【鬼滅の刃】登場キャラの名言まとめ！心揺さぶられる名シーンも紹介

「鬼滅の刃」は主人公の竈門炭治郎が炭売りから家に帰ると、親と兄弟が何者かに殺されてしまい唯一生き残っていた妹の禰󠄀豆子も鬼にされていたところから物語が始まります。妹を人間に戻すため竈門炭治郎は鬼殺隊に入隊し鬼との戦いに身を投じます。

「鬼滅の刃」の作者は吾峠呼世晴（ごとうげこよはる）先生です。1989年5月5日生まれの福岡県出身で少年漫画を描いています。初めて「週刊少年ジャンプ」に投稿した作品は「過狩り狩り」（かがりがり）で半ばダメ元で投稿された作品でした。これまで読み切りや短編ばかりを描いていましたが、「鬼滅の刃」で吾峠呼世晴先生にとって初めての連載作品となりました。

「鬼滅の刃」は2016年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」にて掲載されていた人間と鬼との戦いを描いたバトル漫画です。2019年には「鬼滅の刃」の序章となる第1期、「竈門炭治郎　立志編」が放送され2020年は物語の中盤である「無限列車編」が劇場版として上映されました。また2023年4月からはテレビアニメ第3期となる「刀鍛冶の里編」が放送されることが決定しています。アニメがきっかけで「鬼滅の刃」を知った人も多く単行本は2021年現在で1億5000万部を記録しています。 

「鬼滅の刃」の主人公である竈門炭治郎は炭焼きをしながら家庭を支えていました。いつものように炭治郎が街へ炭を売りに行き家に帰ると何者かに家族が殺されていました。唯一生き残っていた妹の禰󠄀豆子も鬼にされている状態でした。炭治郎は禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探すため鬼殺隊に入り仲間と出会い鬼を討伐する日々が始まったのです。

「鬼滅の刃」の物語が知れたところでここからは各キャラクターの名言や名セリフ、名シーンについて紹介します。これまでの戦闘の中で様々な名言や名セリフが飛び出しました。まずは「鬼滅の刃」の主人公である竈門炭治郎のかっこいい名言や名セリフ、名シーンについて紹介します。

鬼に婚約者を奪われた男に炭治郎がかけたセリフになります。婚約者を奪われてしまった男は炭治郎が家族や日常を奪われたことを知りません。そのため男は炭治郎に対して怒りをあらわにしますが、あまりにも優しい炭治郎の姿に察するものがあったのでしょう。すべてを失った炭治郎だからこそこのセリフに重みが込められています。心に染みる名言でした。

元下弦の鬼だった響凱との戦闘中に炭治郎が発したセリフになります。鬼殺隊として未熟だった炭治郎は戦闘中、悪い思考ばかりで頭がいっぱいになっていました。そんな自分を奮い立たせようと叫ぶように放ったセリフが名言となりました。足を折られ立つことも苦しかった炭治郎ですが、最後まで諦めることなく響凱と対峙していました。

柱合会議に初めて炭治郎と禰豆子が来た際に鬼である禰豆子を柱の不死川実弥が傷つけた際に炭治郎が放ったセリフになります。禰豆子はこれまで人を傷つけたことがない珍しい鬼だと説明しているにも関わらず、炭治郎の話を聞こうともしない実弥が禰豆子を傷つけていました。自分が死刑になるかもしれない時まで信念を貫いている炭治郎の熱い言葉が名言となりました。

無惨戦にて多数の死亡者が出た際に炭治郎が放った心無いセリフです。仲間を失った悲しみから無の表情で無惨に上記のような言葉を投げかけますが、この言葉には正直がっかりしたという声が多くありました。鬼であってもなくても存在してはいけない生き物なんて1人たりともいないからです。

無限列車で魘夢に自分のこれまでの中で1番幸せな夢を見せられていた時に放ったセリフになります。炭治郎が幸せなことは家族で笑って過ごしていることでした。魘夢はその人の記憶の中で1番幸せと思う夢を見させて殺す下弦の鬼です。炭治郎は自分が大切にしている思い出を勝手に見られたことや、その思いを踏みにじられたことに対して怒りをあらわにしていました。炭治郎の怒りに満ちたセリフが名言となりました。

