【キングダム】信は大将軍になれたのか考察!史実での活躍などを紹介
『キングダム』に登場する主人公「信(しん)」は天下の大将軍になる夢を掲げて日々成長しています。本記事では信という人物を史実からも見ていき、実際の強さや活躍を紹介します。そして最終的に信が大将軍になれるのかを考察していきます。
目次
【キングダム】信とは?
信のプロフィール
- 名前:信(李信)
- 所属:秦
- 役職:将軍
- 部隊:飛信隊
- 夢:天下の大将軍
『キングダム』に登場する「信」はこの物語の主人公として登場します。元々は戦災孤児の出身で下僕として扱われていましたが、天下の大将軍になる目標を掲げ、幼馴染の「漂(ひょう)」と日夜修行に明け暮れていました。身体能力が高く戦うことを得意としており、格上相手にも怯むことなく、むしろ戦闘中に実力を底上げする「武の才能」を持ち合わせているのです。短気で乱雑な性格ではありますが、義に厚く優しい一面も見ることができます。
信の強さや能力
『キングダム』の主人公「信」は序盤、漂から受け継いだ剣を武器にして戦います。信の強さは石壁をもぶち破るほどの怪力と、圧倒的なスピードです。小手先のテクニックよりは、豪快に薙ぎ倒して行くタイプであり、さらに驚異的なジャンプ力を活かして戦う姿も披露されます。いわゆる典型的な本能型の武将です。中盤からは武器を王騎の形見であった矛に替え、最初こそ扱いに苦戦しますが、すぐに慣れこれまで以上の強さを手に入れるのでした。
キングダムの概要
『キングダム』とは「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の大人気マンガで、漫画家の原泰久(はらやすひさ)によって描かれています。連載当初は人気が出ず、打ち切り候補にまで上がりますが、作者の見事な軌道修正により、いつしか読者アンケートで1位を獲得するようになったのです。その裏には師匠と仰ぐスラムダンク作者の「井上雄彦」の存在があったという逸話も残っており、2013年には「第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞する作品にまで成長しました。
キングダムのあらすじ
『キングダム』の舞台は古代中国「春秋戦国時代末期」です。ある日、秦の大臣「昌文君(しょうぶんくん)」に声をかけらた漂は、王宮に連れて行かれ士官を果たします。突然漂と引き離され一ヶ月がたったある日、村を歩いていた信は王宮で凄惨な事件があったことを耳にするのです。しかし信は、まさか漂に限って死ぬはずないと信じ帰宅しました。そしてその夜、家の外から物音を感じた信はゆっくり扉を開けると、そこには血だらけでうずくまった漂の姿があったのです。
【キングダム】信は大将軍になれる?史実から考察
信は史実でも登場した人物?
『キングダム』の主人公「信」のモデルは史実にも存在した「李信将軍」がモデルとなっていました。実際にキングダム原作でも第642話から「李信」に改名しますのでほぼ間違いないでしょう。また史実では、紀元前226年に起きた「秦王暗殺未遂事件」からその名が登場しているため、そこに至るまでの信の活躍は、キングダムオリジナルの可能性が高いようです。
信の史実での活躍
『キングダム』主人公のモデル「李信」は、紀元前226年に起きた「秦王暗殺未遂事件」で活躍を見せます。燕国の太子「丹(たん)」が「荊軻(けいか)」を利用して行う秦王暗殺を企て実行に移します。結果的に秦王は一命を取り留めますが、この事件で丹に対して激怒した秦王は燕への侵攻を命じます。ここで丹を捕らえて討ったのが李信でした。つまり秦王の仇を果たした人物だったのです。まだ本編では少し先の時代なので、どのように描かれるのかが期待されます。
信は史実で大将軍になった?
『キングダム』主人公のモデル「李信」は、その後「楚国攻略」にて大敗を喫しますが、紀元前222年には王賁(おうほん)と共に燕を攻め、燕王を捉えることに成功しています。その翌年にも王賁、蒙恬(もうてん)と共に斉を攻め滅ぼすことに成功していました。これで六国を全て平定した秦国は「中華統一」を成し遂げたのです。中華統一に大きく貢献した李信はその後「大将軍の地位を授かっていた」と史実に残っています。
【キングダム】信は将軍になるまでの活躍を紹介
活躍①信が将軍を目指すきっかけ
『キングダム』の主人公「信」は天下の大将軍を目指しています。この大きなきっかけとなったのは幼馴染「漂」との約束がありました。大将軍になるため切磋琢磨し、日夜修行に明け暮れていた2人でしたが、突然漂は秦国王の影武者にされてしまいます。致命傷を負いながらも信の元に現れた漂は、天下の大将軍になる夢を託して息を引き取りました。信は亡き親友との約束を果たすために大将軍を目指していたのです。
活躍②鄴攻め
『キングダム』には趙国との重要な一戦、鄴(ぎょう)を舞台に展開される「鄴攻め」が長期に渡って描かれました。ここでの信の活躍は、まず補給拠点として必要だった「列尾城(れつびじょう)」の陥落を半日で成功させます。この戦いから王騎の矛を扱うようになり、より一層強さを増した信は、趙の将軍岳嬰(がくえい)を討ち取りました。その後飛信隊の士気を上げるために気迫ある演説を行い、隊の覚醒にも成功します。
秦国右翼の大将に信が命じられ、飛信隊の勢いは益々盛り上がりを見せます。そこで次にぶつかり合ったのが趙峩龍(ちょうがりゅう)率いる軍隊でした。ここでも飛信隊は凄まじい攻防を繰り広げ、最後には信と趙峩龍の一騎討ちが始まり、これを信が討ち破ります。
