているのか、出身を隠して生活しているのかといった点も謎に包まれています。
フレバンスには謎が多かった
白く美しかったフレバンスは、多くの謎を残したまま滅亡しました。未だに解明されていない謎の多い『ワンピース』ですが、フレバンスの謎についても未だに読者にとって気になる内容となっているようです。 ドンキホーテ海賊団を離れた後のローの話は、ノベルとして刊行されています。フレバンスについての謎も、今後本誌やノベルの中で分かる日が来るかもしれません。
この記事のライター
和倉
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