【ワンピース】シャーロット・クラッカーの強さまとめ！ビスビスの実の技や弱点とは？

クラッカーの強さについて見ていく前にまずはクラッカーとはどういった人物なのかについてまとめていきます。個性派揃いであるワンピースの敵役の内の1人であるクラッカーはどんな存在だったのでしょう。また、それに併せてワンピースという作品についてもその概要を解説していきます。

本名シャーロット・クラッカーは四皇シャーロット・リンリンが率いるビッグ・マム海賊団の幹部でなおかつ彼女の実の息子でもあります。痛いことを極度に嫌っており戦う際もビスケットの鎧を着た人形を操って戦います。見た目は顔に古傷がついており周囲からは恐れられるような顔つきをしていますが、その反面職人気質でビスケット作りには誰よりも強いこだわりを持っていうようなお茶目さがあります。

ビッグ・マム海賊団は四皇の1人であるシャーロット・リンリンが率いる海賊団であり、その船員の内の129人は家族で構成されています。夫が43人おり毎年子どもを産み続けた結果それほどまでの人数に膨らんており、ビッグ・マムは息子や娘たちの中で戦力が高い3人をスイート3将星に任命しました。クラッカーはそのスイート3将星の中の1人であり海賊団きっての最高戦力の一角です。

シャーロット・リンリンはトットランドという国を治めておりクラッカーはそのビスケット大臣を務めています。トットランドはまるでお菓子の国を体現をしたような国になっており、クラッカーは住民の住居の壁をビスケットを利用して造っています。

ワンピースは尾田栄一郎先生によって週刊少年ジャンプに連載されている日本の漫画作品です。1997年に第1話が掲載されると大海原にロマンを追い求めていく主人公の勢いが好評を呼び次第にファンが増えていくとアニメ化、劇場映画化など様々なメディアミックス化を果たし、現在ではその作品を知らない人がいないほどの人気作品になりました。2015年には最も多く発行されたコミックとしてギネス記録にも認定されています。

かつてこの世のすべてを手にした男、海賊王ゴールド・ロジャー。ひとつなぎの大秘宝『ワンピース』をどこかに遺したと言うと、世の海賊たちはそれを見つけに各々船に乗り込み大海賊時代が訪れました。本作の主人公モンキー・D・ルフィもその内の1人で、彼は行く先々の島で魅力的な人と出会うと彼らの抱えたもどかしい問題をぶっ飛ばしていき、仲間と友情を築いていきながら新世界を目指していきます。

ここからはシャーロット・クラッカーの能力や強さについてまとめていきます。シャーロット家の設定はお菓子を題材にしたものとなっており長く連載が続いているワンピースの中でも奇抜で個性的な能力を持ったキャラが多く登場しています。クラッカーも中々の個性派であり例外ではありません。

クラッカーの懸賞金は8億6000万ベリーとすべての海賊の中でも上位の金額をかけられています。作中の主人公であるルフィの5億ベリーと比較してみてもその差が歴然であることが分かります。懸賞金の高さの理由はクラッカー自身の強さもそうですが、何よりビッグ・マム海賊団の最高幹部を務めていることが最もな要因でしょう。

クラッカーはビスビスの実の能力者でありビスケットを生み出す能力を持っています。クラッカーは戦う時にその能力を使用しますが、クラッカー自身注射すら嫌がるほど痛みを受けることが苦手です。そのため戦う際には自分ではなく兵士を生み出しています。

ビスビスの実の能力を使うには手を叩く必要があります。この設定の由来は童謡の『ふしぎなポケット』をモチーフにしていると言われています。子ども受けのよさそうな可愛らしい設定ですが、その効果や能力の強さはもはや子どもを泣かせてしまうほどのものです。

クラッカーが生み出す兵士はビスケット兵と呼ばれ、まるで本物の人間がビスケットの鎧を着ているかのような兵士を生み出します。そのビスケット兵が手にする武器も彼の能力次第で増やすことが可能です。政府が発行している懸賞金付きの手配書には犯罪者の名前と共に顔写真がついていますが、クラッカーの手配書にはこのビスケット兵の顔が映っておりビスケット兵の強さを物語っています。

ビスケット兵はかなり打たれ強くルフィのギア4バウンドマンの発動でやっと攻撃が通用するほどの強度を誇っています。バウンドマンは悪のカリスマであるドフラミンゴを追い詰めるほどの強さがありましたが、ビスケット兵はそれと同等の耐久力を持っているということになります。

クラッカー自身はあまり攻撃的になることはありませんが、戦闘時にビスケットの兵を大量に生み出すと兵の大群で相手をじりじり追い詰めていき、隙を晒した瞬間を狙って直接急所を攻撃します。強力な手下を存分に仕掛け、肝心なところで自分がとどめを刺すという非常に合理的な戦闘スタイルを徹底しています。

ここからはビスビスの実の弱点についてまとめていきます。ワンピース作中でクラッカーはルフィと直接対決することになります。そこで上述したビスビスの実の能力の強みを活かしてルフィを追い詰めることに成功しますが、まさかの弱点が発覚して形勢逆転されてしまいます。

強靭なまでの硬さを誇っていたビスケット兵でしたが、彼らの唯一の弱点は水でした。水を浴びるとビスケットで出来た身体に水分が侵入しその強度が途端に柔らかくなってしまうのです。

