【ワンピース】エースは覇気が使えなかった？強さや必殺技から考察

『ワンピース』のエースは白ひげ海賊団の2番隊隊長でメラメラの実の能力を持っています。白ひげのことをこよなく愛しており、白ひげを時期海賊王にすることがエースの目標でした。また本作の主人公であるモンキー・D・ルフィとは義理の兄弟として共に成長を遂げてきました。そんなエースの詳しい部分を知る前にまずはエースのプロフィールを確認しましょう。

『ワンピース』のエースは南の海・パテリラ出身で身長185センチの男性です。エースは悪魔の実であるメラメラの実の所有者で火拳のエースと呼ばれています。エースの初登場は単行本では17巻、アニメでは154話にそれぞれ登場しています。主人公のモンキー・D・ルフィとサボは義理の兄弟でエースの父親は海賊王のゴールド・D・ロジャーです。エースは元々父親のことを周りから悪く言われて育ってきたため、ゴールド・D・ロジャーのことを避けていましたが、自身も海賊になり白ひげ海賊団の仲間の一員になりました。

『ワンピース』にはたくさんの能力者がいますが、エースはメラメラの実の能力者です。体を火に変化させて炎を操りながら戦います。本人の力量次第で発揮される力が変わってきます。強ければ強いほど能力も上がりますので家や船を一瞬で吹き飛ばすことが可能です。特にこれと言った弱点はありませんのでメラメラの実の能力者であるエースは最強と言えるでしょう。

『ワンピース』はジャンプコミックスで刊行されている尾田栄一郎先生の作品です。1999年からテレビアニメが開始され、10年以上続いている長編アニメになっています。バトルやギャグ、感動や仲間との青春などが詰め込まれておりまさに少年漫画の王道アニメです。大人から子供まで幅広い世代から愛されている作品になります。

『ワンピース』は主人公、モンキー・D・ルフィが大秘宝『ワンピース』を探しに冒険の旅に出る物語です。旅を続けていく中で仲間となるメンバーも加わり麦わらの一味としてワンピースを目指します。話が進むにつれ強い敵も増えてきますが仲間と共に乗り越えていく冒険ファンタジーになっています。

『ワンピース』では「覇気」と呼ばれる意思の力が存在します。敵を威圧する時や気配を消すなど覇気にも種類が存在します。全部で3種類ありますが、3種類の覇気を使える者は限られています。『ワンピース』のキャラクターの中でエースは覇気が使えなかったのではないかという噂がありますがその噂は本当なのか検証していきましょう。

エースはすべての覇気を習得していましたが、2年前はまだ覇気を使用していませんでした。なぜならエースが覇気を使えること自体、設定としてなかったからではないかと推測されます。設定として覇気があれば黒ひげに負けることも赤犬に殺されることもなかったのではないでしょうか。

エースの懸賞金は5億5千万ベリーとなっていますが、知らない人も多いのではないでしょうか。エース=最強というイメージが強いと思いますが、実はエースの戦闘シーンはほとんどありません。それに加えて登場シーンもほとんど回想シーンになり本当に5億5千万ベリーなのかというのも怪しいところではあります。後にエースは白ひげ海賊団の一員になりますが、白ひげに勝てたことがありません。

この時に覇気が使えなかったから白ひげに勝てなかったのではないかと考えます。ちなみに白ひげの懸賞金は50億4600万ベリーとなっておりエースとは比べ物にならないくらいの強さを持っています。

先ほども記述しましたが、白ひげの懸賞金は50億4600万ベリーであり白ひげ海賊団の中でも最強の強さを持っています。白ひげの次に強いのがマルコで懸賞金は13億7400万ベリーです。この2人は懸賞金が億を超えており他のメンバーと比べてみても最強と言えるでしょう。

覇気には、武装色・見聞色・覇王色の3種類の覇気がありますが、エースは3つとも習得しています。この中で、武装色と見聞色の覇気は独学で覚えました。覇気の中でも覇王色の覇気はエースが幼いころから秘めていたものでハモンドを倒してしまうほどの威力を持っていました。

エースは強いキャラだと思っているファンの人が多いと思いますが、実際にアニメに初登場したのは154話からでした。アニメは10年以上放送されていますが、エースがメインで登場したのはわずか10回程度しかありません。その中でエースは一体どのくらい強いのか、エースと戦闘を繰り広げたキャラクターと比較して見ていきましょう。

