【鬼滅の刃】黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)の関係とは?二人の過去を調査
上弦の壱である黒死牟(こくしぼう)と、最強の剣士である縁壱(よりいち)の関係について考察しています。二人にはどんな過去があるのか、縁壱(よりいち)の謎と関わった人物、黒死牟(こくしぼう)の性格や強さについても解説しています。さらに二人の評判もまとめています。
目次
黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)とは?
『鬼滅の刃』には、最強の鬼と言われる黒死牟(こくしぼう)と鬼舞辻無惨 ( きぶつじむざん)が最も恐れる存在の縁壱(よりいち)が登場します。この二人はどんな人物なのでしょうか。また、何か関係があるのでしょうか。
黒死牟(こくしぼう)のプロフィール
- 名前:黒死牟(こくしぼう)
- 人間だった時の名前:継国巌勝(つぎくにみちかつ)
- 身長:190㎝
- 体重:93㎏
- 趣味:囲碁
- 数字:十二鬼月 上弦の壱
- 血気術:全集中 月の呼吸
縁壱(よりいち)のプロフィール
- 名前:継国縁壱(つぎくによりいち)
- 身長:不明
- 体重:不明
- 趣味:不明
- 呼吸法:日の呼吸
- 日輪刀:黒刀
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は、主人公が鬼と戦うダークファンタジーです。作者は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)で、『週刊少年ジャンプ』にて2016年から2020年まで連載されました。2019年にアニメ化され、『鬼滅の刃』は社会現象となりました。2020年には劇場版「無限列車編」が公開され大ヒットとなり、主題歌も話題となりました。アニメは『刀鍛冶の里編』まで放送されており、『柱稽古編』の放送も決定しています。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』の主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、よく働く優しい少年です。ある日炭治郎が仕事から帰ると、家族が鬼に殺されていました。妹の禰豆子(ねずこ)は生きていましたが、鬼になっていました。炭治郎は鬼を探していた鬼殺隊の水柱の冨岡義勇(とみおかぎゆう)と会います。冨岡から鬼殺隊の事を教えられ、炭治郎は苦しい特訓に耐え、鬼殺隊に入隊しました。そして禰豆子を人間に戻すため、鬼を倒すために炭治郎は仲間と共に戦います。
黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)の関係や過去
『鬼滅の刃』の黒死牟(こくしぼう)は十二鬼月の一人で、一番高い位の上弦の壱の鬼です。無惨からの信頼も厚いです。そして縁壱(よりいち)は、無惨も恐れた最強の鬼狩りです。縁壱(よりいち)は回想シーンにしか登場しません。二人はどんな関係だったのか、そして過去には何があったのか解説していきます。
関係①黒死牟は縁壱の双子の兄として生まれる
黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)は、双子という関係でした。黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)の兄です。しかしこの時代は双子は跡取り争いの原因になるため、不吉と言われていました。特に縁壱(よりいち)は額に痣があったため生まれてすぐに殺されそうになりましたが、それを二人の母が大反対し、縁壱(よりいち)は生きることができたのです。しかしことごとく縁壱(よりいち)は黒死牟(こくしぼう)と差をつけられました。それでも双子は仲が良かったのです。
関係②縁壱の圧倒的な才能に嫉妬する黒死牟
黒死牟(こくしぼう)の夢は、この国で一番の強い侍になることでした。縁壱(よりいち)は兄が一番なら、自分は二番目に強くなりたいと思っていました。黒死牟(こくしぼう)が父の配下と剣の稽古をしていると、縁壱(よりいち)も自分にも剣を教えてほしいと頼みます。縁壱(よりいち)は口頭で教えてもらうと、黒死牟(こくしぼう)が一本も取れなかった相手を負かしてしまいました。しかも相手は失神しています。黒死牟(こくしぼう)は哀れんでいた弟が、自分よりも才能があったことに嫉妬します。
関係③縁壱は弱っていた母を支えていた
