【メイドインアビス】ベラフが成れ果てに変化した理由とは?最後についても
『メイドインアビス』のベラフは、ガンジャ隊の一員で誇り高く、優しい性格でした。しかしアビスに入り、成れ果てとなってしまいます。『メイドインアビス』のベラフが成れ果てになってしまった理由は何でしょうか。またベラフの最後についても考察しています。
目次
【メイドインアビス】ベラフとは?
『メイドインアビス』のベラフとは、アビスの6層にいる成れ果て村の成れ果てで三賢の一人です。三賢とは、成れ果て村を作った3人のリーダーのことです。元々は人間で、黄金郷を目指すガンジャ隊でした。人間だった頃は知識が豊富でアビス文字の解読や、現地人の言葉の通訳などをしていました。
ベラフのプロフィール
- 名前:ベラフ
- 年齢:不明
- 性別:不明
- 性格:誇り高く優しい
- 所属:ガンジャ隊の三賢
- 能力:通訳、文字の解読
- 人間の頃の姿:白髪に青い瞳、顔の右側にあざがある
- 成れ果ての姿:蛇のような体に、仮面のような顔がついている
- CV:斎賀みつき
メイドインアビスの概要
『メイドインアビス』は、つくしあきひとによる漫画作品です。「WEBコミックガンマ」にて、2012年より不定期で連載されているダークファンタジーです。秘境の大穴「アビス」に立ち向かっていく、少年少女達の冒険が描かれています。テレビアニメが2017年に放送開始、劇場版も公開されました。『メイドインアビス』のキャラクターは愛らしいですが、内容はとてもシリアスです。
メイドインアビスのあらすじ
人類最後の秘境と言われている大穴「アビス」の縁に作られた街に、 探窟家(冒険家)達が住んでいました。彼らは危険を顧みず、アビスに挑み続けています。孤児院で暮らす『メイドインアビス』の主人公リコは、探窟家見習いです。ある日リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットが倒れているのを見つけます。リコはロボットに「レグ」と名前を付けました。しかもレグは記憶を失っていました。リコはアビスに消えた母親を探すため、レグは自分の正体を知るためにアビスに挑みます。
【メイドインアビス】ベラフの過去や成れ果てに変化した理由
『メイドインアビス』のベラフはガンジャ隊の三賢の一人で、知識があり、誇り高い人間でした。そんなベラフがなぜ蛇のような成れ果てになったしまったのでしょうか。アビスでベラフに何があったのか、成れ果てになってしまった理由を考察します。
ベラフは元々人間でガンジャ隊の一人だった
『メイドインアビス』のベラフは人間でしたが、成れ果てに変化してしまいます。成れ果てとは、アビスの呪いによって異形の姿になってしまった探窟家達のことです。『メイドインアビス』のベラフは14歳くらいの時に拷問を受けており、顔の右側に大きなアザがあります。ベラフは知性があり、誇り高い性格でした。
ベラフが黄金郷へ行こうとしていた理由
『メイドインアビス』のガンジャ隊がアビスの存在を知った頃は、まだ一部の者しか知らず「黄金郷」と呼ばれていました。『メイドインアビス』のベラフ達は「故郷を捨てた」というセリフを言っていました。理由は分かりませんが、故郷を離れなければならない理由があったようです。ガンジャ隊は元々は大きな組織でしたが、ベルオスカ島に向かう途中に嵐に遭い、ベラフ達が乗っていた船のみが助かりました。黄金郷に向かった理由は、移住先を探していたのかもしれません。
ベラフも水もどきによって衰弱する
『メイドインアビス』のガンジャ隊は、深界六層「還らずの都」に辿り着きます。ベラフ達は水を飲みますが、水と思って飲んだのは水に似た原生生物「水もどき」でした。水もどきを飲んでしまったベラフ達は、体調が悪くなり衰弱していきます。
ベラフが「やめてくれ」というセリフを言った理由
ワズキャンは、イルミューイに「欲望の揺籃(よくぼうのようらん)」を使わせることにしました。欲望の揺籃は、願いを叶えてくれる卵のような形をした遺物です。イルミューイが欲望の揺籃を使い、病状は回復しますが身体が少しずつ変形していきます。そしてすぐに死んでしまう子供を次々に産みましたが、この子供を調理して食べると病状が回復していきました。ベラフは衰弱していましたが、ワズキャンが子供を食べさせようとすると「やめてくれ」と拒否しました。ベラフは子供を食べることに罪悪感を抱いていました。
ベラフはイルミューイの中へ入り成れ果てになった?
『メイドインアビス』のイルミューイの身体はどんどん変形し、塔のような姿になっていきました。そしてアビスの中央部分に移動し、生き物をおびき寄せて食べていました。誇りと信念をなくしてしまったベラフは、自分を罰するためにイルミューイに食べてもらおうと思いました。イルミューイはベラフやガンジャ隊を取り込み、ベラフ達は成れ果てになったのでした。
【メイドインアビス】ベラフの最後
『メイドインアビス』のベラフが人間からなぜ成れ果てになってしまったのかを解説してきました。では『メイドインアビス』のベラフはこのまま成れ果てとして最後を迎えるのでしょうか。順番に解説していきます。
ベラフの死亡シーンは何話?
