【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は自爆して死亡?妻や子供を巻き込んだ理由とは?
『鬼滅の刃』に登場するお館様である産屋敷耀哉は鬼舞辻無惨と家族を巻き込んで自爆して死亡します。お館様の死亡を皮切りに、次々に柱や隊士が産屋敷邸に集まり、最終決戦が始まります。産屋敷耀哉が自爆した理由、家族を巻き込まなければならなかった理由をご紹介します。
目次
産屋敷耀哉とは
『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊の当主が産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)です。産屋敷家は代々鬼殺隊の当主となっており、耀哉は若くして当主となりました。そんな産屋敷耀哉のプロフィールや家族、死亡シーンや死亡の理由、鬼舞辻無惨との関係を詳しくご紹介していきます。
産屋敷耀哉のプロフィール
『鬼滅の刃』に登場する産屋敷耀哉は黒髪で儚い青年の姿をしています。炭治郎が出会ったときには顔の上半分が病気に侵されており、目も見えなくなっていました。産屋敷耀哉は鬼殺隊を管理する、産屋敷家の97代目当主です。隊士のことを「私の子どもたち」と呼び、大切にしています。当主と部下の関係ではなく、隊士を下の名前で呼び、死亡した隊士の名前も全員把握しています。病で足腰が立たなくなるまで隊士たちのお墓参りは毎日欠かしませんでした。
お館様である産屋敷耀哉
産屋敷耀哉は隊士たちから「お館様(おやかたさま)」と呼ばれ、特に柱から厚い信頼を得ています。今の柱たちは産屋敷耀哉の言葉や行動に救われ、お館様のためであれば命も惜しくないと考える者だちばかりです。穏やかな声と表情を持ち、カリスマ的な人物で、鬼殺隊をまとめています。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴による少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』にて連載されていました。アニメは2期まで放送され、3期のアニメ鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」の制作が決定しています。劇場版アニメ『無限列車編』も公開され、興行収入が劇場版アニメでトップになりました。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』は主人公・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間戻す方法を探す物語です。炭治郎は鬼を倒し人々を守る「鬼殺隊」に入隊し、任務を行っていきます。鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉に出会い、鬼である禰豆子の存在を認めてほしいのであれば、強い鬼を倒しなさいと言われます。産屋敷耀哉の声は頭がふわふわするような声で、炭治郎は不思議そうに聞いていました。
産屋敷耀哉の家族や能力
産屋敷耀哉は鬼殺隊の当主ですが、特殊な能力があります。また、産屋敷耀哉には家族がいます。その能力と家族について詳しくご紹介します。
家族構成
産屋敷耀哉には妻の産屋敷あまねと、5人の子供がいます。子供は5つ子で、1人だけ男の子です。男の子だけが黒髪で、4人の女の子はあまねに似た白髪をしています。
産屋敷あまね
産屋敷あまねは27歳で、産屋敷耀哉より4つ年上になります。耀哉が13歳、あまねが17歳のときに結婚しました。産屋敷家は代々神職の家系から妻を迎えているので、あまねも神職の家系だと思われます。結婚の際はあまねが結婚を嫌と感じるのなら自分が断ったことにすると耀哉に言われています。あまねは耀哉と結婚し、5つ子を産んで、病弱な耀哉を看病し続けています。
5人の子供達
産屋敷耀哉には5人の子供がいます。それぞれ、ひなき、にちか、輝利哉(きりや)、くいな、かなたと言います。輝利哉だけが男の子で、その他は女の子になります。産屋敷一族の呪いで男児は早死する運命となっているので、13歳になるまで女の子として育てられます。女の子も結婚して名字が変わらないと病気や事故で早死にすることになってしまいます。
