【メイドインアビス】リコの正体を徹底考察!死亡説や出生の秘密も調査
『メイドインアビス』に登場するリコの正体について調査しました。『メイドインアビス』において、好奇心旺盛な主人公として登場するリコには、壮絶な過去や多くの秘密があります。本記事では、そんな主人公・リコの正体、出生の秘密や死亡説について徹底考察していきます。
目次
【メイドインアビス】リコはかわいい主人公
リコは、『メイドインアビス』に登場する主人公です。活発で好奇心旺盛な性格をしていて、どんなことにも前向きに挑戦するチャレンジ精神の塊のような少女として活躍します。そんなリコには、出生時から大きな秘密があり、それが物語の大きな軸となっています。リコの出に関する秘密や正体について紹介する前に、まずはリコの基本プロフィールと『メイドインアビス』の概要とあらすじをおさらいしておきましょう。
リコのプロフィール
- 名前:リコ
- 年齢:12歳
- 職業:探窟家見習い
- ランク:赤笛
- 趣味:アビスで拾ったもの集め
- 特技:料理
『メイドインアビス』に登場するリコは、金髪のおさげ髪とメガネが特徴的な主人公の少女です。明るく活発な性格で、どんな相手とも打ち解けてしまう抜群のコミュニケーション能力を持っています。両親は共に探窟家で職業柄育てられないと判断された為、生まれてすぐにアビス表層の街・オースにあるベルチェロ孤児院に預けられ、優秀な探窟家になるべく育てられました。探窟家見習いではありますが、アビスの関する知識は豊富でアビス内の食べ物を使った料理が得意です。
メイドインアビスの概要
『メイドインアビス』は、『WEBコミックガンマ』という電子コミック配信サイトで不定期連載されている冒険漫画です。原作者は、イラストレーターとして活躍しているつくしあきひと先生です。可愛らしい絵のタッチとは裏腹に、内容は非常にダークでグロテスクなシーンが多く、そのギャップ大きさと物語の奥深さが最大の魅力となっている作品です。2017年7月にテレビアニメ化されて人気を集めています。
メイドインアビスのあらすじ
アビス表層の街・オースにあるベルチェロ孤児院で、探窟家見習いとして暮らしていた主人公・リコは、ある日探窟の途中で少年の姿をした謎のロボットと出会います。リコは、ロボットの少年に「レグ」と名付け、一緒に暮らし始めます。それから2か月後、アビスからリコの母親・ライザの封書と白笛が引き上げられました。封書には、リコ宛に「アビスの底で待つ」という言葉が書かれていた為、リコはその言葉を頼りにレグと共にアビスの底を目指す危険な冒険へ出発するのでした。
【メイドインアビス】リコの正体や出生の秘密を考察
『メイドインアビス』には、壮絶な過去や重大な秘密を持ったキャラが多数登場します。主人公であるリコにも、本人すら知らなかった出生の秘密や過去があり、それが物語の軸となっています。ここからは、リコの出生の秘密から孤児院に預けられた経緯、冒険の目的など、リコの正体について徹底的に考察していきます。
考察①リコの両親はライザとトーカ
リコは、ベルチェロ孤児院で暮らしていますが、両親は作中に登場しています。リコの両親はどちらもアビスを冒険する探窟家で、母親は「伝説の探窟家」や「殲滅卿」の異名を持つライザ、父親はそのライザが率いる隊のメンバーであったトーカです。探窟家として人々から英雄視されているライザは、リコの身の安全を守る為とアビスでの冒険を続ける為に、ベルチェロ孤児院へ預けました。リコは2歳の時に別れて以来、10年以上会っていないことになります。
考察②リコは死産だった
ライザは「時を止める鐘」というアビスの特級遺物を求めて深界を冒険していましたが、この時既にライザはリコを身籠っていました。冒険は過酷なもので、冒険中にライザが率いていた隊のメンバーは次々に倒れていきます。夫であるトーカもその過程で死亡してしまい、遺物を手に入れて地上に持ち帰ることは困難を極めました。
そんな絶望的な中、ライザは産気づき、アビスの深界で師匠のオーゼンに見守られながらリコを出産します。しかし、リコは生まれて間もなく死亡し、死産として扱われました。
考察③リコは呪い除けの籠に入れられる
死産だったリコは、そのまま死亡した他の探窟家達と共にアビスに置き去りにされるはずでした。しかし、出産に立ち会ったオーゼンが近くにあったアビスの遺物「呪い除けの籠」に死亡したリコを入れてみたところ、息を吹き返したのです。呪い除けの籠は、その名の通りアビスの呪いを跳ね除ける効果を持つ遺物で、リコはその力で息を吹き返すことができました。ライザとオーゼンは、リコの命を最優先とし、時を止める鐘の回収を諦め、リコを呪い除けの籠に入れて地上へと送ります。
考察④リコはアビスに還ろうとしている?
