【メイドインアビス】ラストダイブしたら二度と戻れない?詳細を徹底解説
『メイドインアビス』の重要ワード・ラストダイブ(絶界行)について調査しました。大穴の中を冒険する漫画『メイドインアビス』では、深部に行くことは生死に大きく関わります。本記事では、そんな死を覚悟して冒険に向かうラストダイブについて徹底解説していきます。
目次
【メイドインアビス】ラストダイブとは?
『メイドインアビス』の作中におけるラストダイブとは、アビスの深界六層よりも下に行くことを指します。絶界行とも呼ばれるこのラストダイブは、死を覚悟した探窟家だけが挑める過酷な冒険のことであり、国に認められた一部の探窟家のみが行くことを許されます。ラストダイブについて詳しく解説する前に、まずは「ラストダイブ(絶界行)」という言葉の意味と『メイドインアビス』について概要とあらすじを簡単に紹介しておきましょう。
ラストダイブ(絶界行)とは?
『メイドインアビス』では、深界六層よりも下を目指すことを「ラストダイブ(絶界行)」と呼んでいます。アビスの中では、階層ごとに上昇負荷の呪いが異なり、深界六層では死亡するか人間性を喪失して成れ果てとなるかの二択となっています。深界七層以降では、確実な死が待っているとされていて、人間が深界六層より下へ探窟へ向かうことをラストダイブと呼ぶのです。
メイドインアビスの概要
『メイドインアビス』は、「アビス」と呼ばれ未知の大穴を12歳の少女が仲間と共に冒険するダークファンタジー作品です。可愛らしいキャラクターデザインで、一見子供向けの漫画のようですが、内容は非常にハードで陰鬱な展開が多い為、大人向けの作品となっています。2017年にテレビアニメ化されると、知名度を一気に上げ、その後劇場版やアニメ第2期、テレビゲームの制作もされ、海外からも注目を集めるようになります。
メイドインアビスのあらすじ
主人公のリコは、島の中央に開いた大穴「アビス」で冒険するのを夢見る探窟家見習いの少女です。リコの母親は、島でも有名な探窟家でしたが、10年前にアビスに旅立ってから消息を絶っていました。いつか立派な探窟家になって母親を探しに行こうとしていたリコの前に、ある日突然人型のロボットが現れます。ロボットは少年のような見た目で、強力な武器も持っていました。リコは、ロボットにレグと名前を付け、共に母親を探す為にアビスへと旅立ちます。
【メイドインアビス】ラストダイブしたら二度と戻れない?
『メイドインアビス』の作中では、二度と無事に戻ることのできない絶界に行くことをラストダイブと呼んでいます。ラストダイブを行うことができるのは、一体どのような人達なのでしょうか。まずは、絶界行がラストダイブと名付けられた理由や意味、決行できる人物について解説していきます。
ラストダイブの名前の理由
『メイドインアビス』の作中において、「ラストダイブ(絶界行)」とは、死を覚悟してアビスに挑むことを指します。深界六層より下は、人間として生きて戻れない領域とされており、それよりも下へ挑むことは死に直結します。つまり、探窟家としての「最後(ラスト)の探窟(ダイブ)」という意味です。「絶界行」と書く理由も「絶対に人間として戻れない世界へ行く」という意味が込められているからとされています。
第6層以降に行くことは死を意味する
アビスの中は、「力場」と呼ばれる不思議な力が充満しています。下へ降りていくだけであれば体に影響はありませんが、上に登ろうとすると人間は上昇負荷の呪いというものを受けてしまいます。深界六層よりも下へ探窟に向かい、生きて帰ってきた者は過去に誰1人としていないとされています。その為、深界六層以降は絶界と言われていて、さらに深部を目指そうとすることは、死を意味するのです。
第6層以降の上昇負荷を耐え抜いても成れ果てになってしまう
アビスの上昇負荷は、潜った深さによって変化します。深界六層の上昇負荷は、「人間性の喪失もしくは死」とされていて、一度潜れば人間として地上に戻れないことを意味するのです。通常の人間であれば、上昇負荷の影響で人間の姿を保てず成れ果てた姿で死亡します。辛うじて死を免れたとしても、体は人間の姿を保つことができず、成れ果てとなってしまうのです。
ラストダイブを決行できるのは白笛だけ?