煉獄杏寿郎の死後、炭治郎は煉獄杏寿郎の弟である千寿郎の元を訪れます。自分がもっと強くなっていたらあの時煉獄杏寿郎を救えたかもしれないのにと自分を責めていました。しかしそんな簡単に強くはなれませんし少しの鍛錬だけでは上弦の鬼には敵わないことも知っています。だからただ今の自分にできる最大限のことをするしかないと自問自答していました。炭治郎の力強いセリフが名言となりました。

上弦の参である猗窩座と煉獄杏寿郎が戦いましたが、結果的に煉獄杏寿郎が破れ死亡します。鬼は夜しか行動できないため日が昇りそうとわかった瞬間に猗窩座はその場から逃げるようにして姿を消そうとしました。姿を消そうとする猗窩座に向かって炭治郎が叫ぶシーンです。自分がもう少し強ければ煉獄杏寿郎に加勢して助けることができたかもしれないけれど今は叫ぶことしかできないという炭治郎の想いも含まれているセリフです。

からくり人形を壊され落胆している小鉄に対し炭治郎が放ったセリフになります。炭治郎はこれまで様々な困難に見舞われますが、すべて努力で乗り越えてきました。自分自身、努力を積み重ね乗り越えてきたからこそ言える言葉で何の努力もしていない人とでは説得力が違います。この言葉は心に染みる名言でした。

無限域の中で炭治郎は猗窩座と戦っていたのですが、猗窩座が「弱い者を見ていると虫唾が走る」「弱い者は淘汰されるのが自然の摂理」など弱い人に対して非難していました。そんな猗窩座に対し、炭治郎が放った言葉が上記のセリフになります。炭治郎は猗窩座の言葉を全て否定したうえで正論を唱えていました。

不死川玄弥が上弦の壱と戦っている最中に炭治郎の上記の言葉を思い出します。炭治郎は上弦の睦と戦い他の仲間と協力して見事討伐することに成功しました。それは上弦の睦が炭治郎は柱ではないから弱いと決めつけていたからです。戦闘において1番可能性を秘めているのはこれから成長しようとしている弱い人であると炭治郎は教えています。

ここまで竈門炭治郎のかっこいい名言や名セリフ、名シーンについて触れてきましたが、次に紹介するのは鬼殺隊の我妻善逸です。鬼殺隊の中ではまだまだ弱いかもしれません。普段騒いでいると思いきや技を繰り出す時は途端にかっこよく見え、我妻善逸がかっこいいと思っている人もいるでしょう。そんな我妻善逸には一体どのような名言や名セリフがあるのでしょうか。我妻善逸のかっこいい名言や名セリフ、名シーンについて紹介します。

じいちゃんの元で共に修行を重ねてきた獪岳との戦闘中に放ったセリフになります。獪岳はかつては人間でしたが、無惨に魂を売り新しい上弦の鬼になっていました。無限域の中を進んでいる最中に出会い善逸と戦うことになります。しかし善逸は壱ノ型しか扱うことができませんが、逆に獪岳は壱ノ型だけ使えません。共に試練を乗り越えてきた兄弟弟子が戦うのを見るのは心苦しいですが、善逸の力強いセリフに奮い立ったファンもいたことでしょう。

善逸は女性が大好きで女性が泣いているなんて許せないと思っている鬼殺隊です。炭治郎がどこか騒がしいと思って見てみるとそこには結婚を前提に付き合ってほしいと女性に迫る前提の姿がありました。善逸は自分が弱いと思っており次の任務では死ぬかもしれないため結婚を迫っていたというのです。そのため炭治郎に自分が弱いことをアピールしていました。そんなかわいい一面も持っている善逸というキャラクターを憎めないと思った人もいたでしょう。

助けてもらった相手が女の子であればすぐにでも口説いてしまうほど女性が大好きな善逸のこのセリフは善逸だからこそ嫌味に聞こえません。「鬼滅の刃」でもここまで女性が好きなキャラクターは善逸くらいでしょう。思わず女の子を困惑させてしまう善逸もかわいいと感じてしまう人が多くいるのではないでしょうか。

獪岳と戦うことになり善逸が皮肉を込めた一言を吐いたのが上記のセリフになります。獪岳と一騎打ちで戦うことになりましたが、善逸は今まで敵と戦う際には居眠りをした状態でしか本気を出していませんでした。しかしじいちゃんの死後から目を開けた状態でも本気を出せるようになりました。本気を出した善逸がかっこいいと評判ですが、目を開けた状態で戦う姿にまた惚れ込むファンが増えそうです。