活躍③龐煖を討ち倒す
『キングダム』史における現時点での「信」最大の活躍と言っても過言ではありません。李牧本軍に迫る飛信隊は、その寸前で「龐煖(ほうけん)」と対峙してしまいます。歴史的因縁のある龐煖と飛信隊の戦いは、もはや避けては通れません。最終的には信と龐煖の一騎討ちとなりました。圧倒的な力に歯が立たず絶体絶命のピンチを迎える信でしたが、何度倒されても持ち前の底力で立ち上がり、遂に一瞬の隙をついた一撃が、龐煖を矛ごと切り伏せます。
活躍④李信へ改名する
『キングダム』での「鄴攻め」後、凱旋を果たした飛信隊から信のみ王宮へと呼び出され、そこで政(せい)から将軍になるには「姓が必要だ」と告げられます。何も思いつかない信は政に一任すると、漂につけた姓の話を聞くことになりました。政は漂がいつも食べていた果物「李(すもも)」から取って「李漂」と名付けたことを話します。この話を聞いた信は、その姓を貰い「李信」にすると即決したのです。この名で天下の大将軍になり、2人の名を歴史に刻むことが信の目的でした。
活躍⑤論功行賞
『キングダム』には戦の後に必ず「論功行賞(ろんこうこうしょう)」という行事が行われます。つまり表彰式のようなもので「この度の活躍は国からどのように評価されたのか」昇格や褒美で発表される場です。今回の鄴攻略戦での信の結果は「将軍への昇格」でした。この度の戦では間違いなく信の活躍が大きく貢献していたと評価され、将軍への昇格を果たします。なんと大将軍まであと一歩の称号まで辿り着いたのでした。
活躍⑥新生飛信隊が誕生
『キングダム』において「信」が将軍となったことにより、飛信隊は新たな体制となりました。信が率いる軍勢は約10,000人となっています。歩兵や騎兵で構成される中、新たに弓部隊が800ほど追加されており、飛信隊の新たな戦力となることは間違いないでしょう。また少し変則的なこととして、副長であり五千人将「羌瘣(きょうかい)」の部隊が別に設けられている点が上げられます。つまり羌瘣部隊5,000を追加すれば、飛信隊としては15,000もの兵力を誇る軍隊になりました。
【キングダム】信の名言
信の名言①「俺はどうしたら将軍に…」
俺はどうしたら将軍になれるんだ?
『キングダム』主人公「信」のこちらの名言は、原作第14話に登場します。漂が自らの命を犠牲に、周りの人間を救っていたエピソードを聞いた信は、漂の偉大さに驚き言葉を失いました。そして信は「頭の良くない自分にもわかるように具体的に教えてほしい」と前置きし、このセリフを吐きます。ここまでずっと頑なだった信が、少し心を緩める変化の見られた名シーンでした。
信の名言②「無念無念って…」
無念無念ってうっせえんだよ!一番の無念は、夢見たものが幻に終わったってことだろうが!もしおまえらが、本気で死んだやつらのことを思うなら、ヤツらの見た夢を現実のものに変えてやれよ!
『キングダム』主人公「信」のこちらの名言は原作第22話に登場します。政が山の民援助を求め、山の王「楊端和(ようたんわ)」に説得するシーンでした。説得が難航していたところ、この信のセリフによって話は大きく前進しました。漂の想いを背負って戦う当事者だからこそ言える心底の声は、やはり他人の心をも動かすのでしょう。
信の名言③「行くのは二人の夢が…」
行くのは二人の夢がかなってからだ
出典: animemanga33.com
『キングダム』主人公「信」のこちらの名言は原作第49話に登場します。信の初陣で同郷の尾平(びへい)と出会い、漂の葬式が盛大に行われた話を耳にします。墓参りに行かないのかとの質問に対し、信はこのセリフを返しました。大将軍になることを確信している自信に満ち溢れた回答であり、約束を果たさないことには漂に合わせる顔が無いとも考えているのでしょう。漂を想う気持ちが信らしく現れた名シーンとなっています。
【キングダム】信に対する世間での評判や人気
『キングダム』に登場する主人公「信」は史実にも登場しており、その強さや活躍ぶりから、キングダム本編の今後などを考察してきました。ここではそんな信の人気や評判について、世間でのリアルな声を紹介していきます。
『キングダム』本編の第一話に「李信将軍」としての姿が先に描かれており、その姿が非常にカッコいいと評判です。信が苦戦していたり、逆境に立たされているときなどに、再度一話を読み直すことで心の安心材料にしているファンも多いようでした。
『キングダム』主人公「信」について、稀にですがネガティブな意見も見られました。熱血的な王道主人公の信は、すぐに感情的になる性格が将軍に向いていないのではと疑われています。大将軍になるには、もっと冷静な心も必要になると考えられていました。
『キングダム』主人公「信」はやはり大将軍になれると信じている読者が多いようです。礼儀がなくとも、頭脳がなくとも、大将軍になる人物というのは、信のような勢いと強さだけで信頼を勝ち取っていく何処かぶっ飛んだ人物がなれるのでは、と考察されていました。
【キングダム】信は大将軍になる可能性があった
『キングダム』主人公「信」は史実にも登場していた武将であり、その強さや能力の高さはキングダム本編でも多数描かれ活躍していました。そして史実の李信将軍は実際に大将軍になったとの記録が残されいるため、本編での信が大将軍になる展開は十分にありえるでしょう。ぜひこの機会にキングダム本編をチェックしてみてください。
この記事のライター
うら
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