リコがアビスの底を目指す目的は、母親であるライザに会う為ですが、ファンの間ではそれだけが目的ではないという考察もされています。リコは、ライザの「アビスの底で待つ」という言葉を頼りのアビスへの冒険に赴きましたが、アビスで生まれたリコは、本能的にアビスへ還ろうとしているのではないかと考えられています。『メイドインアビス』の世界では、元々、人は死ぬとその魂はアビスに還ると言われていて、全ての人の魂はアビスからやって来るという思想もあるようです。
考察⑤リコがメガネをかけている理由
リコは作中でもメガネをかけた数少ないキャラです。しかし、リコは決して目が悪い訳ではなく、メガネのレンズには度が入っていません。リコは、呪い除けの籠によって上昇負荷の呪いを回避しながら地上へと辿り着きましたが、全ての呪いを回避できた訳ではありませんでした。アビスの呪いの影響はリコの目に現れ、水晶板を通して物を見ないと激しい頭痛に襲われるという体質となってしまったのです。
【メイドインアビス】リコが死亡しかけたシーン
生まれて間もなく死亡し、呪い除けの籠によって生き返ったリコですが、アビスでの冒険の途中で何度も死亡しかけることになります。アビスの中で、レグがいなければリコは死亡していたと思われるシーンは多く、アビスがどれ程危険な場所か読者が痛感するシーンとなっています。ここからは、『メイドインアビス』の作中で、リコが死亡しかけたシーンについて紹介します。
死亡しかけたシーン①ベニクチナワとの遭遇
物語の序盤で、リコはアビスの深界第1層で探窟調査中に謎の生物に襲われます。その正体は、ベニクチナワという巨大なウミウシのような姿の原生生物でした。本来であれば、深界第3層に住む原生生物ですが、何故か深界第1層に現れ、リコは捕食されそうになってしまいます。リコのピンチを救ったのは少年姿のロボットで、凄まじい威力のビーム砲でベニクチナワを仕留めました。
死亡しかけたシーン②ナキカバネのヒナの餌になりそうになる
次にリコが死亡しかけたのは、アビスに潜って深界第2層までやって来た時です。ここでリコは、巨大な鳥のような原生生物に襲われます。その正体は、ナキカバネという獲物の声や言葉を真似てさらに獲物を誘き寄せるという恐ろしい能力を持った生物でした。レグが襲われた為、助けようと身を乗り出したところをナキカバネに捕まり、そのままナキカバネのヒナがいる巣へと運ばれそうになってしまいます。
上昇負荷の呪いで、リコは気を失ってしまい絶体絶命のピンチに陥りますが、レグが火葬砲でナキカバネを撃退した為、リコは難を逃れました。
死亡しかけたシーン③タマウガチの毒に侵される
深界第4層までやって来たリコとレグは、そこでもアビスの原生生物から襲撃を受けました。タマウガチと呼ばれる巨大な獣のような原生生物の縄張りに足を踏み入れた2人は、タマウガチから猛攻を受け、逃げ惑います。その時、タマウガチの体から発射された毒針がリコの左手を貫通し、リコは毒に侵されてしまったのです。タマウガチから距離を取る為、レグはリコを担いで上に逃げますが、上昇負荷の呪いでリコは全身から血を噴き出して瀕死となりました。
毒が全身に回らないように左腕を切断したり、上昇負荷の呪いで死にかけるなど、リコにとって最大のピンチとなりました。
【メイドインアビス】リコの両親は死亡した?
ここまで、リコの正体や出生の秘密、アビス内でリコが死亡しかけたシーンについて紹介してきました。では、リコの両親はどんな人物で、作中ではどのように登場しているのでしょうか。ここからは、リコの両親の正体や現在の状態を紹介していきます。
トーカは死亡した?
リコの父親は、トーカという名の黒笛の探窟家で、ライザの隊に所属するメンバーです。優しそうな顔つきの青年で、回想シーンではライザに料理を振る舞っていました。しかし、トーカはリコが生まれる前にアビスでの探窟の途中で死亡しています。時を止める鐘を回収する命を受けたライザに付き添ってアビスへ向かうも、深界第4層で上昇負荷の呪いを受けて全身から出血して死亡したことになっているのです。
ライザは死亡した?