獪岳が鬼に堕ちたことで責任を負ってしまったじいちゃんが自害しました。そんな獪岳を善逸は雷の呼吸 ・漆ノ型、火雷神で撃退します。これまで壱の型しか使えなかった善逸ですが、新たな型を使えたことで獪岳が善逸には教えて自分には教えてくれなかったと嫉妬していました。そんな獪岳に対し、善逸が放ったセリフが上記のセリフになります。もし、獪岳が鬼に堕ちずに違う道を歩んでいたら善逸と一緒に戦っていたのかもしれません。

新たに上弦の睦となった兄弟子をこの手で殺すという大きな決断を果たした善逸が放ったセリフになります。善逸は雀の手紙で兄弟子が十二鬼月になったことや師匠だったじいちゃんが自害したことを知ります。これまでヘタレで何かと騒ぐことしかしてこなかった善逸ですが、心を入れ替えたかのように険しくなりました。元々ギャップがあってかっこいいと感じていた人も多いようですが、兄弟子を止めようと必死になっている善逸を見てますますこのキャラクターが好きと感じた人もいたでしょう。

無限列車の中で下弦の壱である魘夢と出会い我妻善逸は術にかかり眠ってしまいますが、同じく他の鬼殺隊も術にはまってしまいました。その中で我妻善逸が大好きと公言している禰豆子が危機的状況に陥ってしまいます。術にはまっていながらも好きな人の危機に駆け付け助けた我妻善逸をかっこいいと思った人もいたのではないでしょうか。

那田蜘蛛山で毒にやられ蜘蛛にされるという大ピンチの中、善逸は走馬灯を見ます。回想シーンではじいちゃんにこれ以上修行したら死ぬくらい過酷な修行をさせられていました。ある時は修業が嫌すぎて木によじのぼる時もありました。それでも我が孫のように育ててくれたじいちゃんのことが好きだと伝えています。

善逸が怪我で療養している間に炭治郎と伊之助は修業に励んでいました。ただ修行に励んでいるだけならまだよかったものの、修行相手が女性だったため善逸が2人にキレてしまったセリフになります。善逸は元々女性が大好きですので、自分を差し置いて女性と一緒にいる2人が許せなかったのでしょう。善逸のおバカなキャラクターがいるからこそ「鬼滅の刃」は和むのかもしれません。

吉原で上弦の睦である堕姫と初めて会った際、堕姫が女の子を養っていましたがまるで従えているかのようなひどい扱いでした。女の子に手を挙げることを見過ごさなかった善逸が堕姫に説教をしているセリフが上記になります。上弦の鬼とは初めて会いますが肝が据わっている善逸の姿にかっこいいと感じた人も多かったのではないでしょうか。

ここまで主要人物である竈門炭治郎と我妻善逸のかっこいい名言や名セリフ、名シーンについて紹介してきました。ここからは主要キャラクター3人目の嘴平伊之助について紹介します。おちゃらけたキャラクターの嘴平伊之助は一体どのような名言や名セリフがあるのか見ていきましょう。

伊之助と言えばこのセリフといっていいほど、伊之助に定着しているセリフになっています。猪突猛進とはまっすぐ前へ進むことを指します。伊之助のことが好きでかっこいいと思っている人は走る際にこの猪突猛進のセリフを使っているかもしれません。

無限列車編で煉獄杏寿郎が死に際に炭治郎を呼んで語り掛けていたシーンになります。煉獄杏寿郎は最期に弟のこと、父のことそして火の神神楽のことなど思い残すことがないように炭治郎に話していました。いつもは前向きで何にでも挑戦している炭治郎ですが、煉獄杏寿郎が死亡した後に弱音を吐いていました。そこで伊之助が目を覚まさせるかのように上記のセリフを放ちます。その場にいた伊之助や善逸も辛かったと思いますが、伊之助の力強い言葉に救われたことでしょう。伊之助のかっこいいセリフが名シーンとなりました。

宇随天元が自己紹介で「俺は神だ」と発言していたことに対し、伊之助が上記のセリフを言いました。自分で山の王と表現するあたりさすが伊之助と思った人もいたでしょう。伊之助のようなおふざけがあるキャラクターは場が和みますので「鬼滅の刃」には欠かせない存在となっています。

上弦の弐を目の前にしながら伊之助がもし自分が将来柱になったらという妄想をしている時のセリフになります。伊之助のことですので、上弦の弐を倒して自分が柱になろうとしている節が見え見えです。十二鬼月を相手にここまで肝が据わっているキャラクターは伊之助くらいでしょう。