探窟家には階級があり、潜れる限界深度が決められています。探窟家が持つ笛の色はその階級を表すものであり、白笛は探窟家の最高位としてアビスをどこまででも進むことが許されているのです。国が実力を認めた白笛の探窟家だけが危険なラストダイブを行うことができ、深界六層以降からもたらされたとされる情報や遺物は全て本物として扱われます。
レグが第六層以降から帰ってこれた理由
深界六層から無事に帰ってきた人間は1人もいないのですが、レグは人間の姿をしたまま地上まで登ってきました。その理由は、レグが人間ではないからです。レグは姿かたちは人間そのもので、触った感触も人間と変わりありませんが、その正体はロボットでした。
人間では上昇負荷の影響を受けてしまいますが、人間ではないレグは上昇負荷の影響を受けません。しかし、記憶をなくしている為、自分が何者なのかということやどれ程に深度からやって来たのか覚えていません。
【メイドインアビス】ラストダイブを決行したキャラ
人間性を失い、人として戻ることのできないラストダイブは、死を覚悟して挑む非常に危険な冒険です。常人ではその恐怖に耐えられず絶界行を諦める探窟家は非常に多いとされています。そんな中、自らアビスの底を目指してラストダイブを行った探窟家は一体どんな人達なのでしょうか。ここからは、『メイドインアビス』の作中でラストダイブを行った勇敢な探窟家を4人紹介します。
ラストダイブを決行したキャラ①ライザ
ライザは、リコの母親で白笛を持つ伝説の探窟家です。男勝りで好奇心旺盛なライザは、アビスの底を目指して2歳のリコを孤児院に預けて10年前にラストダイブを決行しています。その際、リコが自由に生きられるように自分が母親であることを周囲にバラさないでほしいと弟子達に頼んでいます。ライズはそれ以降消息を絶っており、死亡しているのか成れ果てとなってアビスのどこかで生きているのか不明です。
ラストダイブを決行したキャラ②リコ
リコは、『メイドインアビス』の主人公で、母親・ライザを探す為にアビスの底を目指す探窟家です。何度も死の危険に直面しながらも、仲間の助けもあり、深界六層まで辿り着いています。深界六層では、成れ果て村でアビスの底を目指して成れ果てとなってしまった探窟家達に出会い、たくさんの情報を得ました。リコはその後も死を恐れずにさらに死を目指しています。
ラストダイブを決行したキャラ③レグ
レグは、リコのパートナーであるロボットの少年です。ロボットである為、上昇負荷の呪いを一切受けず、成れ果てになることもありません。さらに強力な武器である「火葬砲(インシネレーター)」を使う事ができる為、リコが深界六層まで辿り着けたのは、レグのおかげでもあります。レグは、リコを助ける為だけでなく、自分のなくした記憶を思い出す為にもアビスのさらに深部を目指しているのです。
ラストダイブを決行したキャラ④ナナチ
ナナチは、リコとレグが深界四層を探窟している時に出会った成れ果てです。元々孤児であったナナチは、白笛の探窟家・ボンドルドに誘われる形でアビスへやって来て、上昇負荷の実験台にされました。その結果、成れ果ての姿となり、上昇負荷の呪いの正体でもある力場を見る能力を身に付けました。リコとレグに親友だった成れ果て・ミーティの最後の願いを叶える手助けをしてもらったことがきっかけで旅に同行し、ラストダイブにも付き合っています。
【メイドインアビス】ゲームにおけるラストダイブとは?
『メイドインアビス』は、独特な世界観に魅力を感じた熱狂的なファンが多い作品です。その為、2022年には、『メイドインアビス』での冒険を体験できるテレビゲームが発売されました。原作の内容を忠実に再現したゲームにも、ラストダイブというワードが登場し、プレイヤーの目的の1つとなっています。ここからは、『メイドインアビス』のゲームにおけるラストダイブの意味を紹介していきます。
メイドインアビスのゲームとは?
『メイドインアビス』は、漫画、アニメ共に非常に人気となり、多くのファンを獲得しました。そして、2022年9月には『メイドインアビス 闇を目指した連星』というタイトルでテレビゲームも制作され、話題となります。ゲームの監修は原作者であるつくしあきひと先生であり、原作に基づいたストーリーや設定が盛り込まれています。
メイドインアビスのゲームは5層まで進める
『メイドインアビス』のゲームでは、まずリコを主人公とした「HELLO ABYSS」モードをプレイすることになります。こちらは、原作のストーリーに沿って、アビスの深界一層から深界三層までを探窟していくモードです。
それをクリアすると「DEEP IN ABYSS」モードが解放され、オリジナルの探窟家をキャラメイクして深界四層と深界五層を探窟できるようになります。こちらでは、オリジナルのストーリーも用意されていて、上昇負荷や原生生物の危険にさらされながら冒険を続ける内容となっています。
メイドインアビスのゲームのラストダイブはゲームクリアを指す?
『メイドインアビス』のゲームでは、上記した通り、深界五層までしか進むことができません。その為、深界六層へ挑むラストダイブを行おうとするところまでが描かれていることになります。つまり、ゲーム内におけるラストダイブは、ゲームクリアを指していて、プレイヤーはラストダイブに挑める条件を集めることを目的にゲームを進めることになるのです。
【メイドインアビス】ラストダイブに対する世間での評判や人気
『メイドインアビス』では、探窟家が人間として無事に戻れない冒険に出ることを「ラストダイブ(絶界行)」という言葉で表現しています。生きて戻れないと理解していても、その先に何があるのか知りたいという好奇心が止められず挑戦する探窟家の言動に、読者は強い魅力を感じていました。
ラストダイブは、その名の通り死を覚悟した生涯最後の探窟を意味します。そんな決死の挑戦に「ラストダイブ」という言葉を当てはめた原作者・つくしあきひと先生のセンスに感動している読者は非常に多かったです。
『メイドインアビス』は、物語の冒頭から未知の世界が広がっていて、読者を飽きさせない演出が盛り込まれています。リコ達がラストダイブを行い、登場人物達ですら未知の領域に足を踏み入れた辺りから、この先に何が待ち受けているのか誰も想像できない冒険が始まります。読者は『メイドインアビス』の今後の展開にますます期待しているようです。
【メイドインアビス】ラストダイブしたら二度と戻れないと言われていた
『メイドインアビス』におけるラストダイブは、二度と戻れない絶界行を意味するワードであったことが判りました。情報が極めて少ないとされる深界六層より下は未知の領域であり、それを知ろうとする探窟家は死を覚悟して挑まなければならないのです。決死の覚悟で深界六層までやってきたリコ達は、最終的にどうなってしまうのか、今後の展開が期待されています。
この記事のライター
ルキナ
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。