エースとジンベエが争っている時に白ひげがやってきました。白ひげのことは一目見た時から自分とは比べ物にならないとわかっていましたが、エースは白ひげに真っ向勝負を挑みます。何度やられても立ち上がろうとするエースに白ひげは手を差し伸べました。白ひげにしても今エースが死ぬのは惜しいと感じたのでしょう。こうして白ひげ海賊団の一員になったのです。

ジンベエとエースの戦いは5日間にも渡っています。お互い力が互角すぎてなかなか勝負がつかなかったため5日間にも及びました。元々はエースが白ひげの首を取ろうとしていたところをジンベエが計画を阻止して邪魔したところから始まりました。ジンベエは漁人海賊団の一員で強いとされていますがその強さと互角ということはエースも相当強い人物なのでしょう。

スモーカー中佐はモクモクの実の能力者でエースはメラメラの実の能力者です。スモーカーは煙、一方エースは炎を扱って戦いますが、煙と炎では勝負になりませんし、たとえ覇気を使ったとしても勝負がつかないままになっていたでしょう。相性が悪かった2人ですが、両者ともほぼ互角の強さと言えるでしょう。

海軍本部に所属していた青キジことクザンは、冷え冷えの実の能力者です。青キジの氷とエースの炎では炎の方が圧倒的に有利に見えますが、海軍本部に所属していただけあって青キジも負けてはいません。2人共互角に戦っていましたので悪魔の実の能力はあまり関係ない戦いだったのかもしれません。

赤犬は元海軍の大将でマグマグの実の能力者です。マグマの力を使い正義を重んじない相手を敵とみなし、誰であろうと決して容赦はしません。エースは炎を操り攻撃ましたが、いくら技を繰り出してもマグマには敵いませんでした。赤犬には破れてしまいますが、エースも相当強さだったのではないでしょうか。

黒ひげはヤミヤミの実の能力者ですが、この力にエースの炎化が封じられてしまったことで黒ひげに負けてしまいます。お互い能力者同士、どちらが勝つのかハラハラしたファンも多くいたことでしょう。エースは体の炎化が消されただけでメラメラの能力を消されたわけではありません。黒ひげの能力に驚かされましたがどちらが勝ってもおかしくない戦闘でした。

エースはメラメラの実の能力を使い様々な必殺技を使うことができます。技を使いながら相手を追い込んでいきますが、懸賞金が高い分、強い敵も多くエースの前に立ちはだかりますし時にはエースが負けてしまうなんてこともあります。エースの必殺技を1つずつ紹介していくので見ていきましょう。

エースの代表的な必殺技であり、火拳のエースという異名もこの必殺技から付けられました。火力を高めて巨大化したところで相手に攻撃します。一発攻撃しただけで船が5隻沈没してしまうほどの威力を持っています。この火拳の能力はエースが殺された後、サボに受け継がれています。

指を銃のようにして構え、炎の弾丸を相手に打って攻撃します。火銃は連弾することが出来るため相手をじわじわと追い詰めることができます。この火銃は440話で黒ひげと戦っている時に出された技です。

その名の通り相手を逃がさないために炎で辺りを燃やし通路を防ぐ技です。相手に逃げられてしまっては勝負になりませんので、相手の逃げ道を防ぐためにこの技はあります。逃げ道を塞がれてしまっては相手も戦わざるを得ませんのでこの人と戦いたい、もしくは戦わざるを得ない相手の通路を防ぎます。

次の攻撃に備えるため準備として炎戒をします。直接戦闘に関わる技ではありませんが、次の攻撃に備えるための準備として非常に重要な技になります。自分の周りに陣を作っていると次の技が繰り出されるサインとなります。

火柱を発動させることができる技で、炎戒から続けて攻撃すると攻撃範囲がより広くなり相手を攻撃することができます。敵の数が多い時に炎戒・火柱を発動させると多くの敵を翻弄させることができるでしょう。また炎戒・火柱は空中で使用することも可能です。空中で使用する場合は真下にいる敵を攻撃できます。攻撃威力は一軒家が吹き飛ぶ程度です。

炎戒よりも広範囲にわたって攻撃することができる技になります。炎帝の準備を行う前段階で使用されることもあります。 この大炎戒は441話で黒ひげと戦っている時に出された技でした。自分の周りの地面に炎を展開していくもので大炎戒は炎戒の進化版になります。柱を出すのではなく地面を炎で燃やすものになります。

