【鬼滅の刃】鯉夏花魁の人物像まとめ!炭治郎との関係や生死についても
『鬼滅の刃』に登場する鯉夏花魁は、竈門炭治郎が潜入した遊郭「ときと屋」の最高位の遊女です。本記事では、鯉夏花魁の人物像に迫るとともに、炭治郎との関係性や彼女の生死について解説します。また、世間の評判やアニメ版『鬼滅の刃』の声優も紹介します。
目次
【鬼滅の刃】鯉夏花魁とは?
『鬼滅の刃』に登場する鯉夏花魁は、「ときと屋」で働く美貌と教養に恵まれた最高位の遊女です。ここでは、鯉夏花魁の基本的なプロフィールを見ていきましょう。
鯉夏花魁のプロフィール
鯉夏花魁は、炭治郎が潜入した「ときと屋」で働く最高位の遊女です。そもそも花魁とは、遊郭の中でも位の高い遊女を指す言葉であり、鯉夏花魁は美貌・教養・芸事に恵まれた特別な女性なのです。容姿が美しいこともさることながら、目下の者にも気遣いのできる面倒見の良さも彼女の魅力となっています。
『鬼滅の刃』71話では、鯉夏花魁の「花魁道中」シーンが登場します。天元が「いくらかかってんだ」と呟いてしまうほど豪華な行列で、鯉夏花魁がいかに特別な存在であるかが分かるシーンとなっています。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』とは、『週刊少年ジャンプ』で2016年11号から2020年24号まで連載していた漫画作品です。単行本は全23巻で、累計発行部数は2021年2月時点で1億5000万部を突破しています。人を食べる鬼と、それと戦う者たちを描いたダークファンタジーで、鬼となってしまった者たちの切ない物語や、鬼気迫る戦闘シーン、コミカルな日常なども描かれている見どころ満載な作品です。
鬼滅の刃のあらすじ
大正時代の日本では、時折鬼が現れ人を襲い喰らう事件が起きていました。そんな中、山間で家族と暮らしていた竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、自身の留守中に家族が鬼に襲われ、母や弟妹たちを亡くしてしまいます。唯一生き残った妹・禰豆子(ねずこ)は襲われたことがきっかけで鬼になってしまいますが、炭治郎の言葉がけによって人を喰らわない鬼となります。禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を見つけるため、炭治郎は鬼殺隊に入ることを決心し、物語が大きく動き出していきます。
【鬼滅の刃】鯉夏花魁の人物像や炭治郎との関係
『鬼滅の刃』の鯉夏花魁は、容姿だけでなく心も美しい女性です。ここでは、鯉夏花魁の人物像や炭治郎との関係性などを見ていきましょう。
鯉夏花魁がいる遊郭とは?
そもそも遊郭とは、遊女たちが住む国公認の場所のことです。遊女は遊郭の中で男性に性的なサービスをする女性で、客を遊ばせる女から遊女という名前がつきました。江戸時代頃の日本には江戸の吉原、京の島原、大坂の新町という三大遊郭が存在していました。
『鬼滅の刃』に登場するのは、吉原遊郭であり、現在でいう浅草寺裏辺りの一帯に広がっていました。遊郭で働く遊女には細かいランク付けがされており、花魁はその中でもトップの存在です。ちなみに、炭治郎が扮する炭子は掃除や荷物運びなどをする労働力として買われたので、遊女ではありません。
鯉夏花魁の優しい性格
『鬼滅の刃』に登場する鯉夏花魁の魅力として、目下の者にも気遣いのできる優しい性格が挙げられます。中には性格に難のある花魁もいる中、彼女は誰に対しても優しく接することができる人格者なのです。『鬼滅の刃』72話では、「ときと屋」に潜入した炭治郎が、鯉夏の傍にいる禿(かむろ)と呼ばれる女の子たちに噂話を教えてもらうシーンがありますが、そこで鯉夏花魁は「噂話をよしなさい」と優しく3人を諭しています。
禿たちも「はあい」と返事をして話をやめていることから、鯉夏花魁と良い関係が築けていることが分かります。噂話は良くないということを伝えつつも、噂をされている人に対する気遣いも感じられる、彼女の素敵な人格が分かるシーンとなっています。
鯉夏花魁と炭治郎の関係
鯉夏花魁は炭治郎が潜入した「ときと屋」の看板花魁であり、お店のトップアイドルのような存在です。炭治郎扮する炭子は顔にアザがあったため、遊女としては働けず荷物運びとして力仕事をしていました。2人の初対面は『鬼滅の刃』72話で、鯉夏花魁に贈られたたくさんの荷物を部屋に運んだ際に、お礼としてお菓子をもらっています。新入りのよく分からない相手に対しても、お礼を言ってお菓子もあげるところからも、鯉夏花魁の人柄の良さがうかがい知れます。
鯉夏花魁のお菓子のシーン
炭治郎扮する炭子は、荷物を部屋に運んだお礼として、鯉夏花魁からお菓子をもらいます。炭治郎は女性に対する免疫が高く、可愛い女の子や綺麗な女性とも平然と話せてきましたが、鯉夏花魁との初対面ではその美しい容姿から自然と赤面してしまいます。
【鬼滅の刃】鯉夏花魁は死亡した?