双子の母は病気でした。縁壱(よりいち)は母の死が近いことを知っていました。縁壱(よりいち)はいつも母にくっついていましたが、それは母に甘えていたわけではなく、左側が不自由になった母を支えていたのです。その事実を黒死牟(こくしぼう)は、母が残した日記で知ることになるのです。黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)に激しく嫉妬しました。
関係④黒死牟は縁壱の強さに追いつけなかった
縁壱(よりいち)は母が亡くなると、家を出て行きました。そして黒死牟(こくしぼう)は跡取りとなりました。黒死牟(こくしぼう)は妻子を持ち、穏やかな日々を過ごしていました。しかし野営中に黒死牟(こくしぼう)は鬼に襲われます。それを助けてくれたのが、別れた双子の弟の縁壱(よりいち)でした。縁壱(よりいち)は黒死牟(こくしぼう)が倒せなかった鬼を、あっさりと倒します。黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)の剣技を自分の物にしたいと、妻子を捨て鬼狩りの道に進みます。
関係⑤黒死牟は無惨に出会い鬼になる
黒死牟(こくしぼう)は痣を発現できるほど成長しました。しかし縁壱(よりいち)が使う日の呼吸は習得できませんでした。それでも縁壱(よりいち)に追いつきたい黒死牟(こくしぼう)は、鍛錬を重ねます。そして痣を発現させた者は、25歳で死んでしまうことを知ります。黒死牟(こくしぼう)は自分には時間がないと絶望します。そんな時に鬼舞辻無惨と出会い、鬼になれと誘惑されます。黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)を超えるため、鬼になります。
関係⑥黒死牟と老いた縁壱の戦い
過去は仲が良かった双子の黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)ですが、黒死牟(こくしぼう)は鬼となってしまいました。二人が別れてから60年以上経ち、二人は再会しました。痣を発現させているのに、縁壱(よりいち)は80過ぎまで生きていました。二人の戦いが始まります。年老いても縁壱(よりいち)の剣技は衰えていません。黒死牟(こくしぼう)は敗北を悟りますが、縁壱(よりいち)は一撃を放つ前に寿命を迎え、立ち尽くしたまま死亡していました。
縁壱(よりいち)の謎を考察
黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)は双子という関係であり、過去には何があったかが分かりました。ではなぜ痣がある縁壱(よりいち)は長く生きられたのかという疑問が出てきます。その謎を考察していきます。そして縁壱(よりいち)と交流があった炭吉がした約束、縁壱零式についても解説していきます。
縁壱が長生きできた理由
痣を発現させた者は25歳までしか生きられませんが、なぜ縁壱(よりいち)は80歳を過ぎても生きられたのでしょうか。それは縁壱(よりいち)は後から痣を発現させたのではなく、最初からあったからだと思われます。身体能力も高く、生まれた時から透き通る世界を会得していたことも関係があるでしょう。透き通る世界とは、周囲の時間が遅く感じられ、相手の体の仕組みが見えるため、相手の動きを予想することができます。縁壱(よりいち)は母の病気のことも、透き通る世界を会得していたため、分かったのです。
縁壱が炭吉に語った本音
炭吉は炭治郎の先祖にあたります。炭吉と妻・すやこは、一度鬼に襲われています。それを助けてくれたのが縁壱(よりいち)でした。それから縁壱(よりいち)と炭吉は、会うようになります。しだいに縁壱(よりいち)は炭吉に心を許すようになっていきました。自分の過去を炭吉に打ち明けます。縁壱(よりいち)は鬼に襲われた妻を守れなかったこと、無惨を倒せなかった過去を悔やんでいました。
縁壱に炭吉が約束したこと
炭吉の子供も生まれ、炭吉の家族と親しくなった縁壱(よりいち)ですが、炭吉の元から去ってしまいます。その前に縁壱(よりいち)は、自分が付けていた耳飾りを炭吉に渡していました。その耳飾りは炭治郎が付けている物です。そしてある日縁壱(よりいち)は、すやこの願いで剣の型を見せてくれました。それを炭吉は一つも見逃さないように、瞼に焼き付けていました。美しい日の呼吸の型を炭吉は継承していかなければと思い、耳飾りと共に縁壱(よりいち)に後世に継承していくことを約束します。
刀鍛冶の里に存在する縁壱零式
刀鍛冶の里には、「縁壱零式」と呼ばれる絡繰人形がありました。この人形は、隊士が訓練に使う戦闘用の物です。縁壱零式は始まりの呼吸の剣士の動きを再現させるため、腕が6本あります。腕を6本にしないと、動きが再現できないのです。そして108の動きができます。しかし縁壱零式は壊れてしまうと元には戻せないため、持ち主の小鉄は無一郎が使いたいと申し出た時に使わせるのを渋っています。しかも縁壱零式の中には、一本の刀が隠されていました。炭治郎はその刀で、鬼を倒しています。