今まで1人で戦ってきた伊之助ですが、炭治郎から「一緒に戦おう」と共闘することを誘われます。さらに「力を合わせよう」と一緒に戦うことに積極的な炭治郎を相手に伊之助がほわほわしている名シーンです。仲間と戦うことなんてありえなかった伊之助が初めて共闘することになった日でもありました。

無惨戦にて炭治郎や伊黒さんなど無惨を止めようと必死に戦っていますが、無惨が強すぎて仲間が攻撃されるばかりでした。珠世が必死に止めてくれたのもつかの間、無惨の攻撃が広範囲に渡り鬼殺隊が次々に倒れていきます。次の攻撃が当たってしまったら死んでしまうというピンチの時に伊之助が現れました。逃げようとしていた無惨に向かって怒りをあらわにします。死んだ仲間ちぎれた腕や足が治せないなら100万回死んで償えと泣きながら訴えました。

伊之助が泣きながら訴え射ているシーンに同じくファンも涙したことでしょう。最終決戦の中、ここで伊之助が登場し名セリフを言ってくれたシーンは名シーンとなったに違いありません。

炭治郎に頭突きをされ猪の被り物が取れ、初めて伊之助の顔が明らかになったシーンです。ムキムキの体つきからは想像できない顔が現れたため炭治郎も善逸も固まってしまっていました。2人の様子から伊之助が放ったセリフになります。体がムキムキのためかっこいい顔をしているのかと思った人もいるかもしれませんが、可愛らしい容姿に思わず見入ってしまった人もいたのではないでしょうか。

これまでの伊之助はただ「鬼を倒すだけの伊之助」でした。自分に向かってくる敵をひたすら倒すことで幸福を得ていましたが、上記のセリフから「鬼を倒すだけの伊之助」ではなく「鬼殺隊の伊之助」へと変わっていきます。伊之助はよく強がりな発言をしますが、こうしたセリフを口にすることで自分自身を奮い立たせているのかもしれません。

鬼が硬くて切れなかった伊之助ですが、2本持っている刀で鬼を斬ることに成功し喜んでいるシーンになります。1本で駄目なら2本で斬ると伊之助は思ったのでしょう。元々2本の刀を持っていますが、2刀流を難なくこなせている伊之助にかっこいいと思った人もいたことでしょう。戦闘中でも伊之助のようなコミカルなキャラクターがいてくれるからこそ張りつめた空気感ばかりだけではないのかもしれません。

無惨討伐を喜んでいましたが、今度は炭治郎が鬼になってしまいました。炭治郎は「誰かが道を踏み外しそうになった時は皆で止めよう」と言っていました。鬼になってしまった炭治郎を伊之助は斬ろうとしますが、共に様々な修行や試練を乗り越えてきた仲間を斬ることなんてできないと涙を流していました。友の絆が深く心に刺さる名シーンでした。

ここまで物語の主要人物であるキャラクターの竈門炭治郎、嘴平伊之助、我妻善逸たちのかっこいい名言や名セリフ、名シーンを紹介してきましたが、ここからは「鬼滅の刃」の鬼殺隊の中で最強と言われた柱たちのかっこいい名言や名セリフ、名シーンを紹介します。柱のキャラクターは戦闘シーンが派手でかっこいいため人気も高いですが、一体どんな名言や名セリフがあるのでしょうか。柱のキャラクター1人1人が放った名言や名セリフについてまとめました。

無限列車編で猗窩座との戦闘後、死んでいくとわかった煉獄杏寿郎が炭治郎に放ったセリフになります。猗窩座に胸を貫かれ死を覚悟していた煉獄杏寿郎は自分が死ぬ前に炭治郎を呼び静かに語り掛けます。千寿郎のこと、父のこと、火の神神楽のことなど炭治郎に伝えておきたいことをすべて伝えていました。そして命を懸けて鬼殺隊と共に戦ってくれた禰豆子のことを鬼殺隊として認めるとも言ってくれました。

すべてを話し終えた後、炭治郎に向けて胸を張って生きろと力強い言葉を残して煉獄杏寿郎は死亡しました。この名言を聞いて涙したファンも多かったのではないでしょうか。煉獄杏寿郎の心に残る名言でした。