まず大炎戒の状態を作っておき、その状態から炎を集めて巨大の火の玉を作り出します。太陽のような大きな火の玉ですので威力も凄まじいものになります。441話の黒ひげとの戦いの終盤で繰り出された技です。大炎戒・炎帝は火柱よりも威力が上ですので決着がつくかどうかの狭間で使用されることが多い技になるでしょう。

蛍のように小さな光がいくつもあり、弾となってはじけ飛びます。小さな弾はエースの指示で相手に襲いかかり蛍火を受けた相手は火だるまにされてしまいます。この蛍火は441話に登場するものです。

両腕から2本の火の槍を飛ばす技になります。神火・不知火は黒ひげとの戦いの中、悪戦苦闘していた時に出された技で槍が見事相手に的中すると火の槍がその場で炎上することもあります。

441話の黒ひげとの戦いの中で繰り出されたもので両手の人差し指を十字にクロスさせて十字架のように火柱を出す技です。神火・不知火の後に出された技になります。相手に当たれば十字の跡がつき相手を焼き尽くします。

炎で作った壁を自分の目の前に作り、相手の攻撃を防ぐ技です。分厚く作っていますし炎でできていますので相手からの攻撃は焼き尽くします。ただし青キジと戦ったときは青キジの氷によりエースが作った炎の壁がすべて蒸発してなくなってしまいました。

エースはルフィを守る形で赤犬に胸を貫かれて死亡してしまいます。エースは強くて技もかっこいいものばかりでしたのでエースが殺されてしまったことにファンの方も無念でしかなかったでしょう。義兄ですが、ルフィと本当の兄弟の様な関係でした。今後エースが復活する可能性はあるのか、できれば復活してほしいと願うファンも多いです。

エースは赤犬によって胸を貫かれて殺されてしまいますが、単行本では59巻、アニメでは483話でエースの死亡シーンが描かれています。とてもショッキングなシーンのためファンは大号泣したことでしょう。ルフィにかける最期の言葉が「俺を愛してくれてありがとう」でした。エースが泣きながら最後の力を振り絞って最愛の弟に伝えたその姿に胸を打たれたファンも多いです。

赤犬に胸を貫かれて殺されてしまったエースにファンはショックを受けたことでしょう。エースが好きな人はアニメを見ること自体、やめてしまったかもしれません。しかし、噂に過ぎませんがエース復活説があります。ワノ国で綿さんがトキトキの実の能力で過去からやってきたと言います。エースもワノ国に訪れていますので悪魔の実の能力で復活するのではないかと言われています。

尾田栄一郎先生が読者目線で漫画を読んだ時に、エースを殺した赤犬を絶対に許せないと思ったそうです。エースは処刑台に連れて行かれますがルフィや白ひげ海賊団の仲間たちに助けられファンもほっとしたことでしょう。しかしその後赤犬がルフィを狙ったことでエースがルフィを守る形で殺されたので何も言葉が出てこなかったと言っていました。

作中でエースが覇気を使う描写が無い為、エースが弱いと思われていることを悔しく思う方も多くいるようです。王下七武海の元メンバーでかなりの強さであるジンベエと互角に戦えるエースの強さを知ってもらいたいという気持ちが溢れ出たツイートです。

エースは覇気を使える設定になっていましたが、作中では一切使えないようになっていました。3種類全ての覇気を扱えるはずが使えないまま話が進んでいましたので疑問に思っていたファンも多くいたでしょう。どんなに強い敵が現れたとしても覇気を使用することはありませんでした。1度くらいエースの覇気を使うシーンが見たかったと思うファンもいたでしょう。

エースは作中で覇気を使用するシーンがほとんど無い為、「エースの覇気使えなかった説」が出ている事に不信感を覚える読者もいるようです。子供の頃は、覇王色の覇気を使用した描写があるので、覇気が使えるのに、使えないと思われている事に、納得いかないと言う方も多いのかもしれません。

ルフィとサボの義兄でメラメラの実の能力者であるエースは3種類の覇気を使える設定になっていましたが、実際にも覇気は使えたのではないかと推測されます。なぜなら、懸賞金5億ベリー越えで白ひげ海賊団では3番目に強い力の持ち主だからです。頂上戦争ではルフィを守るために赤犬に殺されてしまいますが、ファンからも愛される熱くてかっこいいキャラクターだったのではないでしょうか。エースの活躍シーンをもう一度見たい人は、是非白ひげ海賊団の話や海軍との頂上戦争を見返して見てください。