【ワンピース】コラソンはかっこいい？回想で見られる魅力や名言を紹介

コラソンがかっこいいと言われる理由についてまとめていく前に、まずはワンピースに登場するコラソンがどのような人物なのかについてまとめていきます。また、コラソンの活躍が描かれている作品『ワンピース』についても、概要とあらすじをまとめ、その内容をおさらいしていきます。

コラソンことドンキホーテ・ロシナンテはドンキホーテ海賊団の元最高幹部であり、ドフラミンゴの実の弟です。その正体は海軍本部に所属する海兵で、センゴクの部下として潜入調査を行っていました。金髪と赤い頭巾、右目の下の黒いペイントと口裂けのような化粧をしているのが特徴的で、子ども相手でも容赦なく殴れるような冷徹さをしておきながら、時折ドジな一面がある憎めない性格をしています。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。魅力的なキャラクターと感動的なシナリオが話題を呼び、いつしかジャンプ漫画の金字塔と呼ばれるほど世界的人気を誇るようになりました。2022年8月時点で全世界累計発行部数は5億1656万6000部を突破しており、この記録はギネス世界記録にも登録されています。

かつてこの世のすべてを手に入れた男、『海賊王』ゴールド・ロジャー。彼が遺したひとつなぎの大秘宝（ワンピース）の存在が明らかにされると、人々はそれを求めて海へ漕ぎだし後に大海賊時代と呼ばれる覇権争いが始まりました。麦わら帽子をかぶった少年、モンキー・D・ルフィ。彼もワンピースを狙う海賊の1人であると、集めた仲間たちと共に大海原を進んでいきます。

ここからはコラソンのかっこいい魅力が分かる回想シーンについてまとめていきます。コラソンはドレスローザ編において重要人物の1人でしたが、その存在は既に死亡しているキャラクターであり、彼の登場や活躍は回想シーンにて描かれています。

天竜人として産まれたコラソンは、平和な日常を送っていました。ですが、ある日父親のホーミング聖が失言してしまいドンキホーテ一家は迫害されてしまいます。そうして母親は衰弱死し、火あぶりの拷問で性格が歪んだドフラミンゴは父親を殺害してしまうと、コラソンは兄から逃げるように地上に降り、その先で出会ったセンゴクに保護されるのでした。

ワンピース764話にて、珀鉛病にかかった幼少期のローを連れて病院を巡っていたコラソン。しかし、ローは当時『ホワイトモンスター』と呼ばれ忌み嫌われていた存在だったため、訪ねた病院すべてから治療を断られていました。その出来事についにローが悔し涙を流してしまうと、コラソンはその医者を殴り飛ばし「それでも医者か！」と怒りを露わにしました。

コラソンは大の子ども嫌いであり子ども相手でも容赦なく暴力を振るうことがありました。しかし、それらの暴力はすべて彼らを守るためでもありました。コラソンの正体は海軍でしたが、海賊という危ない組織から子どもたちから遠ざけるために敢えて暴力を振るい、海賊が恐ろしい存在であることをアピールしていたのです。

ワンピース767話にて、コラソンは実の兄であるドフラミンゴと戦うことになります。ただし、コラソンの背後にはローがおり彼の存在を悟らせてはいけない状況でした。とっさの判断でコラソンはローを宝箱に隠すと、ナギナギの実の能力で音が聴こえないように細工を施します。そして、ドフラミンゴと直接対決をしながらローを守り切ることに成功します。

コラソンが幼いローを連れて病院を転々としていた頃、ある島で寝ているローを見ながらまだ幼い子供が死ぬのは可哀そうなことだと同情し、過去にローから刺された傷も痛くなかったと語ります。痛いのは病に苦しんでいるロー本人であり、それに比べたら自分が受けた傷は大したものじゃないと感じていたからです。その時寝ているフリをしていたローは、そこで初めてコラソンのことを心から信頼するようになります。

ドフラミンゴとの決闘に敗れてしまったコラソン。ですが、コラソンは最後までローの存在をほのめかしドフラミンゴに嘘の情報を信じ込ませました。その情報を受けてなおもドフラミンゴはローを捕まえようとすると、それを見てコラソンはローを自由にしてやれと訴え、その言葉を最後にドフラミンゴの手によって射殺されるのでした。

