【ワンピース】ビッグマムの過去がヤバい?正体や能力についても調査
日本国内のみならず、海外でも高い人気を誇る漫画『ONE PIECE』に登場するビッグ・マムとは、どのような人物なのでしょうか。ビッグマムとは何者なのか、ビッグマムの人物像や過去、過去に関わった人物や、ビッグマムの正体や使用技などをご紹介します。
目次
ビッグ・マムとは
ビッグ・マムとは、漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターの1人です。今回は、そんなビッグ・マムの人物像や過去、強さなどについてご紹介します。
ビッグ・マムのプロフィール
ビッグ・マムの本名はシャーロット・リンリンといい、ビッグ・マム海賊団の船長をしています。また、新世界ホールケーキアイランドをはじめとした34の島や周辺海域を含めた万国(トッドランド)の女王をしており、夫が43人、息子が46人、娘が39人という大家族です。34の各島では、子供たちが幹部として統治しています。
また、”ビッグ・マム”という異名は、129人という大家族であることが理由で名付けられたと思われます。
ビッグ・マムの性格
ビッグ・マムは、食べることが大好きな大食らいであり、非常に凶暴で非情な性格をしています。そのため、島の住民や部下のみならず、子供たちからも恐れられています。時には、小さい子供などに対し、母親のように優しく接する事もありますが、基本的には自分勝手な理論で制裁を行うなど、話の通じない独裁者のような人物です。
ワンピースの概要
『ONE PIECE』とは、漫画家の尾田栄一郎によって描かれた作品で週刊少年ジャンプにて1997年から連載されており、現在も連載中で、ジャンプの顔と言われるほどの人気作品となっています。日本国内のみならず、海外での人気も高く、同作のアニメも1999年から放送中であり、放送開始から現在に至るまで、大きな人気を得ています。
ワンピースのあらすじ
”海賊王”と言われるゴール・D・ロジャーは、歴史上でたった1人、偉大なる航路(グランドライン)を制覇しました。そしてそんな彼が最後に残したのは、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)でした。
主人公であるモンキー・D・ルフィは、”海賊王”になるため、麦わらの一味ら仲間と共にワンピースを手に入れるため、船に乗り、大海原へ航海に出ます。
ビッグ・マムの過去
ビッグ・マムことシャーロット・リンリンは、どのようにして今のビッグ・マムになったのでしょうか。ビッグ・マムの過去やビッグ・マムの過去と関係のあるマザー・カルメルやシュトロイゼン、ロックス海賊団についても交えながら、なぜ現在のような凶暴で非情な性格になってしまったか、その理由などを考察していきます。
ビッグ・マムの過去①ビッグ・マムの両親は人間
リンリンは巨体であるものの、両親は巨人ではなく普通の人間であり、リンリン本人の過去の回想から確認できます。幼い頃は、現在とは違い無邪気で子供らしい性格をしていました。
ビッグ・マムの過去②両親に置き去りにされる
しかし、あまりの巨体と怪力からリンリンは無邪気に遊んでいるだけにも関わらず、周りを破壊してしまい、大きな被害が出てしまったことを理由に、リンリンには国外追放を言い渡されてしまいます。そんなリンリンの両親は、自分たちには手に負えないと、聖母と呼ばれるマザー・カルメルの孤児院がある巨人族がいるエルバフという国に、嘘をつきリンリンを置き去りにします。
ビッグ・マムの過去③羊の家で暮らす
両親に置き去りにされ、独りぼっちとなったリンリンは、マザー・カルメルの孤児院、「羊の家」に引き取られました。そこには、同じように親に見放されてしまった子供や行き場の無くなった子供など、個性豊かな子供たちがたくさんおり、リンリンはすぐに子供たちと仲良くなりました。
ビッグ・マムの過去④食欲と異常な大きさ
リンリンは、異常な怪力の持ち主でしたが、子供故にコントロールが出来ず、無意識に周りを破壊してしまうことが多々ありました。そしてリンリン本人は善意のつもりが、少し叩いただけで熊を殺してしまったり、子供の骨を負ってしまうなどの被害を出していました。
また、リンリンは何より食べることが大好きで、特に甘いお菓子が大好物です。異常な食欲の持ち主で、一度食べ始めると夢中になるあまり、皿やテーブル、さらには人までも食べてしまいます。
リンリンは、6歳の誕生日を羊の家の子供たちや、マザー・カルメルに祝ってもらいます。子供たちは、リンリンのために大量のセムラでクロカンブッシュを作り、リンリンは大喜びで平らげましたが、リンリンは夢中で食べるあまり、クロカンブッシュ以外のものも食べてしまい、食べ終わったリンリンが我に返ると、そこには誰もいませんでした。
ビッグ・マムの過去⑤食い煩いが発生した理由