黒死牟(こくしぼう)の性格や強さ
黒死牟(こくしぼう)は、縁壱(よりいち)を超えたいがために鬼になりました。ここからは上弦の壱の黒死牟(こくしぼう)の性格と強さについて解説していきます。上弦の壱の黒死牟(こくしぼう)の強さに、鬼殺隊は苦戦しました。黒死牟(こくしぼう)との戦いは、お互い相手を絶対に倒すという執念と執念の戦いです。
黒死牟の性格
黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)が父に怒られて助けてほしい時は、竹笛を吹くようにと縁壱(よりいち) に竹笛を渡す優しい性格でした。しかし縁壱(よりいち)に才能があることが分かると、縁壱(よりいち)に対して嫉妬し、憎むようになります。鬼になってからは無惨のビジネスパートナーとなり、信頼されていました。冷静沈着ですが、強さへの執着心が強いです。
黒死牟の強さ
黒死牟(こくしぼう)は上弦の壱の鬼だけあって、圧倒的な強さを持っています。鬼でありながら、月の呼吸も使えてしまうのです。黒死牟(こくしぼう)の強さに、鬼殺隊は苦しめられました。柱三人(無一郎、実弥、悲鳴嶼)と玄弥の4人でも苦戦しました。鬼殺隊は身体を斬り落とされ、無一郎と玄弥は黒死牟(こくしぼう)により命を落とします。
黒死牟は一度も上弦の壱を譲ったことがない?
黒死牟(こくしぼう)は400年間、最強の座である上弦の壱を誰にも譲ることはありませんでした。血戦を挑まれても、一度も負けていません。縁壱(よりいち)は黒死牟(こくしぼう)を倒す前に亡くなりました。これで黒死牟(こくしぼう)は永遠に縁壱(よりいち)に勝つことはできなくなりました。縁壱(よりいち)が亡くなったことにより、黒死牟(こくしぼう)は自分は誰にも負けないとより強く思うのでした。
黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)に対する世間での評判や人気
黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)の関係や過去などについて考察してきました。縁壱(よりいち)に才能があったことから、二人の関係は最悪になってしまいます。では黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)について、どんな意見があるのでしょうか。インターネットから集めてみました。
『鬼滅の刃』は鬼の背景もしっかりと描かれているので、どんなに酷いことをしても、最期はやはり悲しくなります。縁壱(よりいち)に才能がなければ、黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)を憎むことはなかったし、鬼にもならなかったのでしょう。しかし鬼になってからも黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)を忘れることはありませんでした。縁壱(よりいち)が亡くなった時に、涙を見せる黒死牟(こくしぼう)の姿は、とても印象的でした。
縁壱(よりいち)は黒死牟(こくしぼう)が倒せなかった父の配下をあっさりと倒してしまいます。この時、黒死牟(こくしぼう)は目の前で起こった出来事が信じられなかったはずです。また親離れが出来ていないと思っていた縁壱(よりいち)は、実は病気の母親の身体を支えていたことも知り、縁壱(よりいち)への憎しみは増していきます。そして鬼になっても縁壱(よりいち)を超えることはできませんでした。
双子の弟の縁壱(よりいち)は、自分より遥かに才能がありました。なぜ自分は縁壱(よりいち)を超えることができないのか、黒死牟(こくしぼう)は鬼になっても縁壱(よりいち)に囚われ続けました。そして鬼殺隊との戦いで、醜くなった自分の姿に絶望します。鬼殺隊によって倒された時も、縁壱(よりいち)の事を想っていました。
黒死牟(こくしぼう)と縁壱(よりいち)は双子だった
鬼である黒死牟(こくしぼう)と鬼狩りの縁壱(よりいち)は、実は双子でした。縁壱(よりいち)に才能があることを知るまでは、二人は仲が良い兄弟でした。黒死牟(こくしぼう)の縁壱(よりいち)への憎しみはどんどん増していきます。鬼となっても縁壱(よりいち)への執着心は消えることはありませんでした。最期は鬼殺隊によって塵となってしまいます。縁壱(よりいち)の事を受け入れ、認めていればこんな最期にはならなかったことでしょう。最強と言われた黒死牟(こくしぼう)も悲しい鬼でした。
この記事のライター
ささめ
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