ここからはコラソンのかっこいい名言についてまとめていきます。悲惨な過去を背負いながら、1人の海兵としてローを懸命に守り切ったコラソン。この出来事だけでも彼はかっこいいキャラクターだと言えますが、それ以上に彼の魅力を引き立たせているのは彼の口から出た名言です。ここではファンの間で特に人気の高い3つの名言を紹介していきます。

訪ねた病院から心ない言葉と偏見を押し付けられてきたローとコラソン。彼らの病院探しは6ヶ月の月日が経っても終わる気配がありませんでした。そんな時、ローの寝ている隣で酒を飲んでいたコラソンは上記のセリフを涙ながらに口にして、ローにかけていた心境を露わにしました。自分の痛みよりも他人の痛みを気に出来るコラソンの器の大きさに、多くのファンがかっこいいと胸を打たれた瞬間でした。

幼少期のローは「全てを壊したい」という思いでドンキホーテファミリーに入ろうとしました。ただし、コラソンはドフラミンゴが恐ろしい存在であることを知っていると、隠し名であるDの一族が聖地マリージョアでは神の天敵として語られていることを明かしました。このセリフは後に成長したローが全く同じセリフを喋っており、その場面はワンピースの中での名シーンとして語られています。

ドフラミンゴとの決闘の末、最後に致命傷となる銃弾を受けたコラソン。その死に際にローが心配した様子で顔を覗かせると、コラソンは自分の死に際であるにもかかわらずアホ面な笑顔を浮かべました。その表情に思わずローも仰天してしまうのでしたが、この行動には自分が死亡してもローが思い出す時には笑顔の自分が浮かんでいてほしいという思いがあったからでした。

ここからはコラソンの能力や技についてまとめていきます。コラソンのかっこよさは海軍の頃に培った能力や、必殺技を活かした戦闘シーンにも表れています。ここではコラソンのナギナギの実の能力の効果について説明し、作中で見せた技を一覧にして紹介していきます。

ナギナギの実は超人系に分類される能力であり、音を消したり周囲の音を聴こえなくさせる効果を持っています。音であればどんなものでも遮断できる無音人間で、聴こえなくさせる範囲や人を選べたりと状況に応じて使い分けもできます。直接的な戦闘ではあまり効果を発揮できませんが、隠密行動や暗殺などの時にその真価が発揮されます。

サイレントは透明なドーム状の防音壁を展開する技です。この防音壁の中にいると外側の音が一切聴こえなくなり、逆に外側にいる人は中の音が一切聴こえなくなります。音を完全遮断するため重要な会話が外に洩れることを防ぐ時によく使われます。

凪は触れたものに能力を行使し、その人から発生する全ての音を消すことができます。凪にあてられた人はたとえ机を叩こうが重火器を発射させようがそこから生まれる音が一切周りに聴こえません。また、この能力は自分を対象にすることもできるため、隠密行動をする時などに重宝されます。

これまでコラソンのかっこいい魅力をまとめてきました。様々な要素が相まってファンからかっこいいと言われるようになったコラソンでしたが、実のところコラソンはワンピースファンたちから本当にかっこいいと言われているのでしょうか？ここではコラソンに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

ワンピースファンの間ではコラソンがかっこいいという意見がありふれており、とても人気が高かったです。実際、ワンピース公式で行われたキャラクター人気投票ではチョッパーやビビといった人気キャラクターを抑えて13位に選ばれており、その人気は本物だと言えます。

コラソンを語る上で彼の回想シーンは外せないと語る人も多くいました。コラソンの物語にはローに対する思いや彼の信念が鮮明に描かれており、初めて読んだ人の多くはその内容に感動してしまうようです。

一部のファンの間では死亡したはずのコラソンが実は生きているのではないかと囁かれています。言うなればコラソン生存説が語られているわけですが、この考察には願望によるところが多く、あまり信憑性は高くありません。

ドレスローザ編にて登場したコラソンは、トラファルガー・ローにとって命の恩人で最期の瞬間まで彼を想っていたとてもかっこいいキャラクターでした。既に死亡したキャラとして扱われているコラソンが今後再登場することはほぼないかもしれませんが、聖地マリージョアや海軍といった関連性のあるところからその名前が再び出てくるかもしれないので、今後のワンピースもしっかりチェックしておきましょう。