ビッグ・マムは、食べることが大好きなあまり、食べ物に対して異常な程執着しています。そのため、食べられないとなると、ひどい癇癪を起こし、我を忘れて周りを攻撃してしまいます。
過去、ビッグ・マムになる前の幼いリンリンであった時代、エルバフの「冬至祭」の慣わしに従い、12日間の断食を試みるのですが、好物のセムラが食べたいあまり、食い煩いを発生させ、エルバフの村を火の海にしてしまいます。そしてリンリンを止めようとした村の英雄であるヨルルは、リンリンに投げ飛ばされ、傷を負い、高齢だったことも相まってその傷が原因となり亡くなってしまいます。
村のセムラを全てリンリンに差し出し、マザー・カルメルがソルソルの実の能力を使い、鎮火させたことで騒動は収まりましたが、この出来事がリンリンが巨人族から憎まれる理由のひとつとなりました。
ビッグ・マムの過去⑥シュトロイゼンと出会う
シュトロイゼンは、ビッグ・マム海賊団の総料理長です。シュトロイゼンは、リンリンの過去の誕生日にあった出来事をたまたま見ており、その異常さに興味をもちリンリンに近づきました。料理人であったため、普段からリンリンに食べ物を与え、1人になってしまったリンリンの面倒を見ていました。
知り合った経緯から分かるように、シュトロイゼンもまた、非情である意味海賊らしい感性を持った人物でした。シュトロイゼンはリンリンの親代わりでもあったため、リンリンの性格が変化し、今のビッグ・マムの非情な人物になったのは、シュトロイゼンの影響を受けたのも理由のひとつだと思われます。
シュトロイゼンは、上記の経緯からビッグ・マムと親しくなり、「ビッグ・マム海賊団」を結成しました。そのため、ビッグ・マム海賊団では最古参の団員となります。
このことから、シュトロイゼンは、ビッグ・マムの過去を詳細に知る数少ない人物です。また、あらゆるものを食材に変えることができる「ククククの実」の能力者であり、料理上手であることからも、リンリンことビッグ・マムが現在においても信頼をしている数少ない人物です。
ビッグ・マムの過去⑦カルメルとの関係
マザー・カルメルは、ビッグ・マムの過去の恩人で、リンリンが両親に捨てられた後、リンリンを引き取り、孤児院「羊の家」で共に暮らしていました。
初めは身体が大きく、力の強いリンリンに戸惑っていたものの、リンリンに優しく接し、リンリンが優しさから無自覚で周りを傷つけていても拒絶せず優しく接していました。そのため、リンリンにとってはとても優しく、初めて自分のことをきちんと理解してくれた人物であり、信頼していました。
マザー・カルメルは、ソルソルの実の能力者であり、火を太陽に変えることができました。これにより、リンリンが過去に食い煩いを起こし、エルバフの村を破壊した際は火を鎮火させることができました。
実は、子供を海軍に売り飛ばすブローカーであり、子供たちを売り飛ばす日にリンリンの誕生日を祝いますが、リンリンが夢中になってクロカンブッシュを食べ、マザー・カルメルは子供らと共に姿を消します。そして、その後リンリンはマザー・カルメルのソルソルの実の能力が使えるようになります。
『ONE PIECE』の作中ではきちんと明かされてはいませんが、リンリンがソルソルの実の能力者になったということは、おそらくリンリンが夢中になって食べていたためにマザー・カルメルや子供たちをも食べてしまったとみて間違いはないでしょう。
しかし、リンリン本人はこの事実に気づいておらず、ただ”皆が急にいなくなった”と認識しているため、突如ひとりぼっちになってしまったリンリンは大きなショックを受けます。この出来事がリンリンの性格が変わっていった理由のひとつとなりました。
実は、この出来事はエルバフの戦士にも目撃されており、マザー・カルメルも過去に巨人族を救った英雄であったため、ヨルルやマザー・カルメルといった英雄を殺したことが理由となり、リンリンは名前を出すのも恐れられるほど巨人族から憎まれてしまいます。
ビッグ・マムの過去⑧ロックス海賊団との関係
ロックス海賊団は、「伝説の海賊団」と言われた最強の海賊団です。ロックス海賊団は凶暴な荒くれ者ばかりで構成された海賊団で、船長はロックス・D・ジーベックという海賊王と言われたゴール・D・ロジャーの宿敵とされる人物でした。
ビッグ・マムは、過去にこの海賊団の団員であり、他にビッグ・マムをはじめとした後の4皇となる白ひげやカイドウなどがおり、ロックス海賊団の解散後、ビッグ・マムはビッグ・マム海賊団を結成します。また、ビッグ・マム海賊団の団員であるシュトロイゼンも過去にロックス海賊団に所属していたことが明らかになっています。
ビッグ・マムの正体や能力
ここまで、ビッグ・マムの過去を振り返ってきましたが、ここからはビッグ・マムの正体や使用する技、ビッグ・マムの使うソルソルの実の能力などを考察していきます。
ビッグ・マムは巨人族?