弱点で水であることに気づいたのはルフィと共に戦っていたナミでした。ナミは天候を操る天候棒を振るって雨を降らすとその場にいるビスケット兵全員の強度を柔らかくしたのです。これによりルフィの攻撃が簡単に通すことができるようにはなりましたが、クラッカーの兵を生み出す能力も無尽蔵なもので決め手には欠けていました。そこでルフィは思い切った行動を取ります。

ルフィはそれまで戦っていたビスケット兵を食べ始めました。水分を含んで柔らかくなっていたためビスケット兵を食べることが可能になっており、その上ルフィは未曽有の胃袋をした人間であるためクラッカーが生み出し続けるビスケット兵を次々と平らげていきました。そうしているうちにとうとうクラッカーの体力が空になりルフィはとどめの一撃をお見舞いしたのです。

ここからはアニメ版ワンピースに注目してクラッカーのアニメ声優を担当した人についてまとめていきます。ワンピースはアニメ界隈でも長寿作品として有名でありクラッカーが登場する話まで映像化されています。そこでクラッカーの活躍を演じた声優について解説していきます。

クラッカーの声を担当した声優は桐本拓哉（きりもとたくや）さんです。歴の長い声優として知られていますが声優業の他にダンディに整った顔立ちから舞台俳優としての活躍も目立っています。

1967年7月27日の岐阜県生まれ。血液型はA型で身長は172cm。所属事務所は青二プロダクションです。声優として活動を始めたのは1990年代であり当時は桐本琢也として活動していました。芸名を現在のものに変更したのは2016年2月。男前で勇ましい声質をしており、アニメ作品よりも海外ドラマや洋画の吹き替えで目立っている声優でもあります。

『サマーウォーズ』の陣内理一や『アイシールド21』の金剛阿含、『真・北斗無双』のハンなど、アニメ作品では主役以外のキャラを演じることが多いです。その反面洋画では主役を演じることが多く『アメリカン・スナイパー』のクリス・カイルや『王宮の夜鬼』のイ・チョンなど数々の名作で主役の日本語吹き替えを担当しています。

これまでシャーロット・クラッカーの能力や懸賞金が表す強さの理由についてまとめてきました。アニメ版でもクラッカーの活躍や致命的な弱点によって敗北するシーンまでが描かれましたが、そんなクラッカーに対して世間での評判や人気はどうなっているのでしょうか？ここでは実際にネット上で見られるクラッカーへの感想を見ていきます。

クラッカーはビッグ・マム海賊団の幹部として登場しており主人公であるルフィとは敵側の人間です。それでもワンピースファンの間ではクラッカーが一番好きだと言う人が割と多かったです。45歳の割にはイケメンで筋骨隆々な体つき、そして威圧的な発言をしておきながら実は痛いのが苦手というギャップが刺さる人には刺さっているそうです。

クラッカーの能力が純粋に強すぎると感じた読者も多くいました。ビスケットの兵を作るだけならワンピース上では大したことがなかったでしょう。しかしその兵士1人1人の強度がギア4でなければ砕けないという部分がファンにとっても予想外なものであり、クラッカーがビッグ・マムの船で幹部を務めている理由を知った瞬間でもありました。

クラッカーの懸賞金がルフィよりも高いことは上述しましたが、その点についてドフラミンゴと比較している人もいました。懸賞金はその人の強さや凶悪さを数字で表したものであり、クラッカーはドフラミンゴとも対等に張り合えるほどの実力者だったのではと囁くファンもいます。

ここからはまとめとは趣向を変えてクラッカーがもしも〇〇だったらについて考えていきます。ワンピースの作品上ではビッグ・マム海賊団の幹部としてルフィの前に立ちはだかったクラッカーでしたが、その本性は痛がるのが嫌いで職人気質を自称する人物でした。そんな彼がこの現代に実在する人物だったらどんな存在になっていたでしょうか。その予想を作中の言動などを参考にして推察していきます。

ビッグ・マム海賊団はそもそも海賊でありながら本当の大家族でもあり、10男であるクラッカーにもたくさんの兄弟が上にも下にもいました。その中でクラッカーの性格を浮き彫りにしてみると8女のブリュレに対し冷ややかな対応をしていた場面が描かれていました。ホーミーズに対しても冷徹な対応をしていたのでクラッカーが兄の場合少々冷たい性格をした存在になっていると推察されます。

クラッカーはビスケットに対する思いはきっと本物でしょう。ワンピース作中でもビスケットを利用した家造りには熱が入っており、自身のことを職人気質と語っています。クラッカーがパティシエだった場合その自称する職人気質を存分に奮うことでしょう。ビスケット兵を戦闘力に特化させるために改良したのだとしたら、美味しさを追求したビスケット菓子も生み出してみせるかもしれません。

ビスケット大臣として住民の住居を造っていたクラッカー。ですがトットランドの方針だからか、それともクラッカー自身がそうしたかったのか、その家の壁はお菓子で出来ています。もしもクラッカーが大工だった場合家の壁をビスケットにする可能性はゼロではないでしょう。奇抜的で一部の人から人気は出るかもしれませんが、大工としては問題児扱いされそうです。

クラッカーのビスビスの実はとても強力なもので、最強のビスケット兵を大量に生み出し敵を追い詰め最後の一撃を淡々と狙うという戦い方もとても策士なものでした。弱点を見破られてしまったことがルフィへの敗因になってしまいましたが、水の発想にたどり着かなければその時の戦いもどうなっていたのか予測不可能なものだったでしょう。ルフィやワンピース読者の記憶に鮮明に残るほどの強敵でした。