上弦の弐である童磨が死に際に胡蝶しのぶに向けて「僕と一緒に地獄に堕ちない？」と誘っていましたがそれに対し胡蝶しのぶが笑顔で「とっととくたばれ糞野郎」と放っていました。毒舌すぎるセリフを吐けるのは胡蝶しのぶくらいでしょう。決して状況はよくありませんが笑顔でセリフを吐ける胡蝶しのぶにギャップを感じた人もいたはずです。

刀鍛冶の里編で時透無一郎が上弦の伍である玉壺と戦ったときに放ったセリフになります。玉壺は自分が本気を出せば敵う人なんていないと思っていました。時透無一郎との戦闘中、このくらいの太刀筋なら勝てると思っていたようです。しかし時透無一郎も本気を出していませんでした。本気を出せば勝てると思っている玉壺を煽るかのような時透無一郎らしいセリフです。

上弦の肆である半天狗と戦っている時に放たれたセリフになります。甘露寺蜜瑠璃は半天狗の攻撃が直撃し意識を失います。そこで走馬灯を見て自分を認めてくれた人や居場所を与えてくれた人を思い出し目を覚まします。守りたい人がいる、自分に居場所を与えてくれた人がいるため甘露寺蜜瑠璃は全力で戦うことに決めました。甘露寺蜜瑠璃の強い思いがこめられた名言でした。

鬼舞辻無惨戦で伊黒小芭内が甘露寺蜜璃に心の中で告げたセリフになります。伊黒小芭内は過去に鬼に生贄にされて口を裂かれた過去を持っています。自分を生贄にした家族も自分が牢から脱獄したせいで50人もの人が殺されてしまったのも全部が嫌でどうしようもありませんでした。壮絶な過去を持ち鬼狩りをすることしかできなかった自分も屑だと思っています。

しかし、そんな自分を見てくれたのが甘露寺蜜璃だったため、伊黒小芭内は密かに甘露寺蜜璃のことが好きでした。無惨戦で自分が死ぬことで自分の中に流れる汚れた血が消えてまた人間に生まれ変われるなら今度こそ大好きな甘露寺蜜璃に好きと伝えたいと願っていました。切なすぎる伊黒小芭内の過去と甘露寺蜜璃への想いに胸が苦しくなった人もいたでしょう。

最終決戦で上弦の壱である黒死牟との戦闘中、弟の玄弥に放った不死川実弥のセリフになります。黒死牟は鬼であり呼吸も使いこなせるという化け物のような鬼でした。体に傷を負わせるも再生されるため不死川兄弟が戦っていました。戦闘中、玄弥が重傷を負ってしまい死が近づいていくのがわかった実弥が涙を流しながら玄弥に言っていました。

今まで弟のことを否定し強い言葉も使っていましたが、最終決戦でようやく和解ができたことろで玄弥が死亡してしまうという悲しい現実となりました。たった一人の弟だったため、不死川実弥は玄弥が生きていてくれるだけでいいと思っていたようです。この名言は不死川実弥が玄弥に向けた最後の言葉となりました。

那田蜘蛛山で富岡義勇が放ったセリフになります。那田蜘蛛山では胡蝶しのぶとともに任務にあたっていました。鬼を連れて鬼殺隊として任務にあたっていた炭治郎を富岡義勇はずっと庇っていました。そのことについて胡蝶しのぶから「鬼とは仲良くできないって言っていたのに何なんでしょう。そんなだからみんなに嫌われるんですよ」と皮肉を言われていましたが富岡義勇は「俺は嫌われてない」と反論しています。

富岡義勇が静かに嫌われていないと発言していた名言についてクスッとした人もいたのではないでしょうか。富岡義勇に皮肉を言えるのは胡蝶しのぶくらいでしょう。

宇随天元が3人の嫁たちに放ったセリフになります。上弦の鬼を討伐するため宇随天元と竈門炭治郎、嘴平伊之助、我妻善逸たちは吉原に向かいますが、一行が吉原に向かう際に宇随天元が自分の嫁たちを先に向かわせていると言っていました。3人の嫁たちは自らの命を懸けて任務にあたるのが当たり前でした。しかし宇随天元が3人の嫁に伝えたのは任務よりもまずは自分たちの命を優先してほしいというものでした。

宇随天元は自分の命ではなく、まずは嫁たち3人の命が最優先と言っていたため嫁たちは宇随天元の熱い言葉に涙を流していました。嫁たちのことを大事に思ってくれていたシーンにかっこいいと感じた人も多かったのではないでしょうか。