ビッグ・マムは巨体の持ち主ではあるものの、万国(トッドランド)にてビッグ・マム本人が「巨人族はいない」と発言しており、その身体つきも他の巨人族に比べると小さいため、ビッグ・マムは巨人族ではないのでしょう。
「ソルソルの実」を食べた悪魔の実の能力者
ビッグ・マムはソルソルの実の能力者であり、ソルソルの実の力は魂を操ることができ、能力者は相手の魂(寿命)を奪ったり、奪った魂を他の生物や物に移すことができます。
この能力を使いビッグ・マムは、万国(トッドランド)の住民から、安全と引き換えに半年毎に1ヶ月分の寿命をを取り、その魂を使い、無機物に魂を入れ込み、「ホーミーズ」と呼ばれる自我を持った物を作り出しました。ホーミーズは、ビッグ・マムに絶対服従であり、監視役としてあちこちに存在しています。
また、ビッグ・マムは動物や雲、火などにも魂を入れ込み、擬人化させ、ビッグ・マム海賊団の団員や部下として使用しています。
ビッグ・マムの使用する覇気
ビッグ・マムは、武装色、見聞色、覇王色といった3種類の覇気を使うことができます。 覇気は、『ONE PIECE』の世界では、誰もが潜在的に持っている力です。武装色は身体を強くし、相手に攻撃をしたり、鎧を纏ったように相手からの攻撃を防御することができます。見聞色は相手の気配を感じることができ、自分の視界に写っていない相手も、どこにいるか分かってしまいます。
覇王色の覇気を身につける人物は稀で、『ONE PIECE』の中でも、ビッグ・マムやルフィーなど、数人しか修得者が確認されていません。覇王色は、相手のことを威圧でき、相手が逃げてしまったり、弱い相手であれば気絶してしまいます。修得できるのは、確かな強さを持つ人物のみであり、修得している人物は、『ONE PIECE』の作中でも名を挙げる者ばかりです。
技①魂への言葉
ビッグ・マムの使用する技のひとつが魂への言葉(ソウル・ポーカス)です。これは、ソルソルの実の能力であり、ビッグ・マムを相手に臆してしまい、自分の生死を考え、恐れてしまうと寿命を取られてしまう、というものです。
技②天下の火
2つ目の技が、天上の火(ヘブンリーフォイアー)です。これは、火にビッグ・マムの魂を分け与えたホーミーズのプロメテウスを掴み、投げつけることで火災を発生させる技です。
技③天下のボンボン
3つ目の技は、天下のボンボンです。これは、ビッグ・マムの側近である、火のホーミーズ、プロメテウスが口から火の玉を吐き出す技です。
技④雷霆
4つ目の技は、雷霆(ライテイ)です。これはビッグ・マムの側近のホーミーズである雲のゼウスの口に手を入れ、雷霆を引き出し攻撃する技です。
技⑤威国
5つ目の技は、威国(いこく)です。ビッグ・マムが普段かぶっている帽子のホーミーズである、二角帽のナポレオンを剣に変化させて戦う技です。この技の元は巨人族の技である覇国(はこく)に近いものだと思われます。
技⑥皇帝剣破々刃
6つ目の技は、皇帝剣 破々刃(コニャック ハハバ)です。この技は、剣となった二角帽ナポレオンに、火のホーミーズであるプロメテウスの炎を纏わせ攻撃する技です。
技⑦合体鳴光砲
7つ目の技は、鳴光砲(メーザーほう)です。これは、ビッグ・マムの側近であるプロメテウス、ナポレオンとヘラの合体技です。ヘラは、ゼウスがビッグ・マムに見限られ、その後誕生したゼウスよりも力を持つホーミーズです。
ナポレオンが剣になり、プロメテウスとヘラがそれぞれナポレオンと融合し、剣を振るうと、光の矢に変形したヘラが発射されるという技です。
技⑧刃母の炎
8つ目の技は、刃母の炎(ははのひ)です。こちらは、ナポレオンを振り下ろし、相手を焼き斬る技です。
技⑨天満大自在天神
9つ目の技は、天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)です。この技は、ビッグ・マムが、ゼウスをはじめとした雷雲から雷撃を発射し、国の全土を攻撃する大規模な技です。雷撃はホーミーズであり、意思を持つため防御も効果はありません。
技⑩威鼓
10個目の技は、威鼓(インドラ)です。この技は、相手に雷撃を落とし攻撃する技です。天満大自在天神と同じ雷撃技ですが、天満大自在天神よりもピンポイントに相手を攻撃する技になります。
技⑪震御雷