産屋敷家の病気
産屋敷家は一族から鬼を出したということで、病気や事故で早死してしまうという呪いにかかっています。産屋敷耀哉も顔に痣が広がり、視力を失ってしまいました。『鬼滅の刃』の作中後半では立てなくなるほど病状が悪化しています。産屋敷家は一族から出た鬼を倒すことで呪いが解かれるという神職の言葉を聞き、一族を上げて鬼舞辻無惨を倒そうとしています。
産屋敷家は神職の一族から妻を娶る(めとる)と寿命が伸びると言われています。それに従い、あまねを妻として迎えています。産屋敷家の男児は30歳までは生きられない短命です。産屋敷耀哉は23歳なので、寿命が近いことがわかります。『鬼滅の刃』作中の後半には寝たきりになってしまいましたが、妻のあまねが当主代行を立派に務めています。
産屋敷耀哉の能力
産屋敷耀哉は剣を振るうことはできない病弱な身体ですが、他の能力がありました。この能力によって一族の危機を救い、人々を守る鬼殺隊をまとめてきました。そんな産屋敷耀哉の能力を詳しくご紹介していきます。
1/fゆらぎの声
産屋敷耀哉の声音は相手を心地よくさせます。これは現代で言う「1/fゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)」と言います。この1/fゆらぎは聞いた人に安らぎと高揚感を与えると言われています。産屋敷耀哉の物腰の柔らかさと穏やかな言葉遣いで、人々を魅了してきたと言えます。
洞察力が優れている
産屋敷耀哉は1/fゆらぎの他に、とても優れた洞察力を持っています。第六感とも言える力で、「先見の名」とも言われます。鬼殺隊の方針や戦略も担い、鬼殺隊を正しい方向に導くことのできるその力はカリスマと言っても過言ではありません。また、柱になった者に声をかける際は、その者の生い立ちや振る舞いを評価します。お館様の言葉に救われたという柱や隊士も多くいます。ただの当主と配下の関係というだけでなく、隊士を「私の子どもたち」と大切にしているところも慕われる理由となっています。
産屋敷耀哉の死亡理由と死亡シーン
『鬼滅の刃』の作中では産屋敷耀哉の死亡を皮切りに最終決戦が始まりました。ここでは産屋敷耀哉の死亡シーンや死亡した理由、方法について詳しく解説していきます。
自分を家族を道連れに自爆する
新たに上弦の鬼となった鳴女(なきめ)の血鬼術を利用し、鬼舞辻無惨は鬼殺隊の動きを探っていました。太陽を克服した禰豆子と産屋敷耀哉の捜索にも当たっていました。鬼舞辻無惨は産屋敷邸に単身乗り込み、産屋敷耀哉を殺そうとします。そこで初めて鬼舞辻無惨と産屋敷耀哉は相対しました。二人は同じ一族で、血は近くはありませんが親戚という関係でした。産屋敷耀哉はいつもの穏やかな表情と言葉で鬼舞辻無惨に話しかけます。
産屋敷耀哉は断固として自分の護衛を付けませんでした。産屋敷邸には産屋敷耀哉とその妻のあまね、それと5人の子供のうち姉のひなきとにちかが遊んでいました。その様子をおかしいと思いながらも鬼舞辻無惨は産屋敷耀哉と話をします。鬼舞辻無惨がしびれを切らして産屋敷耀哉を殺そうとすると、産屋敷耀哉は仕込んでいた爆薬で家族もろとも自爆して死亡してしまいます。この産屋敷耀哉の死亡シーンは鬼舞辻無惨や柱達、読者さえも驚愕でした。
3人の子供は生き残る
産屋敷耀哉の自爆は仕込まれていたものでした。おそらく家族には説得済みで、跡取りとなる男児の輝利哉(きりや)と輝利哉の妹であるくいなとかなたは別の場所に避難していました。輝利哉の姉であるひなきとにちかも避難するように言われたはずですが、父と母の元を離れなかったと言います。鬼殺隊の次の当主となった輝利哉と妹の2人は死亡してしまった両親と姉を悼むひまもなく、無限城の決戦で采配をとっていました。
鬼舞辻無惨との因縁
産屋敷耀哉はなんとしても鬼舞辻無惨を倒そうとしていましたが、それは「鬼舞辻無惨が人間を喰らう鬼だから」という理由だけではありません。二人は「同じ血筋」で、血は遠からず親戚に近い関係だったことが明らかになりました。産屋敷の一族が短命であるのは一族から鬼が出たことによる呪いです。その鬼を倒すべく尽力すると、寿命も伸びると神職から言われてきました。産屋敷耀哉の顔は病に侵されてよくわかりませんが、鬼舞辻無惨と顔立ちがよく似ているシーンも描かれていました。
お館様の自爆は囮だった
