【鬼滅の刃】童磨が鬼になった理由と死亡までの経緯は？登場キャラとの関係も

童磨（どうま）とは『鬼滅の刃』に登場する鬼で、十二鬼月のうちの上弦の弐の位を与えられています。上弦の弐の童磨の、鬼になった理由や過去、人間の女しか食べないことがファンの間で話題になっています。童磨のプロフィールや強さ、人間時代の過去や鬼になった理由、人間の女しか食べない理由や、他のキャラクターとの関係性を紹介します。

童磨（どうま）は十二鬼月の中の、上弦の弐の鬼です。頭から血を被ったような姿で、虹色の瞳を持っています。瞳の色や姿は人間の時と同じもので、鬼になっても記憶を失っていはいません。人懐っこい性格で、いつもニコニコとしています。洋風に改造した着物を着ており、いつも扇を持っています。普段は人間として過ごしており、両親が作った「万世極楽教」の教祖をしています。

童磨は上弦の弐の鬼で、鬼殺隊の柱でさえもいとも簡単に殺してしまうほどの実力を持っています。冷気発生という血鬼術を使い、扇を武器にして鋭い氷の刃などで攻撃します。遠距離にも近距離にも適した能力を持っており、応用力が効く血鬼術となっています。一息でも吸ってしまうと肺が凍ってしまう術も使うことができ、呼吸を使う鬼殺隊にはかなりの強敵となっています。

『鬼滅の刃』は吾峠 呼世晴 （ごとうげ こよはる）による少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた作品です。物語は完結しており、単行本は全23巻、話数は全205話となっています。テレビアニメでは「竈門炭治郎 立志編」「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」が放送され、「無限列車編」は劇場版アニメとして公開されました。テレビアニメ「柱稽古編」の制作も発表されました。

『鬼滅の刃』は山で炭売をしていた竈門炭治郎を主人公にした物語です。炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹の禰豆子は鬼にされてしまいます。鬼になった禰豆子を人間に戻すため、鬼を狩って人々を守る「鬼殺隊」に入り、鬼を人間に戻す方法を探します。鬼は頂点である鬼舞辻無惨と強い鬼である十二鬼月、その他の鬼で構成されています。無限城の戦いでは、炭治郎の同期であるカナヲと伊之助が、上弦の弐である童磨と戦うことになりました。

童磨は『鬼滅の刃』に登場する鬼で、上弦の弐の位を与えられています。そんな童磨の鬼になった理由や過去がファンの間で話題になっています。童磨が鬼になった理由や過去は一体どんなものだったのでしょうか。童磨の人間時代の過去や、鬼になった理由、人間の女しか食べない理由を紹介します。

童磨は鬼になってからも記憶を失ってはおらず、また人間として暮らしています。童磨の鬼になった理由も幼少期に関係するもので、童磨の過去は一体どのようなものだったのでしょうか。

童磨は「万世極楽教」という宗教を作った両親の元に産まれました。生まれつきの白橡色の髪と虹色の瞳と、高い知性のせいで両親からは「神の声が聞こえる特別な子」として扱われてきました。「万世極楽教」の信者には崇め奉れられ、教祖として生きることになります。童磨は、本当は神の声などは聞こえないし、悲しんだり苦しんでいる人間に「可哀想に極楽なんか存在しないんだよ」と思い、話を合わせて涙を流していました。

童磨は小さい頃から喜怒哀楽などの感情はなく、あるのは快か不快かくらいでした。信者たちの身の上話を聞き、信者を救っているとありますが、共感したり同情することはなく、可哀想だから話を合わせてあげているという程度のものでした。そうして暮らしていき、20歳の頃に鬼舞辻無惨に鬼にしてもらっています。鬼になってからも人間だった頃と同じ生活をしており、元から鬼のような狂気に満ちていたことがわかります。

童磨が鬼になった理由は、信者を喰うことが「救い」だと思っており、気の毒な人間を喰うことで幸せにしているという思想があったからと考察できます。人を喰って救うことが自分の使命とまで思っています。幼少期から思っていた「可哀想な信者たちを救ってあげたい」という思想が、鬼になってから「喰うことが救いになる」という考え方になりました。童磨は人を喰うことを「善行」とも思っています。

可哀想な人を救ってあげたいという考え方が鬼になった理由ですが、童磨は人間のうち、女を積極的に喰っています。その理由は、女は子供を育てられるような栄養分があり、栄養が豊富であるからという理由です。また、若い女を好んで食べているようでした。

『鬼滅の刃』の童磨は無限城の戦いの中で死亡します。無限城の戦いはどのような戦いだったのでしょうか。また、童磨は一体どのような経緯で死亡したのでしょうか。童磨の死亡した経緯を紹介します。

無限城で童磨と蟲柱の胡蝶しのぶが相対し、戦います。しのぶは姉のカナエの仇である童磨を倒すため、あらゆる毒を調合して童磨にくらわせます。しかし童磨はしのぶの薬をすぐに解毒してしまいます。童磨に肺や内臓を斬られたしのぶですが、力の限りを使って童磨を天井に突き刺します。しかし童磨に捕まってしまい、全身を絞められて吸収されてしまいました。