11個目の技は、震御雷(フルゴラ)です。こちらは、雷雲のホーミーズであるヘラを使った雷撃です。ゼウスを使った雷霆と似ていますが、ゼウスよりも力があるとされるヘラを使っていることと、雷霆が垂直攻撃なのに対し、この技は横方向の攻撃であるという点が異なります。
技⑫覇海
12個目の技は、覇海(はかい)です。この技は、百獣海賊団の総督であるカイドウと共に、同時に攻撃し、その衝撃波で相手を倒す技です。この技は、とても強力で、カイドウに勝る力を持つゾロも一瞬防ぐことしかできず、鬼ヶ島全土の地形を変えてしまう程のものです。
カイドウは、ビッグ・マムと同じく過去にロックス海賊団で見習いをしていたロックス海賊団の団員であり、四皇の1人でもあります。
技⑬マーマ急襲
13個目の技は、マーマ急襲(レイド)です。この技は、ナポレオンを振り下ろす際に、一回転をしながら攻撃する技です。
技⑭盗まれた火
14個目の技は、盗まれた火(シュトーレンフォイア)です。この技は、ビッグ・マムの側近で、火のホーミーズであるプロメテウスの炎攻撃です。
技⑮母訪砲三千里
15個目の攻撃は、母訪砲 三千里(バホウほう ミザリー)です。この技は、鳴光剣の変化技で、ホーミーズの雷雲のヘラと火のプロメテウスが合体し、鳴光剣から発射され、相手を攻撃する技です。
ビッグ・マムの過去に対する世間での評判や人気
リンリンことビッグ・マムの過去には、可哀想だと思う人と、怖いと思う人がいるようです。確かに、過去の誕生日の出来事は、子供ながらの無邪気さがある分、今の”ビッグ・マム”とは違った怖さがあるのかもしれません。
また、過去の誕生日の出来事は、作中できちんと明かされていないからこその謎も多く、ファンの間では、度々考察のテーマとなっているようです。
ビッグ・マムの過去編はとても泣けると言う声も多くありました。現在のビッグ・マムは過去の悲しい経験が原因だと考えて同情している人もいるようです。
ビッグ・マムがもしも〇〇だったら
それではここで、ビッグ・マムがもしも〇〇だったらについて考えてみたいと思います。もしもビッグ・マムが別世界の人間だったとしたらどのような人物になっているのでしょうか。
ビッグ・マム「母親」篇
ビッグ・マムは、非情で凶暴な性格であり、実子でさえ怯えていることを考えても、母親としての愛情は期待できないでしょう。また、自分基準の価値観と理論を持っている人物なので、話が通じず、子供の立場ではかなり苦労すると思います。
幼少期の性格であれば、母親としての優しさがある可能性もありましたが、”ビッグ・マム”となった現在では、損得感情や恐怖でしか親子関係は成立せず、かなり冷め切った仲となってしまうのは間違いありません。そのため、ビッグ・マムはあまりいい母親とは言えないのかもしれません。
ビッグ・マム「会社の上司」篇
もしビッグ・マムが会社の上司であれば、彼女の性格から考え、かなり自分勝手な事を言う嫌な上司だと思います。実際、ビッグ・マムは自分の部下たちにかなり理不尽な要求をしたり、マイルールを突き通すこともあるので、もしビッグ・マムが上司であれば、いますぐ転職すべきでしょう。
ビッグ・マム「担任の先生」篇
もしビッグ・マムが担任の先生であれば、かなり理不尽なことが多く、生徒には嫌われるか、怖がられてしまうのではないでしょうか。しかし、ビッグ・マムは記憶喪失となった際に助けてくれた子供には優しく接するなど、ごく稀に優しさを見せる場合もあるため、ビッグ・マムに気に入られるかどうかが鍵になると思います。
ビッグ・マムの凶悪な性格は過去のトラウマが関係していた
ビッグ・マムは『ONE PIECE』の作中で傍若無人な悪役として描かれていますが、彼女の過去を知ると、シャーロット・リンリンがビッグ・マムとなったのは、両親に捨てられてしまったことから、出会った人物など、過去の出来事が大きな原因でした。
ビッグ・マムの過去を知ると、今の凶暴なビッグ・マムへの見方も少し変わり、ただの悪とも言えないのかもしれません。ビッグ・マムは、『ONE PIECE』でも大きな存在感を持つキャラクターですが、彼女の過去を知り、改めて物語を見ると、また違った面白さが得られるかもしれません。
この記事のライター
k12000
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。