産屋敷耀哉は鬼舞辻無惨を倒すためではなく、自分を囮にしようとして自爆しました。自爆するというだけでも衝撃的なシーンですが、自分の身体に爆薬を仕込み、近くて自爆することで鬼舞辻無惨を巻き込んで少しでも損傷を与えようとしていました。また、再生を少しでも遅らせるためにマキビシのようなものも使用されました。それだけに留まらず、浅草で鬼にした人の血鬼術で身体を固定し、その隙に珠世が決死の覚悟で薬を鬼舞辻無惨に投与します。
また、爆発に巻き込まれない範囲で近くに柱や隊士達を配置していました。爆発音を聞き、鬼殺隊士や柱が鬼舞辻無惨の元に集結します。産屋敷耀哉の死亡によって最終決戦の火蓋が切られたのです。自爆した産屋敷耀哉はもちろん、そばにいた妻のあまねも死亡し、近くで遊んでいた2人の娘も死亡しています。
家族を道連れにしたのは無惨を油断させるため
産屋敷耀哉の自爆には妻のあまねと2人の娘を巻き込みました。それは鬼舞辻無惨を少しでも油断させるためです。家族にも説明済みであり、あまねも子どもたちも腹をくくっていました。娘の2人はどうしても父と母から離れたがらず、一緒に死ぬことを選んだと思われます。生き残った輝利哉は鬼殺隊の当主となり、鬼殺隊の配置と作戦を立てます。妹の二人は輝利哉のサポート役として活躍しています。
産屋敷耀哉の自爆に対する世間での評判や人気
産屋敷耀哉の家族もろともの自爆は衝撃を受けた人が多い印象です。この死亡シーンは読者のトラウマの1つにもなったかもしれません。家族は同意の上だったようですが、きっと怖かったと思います。それでも想いを繋げるために少しでも鬼舞辻無惨にダメージを与えようとしたお館様には頭が上がりません。
産屋敷耀哉の自爆には鬼舞辻無惨はもちろん、柱や鬼殺隊士も驚いたと思います。ファンもこの急展開に驚いた方は多いと思います。爆発音を聞きつけた柱や隊士が一斉に集まりましたが、それは産屋敷耀哉の采配でした。なんとしても鬼舞辻無惨を討つという信念が感じられます。
『鬼滅の刃』の登場人物は鬼によって、あるいは鬼がいる世界によって大切な人が殺されてしまった人がたくさんいます。しかし、産屋敷一族は長くも生きられず、戦うだけの強さも持てずに死亡してしまいます。そんな産屋敷一族が一番悲しい定めなのではという声もありました。
産屋敷耀哉がもしも〇〇だったら
物腰柔らかで声や言葉使いも優しい産屋敷耀哉ですが、そんな産屋敷耀哉が身近の人物だったらどうなるでしょうか。また、現代にそういった人がいるとどうなるでしょうか。ここでは産屋敷耀哉がもし〇〇だったらをまとめてご紹介していきます。
産屋敷耀哉「父親」篇
『鬼滅の刃』の作中でも産屋敷耀哉は父親でした。しかし、鬼殺隊の当主ということもあり、子供には厳しくしてきたということが明らかになっています。そんな産屋敷耀哉が普通の父親だったら、優しくてたくさん褒めてくれる父親になりそうですね。たくさん絵本を読んでほしいです。
産屋敷耀哉「校長先生」篇
『鬼滅の刃』の鬼殺隊の当主という立場柄、人の上に立つにふさわしい人物だと言えます。そんな産屋敷耀哉が学校の校長先生だったら、朝礼の話もたくさん聞きたくなるかもしれません。授業中には各教室を周り、気づいた生徒には口元に人差し指を当てて「しーっ」としてほしいですね。
産屋敷耀哉「総理大臣」篇
産屋敷耀哉がもし日本を統べる総理大臣だったら、国会や会見などでは心地よい声で、みんなが聞き入ってしまうかもしれません。持ち前のカリスマ的な能力で、日本を導いてくれるかもしれません。政治家と国民の関係も良きものとなりそうです。
産屋敷耀哉は家族を道連れにしてでも無惨を倒したかった
お館様と呼ばれ鬼殺隊や柱に慕われていた産屋敷耀哉の自爆理由や、死亡シーンをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。鬼舞辻無惨との関係も以外なもので、同じ一族でもまったく違う考え方をしていました。柱や隊士、残された子どもたちは産屋敷耀哉の死を悼む時間もなく、無限城での最終決戦となりました。自分や家族を囮にしてまでも、産屋敷耀哉は鬼舞辻無惨を倒したかったのだと思われます。今後『鬼滅の刃』を見る際は、産屋敷耀哉や産屋敷一族のことにもぜひ注目してみてください。
この記事のライター
shiori
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。