『鬼滅の刃』の鯉夏花魁は、遊郭界隈で出没していた鬼に捕らえられてしまいます。ここでは、彼女が捕まった経緯や死亡したか否かについて解説します。
鯉夏花魁は堕姫に捕まる
鯉夏花魁は、「荻本屋」の蕨姫(わらびひめ)花魁に扮していた鬼・堕姫(だき)に捕まってしまいます。そもそも鯉夏花魁は、良い関係になった客に身請けされることが決まっており、近々遊郭を出ていく予定でした。鯉夏花魁は身請けを喜んでいましたが、明日遊郭を出るというタイミングで堕姫に捕まってしまいます。
堕姫は美しい女性を好んで食糧にしており、女性たちを生きたまま帯に変えて貯蔵しています。さらに、身請けが嫌で逃亡(足抜け)したと見せかけるために、身請けが決まった遊女ばかりを狙って捕まえていました。鯉夏花魁も例外ではなく、堕姫にとって都合の良いタイミングで捕まってしまうのです。
炭治郎が堕姫から鯉夏花魁を救出
鯉夏花魁が捕まる直前、炭治郎は女装を解いて鯉夏花魁に潜入していた経緯を正直に話します。鯉夏花魁は炭子が男であったことを最初から見抜いていましたが、何か理由があるのだと許容して黙ってくれていました。炭治郎は、行方不明になった人たちを助けると言って「ときと屋」を出ますが、入れ替わりで堕姫が鯉夏花魁の元にやってきます。
炭治郎は鬼の気配を感じすぐに駆け付けますが、鯉夏花魁はすでに帯の中に閉じ込められていました。炭治郎は堕姫と戦い、鯉夏花魁が閉じ込められている部分だけを切り取り、彼女を救出します。
炭治郎に救出された鯉夏花魁は生存していた
帯を切って救出されたシーン以降、鯉夏花魁は登場していません。ただ、帯に閉じ込められた善逸や天元の嫁2人は帯を切ることで人間に戻っていたことから、鯉夏花魁も人間に戻ることができたと推測されます。
ちなみに、この帯は適当な場所で切ってしまうと、中に貯蔵されている女性も切れてしまい死亡してしまう可能性もあります。ストーリーでは炭治郎や天元が見事な斬撃で帯を切り女性を助けており、彼らの腕の良さが分かるシーンとなっています。
鯉夏花魁のその後はどうなった?
鯉夏花魁が人間に戻れたとすると、その後は堕姫に襲われる描写がないため、どこかに逃げて身を隠していたと推測されます。堕姫や妓夫太郎(ぎゅうたろう)との戦闘では一般の家や人々が巻き込まれている描写もあるため、戦闘に巻き込まれて死亡した可能性もゼロではありません。
しかし、『鬼滅の刃』88話では天元の嫁であるまきをと須磨(すま)が一般人を避難させている様子が描かれています。このことからも、鯉夏花魁は死亡しておらず、一般の人々と共に戦闘区域から逃げきれているのではないかと推測できます。
【鬼滅の刃】鯉夏花魁の声優
アニメ版『鬼滅の刃』では、鯉夏花魁の優しく落ち着きのある声が好評でした。ここでは、鯉夏花魁役を務める声優を紹介します。
鯉夏花魁の声優は「斎藤千和」
鯉夏花魁は、斎藤千和(さいとうちわ)さんが声優を務めています。新房昭之監督のアニメ作品に起用されることが多く、『月詠』『化物語』『魔法少女まどかマギカ』などではヒロイン役を演じています。
斎藤千和のプロフィール
斎藤千和さんは、埼玉県出身、1981年3月12日生まれの42歳(2023年3月現在)です。母にファッション雑誌を買ってくるよう伝えたところ、間違えて声優雑誌を買ってきたことがきっかけで声優を志すようになります。趣味は映画鑑賞とバスケットボールで、絵が下手であることが有名です。
斎藤千和の主な出演作品
斎藤千和さんの主な出演作品としては、『化物語(戦場ヶ原ひたぎ)』『魔法少女まどかマギカ(暁美ほむら)』『ケロロ軍曹(日向夏美)』『機動戦士ガンダム00(ルイス・ハレヴィ)』『ダンガンロンパ(朝日奈葵)』『暁のヨナ(ヨナ)』『FateEXTRA(キャスター)』などがあります。
【鬼滅の刃】鯉夏花魁に対する世間での評判や人気
『鬼滅の刃』の鯉夏花魁は登場シーンは短いものの、その美しい容姿と優しい性格で鬼滅ファンの中でも人気のキャラクターです。ここでは、ツイートを元に彼女の評判を見ていきましょう。
鯉夏花魁のような美しい女性になりたい、素敵な女性になりたいというツイートが多数見つかりました。鯉夏花魁は美貌もさることながら、温厚で優しい人格者なので、彼女の性格を称賛する女性ファンも多いです。
中には、鯉夏花魁の傍にいる禿(かむろ)になりたいという意見もありました。花魁の傍で遊女見習いをする禿は、事情があってお店に売られた子どもであると推測されますが、2人とも年相応の明るい性格をしており、表情も柔らかく幸せそうにも見受けられます。2人が幸せそうに過ごせるのも鯉夏花魁の優しさあってのことなので、そんな素敵な女性の傍で過ごせる2人になりたいという意見が出るのも納得です。
鯉夏花魁のその後をアニメオリジナルエピソードとしてやってほしいというファンの声です。生存しているかどうか明確には描かれていませんが、きっと戦火を生き延びて幸せに暮らしているはずと願う人は多いです。
【鬼滅の刃】鯉夏花魁は見た目も心も美しい人だった
『鬼滅の刃』の鯉夏花魁について、人物像や炭治郎との関係を見てきました。鯉夏花魁は容姿が美しいだけでなく、目下の相手にも優しい人格者であることが分かりました。鯉夏花魁が死亡した描写はありませんが、戦火に巻き込まれて死亡しているのではないか、身請け先のお相手と再会できたのかなど、彼女のその後については様々な考察がなされています。鯉夏花魁の登場シーンは少ないですが、ぜひ漫画とアニメの両方で今一度楽しんでみてください。
この記事のライター
うたこ
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