リコの母親は、ライザという名の白笛の探窟家です。リコ達と親しい探窟家・ジルオの話によれば、破天荒で大雑把な性格の女性とされています。数々の偉業を成し遂げた伝説級の探窟家で、オースに住む人の中で知らない人はいない程の有名人です。
しかし、10年前に国からの命令で時を止める鐘を回収する為、信頼する仲間達と共にアビスに降りてから消息を絶っています。生存しているのか死亡しているのか不明の人物で、ライザの生死を確かめることも物語の軸の1つとなっています。
考察①ライザの遺品の「奈落の底で待つ」という言葉
リコがアビスへ挑もう決意したきっかけは、ライザの白笛と封書が引き上げられたからでした。ライザの遺品として引き上げられた封書には、アビスの中のことが詳しく描かれている資料ばかりでしたが、その中でリコは「奈落の底で待つ」という言葉を発見します。ライザの封書に書かれていたこの言葉は、娘である自分に宛てて書かれたメッセージだと捉えたリコは、レグと共にアビスの底を目指すことになるのです。
しかし、リコが深界第2層で出会ったライザの師匠・オーゼンによると、その言葉の筆跡はライザのものではないとのことです。ライザが誰かに頼んで書かせたものなのか、それともなんらかの理由でライザの筆跡が変わったのかは不明ですが、ライザはアビスの底でリコを待っているとされています。
考察②ライザの墓には遺体がない
深界第4層にはライザが好きな花・トコシエコウの群生地があり、そこにライザの愛用していたアビスの遺物・無尽鎚立てられた場所がありました。オーゼンが探窟の途中でそれを見つけ、そこに安置されていたライザの遺物を地上に送ったのです。その遺物の1つが、「奈落の底で待つ」という言葉が書かれた封書でした。
オーゼンはライザの墓だと思い、確認の為にまわりを掘り起こしますが遺体は出てこなかったようです。その為、ライザの生死は不明であり、トコシエコウの群生地にライザの墓らしきものが立てられている謎も明らかにされていません。
考察③ライザは成れ果てになっている?
ライザの書いたとされる封書には、深界第6層までの原生生物のことが書かれていました。その為、ライザは「絶界行(ラストダイブ)」と呼ばれる深界第6層以上を旅したことが判ります。深界第6層からの上昇負荷の呪いは、人間性の喪失か死である為、ライザもその呪いを受けて人間性を失っている可能性が高いとされています。
このことから、ライザは死亡しているか、成れ果ての姿となって自我を失っているかのどちらかではないかと考えられているようです。「奈落の底で待つ」という言葉は、ライザが成れ果てとなって自我を失う前に誰かに書かせいたリコへの最後のメッセージではないかと考察されています。
【メイドインアビス】リコに対する世間での評判や人気
物語の冒頭では、ポジティブ思考の元気な少女としての印象だった主人公のリコですが、オーゼンから出生の秘密が明かされると、読者はリコがいかに特異な存在であるかを知ることになりました。リコの正体がただの好奇心旺盛な少女ではなく、アビスから生き返って地上にやってきた存在と知って、衝撃を受ける読者は非常に多かったようです。
『メイドインアビス』には、リコの正体だけでなく、パートナーであるレグの正体についても多くの謎があります。作中に登場する恐ろしい原生生物や不思議な遺物なども作品の大きな魅力ですが、リコ達の正体についてどのような秘密が隠されているのかというところも見どころの1つです。今後の展開で、リコやレグ、そしてアビスそのものの正体についてどのように明かされるていくのかと読者達は大いに期待していました。
『メイドインアビス』という作品のタイトルは、直訳すると「アビス産」となります。これは、物語の序盤では、リコがアビスで出会ったロボットの少年・レグのことを指していると考えられていました。しかし、リコの出生の秘密が明かされ、リコの正体がアビスで生まれた存在であることが判明すると、作品のタイトルはリコのことを指しているのではないかと考察するファンも現れました。
【メイドインアビス】リコの正体には謎が多かった
『メイドインアビス』の主人公・リコの出生の秘密や正体について様々な考察があることが判りました。リコの正体にはまだ謎の部分が多く、今後の展開でどのように明かされていくのか、ファンの間で非常に関心が寄せられています。アビスでの不思議な冒険と共に、是非リコの正体についても注目して『メイドインアビス』を読み進めていきましょう。
この記事のライター
ルキナ
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