悲鳴嶼行冥が炭治郎に放ったセリフになります。悲鳴嶼行冥は過去の経験から今まで子供を信用することができずにいました。しかし、岩柱の訓練を達成したり刀鍛冶の里では妹の命よりも里の人間の命を優先して行動してくれた姿を見て悲鳴嶼行冥の中で炭治郎は特別な子供だと信用する気になったのでしょう。再び子供を信用しようと思えたのは炭治郎のおかげです。

ここまで「鬼滅の刃」の主要人物であるキャラクターの竈門炭治郎、嘴平伊之助、我妻善逸、そして柱のキャラクターたちの名言や名セリフ、名シーンについて見てきました。「鬼滅の刃」ではその他のキャラクターも数々の名言や名セリフを残しています。ここからはその他のキャラクターの名言や名セリフ、名シーンについて紹介します。

胡蝶しのぶと上弦の弐との激戦の中、胡蝶しのぶが童磨に殺され吸収される姿を栗花落カナヲは目撃してしまいます。その際に心の中で放った名言になります。栗花落カナヲにとって胡蝶しのぶは実の姉のようでした。絶対と言う保証はどこにもないのに明日も明後日もその人が生きていると願っていました。あまり感情を露わにしない栗花落カナヲですが、姉の胡蝶しのぶが殺されたことで初めて怒りをあらわにしたシーンでした。

元々珠世と愈史郎は他の鬼から身を隠して生きていました。そのため炭治郎と禰豆子に対しても当たりが強かったのですが、追手の鬼が攻めてきたことにより炭治郎と禰豆子の力を借りて撃破します。愈史郎はそんな2人の人間性を見て上記のセリフを言いました。愈史郎なりの誉め言葉だったのでしょう。

無惨との戦いの中で珠世が発したセリフになります。珠世は鬼ではありますが逃れ者であり無惨を倒すために医師として密かに動いていました。「鬼滅の刃」の中では煽り言葉がよく出てきますがその中でも特に珠世の煽りは強く聞こえます。珠世が発するから許される部分もありこのセリフの煽り言葉はかっこいいと思うファンも多くいたようです。

上弦の睦である妓夫太郎との戦いで炭治郎は意識を失ってしまいます。炭治郎は意識を失いますが夢の中で禰󠄀豆子が上記のセリフを炭治郎に放ちます。炭治郎の心が弱くなっている時は禰󠄀豆子がしっかりとつなぎとめてくれるのです。

修業時代に義勇に対して放ったセリフになります。義勇は姉の代わりとして生き続けていたことに罪悪感を感じていました。自分が生きているよりも姉が生きていたほうがよかったと思っていたのかもしれません。そんな義勇に喝を入れたのが錆兎でした。

千年に渡りずっと追い続けてきた無惨が1人で親方様のいる屋敷に現れました。親方様と無惨との間で交わされた会話の中で親方様が言ったセリフです。温厚な親方様は憎き相手である無惨に対しても子供をあやすような話し方で会話していました。

無惨戦での無惨のセリフになります。誰が生きて誰が死ぬかなんてどうでもいいというような発言に鬼殺隊のファンである人は無惨に対して腹を立てたかもしれません。まるで自分にしか興味が無いような鬼でした。

煉獄杏寿郎のこの名言は心に刺さるものがあります。炎のように熱く、自分の責務を全うしようとしていました。無限列車編では煉獄杏寿郎の活躍が描かれていましたが、煉獄杏寿郎のファンになった人も増えたはずです。このツイートをした人も煉獄杏寿郎の言葉に元気をもらい常に心を燃やして生きることをモットーにしているそうです。

上弦の睦との戦闘中に宇随天元が放ったセリフです。好きなキャラクターが放つセリフももちろん好きなのかもしれませんが、「鬼滅の刃」ではその他のキャラクターも名言はたくさんあります。宇随天元の力強いセリフが選ばれたのかもしれません。

子供が漫画やアニメが好きであればその親も気になって見てしまいファンになった人もいるでしょう。上記のセリフは上弦の弐が「一緒に地獄に落ちない？」と誘われた際に胡蝶しのぶが笑顔で放ったセリフになります。上記の人は敵を前に笑顔で交わせる胡蝶しのぶが憧れのようです。

「鬼滅の刃」では主要人物に限らず柱やその他のキャラクターまで様々な名言を残していました。真剣に言っている言葉だからこそ心に染みるものがあります。また好きなキャラクターがかっこいいことを言うとそれだけで元気になったり励まされたりするものです。