『メイドインアビス』のベラフが死亡したシーンは、漫画では10巻56話です。ファプタがきっかけで人間だった頃の記憶も取り戻し、最後は誇り高く優しい性格に戻ります。『メイドインアビス』の最後は、ベラフの思いが詰まった感動的なシーンとなっています。
ベラフは成れ果て村に渡していた記憶を取り戻す
『メイドインアビス』のベラフは成れ果てになってからは、人間だった頃の記憶はなくなっていました。しかしファプタがきっかけで記憶が蘇りました。ファプタとはイルミューイの子供で、褐色の肌に四本の腕、白い被毛に覆われた人間の女の子のような姿をした成れ果てです。ファプタが成れ果て村に来た理由は、成れ果て村を滅ぼすこととイルミューイの解放です。ファプタが成れ果て村を訪れたことにより、イルミューイが反応し、ベラフの記憶が蘇ったのです。
ベラフは自分の記憶をナナチに託す
『メイドインアビス』のリコ、レグ、ナナチは成れ果て村に到着します。しかしナナチは、ベラフに捕らわれてしまいます。ベラフはリコ達が善人で、ヴエコとファプタを託せるか試練を与えることにしました。リコ達の仲間を見捨てない心はベラフに伝わり、ベラフは自分の記憶をナナチに受け継いでもらい、ヴエコとファプタを託すことにしました。
ベラフはナナチとともにファプタへ記憶を届ける
『メイドインアビス』のナナチに記憶を託し、村を滅ぼそうとするファプタを止めるため、ベラフは記憶を匂いに変えて、ファプタに届けました。その記憶にはファプタが知っているイルミューイの残酷な過去と、ガンジャ隊と楽しく過ごした過去、ヴエコを母親のように慕っていた過去がありました。それをベラフはどうしてもファプタに知っておいてもらいたかったのです。
ベラフは消滅して死亡する
『メイドインアビス』のベラフは、記憶をファプタに渡すことができ、最後は消滅して死亡しました。ベラフは最後に誇り高く優しい人格を取り戻しました。成れ果て村はファプタによって破壊されました。成れ果ては成れ果て村の中でしか生きられないので、村が破壊されてしまうと死亡してしまうのです。
【メイドインアビス】ベラフとミーティやリコの関係や目的
『メイドインアビス』のベラフは、 マスコットのようなミーティという成れ果てに興味を持ちます。このミーティを手に入れたいと思ったベラフは、どうしたでしょうか。またナナチを返してほしいと頼むリコに、どんな条件を突き付けたのでしょうか。
ベラフがミーティを複製した理由
『メイドインアビス』のベラフは、 ボンドルドが連れてきたミーティを気に入り、譲ってほしいとお願いしますが、断られてしまいます。ベラフはミーティが不死だということを見抜いていました。ベラフは成れ果て村の力で、ミーティを複製しました。その対価として、724本ある足のすべて、感覚器官一部(眼球)、体長の5割を成れ果て村に差し出しています。
ベラフがナナチを返してほしいリコに提示した条件
『メイドインアビス』のナナチは、自分自身を対価にして、ベラフからミーティを手に入れました。そのため、ナナチはベラフの側にいなければならなくなりました。リコはどうすればナナチを返してくれるかベラフに問います。ベラフの条件はリコを対価にすることでした。リコの両目、両足、臓腑の半分のいずれかを差し出すことをリコに要求しました。
ベラフの目的はワズキャンの企てを止めること?
『メイドインアビス』のベラフがナナチに記憶を託したのは、ファプタに過去を伝えたかった他に、ワズキャンの企ても止めたかったからです。ワズキャンの企みは、リコ達を利用することでした。リコに欲望の揺籃を使わせ、リコの成れ果て村を作り、再び冒険をしようと考えていたのです。しかしワズキャンの企みは失敗に終わっています。
【メイドインアビス】ベラフに対する世間での評判や人気
『メイドインアビス』のベラフは、イケメンで誇り高く優しい性格です。そんなベラフが好きという意見が多かったです。ベラフのセリフも印象に残るものが多いです。また演じている声優の斎賀みつきさんが良かったという意見もありました。
『メイドインアビス』のベラフの容姿は少年のようですが、性別は明かされることはありませんでした。ベラフを演じた声優の斎賀みつきさんの声は中性的なので、ベラフにハマっていて素晴らしかったようです。
『メイドインアビス』のベラフは知性があり誇り高い性格のため、セリフも重みがあり印象的です。『メイドインアビス』のベラフが眼について語ったセリフや、ファプタへの思いを伝えたセリフに感動したファンもいました。
ガンジャ隊の三賢の一人として人望もあった『メイドインアビス』のベラフですが、アビスに入ってしまったことにより、成れ果てとなってしまいます。イルミューイの子供で作った料理を食べることができず、「やめてくれ」というセリフが悲しく印象的でした。
【メイドインアビス】ベラフはイルミューイに取り込まれ成れ果てになった
『メイドインアビス』のベラフは優しい人間で、セリフにも重みがありました。しかし成れ果てになり、最後は消滅してしまいます。イルミューイの子供で作った料理を前にして、精神が崩壊していく様はとても悲しかったですが、最後は本来の人格を取り戻し、ファプタに記憶を託すことができました。『メイドインアビス』のベラフは、思いを伝えることができ、悔いを残すことなく生涯を終えたことでしょう。
この記事のライター
ささめ
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