カナヲが童磨としのぶが戦っている場面に登場し、しのぶがカナヲに指文字で指示を出したところでしのぶは殺されて童磨に吸収されてしまいます。カナヲはカナエとしのぶを殺された怒りで童磨に向かっていきますが、刀を童磨に取られてしまいました。そんなときに伊之助が登場し、カナヲの刀を取り戻して共闘となります。血鬼術を使ってカナヲと伊之助を足止めし、外に行こうとする童磨ですが、急に顔が溶け出し、目が溶け落ちてしまいます。

しのぶは童磨を倒すことだけを考え、自分で毒を食べて全身に毒を渡らせていました。大量の毒をしのぶを吸収したことで接種した童磨は、しのぶの毒によって弱っていました。カナヲはそのことをしのぶから聞かされており、童磨に毒が効き始めると、伊之助と一緒に首を狙います。そして童磨の首を斬ることができました。

首を斬られた童磨は、猗窩座のように復活しようと試みますが、それはできずに体が崩れていくのを見ているだけでした。人間の感情を理解することができなかったと死んでいく童磨ですが、目の前に死んだはずのしのぶが現れます。しのぶは「あ、やっと死にました？よかった」と少しはにかんでいました。死亡後のしのぶとの会話で、童磨は無いはずの心臓が脈打つ感覚を知ることができます。

その感覚を恋だと悟った童磨は、しのぶに「俺と一緒に地獄へ行かない？」と言いますが、しのぶは笑顔で「とっととくたばれ糞野郎」と言います。童磨は体や顔が崩れて死亡し、童磨の死亡を見届けたしのぶは成仏した様子でした。

童磨は人懐こっく、明るい性格をしています。そんな童磨と他のキャラクターとの関係性はどうなっているのでしょうか。童磨と関係のあるキャラクターや、その関係性を紹介します。

しのぶにとって童磨は姉である胡蝶カナエの仇でした。しのぶは童磨を殺すことだけを考え、自分の体の全部を毒に変えていました。いつもニコニコとしていたしのぶですが、内心は鬼への憎悪が止まらずにいました。童磨は若い女を好んで食べ、自分ほどの実力者であれば吸収するだろうということを踏んで、毒を食み続けていました。

童磨は伊之助の素顔を見て、昔一緒にいた琴葉という女性を思い出します。琴葉は伊之助の母親で、姑や夫から虐待を受けて「極楽教」へと逃げてきた女性でした。琴葉は幼い伊之助を連れて童磨の元へとやってきて、童磨も琴葉を食わずに側に置いていました。しかし童磨が信者を喰っていることが琴葉に知られ、琴葉は伊之助を連れて山へと逃げます。逃げ切れなくなった琴葉は伊之助を山へと逃し、童磨に殺されてしまいます。伊之助にとって、童磨は母親である琴葉の仇ということが、童磨の話によってわかりました。

『鬼滅の刃』の「遊郭編」で登場した上弦の陸である堕姫と妓夫太郎は、童磨に出会ったことで鬼となった人物です。堕姫と妓夫太郎がまだ人間のころ、遊郭で男を怒らせた堕姫が炎に焼かれて瀕死の状態でした。そんな堕姫を抱えた妓夫太郎と童磨が出会います。上弦の鬼は無惨の血を与えることができ、その血で堕姫と妓夫太郎を鬼へと変えました。

上弦の参である猗窩座は童磨と仲が良くありませんでした。上弦の鬼が招集されたときは、猗窩座が童磨の頭をふっとばしてしまうほどの仲の悪さです。鬼の位では上弦の弐である童磨の方が、上弦の参である猗窩座よりも1つ上で、童磨の方が強いということになります。また女を好んで喰うという童磨に対し、猗窩座は人間は食べても女は食べないという趣向でした。その点でも二人は相容れませんでした。

童磨の鬼になった理由は原作ではっきりと名言されたわけではなく、過去の経験や思想から考えられたものです。童磨の過去の回想はあるけれど、鬼になった理由がはっきりしないのが、生まれながらの鬼らしさを感じるというファンの声もありました。

童磨が死亡するとき、「人間の感情は他人事の夢幻だった」という回想がありました。鬼になった理由の1つに、長く生きることで抜け落ちている喜怒哀楽の感情が理解できるのではないかという期待もあったのではないかというファンの声もありました。

童磨の鬼になった理由がはっきりと明確にされてはおらず、無惨が童磨を鬼にした理由もわからないとこが、逆に納得するというファンの声もありました。また童磨は鬼になってからも人間の頃の記憶を持ち、姿も変わっていません。これは元から鬼としての気質があったことを示しているとも言われています。

『鬼滅の刃』の上弦の弐である童磨の過去や鬼になった理由、女しか食べない理由や他のキャラクターとの関係性を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。童磨が鬼になった理由は、幼少期の環境や生活が関係しているものであると考察できます。今後また『鬼滅の刃』を見る際は、童磨の鬼になった理由や、他の鬼が鬼になった理由にも注目してみてください。